ルビーの種類と石言葉とその効果!代々受け継がれるルビーの指輪物語

結婚指輪の手作り専門店、ジュエリーコウキです
手作りの中でも難易度が高い鍛造製法で作ります

鍛造製法(たんぞうせいほう)とは文字通り鍛えて造る製法です
指輪の素材になるプラチナやゴールドを鍛冶で鍛錬して作ります

金槌で叩いて炎で焼いて、を何度も繰り返して地金を鍛錬すると
地金が締まって密度が増していくという日本伝統技法の1つです

密度が増したプラチナやゴールドの地金で手作りをしたリングは
変形しずらくて丈夫な指輪になるので結婚指輪には最適なんです

鍛造指輪 作り方

いつもは鍛造結婚指輪の作り方をブログでご紹介しておりますが
本日の記事では指輪の作り方ではなく、宝石についての内容です

結婚指輪に限らず全てのジュエリーと宝石は密接な関係ですよね
世の中に数ある宝石の魅力をもっと知って頂きたいのが狙いです
まあ・・・早い話が宝石にもっと注目をして欲しいという事ですw

宝石マニアとは言いませんが、1つの石に詳しい方のお話しです
ルビーが大好きで親子三代で受け継がれるルビーの指輪のお話し

ルビーが好きなのでルビーの意味や魅力なども語って頂きました
それでは、記事の最後までじっくりとご覧くださいませm(__)m

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炎、情熱、愛、血など
熱い思いを連想させる真っ赤なルビー。

その見た目のとおり、
ルビーには身につけるだけで熱い気持ちになったり、
周囲に情熱的な人だと思わせる宝石なのです。

今回はそんなルビーの魅力を紐解いていきましょう。

 

【ルビーの長い歴史】

ルビーの時代は古くからあり、
古代インドでは宝石の王様として称えられていました。

長年ダイヤモンドよりも高い地位にあり、
多くの国で王や女王が好んで身につけました。

古代より「勝利と情熱の象徴」だったり
「太陽そのもの」と称されたり、
力の象徴として扱われてきた宝石なのです。

現在も勝利や愛、幸福を
もたらしてくれる宝石として世界中で愛されていますね。

 

【ルビーの種類とそれぞれの魅力】

ルビーはサファイアと同じ
「コランダム」という鉱物に属します。

コランダムは赤や青だけでなく紫、黄、
オレンジなど様々な色を持ちますが、
赤いものだけがルビーと呼ばれます。
ルビーは特別なのですね。

一口に赤と言ってもその産地によって色味は異なります。
ルビーの成分の中に含まれる「クロム」という不純物の量に
よって赤黒く見えたりピンクに近い色にも見えたりします。

 

〈ピジョンブラッド〉

ミャンマーなどが産地となる最高級ルビーです。
絶妙なクロムの含有量で、深く透明な赤い色に輝きます。

品質が高くなかなか産出されず、
大変希少価値の高いルビーです。

 

〈ビーフブラッド〉

タイ産のビーフブラッドは、
先ほどのピジョンブラッドよりも透明度が低く、
鉄分を多く含み黒みがかっているため
穏やかな赤みのあるルビーです。

最高級品のピジョンブラッドには劣りますが
こちらも高価で、希少価値がとても高いものです。

 

〈チェリーピンク〉

スリランカやベトナムが産地です。
透明度が高くピンクに近い色合いになります。

重厚さに欠けるためルビーとしては
そこまで価値が高くないとも言われていますが、
可憐な色味でたくさんの人に親しまれています。

【ルビーの数々の石言葉とそのパワー】

ルビーは歴史が長い事も有り、その石言葉は
数多くありますのでその一部を紹介しますね。

 

〈情熱・勝利〉

身につけることで情熱的にすると言われています。
そのため女性だけでなく、仕事面で成功を収めたい
男性にもルビーはおすすめしたい宝石です。

自分だけでなく周りの人を
情熱的にさせることができるとも言われています。

 

〈美の象徴〉

ルビーを身に付けることで感受性が高まり、
心の中の情熱を呼びさます効果があると言われています。

それにより優雅さ、気品、
色気を纏わせることができるでしょう。

 

〈エネルギー・永遠の命〉

ルビーはその真っ赤な色から、古代から
炎や血を象徴する石として扱われてきました。

還暦に赤いものを身に付けるように、
赤はその人に生きる活力を与えることができるのです。

ルビーが多くの人から愛される魅力、
お分かりいただけたでしょうか。

身に付けることで、
きっとあなたにも力を与えてくれる宝石になると思います。

 

ルビーリングにまつわる
私のエピソードをご紹介

これからご紹介をするルビーの指輪を
もらったのは、二十の誕生日の日でした。

小さな頃から母の鏡台の引出しに入っており、
3つ下の妹とよくルビーリングを眺めていました。

ブカブカの指輪をはめて母に
「ちょーだい!」と言うと決まって返事はこうでした。

「大きくなったら、このルビーの指輪は
あなたに、ルビーのネックレスは妹にあげるね。」

 

幅広いK18イエローゴールドのリングに
ルビーが沢山入ったアンティークな指輪

ルビーの指輪

この指輪は18金のイエローゴールドの台にルビーが2カラットと
ルビーを抑える爪にダイヤモンドが0.04カラットあしらってあり
光の加減で濃い赤にも鮮やかなピンクにも見える美しい指輪です。

幼心に「きっと高価なものだ」と大切に触り、
わざわざお気に入りのハンカチの上に出して眺めておりました。

まだ細く短い指にはめると、自然に背筋を伸ばし、
なんだか自分が大人の女性になれたような、内側から熱い
気持ちが溢れてくるような気持ちになったことを覚えています。

 

親子で受け継がれるルビーリング

その指輪は母の右手の薬指にぴったりでしたが、
そもそもの持ち主は母の母、つまり私の祖母でした。
母も祖母からこのルビーリングを譲り受けたそうです。

ルビーの指輪をはめながら昔の思い出を
つい最近のことのように話す母を覚えています。

「お父さんとの初めてのデートにはこの指輪をはめていったんよ。
お父さん、綺麗な指輪だね、見せてくれる?なんて言ったけど、
きっとお母さんの手を取りたかっただけなのよー奥手よねー」と
嬉しそうに、覚えてしまうくらい何度も同じ話を聞かせてくれました。

 

ジュエリー1つ1つに思い出がある

思い出があるのはこの指輪だけでなく、
ルビーのネックレスを手にしながら
「このネックレスはボーナスで自分で買ったものなの。
こんなに高い買い物は初めてで緊張しちゃった」、だとか

ジルコニアの美しいブローチを見ながら
「これは手作り作家さんのお店で買ったものだけど、
そこで出会った友達とは今も友達なんだ」とそれぞれの
アクセサリーには思い出が詰まっているようでした。

 

宝石やジュエリーに思い出を刻んでほしい

宝石は価格が高く購入し難いものが多いですが、
そこが魅力でもあると思います。

なぜなら、母のように努力して手にした
宝石や大切に扱われてきたジュエリーには
きっと忘れない思い出が詰まっているからです。

宝石が色あせないようにその時感じた
心の動きもきっと色あせないのだと思います。

私が小さな頃宝石に憧れたのはその美しさもありますが、
きっと思い出を楽しそうに話す母が羨ましかったのでしょう。

 

今私は結婚し、1歳の娘が1人います。

このルビーの指輪を譲り受けた日のこと、
初めて外につけて行った大学のパーティーのこと、
指輪を身に付けドキドキしながら出掛けた夫とのデートでのこと、
たくさんの思い出を、今度はこの娘に聞かせることが今から楽しみです。

そしてそれをまた欲しいと言ってくれた娘に譲る日を夢見て
その日まで大事に思い出を増やしていこうと思います。

 

他にも色んな種類のパワーストーンの
効果やパワーなど記事に書いています

こちらから→パワーストーンの種類と効果

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ルビーにまつわるエピソードと、ルビーという宝石の情報など
凄く詳しくお話しいただいてありがとう御座いましたm(__)m

祖母から母へ、そして母から娘へ、そんな親子三代のリング
とっても素敵だなとお話しをお伺いしながらそう思いました

しかも、ルビーの指輪のデザインが今だと逆に新鮮でお洒落!
指輪のベースとなるゴールドと、沢山あるルビーのコラボが
アンティークな雰囲気とお洒落な感じで素敵だなと思いました

自分もルビーを指輪の素材として使う事が結構あるんですよ
大きなルビーのルースをメインとしたジュエリーを作る事より
結婚指輪や婚約指輪の内側(中石)として使う事が多いですね

指輪に入る中石なので1.5mm程度の小さいルースが多いですが
小さくても綺麗なルビーになると赤色が凄く目立つんですよ
小さいルビーでも情熱的なエネルギーを感じるので魅力的です。

鍛造で作る結婚指輪は、ごく稀で希少価値のある結婚指輪
世界中の全てのジュエリーのうち鍛造で作られたリングは
5パーセント未満と言われるほど鍛造リングは少ないです

その理由は、鍛造リングは地金を金槌で叩いて炎で焼いて
じっくりと時間をかけて地金密度を上げていくという製法
熟練された技術や知識を持った職人のみしか作れない技法
鍛造リングを作る為の専門工具や機材など設備も必要な為

伝統工芸と言われる鍛造リングは日本の宝だと思いますが
受け継ぐ職人が激減しており鍛造リングは衰退しています
だからこそ鍛造技術を受け継いだ私が広めたいと思います

指輪作りの制作日記をご覧頂いて、鍛造技術に納得をして
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです。

お気軽にお問い合わせOKですよ(^ω^)
こちらの「お問い合わせ」もしくはメールで
j_kouki_ring@yahoo.co.jp までお願い致します。

結婚指輪の一覧です → ジュエリーコウキ 結婚指輪の一覧
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