婚約指輪の相場は気にしない!値段が安い高いじゃなく、贈る事に意味がある

いつもご観覧を頂きありがとう御座います
新潟県長岡市の宝石店で、結婚指輪を手作りで
制作しているジュエリーコウキの2代目、池田です

いつもは結婚指輪の制作風景の記事を書いていますが
本日は婚約指輪(エンゲージリング)の制作風景です!
今日は婚約指輪について熱く語らせていただきますよw

 

婚約指輪の人気&定番と言えば、今も昔もダイヤモンド
昔は婚約指輪の相場と言えば、給料の三ヵ月分が流行り
世の中の男性は、大変な思いをした人も多いはず(汗)

そりゃ~好景気のバブルの時代ともなれば頑張れても
今現在の不景気で、給料何ヵ月分とかは無理な話です!
しかも不景気が長すぎて婚約指輪を贈る人も減っています

自分が思っている事は、婚約指輪の値段が安いだろうが
高いだろうが人それぞれなので、価格の問題じゃなくて
大好きな人に証を贈るという行動が凄く大切だと思います!

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婚約指輪は相場や値段ではなく気持ちが大切

婚約指輪(エンゲージリング)は名の通りに婚約の証
プロポーズをする時にプレゼントする大切な指輪なんです
値段が安いからとか関係ないです。想い合う気持ちが1番(*´Д`)

安い婚約指輪だとしても、贈られた彼女さんは値段より
その贈られた大切な気持ちに絶対感動すると思いますし、
婚約指輪をプレゼントされて嫌っていう女性はいないかとw
やっぱり永遠に輝くダイヤモンドは女性の憧れですからね♪

プロポーズから婚約の証となる婚約指輪、ぜひ贈りましょう!
婚約指輪を贈る人が少なくなっている現実が凄く淋しいっす
予算で悩んでいるのなら、私が何とか予算に合わせますから!
婚約指輪・普及委員の池田でした(そんな委員会を作りたいw)

 

 

婚約指輪(ダイヤリング)の制作工程です

自分なりに婚約指輪の件を熱く語った所でw
婚約指輪の制作工程の記事をガッツリ書きますよ(^ω^)

本日、ご依頼を頂いた婚約指輪のデザインですが
センターに0.3カラットのダイヤ、そしてダイヤモンドの
両脇に小さいダイヤ(メレダイヤ)を配置したデザインです

全部でダイヤが3ピース繋がるようになっているタイプで
ダイヤを取り巻くように細い腕枠(アーム)の曲線で固定
説明では分かりにくいので、完成した写真をご覧ください

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こちらのダイヤリングを完全なハンドメイドで制作します

全て手作りで指輪を作り上げるので、手間はかかりますが
手間がかかった分だけ婚約指輪の魅力が増しますよ(*´Д`)

私はジャパニーズ・リング・アーティストです!
ダイヤモンドの値段に関わらず、プラチナ枠(アーム)は
真心を注ぎこんで作り上げるのでアームにも注目して下さい

※プラチナ枠だけでも、ご注文を受けております(^ω^)
例えば、使わないダイヤを使ってアームだけ作り替えるなど
使わない枠も溶かしてリフォーム&リメイクをしますよ~

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婚約指輪の部品の1つ1つが全て手作りです

結婚指輪を手作りする時と、制作工程はほぼ変わりません
鍛造(たんぞう)でじっくりと、プラチナを鍛え上げて
地金密度を上げてから部品の1つ1つを制作していきます

どんなに小さい部品(例えば爪など)全て鍛造作業をした
プラチナから作っていくので強度にも自信があります!

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最初に造る婚約指輪の部品は「石枠」

婚約指輪のメインとなるダイヤモンドの石枠を最初に制作
使用する0.3カラットのダイヤのサイズを細かく計り
そのサイズにピッタリと合う石枠を作っていくんですよね

薄く伸ばしたプラチナの板を、ヤットコで掴み丸める作業
先端の形が丸いタイプのヤットコを使うと丸めやすいです
平なヤットコで掴むと、丸くならないし傷がつくからです。

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丸い形のヤットコで、ある程度くるっと掴んで丸めたら
上の写真のように平型で幅広のヤットコで形を整えます

広くて平なヤットコは、力が満遍なく加えられるからです
※丸めた時の「しゃくれ」を防ぐ為にも効果的です

0.3カラットのダイヤモンドの直径と同じサイズに
丸めたらロウ付け(溶接)をして綺麗な円柱に仕上げます。

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婚約指輪の他の部品も1つ1つ制作

1つ1つの部品を事細かく説明すると時間がなくなるので
ある程度の形に仕上げてのご紹介とさせて頂きます(^ω^)

ダイヤを留める爪が2種類ありますが、かなり長い状態
全部の針金の長さを使う訳じゃなく1番良い所を使用します

そしてプラチナの針金を引っ張るのに、ある程度の長さが
必要になるので長くなります(パイプも同じ意味で長いです)

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パーツの並んだ写真(上)をご覧ください

1番左から、爪(細)小さいメレダイヤの爪として使います

左から2番目の爪(太い)センターダイヤの爪として使用

左から3番目は、小さいメレダイヤ(外石)の石枠

左から4番目は、今制作していた中石(センター)の石枠

1番右はアーム(リング枠)を作るのに必要なプラチナ

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中石となるダイヤモンドの石枠を彫金

他の婚約指輪のパーツを、ある程度作ったらまた中石枠へ
センターとなる中心のダイヤ枠なので彫金作業をします

まず石枠は真っ直ぐな円柱なので、斜めに削っていきます
指輪を側面から見ると丸いので、真っ直ぐな円柱は合いません

中石の枠に、外石の枠が真っ直ぐ溶接されるとバランスが
変だという事なんです(側面から見た時にダイヤもバランス
よく内径と外形に合わせて扇状になるようにする為です)
多少でいいので石枠を斜めに削るとバランスが合うんですね

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ダイヤ枠を透かし(スカシ)にする

ここら辺の作業は、指輪のデザインによって違ってきますが
今回の場合、センターのダイヤの脇に2つメレダイヤを溶接
という事は枠同士が密着するので光が入りづらくなりますね

メインでもあるセンターのダイヤに、横から少しでも光が
入り込むように透かして、隙間を開けるという一工夫です
その他にも枠が重く感じるので軽く魅せる為という理由も。

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ダイヤモンド縦爪・4本爪仕様

ダイヤモンドの石留めで、定番といえば縦爪になりますが
昔に流行った6本爪の縦爪バージョンは今は流行りませんw
昔は縦爪の高さを競った石枠のデザインが主流でしたが(汗)

今は縦爪よりも、いかに爪の高さを低く目立たせなく邪魔に
ならないように。そんなシンプルなデザインが主流なんです
爪の本数も、6本爪の他にも4本爪も人気があります(^ω^)

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爪を石枠にロウ付け(溶接)

4本の爪を、石枠にロウ付け(溶接)をします
これでセンターの0.3カラットのダイヤ枠が完成です

そしてセンターダイヤ(中石)の両脇に2つメレダイヤが
くっつくので、メレダイヤの枠も2つ合わせて作ります

メレダイヤは3本爪で留めます(バランスを重視して)
中石も外石も同じように、ロウ付けでガッツリ溶接です
ちなみに中石の爪は太く、両脇の外石の爪は細いです。

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メレダイヤの2つの石枠、内側の2本の爪を曲げる

メレダイヤは3本爪のデザインなのですが、そのうちの
内側となる2本の爪がセンターダイヤ枠に溶接するので、

溶接をすると爪を曲げる事が困難になります(高さの関係)
ですので、予めに爪を曲げて仕上げていく必要があります

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3つのダイヤ枠をロウ付け(溶接)

センターのダイヤ枠が1つと、メレダイヤの枠が2つ
この3つをロウ付けをして、1つの石枠に仕上げます

バランスがとっても重要となる作業ですので慎重に
角度と位置を合わせて、確認しながらの溶接作業です

メレダイヤの内側にある2本の爪を最初に曲げた訳が
この写真で分かると思います。中石と外石の枠の高さが
違うので、爪を曲げる事が難しく最初に曲げたんですね。

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ダイヤモンドの石枠の次は、指輪のアーム制作

デザインとしては、細くてシンプルな甲丸がベースで
アームの曲線を使って石枠を取り巻くようなイメージです

こちらも鍛造製法で石枠と同じように丁寧に造っていきます
石枠とアームのバランスが重要になるので、石枠のサイズを
アームに合わせながら作っていく必要がありますね(^ω^)

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プラチナ板をを丸めてリングのベースを作る

これから制作する指輪の土台となる板を作り(幅&厚さ)
そして丸めて婚約指輪のベースとなるリングを制作します

この制作段階では、アームに曲線がまだありません
アームのセンターに曲線を入れる作業は次の工程になります

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リングアームを曲げて曲線を作り出す

丸く丸めたリングアームのセンターを曲げていきます
細いプラチナ板ですので、ヤットコで掴んで曲げられます
しかしヤットコの掴み方では傷がつきますので気をつけて

曲線の角度&曲がり具合は、石枠を置きながら合わせます
石枠と1番バランスのよい曲がり具合が必ずありますので
その角度が生まれるまでは曲げながら調節を繰り返します。

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アーム曲線の隙間にプラチナ板を挟み込み彫金作業へ

リング枠に隙間を開けたままで、ヤスリで彫金をすると
せっかく曲げたアームのカーブが崩れてしまいます(汗)
プラチナをヤスリで削る時の力は、結構かかっています

カーブの崩れを防止するには隙間にプラチナ板を挟んで
ロウ付けをして、固定すれば曲がるのを防げるんですね。

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アームの隙間にプラチナ板をロウ付けして固定したら
ヤスリでがっつり削っていく彫金作業の開始です!

リング枠の幅や厚み、カーブの曲り具合、アームの丸さ等
色々な角度から見ながら削ってリングの形を造っていきます。

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センターのダイヤ枠が、ピッタリと隙間なくハマるように
腕を石枠に合わせて削っていく事も必要になってくる作業

色々な角度からダイヤ枠とアームのバランスを見る事!
一箇所だけ見てOKだと思うのは大間違いで、失敗の元

溶接をしたら後戻りが出来ないので、色々な角度から見て
間違いなくOKというのが確定したらロウ付けに進みます。

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石枠と腕枠をロウ付け(プラチナ溶接)

先程もお伝えしましたがロウ付けをすると後戻りが不可能
そしてロウ付けをすると細かい彫金作業も困難になります

ロウ付けをする前に石枠&腕枠を紙ヤスリで仕上げます
小傷を全て消してから、石枠と腕枠のロウ付けをします。

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婚約指輪の着け心地を良くする

結婚指輪も婚約指輪も、人生の中で大切な指輪なんです
長い時間ずっと指にする指輪だからこそ着け心地は大事!

結婚指輪の場合はリングの内側を丸く削っていくのですが
婚約指輪はちょっと作業の工程が違ってくるんですよね。

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ストレートなフォルムが多い結婚指輪と違って、婚約指輪は
石枠や爪、アームのデザインなど複雑な形状が多いんです
特に爪などは細いので引っかかる可能性が高いパーツです

その小さいパーツもアームも枠も含めて角を落とすんです
パーツの角を落として、丸く削れる部分は丸く削るんです
手間はかかりますが、つけ心地が改善されて良い着け心地に。

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シリコンポインター(研磨ゴム)で仕上げる

婚約指輪の形が全て完成したら研磨ゴムで全体を仕上げます
色々な形のポインターバーがありますので、デザインの形に
合わせてポインターの形も選び、そして研磨をしていきます

狭い隙間なども、ダイヤモンドのリングには多いですので
隙間の奥まで気を使いピカピカに仕上げて光らせていきます

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妥協をしないで磨き上げる事でダイヤを引き立たせられます
ダイヤの輝きを生かすのも、アームの輝き次第なんですよね

エンゲージリングの隅から隅までを徹底的に磨いたら石留め
全部で3ピースのダイヤを留めますがメレダイヤから留めます

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ダイヤモンドの石留め

まずは2つある小さいダイヤのメレダイヤから留めます
※職人さんによっては真ん中の石から留める人もいます

私の場合はアームとメレダイヤのバランスを確認して
それからメインのダイヤを留めたいのが理由です(^ω^)

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【注意】ダイヤと爪に隙間が生じると引っかかります

石留めで注意する点は、ダイヤと爪の隙間を無くすこと
これは既製品の指輪によくある事なんですが(よく直します)
既製品は大量生産だからなのか?爪の留め方が甘いんです!

ジュエリーの修理で多いのは、断トツに指輪のサイズ直しや
ネックレスが切れたので直して下さいなどが定番なんですが、
「石が無くなったんです」という件も意外と多いんですよね

ルーペやスコープで石が外れた箇所を拡大してよく見ると
大抵が爪が起き上がっているのが原因で石が外れるんです!

これは爪とルースに隙間があるので服などの繊維が入り込み
糸や繊維が爪に引っかかり・・・それが繰り返し続いて
気が付くと爪が起き上がっているという事なんです(;´Д`)
隙間があると着け心地にも影響が出るので完璧に留めましょう

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再度、全体を徹底的に磨いて完成!

石留め作業が完了したら、全体をもう一度がっつり磨きます
石留めをした爪の1本1本も丁寧に磨いて光らせます

ここまで徹底的に磨く理由は、プラチナの輝きがダイヤに
写り込んで相乗効果で、更にダイヤの輝きが増すからなんです
ピッカピカの鏡面仕上げの婚約指輪が完成しました(^ω^)

やっぱりダイヤモンドの婚約指輪って素敵ですよね♪
繰り返しになりますが、婚約指輪(エンゲージリング)は
その名の通りに婚約の証の大切な指輪なんですよね(*´Д`)

プロポーズをする時にプレゼントする大切な指輪なんです
値段が安いからとか関係ないです。贈る事に意味があるんです
是非、この記事をきっかけにダイヤでプロポーズをして下さい!
婚約指輪・普及委員会の池田でした(やっぱ会を作ろうかしらw)

 

こだわりの制作記事をご覧頂いて、制作工程に納得をしてから
私の作る結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです
結婚指輪の一覧はコチラ → ジュエリーコウキ 結婚指輪の一覧

 

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