シンプルなエンゲージリングを鍛造&彫金で制作~ダイヤのプラチナ婚約指輪

いつもご観覧を頂きありがとう御座います
株式会社ジュエリーコウキの二代目、池田です

前回のエンゲージリング制作の続きとなります
参考に前回の記事はコチラ→鍛造で作る婚約指輪

鍛造(たんぞう)と彫金(ちょうきん)にこだわり
プラチナでシンプルなエンゲージリングを制作中です

本当にシンプルな枠デザインで甲丸タイプなんです
メインのダイヤのみを魅せる代表的な造り方ですね

この前の制作記事ではタガネという工具を使って
センターに入るダイヤモンドのスペースを作りました

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今回の工程は、ダイヤのスペースも決まったので
エンゲージリング(婚約指輪)をシンプルに魅せるように
ヤスリで枠の角を削りながら丸める彫金(ちょうきん)
の作業になります。

 

 

ここで甲丸デザインにしていきます。

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プラチナ枠の角をヤスリで削り落とす彫金(ちょうきん)

最初からガッツリと角を削り落とすと本当に危険です
甲丸(こうまる)の角度がきつくなるので、まずは
段階的に角を落としながら丸めていくのが間違いないです

段階的に少しづつ丸めて行けば、微調整も簡単にできるので
甲丸の角度を少しづつ削りながら丸さを作りだしていきます。

DSCN0810

プラチナ枠の角を段階的に落としていくと写真のように
階段のようにカクカクしたプラチナの表面になります。

カクカクした表面は少しづつ甲丸の角度を調節する為に
できた模様?みたいな作業工程なので出来て当然なので
すが、このカクカクした表面を滑らかに削る彫金作業です

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シンプルなバレルタイプ(甲丸リング)デザインの
エンゲージリング(婚約指輪)なので滑らかさも需要!

ヤスリを滑らせるようにリズムよく表面を削ります
荒い目のアラメというヤスリを使って何度も削り整えます

アラメのヤスリで削っていくのは甲丸の角度を決める為
なので甲丸の角度が決まって表面が滑らかになってきたら
次はアブラメという目の細かいヤスリで表面のアラメで
できた深い傷を、浅く目立たなくする為の彫金作業です

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写真を見てどうですか?表面の傷がほとんど分からなく
なってアブラメ仕上げで光ってきたのが分かると思います
この状態が「荒仕上げ」と言って荒い仕上げになります。

今回のエンゲージリングは、シンプルでピカピカに光る
鏡面仕上げなので、この状態から磨く最終仕上げに入ります

 

エンゲージリング(婚約指輪)の仕上げ磨き

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アブラメで出来た小傷を完全に消していく作業です
この作業はエンゲージリングを鏡面に仕上げる工程です

鏡面仕上げにする前には、いくつかの工程があります
まずは耐水性の目の細かい紙ヤスリで削っていきます

アラメからアブラメ、そして紙ヤスリへとチェンジ
していきながらエンゲージリングの傷を消していきます
作業が進むにつれてシンプルな枠になっていきますね~

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この工程で真っ白なエンゲージリングになりました
耐水性の紙ヤスリで婚約指輪の全面(内も外も)を
磨きまくると写真のように真っ白なマットになります

ここから更に磨いていく磨き工程が続いていきます
このマットの状態で仕上げていくのが艶消しと呼ばれます

艶消しでも全然OKなシンプルな甲丸デザインですが
ピッカピカの鏡面仕上げにするのでまだまだ磨きます!

 

しかしその前に凄く大事な作業があります
センターに入るダイヤモンドを埋め込む作業です!

ダイヤモンドの石留め(いしどめ)

DSCN0819

婚約指輪のメインでもあるダイヤモンド
0.3カラットある綺麗なダイヤモンドです
このルースを枠に埋め込んでいく作業、それが石留め

タガネという工具を使ってプラチナ枠とダイヤの
際(ギリギリのキワ)を細かく叩いて留めるのですが
小さな金槌でタガネをトントンカンカン叩いているので
ダイヤモンドに絶対に叩かないように細心の注意を!

 

ちなみにここで使うタガネは、冒頭にアップした工程の
彫り出していく彫刻刀のようなタガネの種類では御座いません

タガネにも沢山の種類があって、今回は石留め専用のタガネ
タガネも作業工程や使う場面によって種類が無数にあります

DSCN0824

ダイヤモンドの石留め作業が完了しました

石留めをした(叩いた部分)を箇所を綺麗に整えます
マットが綺麗なエンゲージリングが出来ましたね(^ω^)

ダイヤモンドの輝きがよく魅せれるのでマット加工でも
シンプルでお勧めですが今回の婚約指輪は、ピッカピカの
光沢で完成となるので磨いていく工程が続いていきますよ~

 

婚約指輪の内側を丸く削り、着け心地を良くします

DSCN0825

エンゲージリング(婚約指輪)は着け心地が命!
手作りなので、指輪の付け心地にもこだわりますよ~

指の形(丸さ)に合わせて婚約指輪の内側も指輪に
合うように丸く削って滑らかにしていきます(^ω^)

エンゲージリングの内側を削って着け心地を良くしたら
再度、磨き作業になります(内側も同じように磨きます)

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リューター機というペン型工具の先端に、磨き用の工具を
装着してエンゲージリング全体をくまなく磨いていきます

ちなみに先端に装着するアイテムをシリコンポインターと
言って固い研磨ゴムの一種です。貴金属などを磨く専用の
工具なので消耗品なんですが、消耗品にしては高いですw

研磨ゴムなのでエンゲージリングの同じ個所を集中して
磨くと凹んでしまうので、バランスよく全体を磨きます。

DSCN0830

茶色いリューターバーでの仕上げ磨きが完了したら
次は青色のリューターバーを使用して再度、磨きます

茶色いリューターバーは荒い目の硬いゴム
青色のリューターバーは柔らかくて光らせるゴム
この手順でエンゲージリングの全体を仕上げていきます

 

磨きで最も重要な「ヘラ磨き」

鏡面仕上げの光沢具合を決める大事な磨き作業です
ヘラ棒という鉛筆のような形の工具で磨いていきます

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超硬ヘラ棒と呼び、とにかく固くて先端が尖っています
この先端部分でプラチナを押し付けるように滑らせて
磨くとプラチナが光り、鏡面部分が生まれてくるんです!

指に力を込めて、押し付けて磨かないと光りません
かといって押し付けすぎると傷になってしまいます
鏡面を生み出す工程は、職人の腕になりますね(^ω^)

ちなみにヘラ棒の先端が細く尖っているのは何故か?
それは装飾品の細かい部分でも磨けるようにですね

DSCN0835

光沢を出すためにヘラ棒の仕上げ磨きが重要とお伝え
しましたが、ヘラ磨きが終わってからのバフ磨きも重要!

下地となるヘラ磨きが綺麗になっていればバフも光ります
バフとは研磨用の磨き布(円盤型やペン型など色々あります)

リューターの先端に装着して使用するタイプや、バフ機という
大きな機械で高速回転している円盤布にエンゲージリングを
押し付けて磨いて光らせる本当に最後の磨き工程ですね(^ω^)

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シンプルなエンゲージリング(婚約指輪)の完成!

バレルタイプ(甲丸タイプ)のデザインです
スッキリとしてシンプルな造りが人気の指輪ですね

婚約指輪の最大のメインであるダイヤモンドのみを
引き立たせています。甲丸なので付け心地も抜群です!

ピカピカに光った鏡面仕上げのプラチナ枠と
これまたキラキラに光ったダイヤの相性は抜群ですね

本日も制作記事を見ていただいて有難う御座いました<(_ _)>
春のブライダルシーズンで、とっても忙しい日々が続きます
ご依頼を頂いたお客様に感謝しながら真心いっぱい頑張ります!

 

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私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです
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