結婚指輪を手作り-シンプルでおしゃれなデザイン!太めラインが魅力的

鍛造の鍛造の輪-製造販売店-ジュエリーコウキ
新潟県長岡市の工房で結婚指輪を手作りします

当店二代目で宝飾職人歴25年の私、池田が作ります
伝統技術の鍛造(たんぞう)を受け継いだ宝飾職人です。

鍛造の結婚指輪とはリングの素材となるプラチナや金
を鍛冶で鍛えながら造るので”鍛造リング”といいます
鍛造リングを作れるのは鍛造を継承した職人のみです。

ご覧を頂いているブログも私が書いて更新しています
鍛造の結婚指輪や鍛造の制作工程をアップしています。

 

【結婚指輪 シンプル】

今回はシンプルな結婚指輪をテーマに手作りしました
シンプルといえば、ストレートの甲丸が定番ですよね。

しかし定番のシンプルな甲丸だけでは普通すぎるので
甲丸デザインを工夫してシンプルなのに、おしゃれ!
結婚指輪の見た目でそう感じられるように作りました。

結婚指輪のデザインの詳細を、説明する前に既に完成
しておりますので画像と一緒に説明をさせて頂きます。

結婚指輪 シンプル

こちらの結婚指輪は、埼玉県のお客様からのご依頼で
手作りさせていただきました。ありがとうございます!

結婚指輪のデザインは、ベースのフォルムは甲丸です
しかし!見た目が普通のシンプルな甲丸ではないですw

【結婚指輪 シンプル 太め】

普通のストレートの甲丸リングは細身が多いのですが
こちらの甲丸リングの幅は太め3.5ミリに設定して
指輪全面をマット加工にして光沢ラインを入れました。

太めの幅にすることで動きのあるラインを入れられて
先端が細いラインから根元は太めのラインになります
結婚指輪を太めにすることでラインで遊べるんですね!

そして全面をマット加工をすることで、光沢に光った
ラインが見事に引き立って目立つというデザインです
こちらの結婚指輪の作り方を紹介させていただきます!

 

プラチナの溶解(ようかい)

結婚指輪を手作りするのに必要になるプラチナを溶解
基本的に地金を溶かす作業の事を溶解作業といいます。

結婚指輪は2本のリング、ペアリングになりますので
ペアリングを作るのに必要となるプラチナを計算して
割り出してから酸素バーナーの強烈な炎で溶かします。

プラチナ 溶解

プラチナが溶ける融点は約1770度

地金を溶かす溶解皿に結婚指輪を作る分の地金を入れ
酸素バーナーでドロドロになるまで地金を溶かします。

画像のようにプラチナが溶けるエネルギーは凄いです
肉眼では見れない眩しさと高熱でプラチナは溶けます。

”1つのプラチナ塊”を作ることが目的になる溶解です
1つのプラチナ塊から2本の結婚指輪を手作りします
この工程は工房で指輪を手作りできるからこその工程。

プラチナ塊

日本伝統技法~鍛造リング

宝飾職人の私が手作りをする結婚指輪は鍛造製法です
鍛造(たんぞう)とは、リングの素材となるプラチナや
ゴールドを鍛えて造る製法から鍛造と呼ばれています。

伝統技法なので技を継承した宝飾職人しか作れません
鍛造技術を完璧に継承した宝飾職人は全国でも一握り
今後は更に鍛造を継承した宝飾職人は減ります(涙)

宝飾職人歴25年の私は若手といわれますが45歳w
師匠の父が70歳で現役です!本当に厳しい世界です
自分の後は跡継ぎがいないので何とか守りきらないと。

プラチナ 鍛造

リングの素材、プラチナを鍛える

溶かしたプラチナ塊を金床(かなどこ)と呼ばれる台に
置いてハンマーでガンガンと叩き上げていく鍛冶作業
シンプルにプラチナ塊を繰り返し叩く作業が続きます。

作業内容はシンプルですが、技術が必要になる作業で
溶かしたプラチナ塊を万遍なく叩き上げられるように
ハンマーで四面を叩きながら四角の形にしていきます。

ヤットコというペンチのような道具で、しっかりと
プラチナ塊を掴んでいないとハンマーで叩いた衝撃で
跳ね上がることもある危険な鍛冶作業になるんですよ。

プラチナ 鍛冶

鍛造リング→密度が濃い→頑丈で強い

鍛造で手作りをする指輪を、鍛造リングといいます
鍛造の結婚指輪も鍛造リングということになります。

鍛造リングのベースとなるプラチナを鍛えて造ります
じっくりとハンマーで何度も叩き上げることによって
プラチナに含まれた微量な空気が放出していくんです。

プラチナに含まれた空気があると厄介になってきます
空気が含まれたまま作ると巣穴や陥没、ひび割れなど
指輪にマイナスのデメリット発生リスクが高まります。

そこで、プラチナ塊を鍛冶でしっかりと鍛えあげると
空気が抜け粒子が整い、地金が締まり密度が増します
密度が増した指輪はキズや衝撃、変形にも強いんです!

プラチナ 焼きなまし

焼きなまし

じっくりと地道に何度も繰り返してプラチナを叩くと
プラチナ塊が、締まり過ぎてカチカチに硬くなります。

地金が硬く締まりすぎると、ハンマーで強く叩いても
跳ね返ってくるようになり締め続けることが難しくて
密度を上げていくことが出来ないようになります(汗)

そこで締まり過ぎた地金を炎に当て真っ赤になるまで
焼くと地金の締まりが解けて、更に叩く事ができます
これが焼きなましという工程で鍛冶には必須なんです。

鍛冶の流れは、叩く焼く叩く焼くの繰り返しなんです
この繰り返しで地金の密度が最大限まで上げられます
地味で地道なシンプルな作業ですが、これが1番大事!

プラチナ 鍛冶

結婚指輪 鍛造と鋳造の違い

ジュエリーコウキ、二代目の私が作る製法が鍛造です
鍛造で手作りをする結婚指輪は全国でほんの一部です。

普通のジュエリーショップで販売しているのは何か?
一般的な出来合いの既製品は、鋳造(ちゅうぞう)です

鋳造とは予め用意をしたリングの型、原型に溶かした
地金を流して固めて指輪を作る製法で大量生産も可能
世の中のほとんどの指輪がこの鋳造で作られた物です。

私がしている鍛造は地金を鍛えて育てて強くしますが
鋳造は地金を流し込んで作るので密度はそのままです
そして微量の空気も入ったままなので強度は弱いです。

出来合いの既製品によく巣穴がある事がありますよね?
小さい穴や、小さい凹み、これが空気がある証拠です。

今の技術でレーザー溶接で巣穴を消す事は可能ですが
巣穴を消しただけで地金密度や空気は残ったままです
鍛造と鋳造は工程も違いますし地金も違うということ。

プラチナ 地金

【結婚指輪 手作り おすすめは鍛造】

勘違いをされている方々が多いのでズバッと言います

結婚指輪の手作り専門店でも鋳造が多い!

うちは手作りで結婚指輪を作っています!というお店
でも実は鋳造製法の場合がめちゃくちゃ多いんです!

ロウワックスという青色や緑色の「ロウ材」を削って
指輪の形に削っていく工程は、手作りは手作りでも・・・
指輪の原型をロウで作っているという事なんです(汗)

その手作りをした指輪の原型を、型に起こして地金を
溶かして流し込んで固めて作るので鋳造という事です。

それでも手作りでしょ!と言われれば手作りですが、
指輪の原型を手作りしたという事は間違いありません
最終的に地金の指輪にするには鋳造が必要になります。

私のしている鍛造は、地金そのものを鍛えて形にする
プラチナという素材をリングにする本物の手作りです。

手作りと言っていても鍛造製法と鋳造製法があるので
お店のスタッフさんに聞けば製法が分かります(^-^)

プラチナ 鍛造製法

結婚指輪の幅と厚みを考えながら

鍛冶作業はシンプルな作業とはいっても適当に叩いて
四角形にして伸ばしている訳ではなく意味があります。

ハンマーでプラチナ塊を叩いて、締めて伸ばしながら
これから手作りをしようとしている結婚指輪の全体の
サイズを計算して考えながら伸ばしていたんですよ~

もちろんプラチナの密度が、どれだけ増してきたかを
体感で感じるのも大事ですがサイズも大事になります
シンプルな鍛冶ですが、頭も体感も使う作業なんです。

プラチナ なまし

プラチナ塊がプラチナ板になりました

鍛冶でプラチナ塊を繰り返し何度も叩き伸ばしました
最終的には画像のようにプラチナ塊からプラチナ板へ。

このプラチナ板になった段階で、結婚指輪の幅や厚み
2本のペアリング分に必要なサイズになっています。

指輪の幅と厚みだけを考えて伸ばしていた訳ではなく
メンズとレディースの指のサイズまで考えていました
溶解の段階でこの長さになるのを計算していたんです。

ペアリング 作り方

メンズとレディースのサイズに合わせる

リングサイズに伸ばした1枚の長いプラチナ板を2枚
に糸ノコギリでカットして2枚のプラチナ板にします。

レディースの結婚指輪のサイズに必要な長さと
メンズの結婚指輪のサイズに必要な長さにします。

指輪作りの専門的な話になりますが、例えば10号の
指輪を作る場合に必要な長さは約55ミリになります
指輪の厚みによって変わりますが大体このくらいです。

結婚指輪 作り方

同じ1つの素材から2つの指輪が誕生!

1つの同じプラチナから2本の結婚指輪が誕生します
普通の出来合いの既製品には真似ができない工程です
一般的な普通の結婚指輪は大量生産の鋳造だからです。

しかし私なら可能です! 小さいながらも自社工房で
私が1つ1つ手作りで鍛造の結婚指輪を作るからです!

同じ素材から誕生した結婚指輪はLOVEや絆をお互いの
指輪からダイレクトに感じることができますね(^-^)
何処にいても、いつでも一緒!この感覚が得られます。

結婚指輪 刻印

指輪に刻印を入れる

リングの裏側になる面を決めて、刻印を打ち込みます。

指輪がプラチナという素材を証明するpt900の刻印と
ジュエリーコウキの鍛造リングを証明する JK の刻印
この2種類の刻印を打ち込んでからリングに丸めます。

結婚記念日や入籍などの記念の日付や、名前などの
刻印は結婚指輪が全て完成したら1番最後に入れます。

指輪を丸める

リングの形に丸める

叩いて伸ばしたプラチナ板を、丸めてリングにします
刻印を入れた面が指輪内側になるようにして丸めます。

宝飾職人さんによって指輪作りの手順は少し違います
プラチナ板を丸めるやり方も職人さんで違うんですね。

私の場合は、綺麗に真円に近くなるようにしたいので
丸棒という円錐や円柱の鉄棒を使って丸めていきます。

指輪 丸める

リングの繋ぎ目はピッタリ合わせる

ヤットコで強引に曲げる職人さんもいらっしゃいます
しかし、いびつな円すぎると金属疲労が怖いんですね
そこで私はダメージが少ない綺麗な円にしたいんです。

プラチナ板を丸棒に当てて沿わせながら金槌で叩く!
棒に巻き付けるイメージで丸めるので綺麗になります。

そしてリングの繋ぎ目、丸めたときの合わせ口ですが
隙間があると溶接で繋いだときに不具合がでてきます。

具体的には、食い込んで溶けたりヒビ割れの可能性、
不具合が出ない為にも、繋ぎ目は隙間なく合わせます。

リング 溶接

ファイヤアアアアアアアアー!!

これがプラチナリングの溶接作業の様子です!
溶接のことをロウ付け(ろうずけ)共付け(ともずけ)
といって今している溶接は、共付けのほうの溶接です。

ロウ付けとは、本体よりも溶けやすい弱いロウ地金を
使って溶かして繋げる方法で、共付けはその逆になり
本体と同じ地金を溶かして繋げるので溶けにくいです。

プラチナリングとロウ地金が、同じ地金ということは
溶ける融点も同じになるので難易度が凄く高いんです。

しかし頑丈な鍛造リングは頑丈の共付けが似合います
共付けのほうがロウ付けよりも強度が断然高いんです
ジュエリーコウキの鍛造リングは全て共付けです(^-^)

結婚指輪 溶接

共付けをした部分が、少し溶けているのが分かります
本体とロウ地金を一緒に溶かして繋げるという事です。

これ以上リングが溶けてしまうと駄目になります(汗)
それほど難しくて技術が必要になる溶接をしています。

しかし、リスクを冒してまでするメリットがあります
結婚指輪は日常生活でも使いますし長く身につけます
ダメージが蓄積する結婚指輪には共付けが良いんです!

指輪のサイズ伸ばし

指輪のサイズ調整

お客様ご指定のリングサイズになるように調整します
リングを再び丸棒に入れてハンマーで叩き伸ばします。

まず、指定サイズに伸ばす前に指輪を真円に整えます
真円になったのを確認したらサイズ合わせをします。

ハンマーでリングを細かく叩いてサイズを伸ばします
手作りですので細かいサイズにも対応できます(^-^)
1号単位ではなくて0.5号単位も問題なくできます。

指輪の幅を削る

【結婚指輪 シンプルなストレート】

シンプルでストレートになるように指輪幅を削ります
ハンマーで叩きまくる工程が続いていたのでリングの
幅が均等ではなく歪んだ部分もでているので削ります。

指輪幅が3.5ミリになるようにヤスリで指輪の側面
を削って綺麗なストレートになるように調節をします
側面は両側を同じだけ削って、バランスを合わせます。

シンプル 平打ち

シンプルな平打ちリングになりました

歪んだ指輪幅をヤスリで削って整えるとストレートの
シンプルな幅3.5ミリの平打ちリングになりました。

シンプルな平打ち結婚指輪の場合はここで仕上げます
しかし手作りをしているリングのデザインは甲丸です
ここから甲丸リングになるように更に削っていきます。

その前に、指輪幅を削ったときにでたバリを削ります
バリとは地金を削ったときに出る鋭利な角のことです。

平打ち角落とし

平打ちリング バリだけを削り落とす

定番のシンプルな甲丸デザインの指輪ならバリも含めて
リングの角を削り落としながら甲丸に丸めていきますが
今回のデザインは甲丸に太いラインが入るデザインです。

ここで角を勢いよく削り落としてしまうとラインの位置
が分からなくなってしまうのでバリを削り落とす程度で
平打ちリングを保ちながら指輪表面に設計図を描きます。

平打ちリング デザイン

指輪表面に設計図を描く

手作りをしている結婚指輪のデザインは、ストレートで
太めのシンプルな甲丸の中に太めラインが入るデザイン。

しかもラインはストレートだけではなく、センターだけ
ぐいっと曲がる線で太さが変化するという難しいライン。

さすがに設計図を入れずにラインを目分量で入れるのは
修正が効かないので難しいですし失敗は許されませんw
そこで計算して指輪表面に目印となる設計図を入れます。

指輪 線の入れ方

糸ノコギリでラインを入れる

指輪表面に描いた設計図をもとにしてラインを入れます
ラインの太さが変わるのでヤスリで削って調節をします。

太いラインは太いヤスリで、細いラインは細いヤスリで
削ってラインの幅を調節しますが、その前に糸ノコギリ
で深めにラインを入れてベースとなる深い溝を作ります。

どうして深い溝を先に入れるのかというと甲丸リングの
形にこれから削るのでラインが消えないようにの為です。

甲丸の作り方

甲丸リング 作り方

糸ノコギリで深い溝を入れたら、甲丸の形を作ります
平打ちリングの両角を削り落として丸めていきます。

一気にリングの角を削りたい衝動は抑えましょうw
ガシガシ削って彫金をすると気持ちいいのですが駄目。

一気に角落としをしてしまうと、修正が効きませんし
急角度の三角っぽい形の甲丸になってしまいます(汗)
ここは焦らず角を一段一段、段階的に落とし丸めます。

結婚指輪 甲丸 作り方

2本の甲丸リングの丸さを合わせる

当たり前ですが、結婚指輪は2本のペアリングです
2本の甲丸リングの丸さが違っていたら変ですよね~

そこで2本の指輪を同時に削って角度を合わせながら
甲丸リングの丸さを合わせて、見た目を同じにします。

手作りで指輪を自作するということはこういう事です
機械で作る指輪とは違うので作り手の目視が重要です。

結婚指輪 甲丸デザイン

リングの段差を馴染ませる

平打ちリングの両角を段階的に削り落としていたので
カクカクしたモザイク模様のようなフォルムになって
いますので、この段階的な段差を削って馴染ませます。

やり方は、リングの角を落とすときはヤスリをリング
の横から削って段差の角度を作っていましたが今度は
リングを縦から削るようにして段差を削っていきます。

結婚指輪 甲丸 ライン

ストレートな甲丸フォルムになりました

甲丸リングの綺麗なフォルムが出来上がりました(^-^)
もっと丸みをだしても良かったのですが、ここからは
ヤスリでラインを削っていくのでこのくらいがベスト。

彫金はまだ続きますが、このままの状態のリングでも
シンプルな甲丸デザインに細いラインなので有りです
シンプルなのに仕上げが荒いのでお洒落になるんです。

次は丸い形のヤスリを使って溝を広げていく作業です
その前にリング表面を甲丸にしたように内側もします!
内甲丸といいますが指輪の内側も丸く削っていきます。

内甲丸リング 作り方

付け心地を良くする

結婚指輪は日常生活で毎日している人が多い指輪です
普段使いでストレス無しで末永くしたいですよね(^-^)

ストレスを感じないようにするには、付け心地を良く
してあげることが絶対条件になりますし1番重要です!

リングの表面を丸くまるめて、甲丸にしたようにして
リングの内も角を落としながら丸くまるめていきます
この工程の指輪を内甲丸(うちこうまる)といいます。

指輪の内側を削る専用のヤスリを使って、角を落とし
そして滑らかに丸めて平面が無くなるようにします
内甲丸は楕円形のような形で指の形と相性が良いです。

結婚指輪 内甲丸

内甲丸のメリット

内甲丸に仕上げた結婚指輪のメリットは凄いんです!
付け心地が良くなるのは当然として、そのメリットは
指を曲げてもフィット感があるのでスムーズなんです。

きつさを感じたり、痛さを感じることがありませんし
楕円形に滑らかになっているので水はけが良いんです
汗や水など指輪の裏側から抜けやすいので衛生的です。

出来合いの既製品の結婚指輪でよくある事なんですが
指輪を指から外すと指がふやけている事がありますが
手作りで内甲丸にした指輪は、その現象がほぼ無いです。

指輪にラインを入れる

結婚指輪に太めラインを入れる

手作りをしている結婚指輪のメインとなるデザインの
ストレートラインを表面に入れていく作業になります
荒い丸いヤスリを使って溝を太く削りだしていきます。

このラインには凄くこだわっていてストレートの線が
基本になっているデザインなのですがラインの太さが
変わって変形していって、更に曲がるという曲線です。

ストレートのラインが基本になっているのに曲線?
説明が下手で申し訳ありませんがw 真っ直ぐな線が
指輪のセンターの中心部分でくるっと曲がるんですね。

なかなか説明が本当に難しいので画像をご覧くださいw

結婚指輪 曲線

正面から見ると細いラインが2本
反対側から見ると太めラインが1本

分かりやすいように画像で説明をさせていただきますw
ベースとなる太い1本線が先端になると細くなってきて
交差するように曲がります(実際には交差はしていない)

リングを正面のセンターから見ると細い曲線が2本見えて
リングを反対から見ると太い真っすぐな線が1本という事
シンプルなデザインが、ライン1つで見た目が変わります。

結婚指輪 太めライン

ここまで彫金は目の荒いヤスリで溝を削っていましたが
ある程度のラインが完成したら目の細かいヤスリを使い
ラインを整えながら丸さも出しながら仕上げていきます。

今回のラインは丸くなるように丸いヤスリを使いました
シンプルな甲丸に丸いラインが合うと判断したからです。

例えばこれが甲丸の形以外だったら三角のヤスリを使い
削って三角形の溝でラインを作っても面白いと思います
三角の溝は角が出るので力強さを感じることができます。

結婚指輪 ラインの入れ方

丸ヤスリで丸溝を整えながら仕上げる

目の細かい丸いヤスリで、ラインを仕上げていきます
荒いヤスリで溝を削っていたのでキズも沢山あるので
目の細かいヤスリでキズを小さくしながら仕上げます。

丸いヤスリの大きさのサイズも何種類もありますので
ラインの太さや、深さに合わせてヤスリを使い分けて
仕上げて行きます(画像は極細の丸ヤスリでの彫金)

甲丸 結婚指輪 ライン

更に研磨ゴムで丸溝を仕上げる

目の細かい丸ヤスリで、丸溝を仕上げていきましたが
すごく目が細かいヤスリでも仕上げに限界があります。

そこでシリコンポインターという研磨ゴムで仕上げます
リューターという機材に、シリコンポインターをセット
をして高速回転で回しながら丸溝を綺麗に仕上げます。

結婚指輪 キズ消し

プラチナリングの傷消し

丸溝はシリコンポインターで傷を綺麗に消しましたが
リング本体、プラチナリングはヤスリで削ったままで
彫金作業をした跡が残ってて荒くなっている状態です。

プラチナリングを削った時のキズを徹底的に消します
耐水性の紙ヤスリに水を含ませて、プラチナリングを
何度も擦ると、紙ヤスリの研磨砂と水が混ざり合って
キズの形や深さに関係なく、奥まで浸透していきます。

キズの奥まで研磨砂と水が浸透していくことによって
キズが綺麗に消えやすくなるので耐水性を使います。

指輪の裏側を磨く

丸溝と同じようにリングの裏側も仕上げる

シリコンポインターで丸溝を滑らかに仕上げたように
結婚指輪の裏側も同じようにしてシリコンポインター
を使って内側が滑らかになるように仕上げていきます。

結婚指輪の表面はマット加工にするのでそのままです
丸溝も滑らかに仕上げてあるのでそのままになります。

結婚指輪 光沢ライン

丸溝のラインを光らせる

今、手作りしている結婚指輪のデザインはシンプルな
甲丸をベースにして曲線とストレートの線が入ります
そして、甲丸全体を艶消しのマット加工で仕上げます。

一般的に多い甲丸リングはシンプルに光沢にしますが
今回は艶消しのマット加工で光沢の線を目立たせます
マット加工のボディになれば光沢の線が引き立ちます。

円盤型シリコンポインターを使ってラインを磨きます
太い所と細い所があるラインですが全て光沢にします
丸溝が光れば光るだけマット加工から引き立ちます!

結婚指輪 艶消し

ダイヤを使った光るマット仕上げ

結婚指輪をツヤ消しのマット加工に仕上げるのですが
一般的なツヤ消しといえば、粒子を地金に吹き付けて
地金に細かい粒子が当たって艶消しにするやり方です。

そして、艶が一切ないグレーや真っ白な色になります
地金の光沢面が一切なくなるので艶が一切ありません。

しかし、これからするマット加工はダイヤを使います
ダイヤがついた先端工具を地金に当てることで地金が
ダイヤで細かくカットされて光るマットになるんです。

結婚指輪 マット

ダイヤモンドダストのような輝き

ダイヤモンドでするマット、ダイヤマット加工の魅力
それは明らかに見た目が美しいということです(^-^)

一般的な艶消しに出す事ができない輝きが出ています
例えるならダイヤモンドダストのようなキラキラです。

この現象は、ダイヤの細かいカットが鋭利すぎるので
地金がスパッと切れて、カット面が輝くんですよね
キラキラと輝くマット加工はダイヤしか出来ないです。

結婚指輪 艶消し

マットと光沢のバランスが絶妙

ダイヤマットに仕上げた結婚指輪に一筋の光るライン
太めの丸溝をピカピカに光らせたので目立ちますよね
マットと光沢の2色がはっきりとして見栄えがGOOD

これがもし光沢の指輪に、光沢のラインを入れたり、
マットの指輪にマットのラインを入れても目立たない
のでハッキリと色で区別をするのも魅せ方になります。

シンプルを追求すればデザインは何もいれないほうが
シンプルにはなりますが、デザインの入れ方によって
ラインを入れてもシンプルに魅せる事も可能なんです。

プラチナ ヘラ掛け

プラチナリング ヘラ掛け

ヘラ掛け(へらがけ)という磨き作業をします
プラチナリング特有の光沢というか”鏡面”を出すには
ヘラ掛けという作業工程で鏡面仕上げにしていきます。

ヘラ掛けに使うヘラ棒を、プラチナリングに押し当て
表面を潰すようにして力を入れながら磨いていきます
そうすると鏡のような反射が生まれて鏡面になります。

とってもシンプルな磨き方なのですが凄く難しいです
押し潰して磨くので失敗をすると傷や凹みになります
シンプルに見えますが熟練した技術が必要になります。

プラチナ バフ掛け

プラチナリング バフ掛け

バフ掛け(ばふがけ)これが最後の磨きになります
ヘラ掛けで磨いたプラチナリングの最終磨きですね。

バフという磨き布で徹底的にリングを磨き上げます
ヘラ掛けで鏡面になりましたが更に反射度を上げて
プラチナリングを鏡のように仕上げていきます(^-^)

バフ掛けでプラチナリングを徹底的に磨き上げたら
超音波洗浄機で徹底的に汚れを洗い流せば完成です!

結婚指輪 マット

【結婚指輪 おしゃれでシンプル】

おしゃれでシンプルな結婚指輪を手作りするという
コンセプトで作られた鍛造の結婚指輪が完成です!

自慢の鍛造技術で手作りされた結婚指輪は強いです
変形にも強いですし衝撃にも強いので安心できます。

自慢の彫金技術で削って、彫り出されたフォルムや
おしゃれなラインも手作りだからこそ対応できます
どの角度から見ても完成度が高い仕上がりですよね!

画像だけではなく動く動画でも自慢の鍛造リングを
見ていただきたいので動画撮影もいたしました(^-^)

 

 

結婚指輪の動画をご覧頂けましたでしょうか?

キラキラとダイヤモンドダストのように輝くフォルム
指輪の向きを変えてリングを見るたびに光り輝きます
おしゃれなマット仕上げ、それがダイヤのマット加工。

ダイヤマット加工に相反する光沢のストレートライン
こちらも太さがあって力強さと勢いを感じますよね!
センターで細くなって曲線になる繊細さもあるライン。

ダイヤマット加工のシンプルなフォルムの甲丸リング
おしゃれなラインが入るだけでリングが引き立ちます
絶妙なバランスで手作りをした自慢の結婚指輪です!

結婚指輪 シンプル

手作りをした鍛造の結婚指輪の詳細

○製造方法 鍛造(たんぞう)
○使用地金 プラチナ(pt900)
○指輪の幅 3.5ミリ
○指輪の厚 1.7ミリ
○仕上げ方 ダイヤマット加工(ラインと内側は光沢)
○デザイン 甲丸リング

最後に、お客様からのお手紙を一部ご紹介いたします
埼玉県のお客様のご依頼で結婚指輪を手作りしました
ご依頼を頂きまして本当にありがとう御座いました!!

お仕事のお問い合わせやご依頼は→コチラ
私が作る鍛造の結婚指輪の一覧は→コチラ

===========お客様の声============

埼玉県 N様より

ありがとうございました!
無事、到着いたしました。

急がせてしまい申し訳ございませんでした。
とてもとても気に入りました、大切に大切にします。

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鍛造で作る結婚指輪は、ごく稀で希少価値のある結婚指輪
世界中の全てのジュエリーのうち鍛造で作られたリングは
5パーセント未満と言われるほど鍛造リングは少ないです

その理由は、鍛造リングは地金を金槌で叩いて炎で焼いて
じっくりと時間をかけて地金密度を上げていくという製法
熟練された技術や知識を持った職人のみしか作れない技法
鍛造リングを作る為の専門工具や機材など設備も必要な為

伝統工芸と言われる鍛造リングは日本の宝だと思いますが
受け継ぐ職人が激減しており鍛造リングは衰退しています
だからこそ鍛造技術を受け継いだ私が広めたいと思います

指輪作りの制作日記をご覧頂いて、鍛造技術に納得をして
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです。

お気軽にお問い合わせOKですよ(^ω^)
こちらの「お問い合わせ」もしくはメールで
j_kouki_ring@yahoo.co.jp までお願い致します。

結婚指輪の一覧です → ジュエリーコウキ 結婚指輪の一覧

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