桜モチーフ・打ち出し結婚指輪~舞い上がるサクラが魅力(プラチナ艶消し・幅3.5ミリ)

いつもご観覧を頂きありがとう御座います
株式会社ジュエリーコウキの二代目、池田です

おかげ様で今週も工房は制作スケジュール満タン!
3月に入りブライダルの方も超忙しくなっております
今現在、5組様の結婚指輪のご依頼を頂いております

1組1組、丁寧に結婚指輪を制作させて頂きますので
完成まで約4週間かかりますが宜しくお願いいたします

 

本日ご紹介させて頂く結婚指輪は桜モチーフです
大阪のお客様からご依頼を頂き制作いたしました
本当に本当にありがとう御座いました<(_ _)>

前回の記事で、前半までの制作工程をアップしました
今回はその続きの制作工程となりますのでお願い致します
ちなみに前回の記事はコチラ→桜の打ち出し(槌目模様)

DSCN0762

このような桜の形をしたタガネという工具で
槌目の上から打ち込んで桜模様を作りだします

 

 

前回の記事でも書きましたが、このタガネも自作で
私とオヤジが1つ1つ手作りして完成させた工具です

叩いて焼いて、削って磨いて制作した渾身の桜タガネ
この桜のタガネを槌目模様の結婚指輪に打ち込みます!

 

桜の花を結婚指輪に打ち込みます

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あらかじめ槌目模様を結婚指輪の表面に打ち付けて
あるので、その槌目の上から桜を打ち込んでいきます

槌目が消えるから勿体ないと思うかもしれませんが
この槌目が土台というか下地になっているからこそ
桜の打ち出しに立体感が出て引き立つんですね(^ω^)

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桜の花のバランスを考えながらタガネを打ち込みます
何度も同じ場所を打ち込むと、桜の花が重なってブレて
しまうので1回で打ち込むのが綺麗に表現するコツです

ただ1回本番で綺麗に打ち込むのはやはり難しいですが
何度も何度も練習して長年打ち込んだ歴史があるからこそ
の感というか、これこそ職人ならではの腕なんですね~

 

何枚もの桜をバランスよく指輪に打ち込みます

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どうですか?桜に動きが出てきたと思いませんか?
桜の数が増えていくにしたがって動きが出てきました

これは桜の花を色々な角度で打ち込む事によって
桜の花が舞っていく動きを視覚で感じるからなんです

もちろん角度だけで桜の花びらに動きが出たという
単純なものではなく位置もそうだし、打ち込んだ力加減で
桜の凹凸が出るのでそれも凄く関係しているんですよ(^ω^)

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バランスよく桜が打ち込まれていますが、均等に同じ角度で
打ち込まれている訳ではなく、よく見ると分かりますが
桜の花の向き?というか桜の角度や隙間が微妙に違います

微妙に桜の向きや位置、桜の花の形が違う事によって
バランスよく打ち込まれてもアンバランスに動きを感じます
ん~・・・説明がなんとも下手で申し訳ありませんがw
均等だけど均等じゃない所がポイントです(どう説明したらw)

 

桜の花が舞っているように打ち込まれました

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華やかで優しくて動きを感じる桜の打ち出し

バランスよく、そしてアンバランスに(このバランスが重要)
これはジュエリー職人としてのセンスも強いと思いますが
伝統工芸をきっちりマスターしているからこその技ですね。

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桜の花びらが舞ってるシーンを再現できたのが嬉しいですね
どの面からみても、桜の花びらがヒラヒラ舞い踊っています
自分で言うのも何ですけど、凄く綺麗な桜吹雪ですね( *´艸`)

やっぱり指輪の下地に打ち込んだ槌目の存在が大きいです
しっかりとした槌目があるからこそ、打ち出しも映えます
こういう伝統技法はこれからも未来に繋げていきたいですね

 

結婚指輪の側面を削って調節します

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打ち出し模様を結婚指輪に打ち込むと、必然的に
結婚指輪の幅に影響があり全体の幅が広がります

広がった結婚指輪の幅をヤスリで削って整えます
こちらの桜の結婚指輪の幅は3.5ミリが完成版なので
リング全体が3.5ミリになるように計りながら削ります

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適当にヤスリで側面を削っている訳ではないんです

というのも桜の花びらの打ち出し位置を確認しながら
桜の花びらの、どの面が1番綺麗で魅力的に魅せれるか
それを考えながら側面を削る事が重要になる側面削りです

1番よく見える桜が舞っている箇所を削ってしまっては
せっかくの結婚指輪が台無しになるので慎重に削ります!

幅を3.5ミリにする事だけに意識を集中させないで
まずは桜のどの場面を残して魅せたいかを意識するんです
それがバランスよく結婚指輪を魅せるミソというかコツです

 

結婚指輪の角を落として着け心地を良くします

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結婚指輪の側面を削ると、鋭利な角が出来ます(汗)

専門用語で削った時にできる鋭利な角を「バリ」と言い
それが本当に鋭利すぎて作業中に指を切ったりという
事が日常茶飯事に起こります(;´Д`)痛い痛い・・・
なのでこのバリという削り角をヤスリで落とします

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基本的には指への当たりが良くなり、つけ心地が
良くなったら角を落とす作業は完了となるのですが
今回はお客様のご要望で、出来る限り角を落として下さい
とのご要望を頂いたので出来る範囲でバリを落とします

ただ角を落とし過ぎると、せっかくの桜に影響するので
桜の結婚指輪のデザインバランスを崩さないように、
出来る範囲でギリギリまでバリを落としました(^ω^)

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バリを落としたら角がなくなりOK牧場ですw
これで角が指に当たって痛いという事がなくなります
結婚指輪は長く身につける指輪なので付け心地が命!

指輪の表面の着け心地が良くなったら次は内側です
外側同様に結婚指輪の内側の着け心地も、超大事です
なので次の作業は指輪の内側を丸く削りますよ(^ω^)

 

着け心地を良くする為に結婚指輪の内側を丸く削る

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こちらは指輪の表面みたいに角を落とすだけでは
指への着け心地が良くなりません!(キッパリ!)

角を落とすというよりも丸めながら削るんです
中指の形に合わせて微調整して丸く削るんです
そうする事で指の形に合いフィットするんですね

こだわっている作業工程なので着け心地に自信あり!
一般的な既製品には真似ができないレベルの着け心地で
優しく指に馴染む感じ(吸い付く感じ)は抜群です

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いよいよ結婚指輪の仕上げ作業に入ります

ここからは制作工程上、生まれた小さな傷を更に
小さくしたり消していく仕上げ作業の連続になります

まずは紙ヤスリで超硬ヤスリで生まれた傷を小さくします
紙ヤスリといっても耐水性の紙ヤスリで、水をつけながら
擦れば更に紙ヤスリの潜在能力を引き出してくれます(^ω^)

DSCN0787

紙ヤスリでの小傷擦りが完了したら次も同様に
小さい傷を更に小さく消していく作業になります

リューターというペン型(歯医者さんみたいな道具)
の工具で結婚指輪の全体を磨く仕上げ作業になります

DSCN0788

リューターの先端にシリコンポインターのバーを
装着して高速回転でまんべんなく指輪を磨きます
まずは荒い目のシリコンポインター茶色を使用します

一定の場所だけを磨くと、そこが凹んでしまうので
注意しながらバランスよく全体を磨くのがコツですね

茶色のポインターで綺麗に小傷を消したら次も磨き作業
青色のシリコンポインターで同様にバランスよく磨きます
こちらのポインターバーは茶色よりも繊細な材質です

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シリコンポインターでの磨きが完了したら
次は凄く重要な最終磨きの「ヘラ磨き」に進みます

超硬ヘラ棒というペンみたいな特殊な工具を使います
力強くプラチナにあてて目を潰していく磨き方です
この作業は本当に重要で、この作業次第で光が変わります

DSCN0801

シリコンポインターの青色で磨いているのである程度は
光っていますが、それでもヘラ棒で磨くのとは違います
鏡のような鏡面を出すにはヘラ磨きは1番重要と断言します

目に見えないミクロの小傷を潰して滑らかにする役目
間違って違う方向へ滑らせると深い傷が出来てしまうので
細心の注意をしながらする緊張感たっぷりの磨き方法です

DSCN0802

ヘラ磨きが完了すればピッカピカの鏡面になっています

しかし、ヘラ棒で力強く押しこんで磨いているので
ヘラ磨き跡という本当に微妙な跡が残る場合があるので
その跡をバフという高速回転の円盤型の布でガッツリ磨きます

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同時に艶消し(マット加工)を指輪の表面にします

これで桜の結婚指輪の完成となります!
マット加工で桜の花はもちろんですが槌目も
艶消しで結婚指輪の表面全体が艶消しになります

打ち出しのマット加工は凄く素敵なんですよ(^ω^)
結婚指輪を長年使い込むたびに凹凸部分の艶消しが
どんどん味深く変化して楽しむ事がずっと出来ます!

凹んだ部分のマット部分は、艶消しのまま、
凸部分は使い込むたびに光っていくんですね
そして凸部分のプラチナ角は柔らかく丸まっていき
使い込むたびに着け心地も馴染むという逸品です!

DSCN0804

桜の花がヒラヒラと舞う様子
結婚指輪の中で桜が舞うという素敵な作品です

よくある一般的な桜の線模様ではなく、珍しい
凹んだ桜の花、桜の打ち出しを用いた匠の指輪です
是非、結婚指輪の長年の変化を楽しんで頂きたいです
桜の打ち出しも普通の打ち出しもどちらもお勧めです(^ω^)

 

どの制作工程も熟練された自信のある職人技です!
ブログやFacebookの制作記事を見て、制作工程に
納得をしてから、私の創る結婚指輪をご購入して頂けると
作り手として嬉しいです!下記のWEBからご購入頂けます
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