結婚指輪 細いプラチナの甲丸を作る!細めの指輪デメリット&メリット

結婚指輪の手作り専門店、ジュエリーコウキです
新潟県長岡市の工房で鍛造という製法で作ります

鍛造(たんぞう)とは日本の伝統技法の1つになります
鍛えて造ると書いて「鍛造」指輪を鍛えて造るんです。

結婚指輪の素材となるプラチナやゴールドをハンマー
で叩いて締めて伸ばす鍛冶で鍛錬をしながら作ります。

代々伝わる伝統技法で、鍛造を継承した宝飾職人しか
作る事が出来ないので全国でも一部の宝石店のみしか
製造販売が許されない究極の指輪、それが鍛造指輪!

こんにちは (゚Д゚)ノ

ジュエリーコウキの2代目で、宝飾職人の池田潤です
職人歴は26年で鍛造を継承した宝飾職人の1人です
長岡市の工房で、私が鍛造で結婚指輪を手作りします。

ジュエリー職人

細い 結婚指輪

本日のブログでは、細めの結婚指輪の制作工程を紹介

細い結婚指輪といっても、どのくらいから細い部類の
指輪になるのか人それぞれの感じ方で違うと思います。

作り手の私が、指輪を作りながら感じている細い指輪
とは3ミリ以下の幅のリングのことだと思っています
作っているときの間隔で3ミリから細く感じるんです。

ちなみに、本日のブログで紹介をする結婚指輪の幅は
2.5ミリの太さなのでけっこう細い部類に入ります
すでに結婚指輪は完成しているのでご覧くださいませ。

DSCN1448

細め 結婚指輪 ひねり

細めの2.5ミリ幅で、シンプルな甲丸デザインです
ワンポイントで結婚指輪のセンターに捻りが入ります。

結婚指輪のご依頼主様は、細めの幅の結婚指輪という
ことは決まっていたのですがシンプルを追及するのか、

それとも甲丸にプラスしてワンポイントを入れるのか
でかなり悩んでおられましたが最終的には捻りました
捻ったことで結婚指輪に少し動きがでましたね(^-^)

こちらの細めの結婚指輪が、出来上がるまでの工程を
ブログに書きますので最後まで宜しくお願い致します!

 

プラチナ 熔解

結婚指輪の素材になる
プラチナを溶かして塊に

2本のプラチナの結婚指輪を手作りをする為に必要に
なってくるプラチナの重さを計算で出して溶かします。

溶解専用の溶解皿にプラチナを入れて酸素バーナーの
強烈な火力で、ドロドロに溶かして1つの塊にします
地金を溶かす作業のことを溶解(ようかい)といいます。

ちなみに、プラチナがドロドロに溶ける温度(融点)は
約1770℃になるので肉眼では見る事ができません
溶接ゴーグルなどで目を保護しながらの溶解作業です。

プラチナ 鍛造

鍛造で作る結婚指輪

ジュエリーコウキは、日本の伝統技法である鍛造に
超が付くほど超こだわって結婚指輪の手作りをします!

鍛冶と金物の町で全国的に有名な新潟で作る本場です
正真正銘の鍛造で手作りをする結婚指輪という事です!

鍛えて造ると書いて鍛造といわれることから結婚指輪
の素材となるプラチナを鍛冶で鍛錬しながら作ります
金床(かなどこ)にプラチナ塊を置いて金槌で叩きます。

鍛造 プラチナ

鍛造指輪 密度が濃い!

鍛造で手作りをする指輪の特徴は、密度が濃いこと!

これは一般的に出回って販売をされている出来合いの
既製品のジュエリーには絶対にないことなんですよ~

既製品の製造方法はジュエリーの原型を起こした型に
溶かした地金を流して固めて製造をする機械生産です
私が今している鍛造とは全くの別物だと考えて下さい。

鍛造で手作りをする指輪は、地金密度が高いんです
地金密度が高いということは頑丈で強い地金という事
日常生活で身につける結婚指輪には最適な製造法です!

プラチナ 鍛錬

地金内に含まれた空気を放出させる

地金内にはスという微量な空気が必ず含まれています
このスという微量な空気があると巣穴の原因になって
指輪の表面に出たり、中に残るので強度が弱まります。

そこで巣穴の原因となるスを地金外に放出させるため
金床に地金を置いてハンマーで何度も叩いて締めます
何度も何度も鍛冶で鍛錬をすることで空気が抜けます。

ハンマーで繰り返して叩いて締められることで地金の
粒子も整って締まっていくので密度が増していきます
地金密度を高めて濃くすることで強い地金になります!

プラチナ 鍛冶

結婚指輪~細い指輪の
メリットとデメリット

今、手作りをしている結婚指輪は細いデザインですが
細めの結婚指輪のメリットとデメリットを私、池田が
作り手として職人目線で感じている事をお伝えします。

細い結婚指輪のメリットですが、指輪の内側の面積が
少ないので付け心地が良くなることと、指がふやける
範囲が少なくなったり、指がふやけにくくなります。

指がふやける原因となる指輪の内側に溜まる水や汗が
指輪が細いと溜まりにくいですし、水はけも良いです
指を曲げても締め付け感が少ないのもメリットですね。

逆に細い結婚指輪のデメリットは、変形しやすいこと

作り手として私が1番デメリットだと思っているのは
日常生活でする結婚指輪が変形しやすいということが
1番のデメリットだと作っていて感じております(汗)

プラチナ 鍛冶

細い指輪でも鍛えれば強くなる

細い指輪のデメリットは変形しやすい事と言いました
しかし当店の場合は、細い結婚指輪も全て鍛造製法で
手作りをしているので既製品よりも何倍も強いんです。

極端に細い指輪でなければ鍛えれば必ず強くなります
細い結婚指輪でも鍛造製法なら安心して付けられます。

しかし太い幅と細い幅を比べれば太いほうが丈夫です
それは単純に指輪の幅が太くなれば強くなるということ
基本的に鍛造で作る指輪は、幅に関係なく頑丈でお勧め。

プラチナ 焼きなまし

焼きなまし

ハンマーでプラチナを何度も叩いて締め上げていくと
プラチナが締まり過ぎてカチカチに硬く変化をします。

もちろん地金自体を締めて硬くしているのでOKですが
更にもっと絞め上げて密度を増して濃くしたいんです!

そうなるとカチカチになった地金をハンマーで叩いて
締めようとしても、硬すぎて反発力がでてハンマーが
跳ね返ってくるという現象が起きるんですね(汗)

そこでバーナーの炎で地金塊が真っ赤になるまで焼く
焼きなましという工程をすると締まりが緩んできます
そうなれば更に叩いて締めて密度を上げる事ができます。

鍛冶 プラチナ

細い結婚指輪 作り方

細い結婚指輪の作り方ですが、ここまでの鍛冶作業を
見て頂いていると分かり始めているかと思いますが
四角形に叩いて締めている地金塊が伸びてきています。

伸びていくと同時に、四角の棒が少しづつ細くなって
いくのが分かりますね~こうやって叩いて細くします。

プラチナ塊を四面から叩いて伸ばして細くするんです
下の画像を見ると更にプラチナ棒が細くなっています
細くなっているだけでなく、もちろん密度も増します。

鍛造

細め結婚指輪の幅の広さと
厚みと、サイズに合わせる

いよいよ長かった鍛冶作業が大詰めを迎えています!
手作りをしている結婚指輪の幅の広さは2.5ミリで
肉厚の厚みが1.7ミリなのでそれに合わせての鍛冶。

そして メンズとレディースの2本分のサイズに調整

例えばサイズが10号だった場合に必要となる長さは
約55ミリが必要になりますので、単純計算で男女で
同じ10号だった場合は55ミリ×2本分が必要です。

1ミリの長さが違うだけで約1号も変わってくるので
求めるサイズの分だけ正確に地金板をカットしないと
結婚指輪のサイズが狂ってしまうので正確に出します。

結婚指輪 手作り

1つの同じプラチナから
2本の結婚指輪を手作り

鍛冶作業で結婚指輪2本分に必要な長さになりました
メンズとレディースのリングサイズに合わせてカット
すれば指輪のベースが完成です(幅も厚みも計算通り)

ということは、1つの同じプラチナという素材から
2つの結婚指輪を誕生させていくという事になります
めちゃくちゃ素敵でロマンティックな工程ですよね!

これは鍛造と彫金を極めた宝飾職人が工房で1つ1つ
手作りするからこそ可能な制作工程なんですね(^-^)

同じ素材から誕生した結婚指輪は、指輪からお互いの
愛情や絆をダイレクトに感じられますし、離れている
時間があってもいつでも一緒にいる感覚が得られます。

離れていてもいつも一緒!という素晴らしい結婚指輪
これこそが本物の結婚指輪だと私は思っております!

指輪 作り方

リングに丸める

2枚にしたプラチナ板を1枚づつリングに丸めます
プラチナ板の丸め方は、ジュエリー職人さんによって
やり方が違いますが自分の場合は丸棒使って丸めます。

丸棒にプラチナ板を押し当てながらハンマーで叩いて
丸棒に板が巻き付くイメージで板を丸めていきます。

丸棒が芯にあることで綺麗に丸まりやすいという事と
プラチナ板に金属疲労が起きにくいのでお勧めですね。

指輪 手作り

リングの繋ぎ目は
隙間が無いように

地金板を指輪に丸めていくと合わせた繋ぎ目が出ます
この繋ぎ目にロウという薄い地金を挟みこみ溶かして
溶接をするので繋ぎ目に隙間が無いように合わせます。

繋ぎ目に挟んだロウが溶けることでの溶接になるので
もし隙間があると食い込んで溶けるので隙間は無しで。

指輪 溶接

共付けという溶接技術

一般的にジュエリーの溶接はロウ付けという溶接です
これはジュエリー本体より先に溶けるロウを使います
そうしないとジュエリー本体が溶けてしまうからです。

しかし、ジュエリーコウキで私が手作りをする鍛造の
指輪はロウ付けではなくて、共付け(ともづけ)という
溶接技術でジュエリー本体と同じ地金で溶接をします。

今回の場合はプラチナリングなので、同じプラチナを
薄く伸ばして繋ぎ目に挟んで溶かすという溶接です。

ハイレベルで難易度が高い溶接技術ですが、共付けは
同じ地金同士なので頑丈で割れにくいので鍛造の指輪
にはピッタリの溶接という事で共付けにこだわります。

指輪 サイズ

結婚指輪のサイズ調整

共付けで完全なプラチナリングになったら次の工程は
メンズとレディースの結婚指輪のサイズに合わせます。

指輪を再び丸棒に入れてハンマーで万遍なく叩きます
万遍なく叩くことで、綺麗な真円になっていきながら
同時にサイズも伸びていくというサイズ調整の工程。

手作業でリングサイズを伸ばすので細かいサイズ対応
が可能なのも手作りの魅力です(半番でも対応可能です)

指輪 彫金

細めの指輪 作り方

プラチナ板からプラチナリングになって、メンズと
レディースの結婚指輪のサイズになるようにしました。

結婚指輪のベースとなるリングが出来上がったので
ここからはヤスリでプラチナリングを削る彫金作業で
指輪のフォルムを擦り出したり、デザインを入れます。

具体的には、リングの幅の広さを2.5ミリに整えて
細くなったリングのフォルムを丸い甲丸リングにして
甲丸リングのセンターにワンポイントで捻りを入れます。

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最初の彫金は、幅を2.5ミリにする

鍛造という伝統製法で叩かれまくった渾身のリングは
何千、何万と金槌で叩くのでリングの幅が広がります。

広がったリングの幅、両側の側面をヤスリで削ります
プラチナリングに「激しい鍛錬に耐えて頑張ったね!」
と心の中でプラチナを労いながらサクサク削りますw

鍛え上げられたプラチナは凄い粘り強くなっています
側面を削っていくとバリという鋭利な角がでてきます
このバリの角が本当に危険で危ないので処理をします。

DSCN1419

バリはノコギリのような鋭さ

例えていうなら、ノコギリみたいにザクザク切れるし
刀みたいにスパッと簡単に指が切れるし・・・
もしかして厳しい鍛錬でプラチナが反抗しているとかw

冗談は置いといて鋭利なバリを適切に処理をしますw

ヤスリで丁寧に落とします(バリの残りがないように)
これでバリで指を切ったり怪我をする事もなくなります
まあ・・・他の工具で怪我をする事も多々ありますがw

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捻りの下書き

結婚指輪の表面にデザインの下書きラインを入れます
油性マジックで太いラインが表面に描かれていますが
適当にマジックで線を書いている訳じゃありませんw

ミリ単位でリングに細い線を書いて、方眼紙みたいに
均等のラインを計算で出してからマジックでラインに
そって計算通りにバランスよく下書きをしています。

設計図のように細かい線を書いて、繋げていきながら
捻りの角度や長さを割り出してリングに書くんですよ。

DSCN1424

糸ノコギリで下書きを刻む

ラインに沿って刻んでデザインを作りだす彫金作業が
始まりますが設計図通りに削っていく事が重要ですね。

勘で削っていくと捻りのバランスが崩れる恐れがあり
まずは計算通りに設計図の上をなぞるように刻みます。

計算通りが全て良い訳ではないので、彫金の後半戦で
計算通りに削っても、曲線が肉厚の関係で左右対称に
見えない事も出てくるので、その調整は最後にします。

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捻り 作り方

こちらの結婚指輪のベースは、シンプルな甲丸ですが
リングのセンターにワンポイントでヒネリが入ります。

そのヒネリを立体的に魅せるように、小さいヤスリで
削って凹凸を立体的にグラデーションで表現をします。

大きいヤスリを使ってしまうと小回りが利かないのと
力を込めて削ると想定より深く削れる場合があるので
小回りの利く小さいヤスリで少しづつ捻りを作ります。

DSCN1426

結婚指輪に捻りを入れました

フラットな平打ちリングの表面に捻りが入りました!
ワンポイントといってもメインになる大事な捻りです。

捻りが入ったリングフォルムは平内リングという事で
丸めて甲丸リングにしますが先に内側の彫金をします。

捻りの位置と凹凸が確定したら指輪の内側を削ります
指輪の内側を滑らかで丸い楕円形にしていくんですね。

結婚指輪の着け心地を良くしていく行程になります
内側を削るヤスリにも種類があるので選んで使います。

DSCN1428

内甲丸(うちこうまる)に内側を削る

指に優しくリングがフィットするように丸く削ります
結婚指輪は付け心地が絶対に良くなくてはいけません!

指輪の内側を指の形に合わせて丸く削っていく作業で
甲丸のような形が内面にできるので内甲丸といいます。

指に着けやすく、そして外れにくい、着け心地が良く
ストレスを感じない。これが私の追い求める付け心地。

DSCN1430

内甲丸にするメリット

細い指輪、太い指輪、リングの幅に関係なくリングの
内側を丸い内甲丸にすれば付け心地は滑らかになって
付け心地は必ず良くなり、更にはメリットもあります。

内甲丸にはどんな素敵なメリットがあるのかというと
水はけが良くなるので、日常生活で水や汗がリングに
溜まってもリングから水が抜けやすくなるので衛生的。

という事は、結婚指輪でよくある「ふやける」という
指のふやけになる割合がかなり軽減されるということ
内甲丸は着け心地の良さだけではない魅力があります。

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甲丸リング 彫金作業

平の平打ちのフォルムを角落としで丸い甲丸にします
センターの捻りに丸さを合わさせながら甲丸にします。

捻りの斜めのラインと、甲丸の丸さを融合させるので
結婚指輪の全体のバランスを確認しながらの彫金作業。

捻りの部分も多少は丸くなるのですがそこだけ削ると
捻り部分のみが出来上がってしまい全体のフォルムと
一体化しなくて別々のデザインになる恐れがあるので
綺麗に融合できるように捻りも甲丸も同時進行で彫金。

DSCN1433

甲丸リング 作り方

結婚指輪をシンプルな甲丸の形状にしていく削り方は
いつものように段階的に角を落としていく削り方です。

一気に指輪の角落としをしていまうと角度が出過ぎて
丸ではなく三角になる恐れもあるので少しづつの彫金
少しづつ角を削り落としながら丸みを作っていきます。

捻りのツイスト面もリング全体の甲丸に合わせながら
馴染ませて、捻りと甲丸をバランスよく融合させます。

DSCN1434

捻りベースの甲丸リング
荒い状態ですが形が完成

調節をしながらの彫金で結婚指輪のフォルムが完成!
リング幅が2.5ミリ、厚みは1.7ミリで捻りです。

この状態はヤスリで削ったばかりの荒い彫金面なので
荒目ヤスリ後、目の細かいヤスリを使って仕上げます。

荒目→中目→油目とヤスリ目を細かくしながらの彫金
荒いプラチナの表面が細かく綺麗になってきましたね。

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捻り以外の甲丸も仕上げる

荒目ヤスリから中目ヤスリ、油目ヤスリとヤスリ目の
荒さを細かく替えていきながらの彫金作業をします
捻りのラインだけでなく甲丸全体を丁寧に仕上げます。

精密ヤスリという小さいタイプのヤスリも使います
精密ヤスリにも荒目、中目、油目がもちろんあります
捻ったデリケートなラインも精密ヤスリで仕上げます。

荒目のヤスリで削っていった先程の彫金作業と同じで
中目も油目も同じ工程でプラチナリングを仕上げます。

DSCN1438

精密ヤスリで捻りを完成させる

精密ヤスリの油目を使って、捻りを完全に仕上げます
捻った曲線のバランスを整えながらの彫金作業です。

結婚指輪なので2本の捻ったラインの曲線バランスも
同じになるように2本を同時作業で捻りを仕上げます。

油目ヤスリで削って整えると、こんな感じになります
最初の荒目ヤスリで削った時よりも滑らかになります
この写真の状態で仕上げると「荒仕上げ」となります。

DSCN1439

2本の結婚指輪 バランス重視で作る

先程もお伝えいたしましたが、結婚指輪は2本の指輪
そしてデザインも同じとなればバランスは超重要です。

2本の結婚指輪を並べて、バランスが合わなかったら
見た目もショックですし縁起も悪くなりますよね(汗)

一般的に、結婚指輪はメンズとレディースでサイズが
違っている事が多い指輪です(稀に同じ場合もあります)

サイズが違うということはリングの見える範囲も違い
デザインのバランスを合わせるのが難しくなりますが
そこは宝飾職人の腕の見せ所!バランスを合わせます!

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プラチナリングの傷消し

手作りした結婚指輪は荒仕上げではなく鏡面磨きです
ピカピカに光らせるのでキズを消しながら仕上げます。

まずは耐水性の紙ヤスリで結婚指輪の全面を擦ります
油目ヤスリでついた小傷をこの作業で消していきます
耐水性なので水をつけながらプラチナを擦るとGOOD

濡らさなくても紙ヤスリの特徴である砂っぽい研磨で
擦れるのでOKなんですが水で濡らす事によって砂が
水と混ざり合って傷の奥まで浸透して消えやすいです。

キズが無くなるまでプラチナリングを擦ると真っ白に
油目で仕上げた状態とは、また全然違う見た目ですね。

DSCN1444

さらに研磨ゴムで仕上げる

リュータ機という機材の先端に研磨ゴムをセットして
フル回転で紙ヤスリで擦ったプラチナを更に擦ります
紙ヤスリで擦ると、細かい線が沢山残るので消します。

研磨ゴムはシリコンで作られたシリコンポインターで
このシリコンポインターにも何種類も種類があります
ヤスリのように荒いものから細かいものまであります。

彫金と同じように荒いゴムから柔らかいゴムへと続き
小傷を消しながら仕上げていく作業が続いていきます。

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シリコンポインターで隅々まで仕上げる

結婚指輪の表面、側面、中面、捻りの曲線ラインなど
すべての面をシリコンポインターで磨いていくんです。

指輪のデザインに合わせてシリコンポインターの形を
変更をしながら隅々まで光るように仕上げていきます。

研磨ゴムで磨いた後は、無傷な状態のプラチナリング
しかし、傷が消えたといっても光沢の状態なのですが
プラチナ特有の鏡のように反射する鏡面ではありません。

光沢から鏡面に仕上げていくには「ヘラ掛け」という
作業をすることで光沢から鏡面に変化をしていきます。

DSCN1446

ヘラ掛け(へらがけ)

ヘラ掛けや、ヘラ磨きと言われる最終磨きに進みます
ヘラ棒という硬い棒でプラチナを鏡面に磨きあげます
この工程がとても重要な作業で鏡面仕上げといいます。

プラチナリングに強く押しあてて滑らすように磨く!
磨くというよりプラチナの表面を潰していく感じです

ヘラ掛けを繰り返す事でプラチナの面が締まっていき
ピッカピカの鏡のような鏡面が生まれてくるんですね
単純作業に見えますが実は難易度がもの凄い高いです。

DSCN1447

バフ掛け(ばふがけ)

ヘラ掛けのあとは、バフ掛けという磨き布で徹底的に
何度も繰り返して磨くと鏡面仕上げの完成になります
まるで鏡のように反射するプラチナリングになります。

幅が2.5ミリの細くてシンプルな結婚指輪ですが
センターの捻りデザインがフォルムを引き立たせます
昔から定番の甲丸に一手間を加えたデザインです(^-^)

全体的に丸みを帯びた結婚指輪なので着け心地も抜群
ストレスを感じない滑らかで良い着け心地になります。

DSCN1448

結婚指輪 細い甲丸に捻り

シンプルな結婚指輪でもワンポイントで捻りを加えると
立体感や動きがでて着けていても楽しくなります(^-^)

今回の手作りをした結婚指輪の細さは2.5ミリですが
もっと細くしたい!という方のご要望にもお応えします。

細いといっても1ミリとなるとさすがにリングの変形の
心配がでてくるので、お勧めはできませんが1ミリでも
2ミリでも作ることはできますので宜しくお願いします。

シンプルな結婚指輪のデザインでも色んなパターンの
デザインがあるので今後もガンガン記事をアップします
最後まで付き合って頂きましてありがとうございました!

 

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〒940-2003 新潟県長岡市渡場町2-7 株式会社ジュエリーコウキ

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鍛造で作る結婚指輪は、ごく稀で希少価値のある結婚指輪
世界中の全てのジュエリーのうち鍛造で作られたリングは
5パーセント未満と言われるほど鍛造リングは少ないです

その理由は、鍛造リングは地金を金槌で叩いて炎で焼いて
じっくりと時間をかけて地金密度を上げていくという製法
熟練された技術や知識を持った職人のみしか作れない技法
鍛造リングを作る為の専門工具や機材など設備も必要な為

伝統工芸と言われる鍛造リングは日本の宝だと思いますが
受け継ぐ職人が激減しており鍛造リングは衰退しています
だからこそ鍛造技術を受け継いだ私が広めたいと思います

指輪作りの制作日記をご覧頂いて、鍛造技術に納得をして
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです。

お気軽にお問い合わせOKですよ(^ω^)
こちらの「お問い合わせ」もしくはメールで
j_kouki_ring@yahoo.co.jp までお願い致します。

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