和の結婚指輪【槌目で魅せる!打ち出し桜】和テイストの日本桜・ソメイヨシノ

このエントリーをはてなブックマークに追加

手作り結婚指輪の専門店、ジュエリーコウキ
同店2代目の私が書くブログへようこそ(^ω^)

4月もあっという間に半ばですね~
ポカポカ陽気も多くなり、まさしく春ですね!
そして春といえば桜、うまく話しを桜の話題にw

本日ご紹介をさせていただく手作り結婚指輪は
和テイストの桜をモチーフにした結婚指輪です♪
日本桜の約8割がソメイヨシノと言われております

自宅の庭にも大きなソメイヨシノがあります(*´ω`*)
桜の花びらは、形がハートみたいで色も薄ピンクで
とってもキュートで、この可愛らしさが大好きです♪

日本桜ソメイヨシノがモチーフの結婚指輪
槌目の中に桜が舞うように打ち込みました

和テイストの手作り結婚指輪、桜を魅せます

シルバー色のプラチナリングに、どう桜が舞うのか
日本伝統工芸の指輪作りと、日本桜の和の共演です
綺麗に桜の花を魅せれるように試行錯誤をしました

それでは早速、結婚指輪の制作工程です(^ω^)
鍛造から彫金まですべて私が手作りで制作します
完成するまでの流れを記事に書きたいと思います!

 

 

指輪作りの始まりは熔解から

溶解(ようかい)と読み、地金を溶かす事です
結婚指輪は2つのリング、ペアリングですよね

という事は2つ分のリングを作る為に必要になる
地金(今回はプラチナ900)を用意して溶かします
プラチナが溶ける融点は約1770度なんです(^ω^)

ジュエリーコウキで作る結婚指輪は
1つの同じ地金から結婚指輪を作る

創業当時から、とことんこの工程にこだわっています
同じ1つの素材からペアリング(結婚指輪)を作る
何故か?お互いの指輪から愛と絆を感じれるからです

このような理由から、結婚指輪を手作りする時には
2つの指輪、ペアリング分の地金を溶かして作ります
普通の宝石店では無理ですが当店なら可能な工程です

もう1つ、こだわりがあります
鍛造で造りあげる手作りの結婚指輪です

鍛造(たんぞう)と言います
文字の通りの意味で、鍛えて造るという事です

指輪の素材(今回はプラチナ900)を金槌と炎で
じっくりと鍛え上げて結婚指輪を手作りするんです

具体的な鍛造のやり方は、金床という台に地金を置いて
金槌で何度も叩き上げて炎でナマス(焼く)の繰り返し
※地金とは指輪の素材金属で今回はプラチナ900です

 

作業のイメージがすぐ分かるように
動画で撮りましたのでご覧ください!
パワフルな作業で鍛冶作業とも言います

鍛造の仕組みはプラチナを何度も叩き上げ、締め上げて
硬く絞めたプラチナを炎でナマス(焼きあげる事を言う)

手間暇は相当かかる作業になりますが、地金が育ちます
具体的にいうとプラチナの密度が増し、密度が高くなり
粘り強い上質なプラチナになるんです(強度も上がる)

このように鍛冶で育て上げたプラチナをベースにして
結婚指輪を手作りするので、鍛造の結婚指輪と言います

板状に伸ばしたプラチナ900

動画でご紹介をした鍛冶作業をじっくりと続けながら
写真のような長いプラチナ板に成形していきます(^ω^)

プラチナを板状に叩き上げたのには理由があります
これから造る手作り結婚指輪のサイズになっています
2本分のプラチナリングの長さ、そして幅と肉厚です。

糸ノコギリで地金板を2枚にします

結婚指輪は2本のリング = ペアリングという事
長いプラチナ板を2枚にしてペアリングのベースに

結婚指輪には、メンズサイズとレディースサイズが
あります。指輪を作るサイズに必要な長さにします

大体10号のリングを作るのに必要な長さは5.5mm
指のサイズが大きくなれば、必要な長さが増えます。

同じプラチナから作るペアリング

1つの同じ素材からプラチナ・ペアリングが誕生!
これは結婚指輪でもペアリングでも工程は同じです

先程も説明をさせて頂きましたが、同じ素材から
手作りで生み出す結婚指輪、めちゃくちゃ素敵です

大好きなパートナーと、一緒にいれない時間でも
指輪は同じ素材ですので安心すると思います(*´ω`*)
お互いの結婚指輪から沢山のLOVEを感じて下さいね!

プラチナリングに刻印を打ち込む

まずはリングの中側になる面を確定して打ち込みます
当店で造る手作り結婚指輪には2つの刻印が入ります

1つはリングの素材、プラチナ900を証明する刻印
もう1つは、ジュエリーコウキで手作りした証の刻印

もし誕生石を指輪の中側に入れたい場合は印をつける
小さいドリルで穴を開けておくと位置が分かって便利。

リングの形状になるように丸める

2つのプラチナ板に2種類の刻印を打ち込んだら
指輪の形状になるように曲げながら丸めていきます

丸め方は色々あるのですが、私の場合は木槌を使用
丸棒という鉄棒に、板を押し当てて木槌で叩きます

細かく叩く事で丸棒にそって丸まるので形が綺麗です
金槌を使わない理由は、傷や凹みが付くからなんです。

繋ぎ目に「隙間」が開かないように

プラチナ板を丸めていくと端と端に合わせ口が出ます
この時に注意する点は、隙間を合わせて隙間ゼロに!

少しでも隙間が合わせた箇所にあると、溶接をした時
指輪の溶接個所が食い込んだり、割れたりするんです
そのような不具合が出ないように前もって対処します。

ロウ付け(ろうづけ)共付け(ともづけ)

貴金属などの地金を溶接する事をロウ付けと言います
ロウという溶接専用の溶けやすい薄い地金を合わせ口
に挟み込んで、酸素バーナーで溶かして溶接をします

ただ、この時に溶けているのはロウなんですよね
ロウが溶けて地金同士をくっつけているという事です

ジュエリーコウキでは、細かくて繊細な作業以外は
ロウ付けではなくて「共付け」という溶接をします

仕組みはロウは使わず指輪本体と同じプラチナを抜き
そして薄く潰してロウの代わりにして溶かす方法です

同じ地金同士なので溶ける温度も一緒で難しいですが
同じ素材同士だからこそ丈夫ですし完全一体化します。

結婚指輪のベースとなる槌目を入れる

制作している桜の手作り結婚指輪のベースは槌目です
槌目とは金槌でリングを叩いて偶然できた凹凸の模様
金槌で地金を叩いて現れた凹みを模様にする手法です

しかし適当に叩いただけで出る模様とは全然違います
バランスのとれた綺麗な跡が(間隔や大きさや深さ)
それらが上手に混ざり合う事で槌目模様と呼ばれます

ですので、綺麗な槌目模様を出す為には槌目を何度も
経験して感覚と目で覚えた熟練された職人が必要です。

槌目(鎚目)の種類

先程、ご説明したように金槌で打つ模様が鎚目模様
とういう事は金槌の大きさや形、打ち方や力具合で
様々な鎚目模様が生まれるという事なんです(^ω^)

例えば平たい面の金槌で打ち込めば、平で浅い模様
先が細くて小さい金槌で叩けば~深くて小さい鎚目
今回の鎚目は、浅くて平な面で鎚目を形成しました。

桜の鏨で打ち込む

リングの下地を、浅くて平面な鎚目にしたんですが
その理由は、ここの作業に繋がってくるんです(^ω^)

写真の棒状の工具を鏨(たがね)と呼びます
鏨の先端が「桜の花びら」の形になっているんです
先端を指輪に当て、金槌で叩くと桜が浮かび上がります

プラチナリングの下地が浅くて広い鎚目模様のおかげで
桜の花がキッチリと目立って引き立つという事なんです
ちなみに、この桜の鏨は私が作ったオリジナル工具です。

金槌の力加減で桜が変化する

桜の花タガネは、私が手作りしたオリジナル工具なので
他店には絶対に真似できない桜の花が浮かび上がります

1枚1枚、花の形が変化する事も、この工具なら可能!
力の入れ具合でプラチナリングの凹みが変わるからです

正面から打てば、力加減で大きさや深さが変わりますし
鏨の向きを斜めにして叩けば、斜めに入り動きが出ます。

結婚指輪(ペアリング)のバランスを重視

結婚指輪は2本、そうですペアリングですよね(^ω^)
という事はペア・プラチナリングを同時進行で打ちます

1枚1枚の桜の花をプラチナリングに打ち込みますが
1つの指輪に集中して入れるのではなく、バランスを
考えながらペアリングなので同じように入れていきます

1本だけに集中してしまうと2本の指輪を比べた時に
片方が桜が少なかったり、逆に多かったりと出てきます
ですのでペアリングである以上、同時進行で進めます!

桜の数のバランスが重要という意味

結婚指輪は桜の数などのバランスが重要と言いましたが
肉眼で見える範囲(指輪面積の桜の数)が重要なんです

桜の数だけで合わせてしまうとサイズによって変わるし
小さいサイズと大きいサイズとでは数が違って当然です
見える範囲の間隔、位置を合わせるとバランスが合います

桜の花びらの1枚1枚の動きを出す

金槌で打ち込む力加減や、向きで桜のシルエットが
変化して桜が立体化して動きを出す事ができるんです

出来合いの既製品の場合は、桜に動きなどないですが
せっかくの手作り結婚指輪ですので一工夫をします!

桜を深くしたり浅くしたり斜めにして奥行を出したり
試行錯誤をしながら桜の花すべてに躍動感を出します!

手作り結婚指輪だからこそ自然体に

ペアのプラチナリング全面に、目一杯に桜を入れます
目一杯というのはリングの端から端まで均等に入れて
例えば桜が途中で切れた方がバランスが良いという事

綺麗な花の形を魅せたくて無理に指輪幅に収めようと
花の形を全部入れてしまうと、ギュッと縮んでしまい
結果、躍動感もなくなり無理に詰め込んだ感が出ます

イメージとしては桜の花が舞っている写真を撮ったら
その写真の一部分を切り抜く!それだけで自然体な
雰囲気が出るんです。自然に切り抜いたらどうなる?
花が途切れる箇所が複数あるのが普通ですね(^ω^)

結婚指輪の鎚目と桜の花が絶妙!
深い花柄と、浅い鎚目が相性抜群
和の桜と和の鎚目の見事なコラボ

打ち出しと鎚目、見事な組み合わせですよね(^ω^)
プラチナ素材なのでシルバーの色合いが強いのですが
シルバー色でまとめていても、温もりを感じられます

人の手で手作りしているので温もりが生まれるんです
ここまでの工程を動画で是非、見て頂きたいですね!

 

プラチナリングの幅を整える

結婚指輪のサイズを伸ばしながら鎚目をつけたので
プラチナリングの幅の太さが広がっている状態です

そして、タガネで打ち込んだので更に広がりました
指定の結婚指輪の幅、3.5mmになるように削ります

プラチナリングの側面をヤスリで削っていきますが
片側だけ削るのではなくて、両側の側面を削ります

3.5mmの幅になればいい。という簡単な物ではなく
太さを整えつつ~花の位置と間隔を確認しながら
見た目のバランスを考えながら両側面を削ります

こういう細かい部分に対応できるのも手作りの強み
結婚指輪を手作りするという事はここまで考えます!

結婚指輪のバリを削り落とす

プラチナやゴールドなどの貴金属に関わらず
金属を削ったり彫ったりすると鋭利な角が出ます
このような作業で出てくる鋭利な角をバリと呼びます

しっかし、バリは本当に危ないんですよね(;´Д`)
作業中に何度もバリで指を切っているんですよね

その度にアロンアルファーで応急処置をしていますw
バリの大きさによっては深い傷になるので危険です
作業にも影響するので綺麗にバリを削り落とします。

手作り結婚指輪の魅力は つけ心地!

手作り結婚指輪の魅力と言えば、鍛造で造った強度
鍛冶で何度も叩いて焼いての繰り返し作業によって
プラチナの密度が増して粘り強くなっている事です

もう1つ、凄い魅力が手作り結婚指輪にあります!
それは「つけ心地の良さ」指輪の内側が丸いんです
プラチナリングのバリを削り落としたら内側も彫金。

指の形に合うように削る

鍛造も超こだわりますが、彫金にも超こだわります
結婚指輪の内側を指に合うような形に削るんですね

指の形は千差万別ですが着け心地が良く感じるという
点に絞り込めば答えは出ます。詳しくは企業秘密です
しかし大雑把にいえば楕円形に削ると指に馴染みます!

サンドペーパーで傷取り

手作り結婚指輪を磨いて仕上げていきます
いよいよ完成までもう少しという感じです(^ω^)

結婚指輪の表面は、鎚目&桜の花の打ち出しです
表面をサンドペーパーで擦ると鎚目が消えますので
間違っても鎚目にサンドペーパーはNGです(汗)

内側(中面)は普通のリングと変わりませんので
ピカピカに光らせる鏡面にします~まず傷取りです

耐水性のサンドペーパーで水をつけながら擦ります
水を含ませる事で、研磨砂と混ざり合ってプラチナの
小傷の奥深くまで浸透するので傷が消えやすいんです。

リューターで最終仕上げ

サンドペーパーで小傷を消したら次は先端工具で仕上げ
リューターという歯科医が使うようなペン型工具です
工具の先端にセットして使う工具を先端工具と言います

最終仕上げで使う先端工具は、シリコンポインターです
研磨をする為の茶色いゴムと磨く為の青いゴムの2種類
素材は主にこの2種類ですが、形状は色々あるんですね。

鎚目模様を光沢に磨く

制作している手作り結婚指輪は、全てが光沢になります
ですので、鎚目や桜の打ち出しも磨く事になるのですが
茶色いゴムは研磨材が入っているので使用しては駄目!

せっかくの鎚目の角や、花の形など摩耗してしまいます
先程のサンドペーパーと同じ理由なので使用不可です

ここの作業は研磨材が入っていない水色のゴムで磨いて
鎚目や打ち出しに光沢を出すように磨いていくんですね
しかし、磨き過ぎにも要注意で角が丸くなるので程々に。

ヘラ掛け(ヘラ仕上げ)

手作り結婚指輪の全面を光沢に光らせて完成ですが
よく光沢加工とか光沢仕上げと一般的に言っていますが
実は光沢ではなく鏡面(きょうめん)と呼ぶんですね!

プラチナは、磨けば磨くほどに輝いて反射をします
まるで鏡のように反射するので鏡面仕上げと言うんです
という事で、厳密には鏡面仕上げの手作り結婚指輪です

鏡面を出すにはヘラ掛け(へらがけ)という作業が必須
ヘラ棒という工具をプラチナに強く押し当てて磨く!
リングの面をヘラ棒で潰しながら磨くと鏡面になります
この作業も鎚目の角が潰れないように注意しましょう。

バフ掛け(バフ仕上げ)

バフという磨き布でプラチナリング全面を磨きます
ヘラ掛けで鏡面を出したら最後の仕上げにバフですね

バフも種類が豊富で、先端工具のバフから大きな機械
でガンガン回転させるパワフルタイプまで様々ですね
ペアリングのデザインや癖を考えながら使い分けます。

桜の花が舞う~手作り結婚指輪の完成
日本伝統工芸の鍛造、彫金で作るリング
和テイストを全面的に出した結婚指輪!

※手作り結婚指輪の詳細になります
○素材 プラチナ900(pt900)
○太さ ペアで共に3.5mmの幅
○肉厚 ペアで共に1.6mmの高さ
○形状 平打ち(フラット)
○模様 鎚目 桜の打ち出し
○仕上げ リング全面を鏡面仕上げ

使い込むほどに味が出る手作り結婚指輪

ペアで指輪のデザインが鎚目がベースになっており
使い込めば使い込むほどに、鎚目模様に味が出ます

現状ではピカピカの鏡面リングになっておりますが
長く身につけていると鎚目の凹凸に変化が現れます

鏡面が小傷によってマットに見えてきたり、鎚目や
打ち出しの角が丸くなってソフトで優しくなったり
新品の状態とはまた違った魅力的な見た目になります
これが鍛造で作る鎚目や打ち出しの魅力です(*´ω`*)

動画でもこちらの結婚指輪を撮りましたので
色々な角度から指輪を見て頂けると嬉しいです

ご依頼を頂きましたお客様には心から感謝いたします
結婚指輪のご購入を頂き、誠にありがとう御座いました。

 

=================================
指輪作りの制作日記をご覧頂いて、工程に納得をしてから
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです
真心をこめて1つ1つ手作りをする本物の結婚指輪ですよ

お気軽にお問い合わせOKですよ(^ω^)
こちらの「お問い合わせ」もしくはメールで
j_kouki_ring@yahoo.co.jp までお願い致します。

結婚指輪の一覧です → ジュエリーコウキ 結婚指輪の一覧
==================================

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA