作業工程

結婚指輪を作り始めて完成するまでの制作工程をまとめてみました。
日本伝統技法の鍛造は手間は凄くかかりますが技術に自身があります!

お二人様分のプラチナをご用意して溶かす


製作するリングに必要な分のプラチナを計算して溶かします
同じプラチナ、1つの塊からお二人様分が誕生します!素敵ですね


プラチナを叩いて育てる鍛冶作業


プラチナを何度も叩き上げる事によりプラチナが強く育っていきます。
溶かした丸くなったプラチナを何度も何度も叩き上げながら四角にしていきます。
硬くなったらまた炎で真っ赤にして柔らかくしてプラチナをとことん叩いて育てます



時間と体力が必要な作業ですが、この作業をする事によって粘り強い上質のプラチナが誕生していきます
ちなみに既製品全般は溶かしたプラチナを型に流し込むだけなのでプラチナが弱く割れやすいです
当店では時間をかけてプラチナを育てる所から始めますので間違いなく上質なプラチナが生み出されます☆


1つの塊からペアにします


ハンマーで丁寧に叩き、この段階で依頼を受けたリングの幅と厚さに近づけていきます。
1本のプラチナ板を指定サイズに合わせて糸ノコギリでペアにします
当店で手作りをした証明刻印とプラチナ900証明刻印を打ちます。



1つのプラチナが男性用と女性用のサイズに~
そうなんです一緒の板から2本を作成 これは当店のこだわりです
「結婚指輪を作る時は同じプラチナで作りたい」
一生離れないで夫婦円満に幸せに~そんな素敵な温かい想いを込めてます。


板を丸めて指輪の形にしてロー付け(溶接)をします


プラチナの延べ板をリング状に綺麗に丸め、繋ぎ目を溶接(共付け)をします



溶接部分をヤスリで綺麗になじませ正確なサイズまで叩いて伸ばします。
ここで微調整を繰り返しサイズが決定します


ヤスリを使って指輪全体を削っていきデザインを生み出す


ヤスリの種類も多数あり大きい物から小さい物、
変形ヤスリなど デザインに合わせて選んでいき丁寧に削っていきます



表面のデザインが仕上がったらリング内側を丸く削ります この工程はリングの内側を丸く削り、
指に優しくなじむようにする為です ここで指輪の付け心地が決まる大事な作業です!
そしてヤスリなどの傷が消えるまで何度も何度もリング全体を擦っていきます
ペーパーヤスリも粗い物から使い最終的に細かい物を使って擦っていきます。


多彩な工具を使い分けて磨く。鍛造の結婚指輪が完成!


デザインに合わせて工具を選んで使用します。細かい傷が完全になくなるまで磨き続けます
リングの内側は指に合わせて丸く削り磨き付け心地がよくなるまで続けます。



ヘラ棒という工具に液体をつけながら丁寧に何度もリングを磨き、全体が鏡のように光輝くまで何度も何度も磨きます 。ヘラ棒で磨きあがったリングをバフ機という高速回転する磨き機で更に磨きをかけます
そしてバフ機で磨いたリングを液体洗浄機で洗浄 油汚れや指紋などもすべて落ち綺麗なリングが誕生します