幅広の結婚指輪にダイヤ10コ入れる~マットの結婚指輪でダイヤが輝く

いつも指輪作りの日記を見ていただき感謝!
ジュエリーコウキの2代目、池田です(^ω^)

ピチピチの二十歳からジュエリー職人の道へ
現在43歳、ピチピチからギトギトへw
色んな意味で脂が乗ってきましたよ(゚∀゚)

しっかし、職人歴が23年にもなりましたが
まだまだ修行中の感覚があるのも不思議ですな

もしかしたらこの仕事は一生修業なのかもw
昔からの技術を習得するにも苦労をしましたが
新しい技術を覚えるのにも苦労中です(;´Д`)

 

さて、本日の指輪作りですが結婚指輪です
春のブライダルの時期なので制作が忙しいです
ちなみに手作りをする結婚指輪の詳細ですが

幅広の結婚指輪(太さ6ミリ)
プラチナを鏨で打ち出しにして
ダイヤを10ピース埋め込んで
マット加工で仕上げる結婚指輪

かなりのボリュームがある結婚指輪なんですね
指輪の太さも、指輪の肉厚もあるデザインです

 

ダイヤモンドの大きさがバラバラなんですが
石留めをする位置もアンバランスにするので
幅広の指輪の中でダイヤを散りばめる感じです

すでに指輪は完成していますので
結婚指輪の画像をご覧ください(^ω^)

こちらの画像の結婚指輪が完成するまでの
制作工程を記事にしますのでお楽しみに!

 

 

指輪作りは溶解から

ジュエリーコウキで手作りする結婚指輪は
地金の溶解からスタートするんです(^ω^)
地金=プラチナや金など指輪になる素材の事

溶解(ようかい)と読むのですが本当は熔解
という難しい漢字なので溶解の方で大丈夫ですw
溶解=プラチナなどの地金をドロドロに溶かす事

結婚指輪はペアリングですので2本必要になります
2本分の指輪を造るのに必要なプラチナを溶解します

同じ1つのプラチナの塊から結婚指輪を生み出したい
そのような理由から溶解で1つの地金にするんですね

同じプラチナから誕生する結婚指輪は素敵ですよね
お互いの結婚指輪から絆や愛をビンビン感じて(*´Д`)

正真正銘の鍛造の結婚指輪

ジュエリーコウキの結婚指輪は全て鍛造(たんぞう)
鍛造とは文字の通りに、鍛えて造るから鍛造なんです

画像のように真っ赤に溶かしたプラチナを時間をかけ
金槌でバシバシ叩いて絞めあげてナマス(炎で焼く)
この繰り返し作業の連続で、プラチナが鍛えられます

溶かしたばかりのプラチナは真ん丸の円なんですが
四方向から叩く事によって四角形になっていくんです
これは四面から叩いて均等に鍛えていく為なんですね

鍛冶(かじ)

このような作業を鍛冶作業とも呼びます(^ω^)
鍛冶で作り上げた結婚指輪は間違いなくプレミアム!

じっくりと何度も叩き上げて絞めあげる事によって
プラチナの粒子が詰まり、密度がぐんぐん増します

同時に地金中に含まれる微粒な空気が外に放出して
粘り強く強度も強い!そんな強いプラチナに育ちます

 

動画でも見て頂きたいのでご覧ください!
これが本物のジュエリー職人の鍛造風景です

溶解 → 鍛造 → 溶接 → 結婚指輪のベースが完成
このような流れを約15分の動画でまとめてみました

動画を見て頂いてありがとう御座います(^ω^)
このような流れでプラチナが指輪の形になります

動画では15分くらいで指輪の形になりましたが
本当はもっと時間がかかります(何日もかかる事も)

指輪の形になったら綺麗な真円に成形して
そしてお客様の指輪のサイズまで伸ばします

槌目(つちめ)

槌目という模様を幅広の結婚指輪に打ち込みます
金槌で打ち付けた模様の事を槌目模様と言います

今回の幅広の結婚指輪のデザインは打ち出し模様で
槌目ではないのですが、打ち出し模様を魅せる為に
あえて打ち出しの下地として槌目を入れるんですね

メインは打ち出し柄なので、鎚目が目立ち過ぎると
駄目なので、鎚目は浅く薄く打ち込む事が重要です

石留め作業の開始

幅広のプラチナリングの基本ベースが仕上がったら
ダイヤモンドを指輪に埋め込む石留め作業に進みます

ダイヤのサイズ(大きさ)はお客様のお好みですが
大きさによって配置のバランスが変わってくるので
石留めに入る前に、下書きでバランスを見るのも重要

指輪にダイヤを留める位置を確認(マーク)したら
超硬ドリルでプラチナリングに穴を開けていきます
アンバランスですが、バランスを考えているんですよ

今回のダイヤは1.7ミリ~1.9ミリの大きさが
合計で10ピースありますので、1つ1つの大きさに
ルースを合わせながらドリルで穴を開けて調節します。

ダイヤの石留め(ふせこみ)

開けた穴にダイヤをピッタリとセッティングをします
隙間が少しでもあって石がカタカタ動くとNGです!
そんな状態で石留めをしたら、いつか石は外れますよ

ルースセッティングが無事に完了したら石留め作業へ
鏨(たがね)という工具でルースの周りのプラチナを
叩いて縁を作って、ダイヤが外れないように留めます

ちなみにダイヤは指輪全体の面積の50%に入ります
サイズ直しの事を考えて半分は何も入れませんでした。

鏨(たがね)で打ち出しを入れる

ダイヤの石留めが完了したら、打ち出し柄を入れます
槌目がベースとなって入っているので綺麗に入ります

打ち付ける鏨は、私が制作したオリジナルの鏨ですよ
なので、この鏨でしか出せないオリジナルの模様です

ダイヤが入っていない後ろ側部分も、ダイヤが入って
いる表部分も同じように打ち出し模様を打ち込みます
ダイヤに鏨が当たらないように注意をして叩きます。

太い結婚指輪、マットの質感がお洒落

指輪の幅が広いという事は、それだけ面積があります
面積が多いという事は打ち出しやマットが引き立って
細い指輪より目に見える部分が多いので引き立ちます

打ち出しを入れた後に、マット加工を入れましたが
結婚指輪が全て完成してから艶消しをしてもOKです

私がこの段階でした訳はマットの質感を変える為です
打ち出しは凹凸が激しいので途中で艶消しを入れると
完成する頃にはマットにも陰影が出てくるからです。

指輪の太さを調整

幅広の結婚指輪といっても叩き過ぎて広がりまくり
ここまでガツガツ叩いた鍛造リングなので当然です

こちらの結婚指輪の指定の太さは6ミリ
現段階は7ミリくらいまでに太くなっていますので
指輪の両方の側面を削っていきながら6ミリにします

超硬ヤスリを使って側面を削っていく作業なのですが
細いヤスリだと削れる範囲が狭いので均等に削れない
場合がありますので幅広のヤスリを使うようにします。

ダイヤの位置は当然ですが動かす事が出来ないので
両側の側面を削ってダイヤの位置を崩さないように
バランスを考えて、側面を交互に削り6ミリに調整

側面が綺麗に整うと、指輪がスマートに映りますね
リングの側面を削るとバリという削り角が出現します
この危険なバリをヤスリで削り落としましょう(^ω^)

指輪の着け心地が良ければストレスを感じない

お洒落や趣味で、色々なデザインのリングを沢山して
いる方なら分かると思いますが、悪い着け心地の指輪
って無数に存在しています(出来合いでも手作りでも)

着け心地が悪いと、ストレスがどんどん溜まります!
ストレスを感じない着け心地の良い指輪をお勧めします

リングの角を落として、指への当たりを優しくする事
そして指輪の内側を丸める事で着け心地が良くなります。

指輪の内側を丸めるにもコツが

普通に丸めれば着け心地が良くなる訳じゃないです
丸め方にコツがあり、それは楕円形に丸めるんです

特に、今回の結婚指輪は幅広のデザインですので
余計に指輪があたる面積があるので重要となります

指と指輪が優しく合う形が楕円形なんですよ(^ω^)
実際に自分の指で23年以上も確かめてきました!
どんな指の形であっても楕円形がフィットするんです

サンドペーパーで小傷を消す

ヤスリでの彫金作業で指輪の側面、そして内側を
削って形にしてきたのでヤスリの傷が残っています
そんな小傷をサンドペーパーで消す仕上げ作業です

少しでも傷が残っているとそのままになります(汗)
ここの作業で完璧に小傷をすべて消しておきましょう

プラチナの彫金した面が、真っ白になるまで擦ります
打ち出しの面は仕上がっているのでこのままでOK!

リューター&シリコンポインター

リューターという工具(歯科医が使うような機械)
その先端にシリコンポインターという研磨ゴムを装着
そしてプラチナが滑らかになるように磨いていきます

磨いていくと最終的にはプラチナが光沢になります
そして光沢を更に磨いて鏡面にするには次の工程へ。

ヘラ掛け

へらがけ。という磨き工程をすると鏡面になります
ヘラ棒という細い棒を、磨きたい部分に押し当てて
プラチナの面を強く潰すようなイメージで磨きます

磨くという表現よりも、潰しながら光らせる
その言葉のイメージがピッタリの特殊な磨き方です
ヘラ掛けをした指輪は、鏡のように写り反射します。

バフ掛け

ばふがけ。こちらは研磨用の硬い布で磨くやり方
高速回転で勢いを増した布でバンバン鏡面を磨きます

ヘラ掛けで力強く磨いた跡が、薄らと残っているので
ヘラ掛け跡を消していきながら鏡面を更に光らせます
光沢とは違った鏡面仕上げという事になります(^ω^)

6ミリの幅広い結婚指輪が手作りで完成!

納得の出来栄え、綺麗に仕上がりましたね(^ω^)
6ミリの太さがある結婚指輪ですが、そこまでの
太さを感じないと思いませんか?

これはダイヤをアンバランスに入れた事によって
目線がダイヤに行く事と、ダイヤが端から端まで
入っているので平の部分が狭く感じるからなんです
バランス良く、ダイヤモンドを散らした成果ですね

例えばダイヤの並び方を一列にして埋め込んだ場合
そうすると平の部分が増えるので広く感じるんです
そういう留め方のデザインもありますのでお好みで。

マット加工の雰囲気が抜群でしょ

マット加工の凹凸がグラデーションになっています
これは、作業の途中で艶消し作業をした事によって
他の仕上げ作業をしているうちに凹凸の凸のほうが
擦れてマットの色が薄くなってこの感じになります

艶消しはホワイト色というよりも、擦れて艶のない
シルバー色のような独特のカラーになっていきます
そこに輝くダイヤが入ると一際ダイヤが目立ちます!

もちろん一般的なホワイトのマット加工もしています
その場合は指輪が完成したらマット仕上げをして完成
最後にマットをする事でグラデーションになりません。

好きな太さで指輪を造れます

今回の指輪は6ミリという結婚指輪の太さでしたが
お客様のお好みで何ミリにも対応ができます(^ω^)

更に太く7ミリ、8ミリ、9ミリ、10ミリなどや
逆に細く5ミリ、4ミリ、3ミリ、2ミリなど可能

制作する指輪の重さによって価格が全然違いますので
まずはお気軽に、お問い合わせを頂けたらと思います
手作りですので価格に融通が聞きますのでご安心を!

本日の指輪作りの記事はここまでになります
最後まで見て頂いてありがとう御座いました<(_ _)>

 

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指輪作りの制作日記をご覧頂いて、工程に納得をしてから
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです
真心をこめて1つ1つ手作りをする本物の結婚指輪ですよ

お気軽にお問い合わせOKですよ(^ω^)
こちらの「お問い合わせ」もしくはメールで
j_kouki_ring@yahoo.co.jp までお願い致します。

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