ミル打ち結婚指輪は後悔する?飽きる?ミル打ちのデメリットを解説

オーダーメイドの結婚指輪、ジュエリーコウキ
日本伝統技法の鍛造で結婚指輪を手作りします

オーダーメイドの結婚指輪は全国各地に沢山ありますが
鍛造という技術で作るオーダーメイドの結婚指輪は全国
を探してもほとんど存在しない希少価値の高い結婚指輪。

鍛造(たんぞう)という日本伝統技法でリングを作ります
鍛えて造る指輪という事で鍛造リングと言われています。

一般的なオーダーメイドといえばロウ材から指輪の原型
になる型を作って溶かした地金を型に流して作る製法や
セミオーダーのようにデザインを選ぶタイプが主流です。

しかしジュエリーコウキで二代目の私がする製法は鍛造
鍛えて造るという事から鍛冶作業で鍛錬をして作ります
鍛冶で鍛錬された指輪は密度が濃くなり頑丈になります。

 

こんにちは(゚Д゚)ノ

ジュエリーコウキ2代目で宝飾職人の池田と申します
職人歴は28年で鍛造を継承している職人の1人です。

鍛造は昔からの技術を受け継いだ宝飾職人しか作れず
全国でも鍛造を継承した宝飾職人は極めて少人数です。

市場全ての結婚指輪の中で、鍛造のオーダーメイドで
作った結婚指輪は僅か1%未満しか存在しないんです。

鍛造オーダーメイドの指輪をブログで発信しています
鍛造の制作工程や鍛造の結婚指輪をご紹介しています。

ジュエリー職人

指輪作りもブログ更新も私がしております(^-^)

結婚指輪の専門店という事で結婚指輪に関する記事を
書いていますしお客様の体験談もご紹介しております。

先輩カップルさんの結婚指輪にまつわるエピソードを
募集してブログにアップしておりますので結婚指輪に
関する為になる有益な情報を発信をするのが目的です。

先輩カップルさんの実体験を投稿して頂いているので
これから結婚指輪の購入を考えているカップルさんに
参考になるような内容だと思いますのでご覧ください。

※当店で購入されていない方の体験談を募集しました
全国各地のカップルさんの話を聞きたかったからです。

 

本日は、京都府S様から投稿を頂いたエピソードです

ご投稿を頂いたこちらの方は結婚指輪は共通点がある
デザインにしたいというのがポイントだったそうです。

最近は男性用と女性用で別々のデザインがありますが
一生に一度の結婚指輪はデザインが多少違っていても
共通点が欲しかったそうでミル打ちに決めたそうです。

ミル打ちが2本の結婚指輪の共通点ですが、ミル打ちに
する事で心配な点があったそうなので教えて頂きました。

そして記事の最後に私、池田が指輪を作っている作り手
としての意見も参考になると思いますので、敢てですが
ミル打ちのデメリットを少しだけ書きたいと思います。

それでは京都府S様のエピソードをご覧くださいませ。

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題名

【ミル打ちの結婚指輪に決定!しかし心配面も】

 

投稿者 京都府S様

 

結婚指輪について、何も知らなかったので、
まずは事前にネットでリサーチをしました。

その上で、私と主人がそれぞれ気になる
ブランドを調べて、いくつかピックアップしました。

誰もが知っている様な有名なブランドから、
個人の職人さんが作っているものまで、
幅広く選びました。

そして、それぞれ実際の店舗に脚を運んで、
実物を見せてもらうことに。

何件かお店を回ってみて、
どれも素敵ではあるものの、
いまいち決め手にかけていました。

また、「女性用のものは可愛いと思っても、
男性用の指輪はイマイチ」など、
女性用と男性用でデザインが違ったり、

同じデザインでも女性がつけるなら可愛いけど、
男性には少し・・・という、男女間の違いもあり、
選ぶのがとても難しかったです。

また、私と主人、それぞれの好みも違います。

一生自分の指にはめるものだから、
好きではないものはつけたくありません。

 

【2つの結婚指輪に共通点がないのは嫌】

それぞれ自分の好きなデザインの指輪を選ぶ、
という選択肢もあったのですが、

2つの指輪に全く共通点がないのは、
せっかくの結婚指輪なのに寂しい気がして嫌でした。

「多少デザインは違いはあっても、
共通点がちゃんとあり、誰が見てもペアだと
分かるもの」がいいな、と思ったのです。

しかし、二人それぞれが納得のいく
デザインの指輪を探すのは、とても難しかったです。

5件目くらいに、
事前にピックアップはしていなかったものの、

偶然指輪のお店の前を通ったので、
ふらっと立ち寄ってみました。

こちらが想定していた予算よりも、
やや高めの価格設定だったのですが、

実物を見た瞬間に「これだっ!!」と、
主人と共にビビっと来ました。

見た目の美しさはもちろん、
指輪の細部までのこだわりやコンセプトなど、
どれも素敵でしっくり来たのです。

 

2つの結婚指輪の共通点は
2つの結婚指輪にミル打ち

また、男性と女性、それぞれに合わせた
別のデザインが施されていたのですが、

共通のミルうちがされていたことにより、
ペアのリングであることが分かるようになっていました。

女性用のは、3つの小さなダイヤが
正面に並んであしらわれており、横から見ると

「クラウン」の形に見えるようにデザインされていました。
指輪の上下にはミルうちがされています。

男性用のは、一見シンプルに見えますが、
表面にウェーブ上の凹凸があり、
そのウェーブ部分にミルうちがあしらわれています。

指にはめたときの感じも、どの指輪よりも良く、
少々値段が高めでしたが、とてもほしくなりました。

さらに、指輪の裏には、刻印の他に、
小さな宝石を埋めることができるようになっていました。

結婚指輪 ミル打ち

【ミル打ちの結婚指輪への心配点】

しかし、心配した点も2点あります。

1点目は、女性用の指輪がミル打ちで
かわいらしいデザインだったため、

しわしわのおばあちゃんの手になっても
ミル打ちが似合うのかどうかが気になりました。

結婚指輪は一生ものです。
将来死ぬまで指につけることになります。

シンプルなものなら、どんな手にも似合いますが、
かわいらしいミル打ちのデザインになると、

将来年老いたときにミル打ちが年齢に合わないものに
なってしまうのではないか、という心配がありました。

しかし、若者にしか受け入れられないような
デザインではなかった事やミル打ちの他にも、

横から見ると王冠の形をモチーフにしているが、
正面から見るとそれほど派手なデザインではなかった事で、

ミル打ちでも将来そこまで手から浮いてしまうような
ことはないだろう、と判断しました。

 

【ダイヤ付きの結婚指輪の心配点】

2点目は、指輪にダイヤがついている
デザインだったため、表面にすこし凹凸があり、

将来赤ちゃんが生まれたときに、
赤ちゃんの肌を傷つけてしまうような
ことがないか、気になりました。

この点は、接客対応していただいたお店の方にも確認し、
指輪の表面をなでても傷がいくことがない旨を確認しました。

実際に今子育てをしていますが、
子供の肌に傷がついたことはありません。

結婚指輪選びは、とても難しいですが、一生ものなので、
妥協せずに自分に合った指輪を選んでほしいと思います。

 

【プロポーズのエピソード】

付き合って4年半、その日は
普通に外でデートをしていました。

お互いに将来を共にするような話は
少しずつ出ていたので、

このまますっと結婚の話に進んで行くのかなーと、
思っており、プロポーズをされるとは
まさか思っていませんでした。

私たちはお互い一人暮らしで、
お互い隣の駅に住んでいて、
普段はそのまま彼氏の家に行って泊まることが多いです。

しかし、その日は次の日の予定もあって、
めずらしく自分の家に帰ることにしました。

帰り道、「今日は家に帰るわ~」と言うと、
「え!?帰るの!?」という彼氏の意外な反応が。

帰ろうとする私を、「終電で帰ればいいよ、
とりあえず家に寄ってこう!!」と
ひたすら家に寄らせようとする彼氏。

「えーめんどくさいなぁ」と内心思いながらも、
その熱意に負けて、彼氏の家に寄ることにしました。

玄関の鍵を開けて、
彼氏に促されるがまま先に部屋に入りました。
すると、机の上に綺麗なバラがおいてありました。

普段、お花とは無縁な彼氏。
「あれ?花なんて珍しいね~。誰か会社の人にもらったん??」

全く気付く気配のない私に、彼氏もビックリ!!
さすがに家に入って花を見たら、気づくと思っていたようです。

「もっとちゃんとよく見て!!」と言われて、
「え?どういうこと?」と思いながら机の上をよく見ると、
その花の前に、四角くて黒い箱がおいてありました。

「え・・・まさか・・・・」
ここで初めて気づいた私、あまりの驚きに涙が出てしまいました。

 

サプライズは大成功!!
そう、箱の中身は、彼氏が事前に
こっそり準備した婚約指輪だったのです。

サプライズプロポーズを
何日も前から計画していたようなのですが、

私が突然「帰る」と言い出したので、
事前に準備していた計画がすべておじゃんになるところでした・・・

あの時は本当に慌てたそうです。
どうやって無理やりにでも家に連れてくるか
必死に考えた、と後から聞きました。

結局、婚約指輪をはめてみたところ、
サイズが大きくて、手直しが必要でした。

事前に私のサイズは知っていたのですが、
私が自分で思っていたよりも、指が細かったようです。
「嘘を教えられた!」と言っていました(笑)

サプライズは、とてもうれしかったのですが、
予想外の出来事にうまくいかなくなることも
あると思うので、気を付けてください。

また、事前に指輪を用意する場合、
サイズもそうですが、

デザインも相手に聞くことができないので、
とーっても迷うそうです。

実際に買って気に入らなかったら
どうしようと不安だった、と言っていました。

こだわり派の彼女の場合は、
事前に準備するよりも
一緒に選んだ方がいいかもしれませんね。

 

【プロポーズ後のエピソード】

プロポーズの後、お互いの両親に
挨拶に行くことになりました。

向こうのご両親は、
以前にお会いしたことがあり、とても優しいご両親です。
結婚を直接報告すると、喜んでくれました。

問題は私の父です。私の父は、
亭主関白で、とても怖い父親でした。

さらに、私は姉妹の末っ子で、
姉2人はすでに嫁に行き、家を出ていました。

私は仕事のため実家を出て、
遠くの地で一人暮らしをしていました。

父は跡継ぎがほしくて、私には
婿養子を迎えるように常日頃言っていました。

私は冗談半分でその話を聞いていました。
まさかそこまで本気でこだわっているとは
思っていなかったのです。

しかし主人は長男。
婿養子に入ることはできません。

事前に母には話していて、母から父にさりげなく
「結婚したい人がいるらしい。長男らしい。」
と伝えてもらいました。

そして結婚のあいさつの日取りを決めて、
一足先に実家に戻った時、

突然父が「跡を継がないなら、
結婚相手には会わない」と言い出したのです。

その日は父と大喧嘩しました。
父のあまりに横暴な態度に、

「娘の幸せを祝ってくれないのか!!」
と泣き叫んだ覚えがあります。

挨拶は2日後、ただでさえ
まだ見ぬ父の姿に怖がっている彼氏。
しかし、この事実を伝えなくてはなりません。

どうしようか、私も彼氏も困ってしまいました。
すると、それを見た母が、姉たちに連絡し、

結局姉たちが父をなだめ、
跡継ぎに関して色々な提案をしてくれて、

それに納得した父がやっと
彼氏に会ってくれることになりました。

姉たちがいなかったら、
この結婚はなかったかもしれません。
本当に感謝しています。

 

そんな事件があったため、
挨拶当日もカチンコチンに緊張していた彼氏。

私も、どうなることかと、ひやひやしていましたが、
私と出会ったきっかけや、結婚を意識するようになったこと、

どういうところがよいと思っているか、など
とても丁寧に父に話してくれました。

父もどんな態度にでるかと思っていましたが、
彼氏の人柄にふれ、印象が良かったのか、

その後楽しい酒を飲み、思いのほか
柔らかい雰囲気であいさつを終えることができました。

結婚は2人だけの問題ではなく、
相手の家と家の結びつきでもあるので、
本当に大変だなと心から感じた出来事でした。

その後、主人と父の関係も良好で、お互いの両家とも、
とてもいい関係を気づけていると思います。

皆さんもプロポーズの後に、
想定していなかった反対や試練があるかもしれませんが、
幸せな家族の形を作っていけるよう心から願っております。

 

沢山の先輩カップルさんの結婚指輪をご紹介しております
こちらからご覧頂けます→私達の結婚指輪をブログで紹介

私が作るジュエリーコウキの鍛造の結婚指輪の一覧は→コチラ

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結婚指輪や結婚に関わる体験談ありがとうございました

ミル打ちはミルグレインとも呼ばれていて小さい球体を
繋がて並べてライン模様にする事でデザインになります。

小さい球体なのでキラキラと輝いて小さいダイヤみたい
に見えますし小さい球体が可憐で可愛く見えるんですね
最大のメリットは何?と聞かれたら可愛く見える事です。

体験談のご投稿者様も言っておられましたが可愛いので
男性用の結婚指輪には抵抗があるという方もおられます
その場合はやはりシンプルにしてミル打ちがお勧めです。

そして私、池田は宝飾職人歴28年で毎日のように指輪
を作っておりますが敢てミル打ちのデメリットを探すと
メンテナンスが効きにくいという事が1番のデメリット。

ミル打ちは小さい球体が集合した繊細なデザインなので
ミル打ちの球体が日常生活で傷付いたり凹んだり削れたり
などしてしまうと修復が凄く難しくて困難なんです(汗)

更にはサイズ直しなどもミル打ちの部分をカットをして
溶接をするのでミル打ちの修復が難しくなってきます。

もちろんミル打ちの場所によっては、サイズ直しも可能
ですがほとんどの場合はミルに何かしらの影響が出ます
ここら辺が敢てのミル打ちのデメリットになりますm(__)m

ジュエリーコウキ 2代目、池田潤

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お気軽に私、池田までお問い合わせをしてください(^ω^)

こちらの「お問い合わせ」からか、もしくはメールで
j_kouki_ring@yahoo.co.jp 宛てまでお願いいたします。

「LINEで問い合わせをしたいです」という声も頂くので
ジュエリーコウキ2代目、私のラインIDをお知らせします

ライン ID junikeda12  ユーザーネーム 池田じゅん

○電話番号 0258-27-1771 10時~17時まで対応しています
○メールアドレス j_kouki_ring@yahoo.co.jp 24時間OK
〒940-2003 新潟県長岡市渡場町2-7 株式会社ジュエリーコウキ

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鍛造で作る結婚指輪はごく稀で、希少価値のある結婚指輪
世界中の全ての結婚指輪のうち鍛造で作られた結婚指輪は
1%未満と言われるほど鍛造の結婚指輪は少ないんですよ。

その理由は、鍛造の指輪は地金を金槌で叩いて炎で焼いて
じっくりと時間をかけて地金密度を上げていくという製法
熟練された技術や知識を持った職人のみしか作れない技法
鍛造の指輪を作る為の専門工具や機材など設備も必要な為。

伝統工芸と言われる鍛造の指輪は日本の宝だと思いますが
受け継ぐ職人が激減しており鍛造の指輪は衰退しています
だからこそ鍛造技術を受け継いだ私が広めたいと思います。

指輪作りの制作ブログをご覧頂いて鍛造技術に納得をして
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです。

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