コンビの結婚指輪を手作り~男性はプラチナ(白金) 女性はゴールド(黄金)

いつもご観覧を頂きありがとう御座います
新潟県長岡市の宝石店で、結婚指輪を手作りで
制作しているジュエリーコウキの2代目、池田です

9月に入り、バリバリのブライダルシーズン突入です!
ブライダル関係のお仕事をしている方は忙しくなります
私もありがたい事に、手作りの結婚指輪で超忙しいです

昔から春と秋は婚約&結婚シーズンで多忙になりますが
インターネットが普及してから更に忙しくなりましたね
当店もネット販売で通信販売を初めて約6年になりますが
嬉しい事に毎年、県外からのお客様が増えております(*´Д`)

県内外に関わらず、多くのカップル様、ご夫婦様から
結婚指輪に高い評価を頂いて心から嬉しく思います(涙)
これからも一輪入魂の精神で結婚指輪を作り続けます!

 

さて本日、制作工程をご紹介をする結婚指輪ですが
白金(プラチナ)と金(イエローゴールド)を使用した

コンビの結婚指輪となります!

コンビと聞くとすぐイメージするのが、1つの結婚指輪に
プラチナとゴールドが半々に使われていると思いがちです
しかし今回のコンビはイメージと全く違うんですよねw

○男性がプラチナのみで結婚指輪を制作
○女性がゴールドのみで結婚指輪を制作

素材が男女で違うのですが統一された打ち出しデザイン

 

こういった珍しいコンビの結婚指輪なんです(^ω^)
デザインが統一されていれば素材が違っても合うんです

説明では分かりにくいと思いますので、すでに完成した
コンビの結婚指輪がありますので写真をご覧ください!

DSCN2883

素材がプラチナと金で異なる2つの結婚指輪ですが
指輪の肉厚や幅をフラットな平打ちデザインで統一
そして指輪の表面に打ち出しを打ち込んで更に統一

このような感じで、指輪の見た目を統一する事で
違う素材を使って制作しても違和感を感じないんです

 

 

それでは、コンビの結婚指輪の制作工程です

いつものように当店が指輪を作る場合、この作業から
始まります。それは地金を必要な分だけ溶かす(溶解)

指輪のデザイン(幅や厚み)によって必要な地金は
変わって来ますので計算して必要な分を溶解します

DSCN2493

【上記の写真の説明です】

指輪を作るのに必要な重さのプラチナの溶解作業です
プラチナの融点(溶ける温度)は約1800度
1800度以上の炎がでる酸素バーナーで一気に溶かします

 

【下の写真の説明です】

指輪を作るのに必要な重さの金(K18)の溶解作業です
金の融点(溶ける温度)は約1100度
18金の内訳は75%が純金、12.5%が銀、
残りの12.5%が銅なんです。ですので純金よりも
溶けるのが早くて18金の融点は約900度なんですね

DSCN6687

プラチナの溶解画像と金の溶解画像を比べると
溶ける温度が約2倍も違うので炎の威力も2倍違います

当然ですが、地金の溶ける姿も違います
プラチナは肉眼で溶かしている場面を見れません(汗)
工業用の溶接眼鏡をかけていないと見れないんです

逆に金の場合は肉眼でも見れます(眩しいですがw)
金もプラチナも溶解シーンは凄いエネルギーを感じて
これから指輪が生まれる!という力強さを感じます!

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金の鍛金(たんきん)作業です

いつもはプラチナの鍛金作業をお見せしているので
今日はゴールドの鍛金作業をじっくりとお見せします

鍛金とは、その文字の通りに地金を鍛える工程です
金床(角床)と呼ばれる鋼の台にゴールドを置いて
金槌(玄翁)でガッツガツ叩き上げて鍛えていくんです
この叩きながら作る工程を鍛造(たんぞう)と呼びます

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鍛冶(かじ)とも呼ばれる作業ですが、地金を何度も
叩き上げると地金中に含まれる微量な空気(ス)が
地金中から抜け出ていくんです。ス抜きとも言います

いやいや・・うちしかス抜きとしか言わないのかなw
今、ス抜きで検索してみたら何も出てこないという(涙)
師匠の親父がもう66歳なんで昔の職人の言葉なのかな?w

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叩きながら四角形に成形していきます

溶かしたイエローゴールドを叩き上げながらと同時に
四角形になるように成形しながら鍛冶作業は進みます

これは結婚指輪のベースとなる指輪の幅や肉厚まで
叩いて成形していく為なんです(最終的に板状まで)

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焼きなまし

鍛金とは金槌で地金を叩くだけではないんです!
炎でゴールドを真っ赤に焼く作業も同時にするんです
この作業の事を「焼きなまし」と呼ばれているんです

叩けば叩くだけ地金が固く締まっていきます
これは金に含まれる空気が抜け粒子が揃うからです

しかし締まりすぎるとヒビ割れなどの原因となるので
適度に炎で真っ赤に「ナマス=焼く」事でリセットされ
粘り強くて良質なイエローゴールドに育っていくんです

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バーナーなどの炎で焼いた金は黒く変色します

焼きなましをする度に金は(イエローゴールドに限らず)
黒くなる性質があります。焦げた訳じゃないですよw
この黒くなる理由は、表面に黒い酸化膜が出来るからです

魚を焼いていて焦げてしまった(;´Д`)と全然違いますw
魚は真っ黒に炭みたいに焦げると身の中まで焦げますが
金の場合は地金の表面だけ黒くなっているという事です

大丈夫です、この黒くなった金は元に戻せますからw
希硫酸(硫酸の水溶液)に入れればすぐ金色に戻ります
ただ硫酸ですので取り扱い注意の危険な工程という事です

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叩いてナマスの繰り返し

どんどん金の塊が成形されて四角い棒状になってきました
叩いてはナマシ(焼く)叩いてはナマシの繰り返し作業

地金の鍛金作業は、もともと手間暇が凄くかかるのですが
特に金(イエローゴールドやピンクゴールドも含む)は
プラチナよりも鍛金の時間が2倍近くかかるんですよね
硬いし跳ねるし・・・反抗期の子供と接しているみたいw

DSCN2840

結婚指輪のベースとなる板状になりました

ようやく金が指輪のベースとなる長さと幅、肉厚になりました
この時点で、この板を丸めると結婚指輪の幅と肉厚になります

ここで同時にプラチナの鍛金もしていたので並べてみましたw
プラチナの鍛冶作業の様子は記事にアップしませんでしたが
金の鍛冶とほとんど同じ作業を繰り返してこの形になります。

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ちなみに結婚指輪の幅は2.8ミリ

プラチナもイエローゴールドも共に幅2.8ミリです
写真の段階では、余裕を見ているので3ミリあります
そして肉厚も1.7ミリと厚目にベースを作りました

何故、厚めに高さをとったかと言うと、あとで打ち出しを
打ち込んで模様を制作していくので肉厚が必要だからです

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指輪に刻印を打ち込みます

片方にはプラチナ900を証明するプラチナ900の刻印と
もう片側には18金を証明するK18マークの刻印を打ちます

ここで注意する事は、プラチナにK18の刻印を打たない事w
めっちゃ単純なミスでも地金を証明できなくなります(;´Д`)
そしてジュエリーコウキで作った証のJKマークを刻印です

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指輪のベースになるように地金板を丸める

プラチナとゴールドの地金板に刻印を打ち込んだら
地金板を丸めて指輪の形にしていく作業になります

地金板の丸め方にも色々な丸め方が存在するんですよ
職人さんによって、丸め方が違うんですよね(^ω^)

こうすれば正解!という事はないので職人さんが自分で
丸めやすいというか慣れている方法で丸めるんですよね

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自分がしている丸め方は、師匠である親父直伝の方法です
丸棒に地金の板を押し付けて、テコの原理のような方法で
金槌で細かく叩いて少しづつ丸めていく方法ですね

他にも色々なやり方があります(例えばヤットコで曲げる)
自分も沢山の工具を使い分けて色々な丸め方を勉強というか
試してみましたが、やっぱりこの丸め方が馴染んでいます

逆にこの板の丸め方が難しいという職人さんもいます
ですので職人さんによって板の丸め方は様々です(^ω^)

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隙間が出ないようにしてリング状にする

地金板(プラチナ&ゴールド)をリング状に丸めると
最終的には写真のように繋ぎ目が発生します
この隙間が隙間と分からないように隙間ゼロにします

隙間を0にする事が、これから始まる作業において
凄く重要になってくるからなんです。隙間はゼロに!

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ロウを指輪に挟み込む

ロウとは地金同士をくっつける地金の事です
イメージとして最も近いのはハンダゴテが近いかな?
いや、そんなに近くないけど似てるかな(どっちよw)

とにかくw 薄く伸ばしたロウを隙間に挟み込みます
なので隙間がゼロでないと具合が悪いという事ですね

一般的に使用されるロウは土台の指輪よりも溶けやすい
ロウなんですが(同じ融点だと指輪が溶けるからです)
このような溶接をする作業をロウ付けと呼びます

しかし!当店は溶けやすいロウを使用しません!
結婚指輪には同じ結婚指輪の土台の地金を切り取って
薄く伸ばして溶かす共付け(ともづけ)をするんです!

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プラチナの指輪と、金の指輪の共付け作業

指輪と同じ地金を溶かして融合させるという事は
当然ですが指輪本体もロウと一緒に溶けてしまいます
しかし一般的のロウ付けと違って、強度もありますし
ロウ目というロウの溶ける跡や変色も出にくいんです

もちろん、指輪本体が溶けるという事は事実ですが
その箇所の溶ける範囲を極力狭く(小さく)する事が
ジュエリー職人としての技術、腕という事になります!

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今回の結婚指輪はプラチナと18金です

という事は地金の融点が違うので炎の勢いも違います
最初の共付け写真はプラチナで、次の写真が18金です
見た目でも炎の温度が違う事が分かるかと思います(^ω^)

18金の溶ける温度(融点)は約900度
プラチナの溶ける温度は約1800度ですので
プラチナとK18では、約2倍の火力の違いなんです

そして18金イエローゴールドは火にあてると黒く
変色しますので希硫酸(硫酸の水溶液)で綺麗にします

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指輪を真円にすると同時にサイズを伸ばす

共付けで完全なリングになったら、リングを丸棒に入れ
金槌で指輪の全面を細かくムラが出ないように叩きます
これは形を真円にする為なのでムラなく叩く事が必要です

そして真円にすると同時に結婚指輪のサイズを伸ばします
こちらの作業もムラなく細かく金槌で叩いてサイズを調整
手作業でのサイズ調整なので、細かいサイズ設定が可能です

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綺麗なバランスの良い槌目(つちめ)を打ち込む

何度も指輪の表面を叩いているので、自然に槌目という
金槌で叩いた時に生まれるタタキ模様がでてきます
この模様は偶然が重なって生まれる偶然の産物です(*´Д`)

この槌目模様がベースとなって上から「打ち出し」模様を
打ち込んでいくので、まずは槌目をバランスよく綺麗に
指輪全体にムラが出ないように満遍なく打ち込みます。

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槌目の上から「打ち出し」模様を打ち込む

槌目の模様だけでも十分魅力的でデザインになります
しかし今回は槌目ではなく打ち出し模様となりますので
槌目の上からタガネという工具でガッツリと打ち込みます

ガッツリと打ち込みますが、力任せにガツガツと打つと
バランスが悪くなり指輪全体の模様にムラが出るので、
確かにガッツリと打ちますが、全体のバランスを見ながら
細かく繊細に・・・でもガッツリと打ちます(うおいw)

DSCN2858

金は反発力が強いので、強めに打ち込む

プラチナ900と、K18ゴールドは素材が全く異なり
当然ですが地金の色、性質や扱い方も違うんですよね

作業工程は同じように進んでいくんですが、性質が全く
違うので(例えば18金は反発力が強くて地金が固い)
工程の1つ1つで、地金の特性に合わせて進めるんです

打ち出しを打つ時も、プラチナに打つよりも力を込めて
打ち込んでいかないと模様が深く入りません(汗)
ですので、プラチナとゴールドが同じ大きさ&深さの
模様になるように2本を見比べながら打ち込むんですね

DSCN2860

打ち出しと槌目はバランスが重要

2本の指輪を見比べながら、タガネで打ち出しを打つと
言いましたが写真のようにある程度リング全面に打ったら
また指輪をゴールドからプラチナに替えて打ち込みます

一気にゴールドだけ~とか、プラチナだけ~とか駄目ですw
手間はかかりますが指輪を交互に替えながら打つ事により
コンビの結婚指輪のバランスが保たれていくんです(^ω^)

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タガネでリングに「重ね打ち」を何度も繰り返します

槌目柄の上から何度も何度もタガネで重ね打ちをします
何度も重ねてタガネを打ち付ける事により柄が重なり合い
より奥行や立体感のある模様になっていくからです(*´Д`)

ここまで何回もタガネを重ねて打つなら、下地となっている
槌目は、いらないんじゃないの?と思われるかと思いますが
下地の槌目がしっかりと入っているからこその打ち出しです
槌目を入れずタガネを入れると柔らかくて模様が変わります

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プラチナとゴールドの打ち出し柄の完成!

プラチナの打ち出しと、イエローゴールドの打ち出しを
2本を並べてみてみると、打ち出し模様が全く同じですね

模様の間隔、深さ、大きさなど細かく一致するからですよ
バランスが大事なコンビ結婚指輪には1番大事な事ですね

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結婚指輪の幅をヤスリで削って2本を揃えます

ここまで鍛造が続くと、指輪の幅も自然と広がります
何度もしつこく金槌やタガネで叩いている証拠ですねw

鍛金と鍛造でプラチナリングもゴールドリングも
地金がめっちゃ上質に育って粘り強く強度も抜群です!
広がった結婚指輪の幅(側面)をヤスリで削りましょう

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結婚指輪の幅「2.8ミリ」が完成した時の幅

叩きすぎて今現在で、結婚指輪の幅が3ミリ以上もあるので
幅が2.8ミリになるまで両側の側面をバランスよく削ります

片側の側面だけ削りすぎた・・・とか絶対に駄目ですよw
ここもバランス重視で両側面を同じように削っていきます

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側面を削っていくと地金のバリが(鋭利な角が出現!)

金やプラチナに限らず彫金作業をすると「バリ」という
鋭利な尖った角が出てきます(側面を削ると良く出ます)

このバリという角で怪我をよくしてしまうので要注意です
普通の尖った角ではなく、よく見ると細かい刃が繋がって
ノコギリ刃のような形になっているんです(場所によって)
側面を削った場合は、指輪の外側と内側に必ず出てきます。

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バリを取り除く(削り落とす)

結婚指輪の外側と内側に発生したバリを取り除きます
ヤスリを使ってバリを削り落としていく作業なのですが
この時に、結婚指輪の外側の着け心地を良くするんです

「角落とし」という表現になりますが指輪をつけていて
角が痛いな~という経験をした人は結構多いと思います

これは既製品によくある事で角を落としていないからです
角を落とすと薄く見えるからです(既製品は薄いのが多い)
指輪の肉厚が薄いほうが地金の重さが少なくて済むからです
もちろん角を、そんなに落とさなくてもバリは落としてます

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既製品と違い、私の手作りは指輪に肉厚があります

写真を見てわかると思いますが、ボリューミーですねw
平均的な既製品の指輪の約2倍の厚みをとってあるからです
何ミリの厚さがあれば、着け心地が良くなるか企業秘密ですw

指輪の肉厚も十分にあるので、バリを落としながら角も
適度に落としていき着け心地が良くなるように整えます(*´Д`)

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結婚指輪の内側も角を取り、丸く削ります

結婚指輪の着け心地を、めっちゃ良くする為には
外側の角だけでは指への付け心地が良くなりません!
結婚指輪の内側(中側)も丸く削る事が重要なんです

まずは内側にあるバリを丁寧に削り落としていきます
バリを落とすだけでは内側の着け心地は良くなりません
既製品はここで終わりですが私の作品はここからが違います

DSCN2874

結婚指輪は、指へのストレスを感じないように作る

ですのでストレスを感じない指輪の着け心地が重要です
指輪の内側の角を段階的に落としていきながら調節して
指に優しくフィットするような形にしていくんですね♪

ただ丸くするのではなく、指の形に合うような丸さです
優しく吸い付くような滑らかな楕円形がベストなんです!
指を知り尽くしているからこそのベストな形です(*´Д`)

DSCN2875

結婚指輪の仕上げ作業(傷取り&研磨)

全ての指輪の彫金作業が完了しました(^ω^)
という事は結婚指輪の形が完成したという事になります

やっとですよね~指輪の形になるのに何工程あったか・・・
記事を読んで頂いている方には分かりますが一輪入魂です!

ヤスリでの彫金作業が続いていたので、リング全面には
小傷が無数に存在しています。その小傷を取り除きます

まずは紙ヤスリで指輪の小傷を消していく作業になります
打ち出し部分以外すべての地金部分を紙ヤスリで擦ります。

DSCN2877

シリコンポインターで紙ヤスリの跡を取り除く

紙ヤスリでプラチナ&金の指輪の小傷を取り除きましたが
紙ヤスリで擦った小さい跡(超小傷)が面に残りますので
シリコンポインターという研磨ゴムで研磨をして消します

ペン型のリューターという工具の先端に先端工具を設置して
高速回転で先端工具を回転させながら地金を研磨するんです。

DSCN2878

研磨用と磨き用のシリコンポインターがあります

最初の茶色のポインターは研磨材が混入しております
紙ヤスリの跡や、ミクロの小傷を消す為に使用します

逆に青色のシリコンポインターは磨き専用のゴムで
傷を取り除くのではなく地金の面に光沢を出す役目です

ポインターの素材は主に2種類ですが形は様々あります
指輪のデザインや形に合わせてポインターを使い分けます

DSCN2879

ヘラがけ(ヘラ仕上げ)

青色の磨き用シリコンポインターで地金に光沢を出しましたが
まだまだこんな鈍い光り方じゃ駄目なんです!まだまだですw

ガッツリと磨きあげて鏡のように反射させる面に仕上げます
光沢というよりも鏡面(きょうめん)というイメージですね

ヘラ棒の使い方は、鏡面仕上げをしたい地金部分にヘラ棒を
強く押しあてて、面を潰すように力強く滑らせていくんです
そうする事で、鏡のような反射を生み出す鏡面が誕生します!

DSCN2880

バフ仕上げ(バフ磨き)

ヘラ棒で磨いた部分を、最終仕上げの磨き布で磨きます
長かったですが、これで本当に最後の磨き作業となります
ヘラ棒で磨いた鏡面部分が、更にギラッギラに反射します

今回の結婚指輪は、表面の打ち出し部分と、側面部分が
艶消し(マット)になるので磨くのは内側だけとなります
表面を光沢にしたい場合は、先程の工程のように磨きます

DSCN2882

金と白金のコンビ結婚指輪が完成!

ついに手作り結婚指輪が完成しましたあああ!
溶解から始まり地金を鍛える鍛金、鍛造作業からの彫金
そしてサイズ調整、槌目、打ち出し、そして仕上げ作業

重なり合った奥深い「打ち出し模様」が印象的です!
金の打ち出し、白金の打ち出し、どちらも魅力的ですね
マット仕上げをした事で、模様の凹凸が浮き出るんです

 

どれだけの道を歩んできたのだろう(何かの歌詞みたいw)
どんなに手間をかけてもお客様の喜ぶ姿が見たいんです!
綺麗ごとではなくて本当にそれだけの為に、俺は必死です

価格だけじゃないという証にペアで12万円で
こちらの結婚指輪の制作をさせて頂きました(*´Д`)
プラチナと金、素材代だけでもかなりかかっていますがw

DSCN2883

1つ1つの作業工程が大袈裟ではなくて命がけの仕事です!
商売としては効率が悪いと分かっていますがこれで良いんです
大儲けはできませんが長く続けられる仕事だと実感しています

ラーメン屋さん(ラーメンだけではないですがw)が人気が
出ると支店を何店舗も作ったりという話しをよく耳にしますが
味が変わったとかも良く聞くじゃないですか(汗)あれヤダw

俺はどんなに忙しくても一店舗で作れる数の中で俺と親父で
こじんまりと地道にコツコツと頑張っていきます(キッパリ)
受け継いだ技術を守る為で、変な仕事は出来ないという自負です

いや~・・・語ってしまいましたが本音ですよ(*´Д`)
これからもコツコツと納得ができる結婚指輪を作り続けます
コンビの結婚指輪の制作工程を見て頂き有難う御座いました!

 

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指輪作りの制作日記をご覧頂いて、工程に納得をしてから
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです
真心をこめて1つ1つ手作りをする本物の結婚指輪ですよ

お気軽にお問い合わせOKですよ(^ω^)
こちらの「お問い合わせ」もしくはメールで
j_kouki_ring@yahoo.co.jp までお願い致します。

結婚指輪の一覧です → ジュエリーコウキ 結婚指輪の一覧
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