手作り結婚指輪【シンプル&細身デザイン】細くても曲がりにくい鍛造

鍛造で結婚指輪を手作りするジュエリーショップ
新潟県長岡市にあるジュエリーコウキと申します
当店2代目の私、池田が書く指輪作りの記事です

ここ近年、鍛造で作る結婚指輪に人気の兆候が!
鍛造についてのお問い合わせが凄く増えましたね
鍛造とは鍛えて造る製法です(後で詳しく説明)

昔から伝わる伝統技法ですので一部の専門店しか
鍛造リングは作れませんし、販売もしていません
凄く手間暇をかけて作るリングなので珍しいです

後ほど、鍛造について詳しく説明をいたしますが
簡単に説明をすると指輪の素材となるプラチナや
ゴールドを金槌で叩いて炎で焼いて鍛えて造る事。

鍛造の職人

機械を使わずに最初から最後まで手作りで鍛造が
出来る宝石店は全国でも一握りしか存在しません
正真正銘の鍛造リングを探す方が難しい状態です

そんな私も、鍛造製法を極めた職人の一人ですが
10年以上の修業で師匠の親父から受け継ぎました
20歳から修業を初めて今は44歳、職人歴は24年。

 

 

いつの間にか自己紹介になってしまいましたがw
自分の事は置いといて、本日の記事の内容ですが
細身でシンプルなプラチナ結婚指輪を制作します

シンプルと言っても色々なデザインがありますが
甲丸(こうまる)というタイプの王道のデザイン

昔から人気があって定番のリングの形です(^ω^)
完成した甲丸リングがありますのでご覧ください。

細身の甲丸 結婚指輪

男性と女性で指輪の幅が違います

同じ甲丸リングでも幅の太さが男女で異なります
メンズリングが3.5mm レディースリングが2.3mm

そして、レディースリングにはダイヤが入ります
それと写真では見えませんがお互いの結婚指輪の
内側に誕生石が1ピースづつ埋め込まれています

こちらの結婚指輪が完成するまでをご紹介します
記事の最後までお付き合いを宜しくお願いします。

プラチナ 溶解

プラチナ(pt900)の溶解

まずは、結婚指輪を手作りをするうえで必要に
なる結婚指輪の素材となるプラチナを溶かします

プラチナやゴールドをまとめて地金と言いますが
地金を溶かす作業を溶解(ようかい)と呼びます

お客様の結婚指輪のサイズ、指輪の幅や厚みなど
計算をして地金がどのくらい必要なのか割り出し
地金を溶かして1つの塊にする所から始まります。

溶けたプラチナ

プラチナの融点は約1770℃

溶解皿という地金を溶かしても大丈夫な容器に
プラチナを入れて酸素バーナーの炎で溶かします

プラチナは約1770℃でドロドロに溶けます
まるで太陽のように眩しくてエネルギーが凄い!
近くにいるだけで熱いので夏場は汗だくですw

酸素バーナーの炎を地金から外すとすぐ固まって
”ヤットコ”などで掴んで持てるようになりますが
必ず工具で掴む事(素手で触ると大火傷をします)

※ヤットコとは写真のペンチのような工具です

ヤットコ

日本の鍛造製法は凄いんです!

日本の鍛造技術は世界の中でもトップクラスです
基本的に日本のジュエリーなどの制作技術の高さ
には定評があって海外からの依頼も多いんですよ

鍛造はもちろんですが彫金や石留めなども日本の
職人は世界から注目されて実際に結果を出します
地道にコツコツと真面目に働く日本人気質ですね

自分では真面目だとは思ってはいないのですがw
気が付くと1日ぶっ続けで指輪を作っていた事も
真面目というよりも物作りに没頭する性格ですね。

プラチナ 鍛金

指輪のベースとなる地金の鍛金

鍛造(たんぞう)とは鍛えた地金で造る事ですが
地金を鍛える作業を鍛金(たんきん)と呼びます

鍛金で鍛えた素材でリングを作るから鍛造リング
”鍛”の文字が多くて、ややこしいですよね(;´Д`)

分かりやすく一般的には鍛冶とも言っているので
鍛冶で作る結婚指輪!と言って頂いてもOKです!

プラチナ 鍛造 日本

プラチナの鍛え方

結婚指輪の素材となるプラチナを鍛え上げます
プラチナって鍛えられるの?鍛えられるんです!
鍛造製法の技術を持った職人なら出来るんです!

まずは角床や金床と言われる鉄板台にプラチナを
乗せてハンマー(金槌)でガッツリと叩くんです
ガッツリと言うくらいなので叩きまくるという事

鍛造のメカニズムやメリットは後で説明しますが
プラチナをハンマーで叩き締めるという流れです。

鍛造 プラチナ

四面を叩いて、万遍なく締める

プラチナ全体を万遍なく鍛え上げられるように
四ヵ所の面を叩いて四角形にしながら伸ばします

一箇所だけを集中して叩くのはNGとなります
万遍なくプラチナを鍛えるには万遍なく叩きます

鍛金をする事を”地金を絞め上げる”とも言います
叩いて鍛える事で地金が締まっていくからですね。

プラチナ 鍛金

鍛造製法のメカニズム

地金を絞め上げると言いましたが、締め上げるの
意味を詳しく説明します(鍛造のメカニズムです)

プラチナやゴールドの地金中には、微量な空気が
含まれています。この空気を”ス”と言うのですが
スがあると強度が弱くヒビ割れや巣穴の原因です

ハンマーで地金を満遍なく叩いて炎で焼き上げて
締め上げる事でスが地金の外に放出されるんです
同時に粒子も詰まり地金の密度が増していきます。

プラチナ 焼きなまし

鍛造リングは密度が高い!

鍛造のメカニズムを説明しましたが地金の密度が
叩いて焼いて締め上げる事でグングン増すんです

炎で地金を焼く事を「焼きなまし」と言いますが
叩いて締め続けると地金が硬くなり限界がきます

”硬くなった地金の密度を上げていく事は難しい”
そこで炎で真っ赤に焼くと柔らかくなるんですよ
そうしたらまた同じように金槌で叩いていきます

手間暇をかけて、地道にじっくりと繰り返す事で
地金の密度は最大限までましていくという事です。

プラチナ 鍛造

密度が増したリングは変形に強い

密度が最大限まで上がった指輪はどうなるのか?
密度が上がると地金の性質が粘り強くなるんです

密度が増して粘り強い地金で造った鍛造リングは
変形に強くなりますし、強度もあるので丈夫です
”既製品の指輪より変形しずらく傷がつきにくい”

ずっとずっと指に付けて欲しい結婚指輪ですので
普通の結婚指輪よりも日常生活に向いた指輪です!

プラチナ 鍛冶

鍛造と鋳造の違い

一般のジュエリーショップで販売している指輪は
鋳造(ちゅうぞう)というリングのデザイン型に
溶かした地金を流して固めて作る製法なんですね
もちろん”ス”はそのままで密度も流したままです

しかし鋳造リングにもメリットはあるんですよ~
鋳造の最大のメリットは大量生産が出来る事です

世の中にある結婚指輪の95%以上は鋳造品です
一般の出来合い品や、ブランド品も鋳造製法です
同じ物がキッチリと作られるのは鋳造の強みです

 

さて、鋳造製法についてのお話しをしましたが
自慢の鍛造リングの制作工程に戻ります(^ω^)

さて、ここまでの鍛造の様子を画像ではなく
動画で見たいですよね?動画で撮ってあります!

実際にプラチナをハンマーで叩いて締める衝撃を
動画から感じてほしいです!迫力満点な作業です

プラチナ鍛造

溶かした丸形のプラチナを叩いて伸ばしましたが
最終的には写真のような1本のプレートにします

この時点で、リングの幅の太さと肉厚にしてあり
そしてペア分の結婚指輪のサイズの長さなんです
プレートを切り離すと2本の指輪になるんですよ。

ペアリングを作る

ペアリングになるように切り離す

いよいよ1枚の長いプレートが2枚になります
男性と女性の結婚指輪のサイズに切り離します

ちなみに10号サイズの場合は長さが55mmです

この長さが基準になって1号で1mm伸ばす計算で
10号と12号の結婚指輪の場合の長さは11cmです
マニアックなサイズの説明をさせて頂きましたw

結婚指輪 狭くする

女性の結婚指輪の幅を狭くする

結婚指輪のサイズに合わせて切り離しましたが、
今回の細身の結婚指輪は男女で幅が異なるんです
女性の指輪のほうが男性よりも更に細くなります

メンズが3.5mmの幅、レディースが2.3mmの幅
伸ばしたプレートの幅は3.5mmに合わせてあって
1.2mmの差がありますので叩いて狭くするんです

女性のリングのみをハンマーで叩いて狭くします
幅を狭くするように側面を叩くと厚みが増しますが
幅を狭くして肉厚を男性と合わせたいので潰します。

ペアリングの作り方

1つの素材から2つの指輪を誕生させる

ジュエリーコウキが創業当時からのこだわりです
こだわる理由はただ1つ、同じ素材で結婚指輪を
作る事でお互いのリングから絆を感じるからです

愛情も感じられるので、例え2人が何処にいても
一緒のように感じられるからという理由なんです
結婚指輪として最高に素敵な意味があるんですね♪

この結婚指輪の作り方は、工房で1つ1つ作る事
が出来るジュエリーコウキだからこそ可能ですね
手間をかけても指輪に意味を込めたかったんです。

結婚指輪 刻印

刻印をリングに打ち込む

リングの内側になる面を決めて刻印を打ち込みます
プラチナリングですのでプラチナの刻印を入れます

そして鍛造職人の私が間違いなく作ったという証の
jkマーク(ジュエリーコウキの印)を打ち込みます

プレートの段階で入れる刻印はこの2種類だけです
お客様のお名前や、記念日などの日付などの刻印は
結婚指輪が完成した最後に入れるのでご安心下さい。

指輪の作り方

指輪の形になるように丸める

刻印を入れたプラチナの板を丸めてリングにします
丸棒という工具にプレートを巻き付けるイメージで
プレートを丸棒に押し付けて木槌で叩いて丸めます

丸棒は先端が細くて、根本が太い形状の鉄棒なので
指輪のサイズに近い太さの所で丸めていくんですよ

ちなみに先端が1号サイズ、根本が30号サイズで
1号~30号の指輪を丸められるという事なんです
丸棒の真ん中で丸めると15号になるという事です。

指輪 丸め方

隙間が無いように丸める

プラチナの板を丸めてリングの形にしていきますが
丸めた時にできる繋ぎ目(合わせ口)部分に隙間が
無いように合わせます(溶接の時に不具合が出る為)

溶接時の不具合というのは、隙間が少しでもあると
繋ぎ目を溶かした時に食い込んで溶けてしまったり
溶け方にバラつきが出たりヒビ割れなどもあります

隙間が無ければ無いほど溶接部分が綺麗に溶けます
ジュエリー業界では溶接の事をロー付けと言います。

指輪 ロー付け

プラチナの指輪をロー付け

ロー付け(ローヅケ)とは溶接の事と言いましたが
指輪の繋ぎ目にローという地金を挟んで溶かします

ロー地金の融点は何種類もあり溶け具合が違います
溶けやすいローは変色がでたり強度が弱いんですが
逆に溶けにくいローは変色しにくく強度も強いです

これが、ごく一般的なリングのロー付けなのですが
当店の場合は1番溶けにくいローを使い溶かします。

リング ロー付け

ロー付けではなく「共付け」

当店では1番溶けにくいローを使うと言いましたが
普通のロー地金ではなく指輪本体の一部を使います
指輪本体とは、手作りをしている結婚指輪の事です

鍛冶でプラチナを板状に伸ばして2枚にしましたが
その2枚に分けたときにローとして使うプラチナを
少し取っておいたんですね!それを使い溶かします

同じ素材同士なので相性も良いですし強度にも強い
しかし融点が同じでリングもローも同時に溶けます

凄く難しい共付けですが、毎日つける結婚指輪には
頑丈ですので向いています(共付けの動画あります)

 

お客様の指輪サイズの号数に合わせる

共付けが完了すれば繋ぎ目のない完璧なリングです
共付けで溶かして繋ぎ合わせた溶接箇所を綺麗に
削り合わせてから、ふたたび丸棒に入れて叩きます

まずサイズを合わせる前に木槌で叩いて丸くします
完璧な円(真円)になるように万遍なく叩きます
木槌で叩く理由はリングが凹まない為の予防策です

結婚指輪 号数

リングが真円になったら、木槌から金槌に替えて
リングを細かく満遍なく叩いてサイズを伸ばします
お客様の指輪のサイズになるまで叩いて合わせます

木槌よりも金槌のほうがインパクト力が強いので
多少は凹んでしまうのですが真円なので大丈夫です
真円になってなくて金槌を使うと円が狂うんですね。

指輪 幅の広さを削る

リング幅の太さを調節

男性と女性の結婚指輪の号数サイズまで伸ばしたら
プラチナリング幅の太さを削って調整していきます

リングの幅の削り方は、すり板という板にリングを
固定をしてヤスリで指輪の側面を削るというやり方
両方の側面をバランスよく削って幅の調節をします

男性の結婚指輪の幅が3.5mm 女性は2.3mmです
スケールでリングの幅を計りながら削っていきます。

太い指輪 細い指輪

細い指輪は 曲がりやすくて危険?

細い指輪は曲がったり変形しやすいと思われますが
実際に太いよりも細い方が曲がりやすいです(汗)
そのままかい!とツッコミを貰いそうな勢いですがw

しかしこれは幅の面積や肉厚があれば強度もあって
必然的に頑丈になる訳なのですが鍛造製法の場合は
指輪の素材であるプラチナを鍛えて造っているので
既製品よりも変形しずらい特徴があるんです(^ω^)

鍛造で作った指輪は、粘り強いので変形にも強くて
細いデザインの結婚指輪でも安心して付けられます
ただ流石に2mm以下の幅になるとリスクはあります。

指輪 石留め

ダイヤをリングに埋め込む準備

女性の細い結婚指輪にだけダイヤモンドを入れます
2.3mmの細身のデザインにダイヤを目一杯いれます
幅の広さにギリギリに入る大きさという意味ですね

まずダイヤが入るまでドリルで指輪に穴を開けます
ダイヤが抜けるようだと駄目、きつい位が良いです

そしてダイヤの下の角度も合わせる必要があります
ドリルの先端とダイヤ下の角度は一致しませんので
他の先端工具でダイヤの角度を一致させ固定します。

ダイヤ 指輪に石留め

ダイヤの石留め

ダイヤをプラチナリングの穴に固定をしたら石留め
宝石(ルース)を埋め込む作業を石留めと言います

石留め方法は何種類もありますが今回は”伏せ込み”
レール留めとも言われている手法でダイヤをフチで
囲んで埋めるやり方です(タガネで叩いて縁を作る)

指輪 付け心地が良い

指輪の付け心地を良くします

長く指にする結婚指輪は、つけ心地が凄く重要です
日常生活で常にしているので付け心地は1番大事!

指を曲げると痛いとか、水はけが悪いや、回るなど
指輪の付け心地が悪いとストレスを感じてしまって
指輪をするのが苦痛になる場合が本当に多いんです

ジュエリーコウキでは結婚指輪の付け心地を考えて
結婚指輪の中側を丸く削って滑らかにします(^ω^)

リング 最高の付け心地

指輪の内側を丸める事のメリット

写真のように指輪の内側を丸める事でのメリットは
滑らかになるので指と指輪が優しくフィットします

指を曲げても痛くありませんし違和感もありません
水仕事や汗をかいても水はけが良いので衛生面も◎
まさに最高レベルの付け心地と自信を持っています

指輪のデザインは甲丸リングですが、指輪の内側も
甲丸になっているイメージだと思って下さい(^ω^)

結婚指輪 誕生石

誕生石をリングに入れる準備

先程の石留めと同じように穴をあけて準備をします
お客様のお好みで誕生石や他の宝石を入れられます
お互いの誕生月の誕生石を入れる場合が多いですね

さりげなくリングの中側に入れる事が多いのですが
リングの表に誕生石を入れる人もいらっしゃいます

指輪を作るプロとしての考えだと内側がお勧めです
誕生石はダイヤ以外は硬度が低いので表面だと傷が
ついたり欠けたり、誕生石が割れる事もある為です。

甲丸リング 作り方

甲丸リングの作り方

フラットで平な状態のリングを削って丸くします
リングの角を落としながら角度をつけて丸くします

画像のようにリングの角を少しづつ削り落とします
段階的に角を落としていく事で丸さを調節できます
いきなり角を削り落とすと危険なので段階的にです。

バレルリング 作り方

細かく段階的に角を削り落とす事で”丸み”が出ます
いきなり急角度で角を落とすと三角になってしまい
三角になった形を丸く戻す事は非常に難しいんです

だからこそ、最初からガツガツと角を落とさないで
少しづつ角を段階的に落とす事をお勧めしています

細かく角を落としながら丸めて丸みがOKだったら
カクカクになっている表面を滑らかに削り合わせて
綺麗な甲丸の形になるように丸みを出していきます。

甲丸指輪 作り方

太い指輪と細い指輪で削り方が違います

リングの広さが違うという事は、面積が違います
肉厚を同じに合わせても面積で丸さが変わります

面積が多くて幅広のリングの方が丸みが出ません
逆に面積が少なくて幅細のリングは丸みが出ます
という事は指輪の面積で丸め方を変えていきます

結婚指輪ですので、甲丸の丸みが2本とも同じに
なるように合わせます(見た目の丸さを合わす)

太い甲丸リング 細い甲丸リング

目の細かいヤスリで全体を仕上げる

甲丸リングのフォルムが完成したら仕上げます
荒い目のヤスリで彫金作業が続いていたので表面
はザラザラした質感になっている状態なんですね

ザラザラした質感のプラチナを仕上げていきます
細かい目のヤスリ(アブラ目)という種類を使い
おなじように彫金作業をすると滑らかになります。

プラチナリング 仕上げる

角という角を馴染ませる

引き続きアブラ目ヤスリを使いながら仕上げます
完璧な甲丸にする為に角という角を馴染ませます

下の写真のように表から側面、そして内側までを
アブラ目ヤスリで馴染ませて線を繋いでいきます
滑らかな甲丸リングになってきましたね(^ω^)

丸い指輪

甲丸の結婚指輪が仕上がりました

男性と女性で結婚指輪の幅の太さが異なりますが
丸みのバランスを合わせたので見た目バッチリです

これで甲丸リングの結婚指輪は、ほぼ完成しました
あとは、誕生石を埋め込んで全体を磨いていきます。

結婚指輪 甲丸

誕生石をプラチナリングの中側に埋め込みます
メンズにはエメラルド、レディースにはルビー
お客様それぞれの意味のある大切な誕生石です

ちなみに誕生月の誕生石はこのようになります

1月 ガーネット
2月 アメシスト
3月 アクアマリン
4月 ダイヤモンド
5月 エメラルド
6月 ムーンストーン
7月 ルビー
8月 ペリドット
9月 サファイア
10月 トルマリン
11月 トパーズ
12月 タンザナイト

こちらは誕生月の誕生石ですが、守護石もあります
調べると石の意味なども分かりますので面白いです

マリッジリング 誕生石

結婚指輪の内側に 誕生石を石留め

表面にダイヤを埋め込んだ時は伏せ込みでしたが
中面は小さな爪で石留めをします(4点留め)

ナナコタガネ(ミルタガネ)で爪を作って留めます
ミル打ちの時に使うタガネなので、一般的な爪より
ミル打ちの小さな玉で宝石を留める感じになります。

結婚指輪 傷消し

結婚指輪の小傷を消していきます

アブラ目ヤスリで仕上げての次はもっと仕上げます
耐水性のサンドペーパーを使用して小傷を消します
サンドペーパーで彫金跡の小傷を全て消すんですね

耐水性なので水と研磨砂が混ざって良い感じになり
大きい傷、小さい傷、深い傷、浅い傷、どんな傷も
水と混ざった研磨砂が浸透するので綺麗に消えます。

結婚指輪 磨く

シリコンポインターで更に仕上げる

結婚指輪の仕上げの作業がどんどん進んでいきます
サンドペーパーで仕上げてもサンドペーパーの細い
髪の毛のような傷が指輪に残っている状態なんです

次ぎはこの髪の毛のような細い傷を消していきます
シリコンポインターという研磨ゴムで仕上げます

リューターにセットをして回して使う道具なんです
高速回転をする研磨ゴムで、徹底的に傷を消します。

指輪 光沢

シリコンポインターのゴム素材は主に2種類あって
ブラウンのゴムは研磨材が入って研磨をする役目で
ブルーのゴムは光沢を出す為の磨くゴムの役目です

ブルーのシリコンポインターで光沢が出てきますが
プラチナ特有の反射をする鏡面にはなりませんので
鏡のような鏡面にするには次の磨き工程へ進みます!

プラチナリング 磨き方

ヘラ掛け(へらがけ)

今の時代はプラチナを鏡面にする機械がありますが
昔は鏡面仕上げにする時はこのヘラ掛けが必須です

機械のバレル仕上げでも鏡面になりますがプロ目線
で見るとヘラ掛けのほうが深い鏡面になるんですよ

バレル仕上げ=白くて軽い感じ
ヘラ掛け=黒くて重い感じ(鏡面が奥深い)
例えが分かりずらいですが自分にはこう見えます!

結婚指輪 鏡面

バフ掛け(ばふがけ)

ヘラ掛けで鏡面を出したらバフ掛けで仕上げ磨き
バフとは磨き布や、磨き紙が束となった道具です

ヘラ掛けで磨いたボディが更に磨きがかかります
自分の顔が写るほど鏡のような仕上がりになります
ヘラ掛けからのバフ掛け、伝統の磨き方になります。

甲丸 細い結婚指輪

細い甲丸の結婚指輪が完成!

凄くシンプルですが、甲丸は定番で人気があります
甲丸リングは細身に見えがちの形、デザインなので
女性に人気なのですが男性でも幅を変えれば大丈夫

今回は女性が2.3mm 男性が3.5mm その差1mm以上
これだけリング幅が違うので甲丸でも太く見えますね
更にもっと幅が広い甲丸を作る事もできますよ(^ω^)

同じ甲丸リングでもリングの幅の太さを変えるだけで
デザインの見え方のイメージが違ってくるんですよね
幅を変えても同じ甲丸なので結婚指輪にお勧めです!

結婚指輪 甲丸

手作り結婚指輪の詳細です

○製造方法 鍛造(たんぞう)
○使用地金 プラチナ900(PT900)
○指輪の幅 男性が3.5mm 女性が2.3mm
○指輪の厚 1.7mm
○フォルム 甲丸リング(バレルタイプ)
○デザイン ストレートな甲丸、女性にはダイヤ
○仕上げ方 鏡面仕上げ(シャイニー・光沢)

色々な角度から見て頂きたいので結婚指輪を
動画で撮りましたので是非ご覧くださいませ
記事を最後までご覧頂き有難う御座いました!

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鍛造で作る結婚指輪は、ごく稀で希少価値のある結婚指輪
世界中の全てのジュエリーのうち鍛造で作られたリングは
5パーセント未満と言われるほど鍛造リングは少ないです

その理由は、鍛造リングは地金を金槌で叩いて炎で焼いて
じっくりと時間をかけて地金密度を上げていくという製法
熟練された技術や知識を持った職人のみしか作れない技法
鍛造リングを作る為の専門工具や機材など設備も必要な為

伝統工芸と言われる鍛造リングは日本の宝だと思いますが
受け継ぐ職人が激減しており鍛造リングは衰退しています
だからこそ鍛造技術を受け継いだ私が広めたいと思います

指輪作りの制作日記をご覧頂いて、鍛造技術に惚れてから
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです。

お気軽にお問い合わせOKですよ(^ω^)
こちらの「お問い合わせ」もしくはメールで
j_kouki_ring@yahoo.co.jp までお願い致します。

結婚指輪の一覧です → ジュエリーコウキ 結婚指輪の一覧
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