いつもご観覧を頂きありがとう御座います
株式会社ジュエリーコウキの二代目、池田です
今日も元気にバリバリと工房で結婚指輪を制作中!
お二人の笑顔を想像しながら結婚指輪を作っていると
自然と微笑んでしまいますw(ニヤニヤかもですがw)
結婚指輪の制作に関われる仕事、本当に幸せです
お二人の大切な人生の1ページに自分の作った
結婚指輪が関わる事ができるって凄くないですか?
それを考えると本当に幸せな気分で微笑んでしまいますw
さてさて、本日の指輪の制作工程の記事ですが
前回の記事のづづきになります。下記のリンクからどうぞ
サイズが大きい結婚指輪&サイズが小さい結婚指輪の制作
サイズが28号と、サイズが6号という結婚指輪です
ちなみに2つの結婚指輪を比べるとこうなります(^ω^)
かなりの指輪の大きさの違いが写真で分かりますね
大きな指輪に小さな指輪が、すっぽり入りますね~
そして前回の記事で彫金(ちょうきん)作業をして
プラチナリングをヤスリで削ってデザインを作りました
その彫金(ちょうきん)後の結婚指輪の姿がこうなりました
Vラインが魅力的なデザインになりましたね(^ω^)
サイズの大きさが、かなり違いますが違和感ナシです
それはV曲線の曲げる位置、曲げる角度など
大きいサイズと小さいサイズのバランスを見ながら
作っていくのでバランス良くまとめる事が出来るんです
例えば既製品の結婚指輪の場合に多い事例なのですが
結婚指輪の下にサイズ直しをする部分が予めあります
この部分がない場合もあります(のちほど説明します)
その部分でサイズ直しをしてお客様のサイズにするので
結婚指輪のサイズが極端に大きい場合や、逆に極端に
サイズが小さい場合など、結婚指輪の全体のデザイン
バランスが崩れる(歪む)事が結構あるんですよね
これは無理(強引)なサイズ直しのせいで歪むんです!
もう1つ、そのサイズ直し部分がない結婚指輪もあります
それは既製品の場合、同じデザインで沢山のサイズを
最初から用意していたり、そのサイズの型が用意してあり
そのデザイン型に流して作る鋳造という方法なんですね。
サイズが大きい場合に、厚みが薄くなる場合もあるので注意!
という事でサイズが極端に大きい場合や小さい場合は
お客様のサイズに合わせて手作り(ハンドメイド)を
した方が2本のバランスが凄く良いです(当店の場合です)
だからこそ完全ハンドメイドの結婚指輪をお勧めしています
ちょっと熱くなって語ってしまいました(;´Д`)
結婚指輪の制作風景の続きに戻らせて頂きますw
Vラインに沿ってミルを打ち込みたいと思います
ミルを打ち込む前に、ヤスリで削ってできた小傷を
紙ヤスリで消していく作業になります(内外全面)
耐水性のサンドペーパーなので水をつけながら
こすると効果大になります。丁寧に小傷を消します
サンドペーパーでの作業が終わって小傷が消えたら
結婚指輪にミルグレインを打ち込む作業になるのですが
その前に、ダイヤモンドが埋め込まれるので穴を開けます
そして、いよいよミルを打ち込んでいきます!
結婚指輪のセンターにあるVラインに沿って打ちます
最終的にはミルタガネ(ミルグレインを打ち込む工具)で
金槌でタガネの上を叩いて深く打ち込んで球体を作りますが
最初から深くミルを打ち込むと修正が効かなくなりますw
なので私は軽く手打ちで打って、仮打ちをするようにします
サイズが大きい指輪も、サイズが小さい指輪も
同じようにVラインに沿ってミルが打ち込まれますが
サイズが大きい結婚指輪の方が面積が多いので、ミルを
打ち込む数も小さい指輪の約1.5倍多く打ち込みます。
ミルグレインの球体数はサイズの大小で違いますが
ミルグレイン(球体)の大きさは均一に合わせます。
ミルグレインの手打ち(仮打ち)が終わって本番の
打ち込む位置が確定したら金槌で強く打ち込んでいきます
強く打ち込むといっても馬鹿力で打ち込め!とは違いますw
強すぎると球体が埋まって丸く見えません・・・ただの穴にw
なので強くといっても強くないようなw 説明が下手(涙)
これは職人の指先の感覚で感じる作業なので難しいですw
確かにサイズが大きい結婚指輪の方がミル数が多いんですが
2つの指輪を一緒に画面で比べてみると、あらら不思議ですね~
バランスがとれているので、2つのミルの数が同じに見えます
これがサイズの大小に合わせてバランスよく作るという事です!
ミル打ち作業が完了したら次の作業は「石留め」
女性用のサイズの小さい結婚指輪に
ダイヤモンドが1ルース埋め込まれます
すでに先程、ダイヤモンドを埋め込む穴を開けて
あるのでダイヤの直径と高さに合わせて、その
穴を深くしてダイヤと同じ直径まで削っていきます
合わせた穴のスペースにダイヤを入れて
小さい爪で4ヵ所を留めていく石留め作業です
ダイヤモンドの石留め作業が終わったら
もう一度、サンドペーパーで全面を仕上げていきます
とくにダイヤの周辺は削ってあるので整えて綺麗にします
紙ヤスリでの仕上げ作業の次も、まだまだ磨き作業です
紙ヤスリで結婚指輪の小傷を消しましたが、更に細かい
傷をシリコンポインターで消しながら磨く作業です(^ω^)
リューター機というペン型工具の先端にシリコンポインターを
装着して高速回転で指輪の全面を磨く作業になるのですが
先端に装着するシリコンポインターは2種類あるんですね
茶色いポインターのほうは、荒くて硬いゴム
青色のポインターのほうは、目が細かく柔らかいゴム
大雑把ですがこの2種類のシリコンポインターを使用して
磨きますがポインターの形は様々で色々な形があるんです
その結婚指輪のデザインの特徴に合わせて選んで使います
リューター機での磨き作業の次は、また磨きですw
こうやって磨き作業を順番にこなしていくんです
特に鏡面磨きの場合は、磨き作業が沢山あるんですね
次は「ヘラ磨き」
ヘラ棒というペンシルタイプの工具になりますが
もちろんペンでは御座いませんw カチカチの超硬棒です
こちらのヘラ棒を結婚指輪(プラチナ)にあてて
リング全面を磨いていく作業になるんです(^ω^)
どうやってこのヘラ棒でプラチナを磨くかというと、
プラチナにヘラ棒を押し当てて、滑らすように磨く、
滑らすというより押し付けて滑らせるイメージです
なのである程度の力で押し付けないと光りません
この作業で反射する鏡面が誕生していくんですね
まるで鏡のように自分が写るほどの磨きレベルです
ヘラ磨きの後は、今度こそ最後の磨き作業
「バフ磨き」で鏡面の結婚指輪の完成となります
硬い磨き布で何度も何度もプラチナを磨きます!
バフ磨きの後は、超音波洗浄機で汚れや油分を落として完成!
ピッカピカの鏡面仕上げの結婚指輪の出来上がりです(^ω^)
サイズが大きくても、またサイズが小さくても
手作りならバランスを見ながら作っていくので安心です
極端に2つの指輪のサイズが違っても違和感なく安心できます
素敵な結婚指輪のご依頼、本当にありがとう御座いました<(_ _)>
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指輪作りの制作日記をご覧頂いて、工程に納得をしてから
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです
真心をこめて1つ1つ手作りをする本物の結婚指輪ですよ
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