結婚指輪の手作り専門店、ジュエリーコウキ
鍛造という伝統技法で手作りをする結婚指輪
こんにちは (゚Д゚)ノ
ジュエリーコウキの二代目で、宝飾職人の池田です
新潟県長岡市の工房で私が1つ1つ手作りをします。
新潟県と言えば、鍛冶と金物の町で有名な地域です
鍛造(たんぞう)とは、結婚指輪の素材となる地金を
鍛冶で鍛錬して作るという日本伝統技法の1つです。
その難易度の高い技術から近年では鍛造を受け継ぐ
宝飾職人が少なくなり全国でみても激減しています
私も鍛造を継承した職人歴29年の宝飾職人の1人。
金属アレルギー 結婚指輪
本日のブログで、ご紹介をさせて頂く鍛造の結婚指輪
金属アレルギーの方でも安心して身につけられる指輪
純プラチナのプラチナ1000を使って作る結婚指輪です。
近年増え続けている金属アレルギーの方は結婚指輪を
したいけど・・かぶれて指輪を付けられないといった
悩みを持った方が増えたと仕事をしていて実感します。
純度が100%の純プラチナや純金では 金属アレルギー
の方でも、かぶれたりなどの症状が出にくい性質です
では何故、金やプラチナでアレルギー反応が出るのか?
金属アレルギーの原因は不純物が原因
例えば、純金(k24)ですが、k18は金の他にも銀や銅が
混ざっているのでアレルギー反応が出てしまうんです。
そしてプラチナ900はプラチナの他に10%の不純物が
混ざっていることでアレルギー反応がでてしまいます。
そこで不純物が入っていない純金やプラチナ1000を
結婚指輪の地金に使う事でアレルギーに対応できます。
稀に純金でもプラチナ1000でも金属アレルギー反応が
出る方もいますが、私は指輪作りを29年していますが
数名しかおらず純度が高い地金ならほぼ安心できます。
今回のブログでは、金属アレルギーの方にも安心して
指に付けられるプラチナ1000の結婚指輪のご紹介です。
プラチナ1000の溶解
地金を溶かす作業のことを溶解(ようかい)といいます
2本の結婚指輪を手作りするのに必要となるプラチナ
を計算して用意して、溶解皿に入れてバーナーで溶解。
プラチナ1000は1770度でドロドロに真っ赤に溶けます
太陽のように熱くて眩しくてエネルギーを感じますね
ジュエリーコウキの自慢の鍛造はここから始まります!
プラチナ1000でも金属アレルギー
反応が出るのは不純物が入っている
プラチナ1000 実は999.9
プラチナ1000は 不純物が混ざっていないと思われて
いますが正確に説明をするとプラチナ999.9なんです。
残りの1%未満に不純物が入っている可能性があって
それが原因でプラチナ1000の指輪でもアレルギーの
反応が出る場合があるんです(当店ではあり得ません)
何故、プラチナ1000なのに不純物が入っているのか?
それは純プラチナは柔らかくて変形をしてしまうので
変形しない指輪にするために硬い何かを入れています。
当店のプラチナ1000には不純物は絶対に入りません!
不純物を入れて硬くするのではなく鍛造技術を使って
プラチナを鍛えて密度を上げて強くする、これが鍛造。
純粋なプラチナ1000なら
金属アレルギーでも大丈夫!
純粋な純プラチナだけで結婚指輪を手作りするならば
ほぼ、金属アレルギーに反応しないので安心できます。
※金アレルギーや、白金アレルギーの方を除きます
溶かして塊になったプラチナ1000を鍛冶で鍛えます
金床(かなどこ)という鍛冶台にプラチナ1000を乗せ
ハンマーで叩いて締め上げていきながら鍛錬をします。
地道な鍛冶作業が始まっていきますが重要な工程です
地道に何回も何回もハンマーでプラチナ塊を叩きます
これが鍛造製法の基礎となる鍛金(たんきん)作業です。
万遍なく締めて空気を抜く
プラチナやゴールドの地金の中には空気が含まれます
微量な空気なのですが、これが巣穴の原因になります。
巣穴が入ったまま指輪を作ると(既製品は全部そうです)
地金がスポンジのようになっているので弱くなります
変形しやすかったり傷や凹みが付きやすくなるんです。
私がしている鍛造は、四面から万遍なく叩いて締めて
巣穴の原因になる微量な空気を放出させているんです
空気が放出されれば巣穴が無くなって頑丈になります。
鍛錬するだけ密度が増す!
プラチナ1000の鍛錬をすればするだけ強く育ちます!
ハンマーで叩いて締め上げての強い衝撃で空気が抜け
そして粒子が整って密度がぐんぐんと増していきます。
でも、何回ハンマーで叩くから良いという訳ではなく
気長に地道に数えきれないくらい繰り返して叩きます
手間がかかりますが繰り返して叩く事がポイントです。
不純物を入れなくても鍛造なら強くできるということ
これなら柔らかいプラチナ1000も硬く頑丈になります。
焼きなまし
プラチナを叩き続けて締め続けていると硬くなります
純プラチナはプラチナ900ほどの硬さにはなりません
しかし叩いて締め続けていると硬く変化していきます。
ある程度の硬さになってくるとハンマーで叩き続けて
締めようとしても反発力が出てくるので難しくなります。
まだ純プラチナの密度を上げて濃くする必要があります
そこで「焼きなまし」という工程をすることで、地金の
硬さが緩和するので更にハンマーで叩いて締められます。
鍛造の結婚指輪 メリット
純粋なプラチナ1000は柔らかいので鍛冶で鍛錬をして
プラチナを鍛えて頑丈にするのが鍛造指輪なのですが
その鍛造指輪、鍛造結婚指輪のメリットが凄いんです!
純プラチナの密度が増しているので粘り強い地金です
リングの形が変形しにくくてキズが付きにくいんです
凹みなどの衝撃にも強くなるので結婚指輪には最適です。
基本的に、柔らかいプラチナ1000は結婚指輪に向いて
いないと言われていますが鍛造指輪なら話は別なんです。
混ぜ物をして純プラチナを硬くしている訳でないので
金属アレルギーの方でも安心して結婚指輪をできます。
鍛造と圧縮は別物です
圧縮で作る指輪は鍛造指輪なんですか?という内容の
お問い合わせを頂くことが最近多くなっているのですが
圧縮製法と鍛造製法は全くの別物なので注意して下さい。
鍛造は、伝統技法の鍛冶によって生み出される指輪です
宝飾職人が、刀を作る要領で指輪を作ると鍛造指輪です。
圧縮は、機械で地金をプレスして圧縮して板にします
圧縮した板をリングの形に切り抜く、型抜きのやり方。
この2つの製造方法は、制作工程も違えば地金の性質も
違って鍛造は硬くて粘り強い、圧縮は硬くて粘りが無い。
金属アレルギーでもチタンは嫌なんです!
プラチナやゴールドの結婚指輪を着けたい
金属アレルギー症状になりにくいので有名なのはチタン
最近はチタンの指輪や、チタンの結婚指輪も増えました。
しかし、チタンはチタンです(そのままですいませんw)
チタンは、プラチナやゴールドと比べると断然安いです
地金の価値から言ったらプラチナや金が断然上という事。
しかし結婚指輪になると何万とか高額になっています!
場合によってはプラチナや金と変わらない価格とかも
あったりするので「まじか!」と思う事もよくあります。
しかもチタンはサイズ直しや新品仕上げなどのメンテが
効きにくくお勧めしていません(当店はお断りしています)
だったら!純粋なプラチナ1000で結婚指輪を鍛造製法で
手作りをしたほうが絶対に良いと思いますしお勧めです!
金属アレルギーの方で、チタンの結婚指輪を探している
のであれば私は純プラチナを自信をもってお勧めします
ちなみに当店はプラチナとゴールドのみで手作りします。
プラチナ塊からプラチナ板に
地道にコツコツと鍛冶作業をしてプラチナの塊が伸びて
板になってきました。結婚指輪のベースになる板ですね。
2本分の結婚指輪のサイズが確保できる長さになります
最初からここまでの長さの板になるように計算済みです。
ここまでくるとプラチナの密度も、かなり増しています
ハンマーで叩いて締めて、バーナーで焼きなましをして
また叩いてという繰り返しの鍛冶でここまで伸ばします。
結婚指輪のデザイン→シンプルな平打ち
手作りをしている純プラチナの結婚指輪のデザインは
シンプルな平打ちリング、フラットな平打ちの形です。
シンプルなデザインの結婚指輪のご依頼は昔から多く
長く身につける結婚指輪だからこそ飽きが来ない形の
平打ちリングや、甲丸リングが1番よくご依頼が来ます。
今回の平打ちリングの指輪の幅は3.5ミリの幅です
そして指輪の厚みが1.7ミリなので、このサイズに
なるように鍛冶でプラチナを調節しながら伸ばしました。
結婚指輪のサイズに合わせて2枚に
鍛冶で鍛えた自慢のプラチナ板を2枚にカットします
地金をカットできる糸ノコギリを使ってカットします。
メンズのサイズと、レディースのサイズになるように
きっちり長さを計りながら糸ノコギリで2枚にします。
きっちり長さを合わせないと指輪のサイズが狂います
例えば1ミリの長さが違うだけでも、サイズが1号も
変わってしまうので正確に必要な長さだけを切ります。
例えばですが、10号の指輪を作る場合に必要となる
地金板の長さは約55ミリの長さが必要になるんです。
ひとつの素材から、ふたつの結婚指輪
私、池田が手作りをする結婚指輪は愛に溢れていますw
ご依頼を頂いた大切な結婚指輪を手作りするなら私は
めちゃめちゃ超こだわりながら手作りをしたいんです!
この工程を見て頂いて分かった人もいると思いますが
1つの同じ純プラチナから2つの結婚指輪を作ります!
全く同じ素材から手作りする結婚指輪はドラマチック
お互いの結婚指輪からダイレクトに絆やLOVEを感じて
何処にいても離れている時間があっても私達はどこに
いても一緒だよ!という愛に溢れる結婚指輪なんです!
こだわった制作工程で作れるのも田舎の小さい工房で
私と父の2人で指輪を作っているからこそ可能な技術
出来合いの既製品には真似ができない工程です(゚Д゚)ノ
板をリングの形に
2枚にした地金板をリングの形に丸めていく工程です
ジュエリー職人さんによって地金板の丸め方は違って
様々な丸め方がありますが、私の場合はこの丸めかた。
丸棒という先端が細くて根元が太い鉄の棒を使います
なぜ、このような形をしている鉄の棒なのかと言うと
リングのサイズに合わせて棒の太さを選べるためです。
メンズとレディースのリングサイズに合う太さを選び
そこに地金板を当てて木槌で板を叩きながら丸めます
丸棒に板を巻き付けるイメージで丸めることがベスト。
繋ぎ目に隙間が無いように
地金板をリングの形に丸めると、合わせ口の繋ぎ目が
でますが、繋ぎ目に隙間が出ないように合わせます。
合わせ口に間が開いていたり、隙間があったりすると
プラチナリングの溶接をしたときに不具合が生じます。
不具合とは繋ぎ目が食い込んで溶けたり割れたりなど
繋ぎ目には隙間が完全に無いようにしてから溶接です。
ファイヤアアアアアア!!
共付け(ともづけ)という難易度の高い溶接をします
一般的にするジュエリーの溶接はロウ付けといいます
ロウ付けは、ジュエリー本体の地金素材よりも融点が
低い解けやすいロウ地金を使って溶かして繋げます。
しかし共付けの場合は、ジュエリー本体の地金素材と
同じ地金をロウとして使って溶かすので融点も同じ
今回の場合は、結婚指輪と同じ純プラチナで溶接です。
ロウも結婚指輪も同じ地金同士を溶かして繋ぐので
難しいですが成功すれば相性がいいので頑丈なんです
頑丈な鍛造指輪のはピッタリの溶接という事なんです。
お互いが解ける、それが共付け
難易度の高い共付け、宝飾職人歴26年の私がしても
画像のようにプラチナリングの角が少し解けます(汗)
リングの本体とロウが一緒に溶けたその瞬間での溶接
タイミングが合わないとリングが溶けてしまって終了。
かなり難しいので熟練された職人さん以外はしません
私が危険を冒してまで共付けにこだわるのは強度です
鍛造で作る結婚指輪には必ず私は共付けをしています。
結婚指輪のサイズ調整
メンズのサイズと、レディースのサイズに合わせます
指輪のサイズの調整のやり方は、丸棒に指輪を入れて
金槌で満遍なく指輪の表面を細かく叩いて合わせます。
万遍なくリングを叩く事でリングが真円になります
そのまま同じように万遍なく叩くとサイズが伸びます。
手作業で1本1本の結婚指輪のサイズを伸ばすので
細かいサイズにも対応ができます(例えば半番など)
共付けをしてからも鍛冶でプラチナ1000を鍛えます
終始、ハンマーで叩きあげ締めて造る鍛造指輪です。
槌目模様で仕上げるなら
ここの段階で仕上げます
ハンマーで満遍なくリングの表面を叩いてサイズを
伸ばしていたのでプラチナリングが槌目になりました。
※槌目とは金槌で叩いた打痕のことを槌目といいます
打痕をバランスよく配置をすれば槌目模様になります
槌目模様は日本の伝統模様の1つに数えられる模様で
急須だったり茶碗だったり様々な場面で用いられます。
叩き出した模様がお洒落!かっこいい!槌目が良い!
という方は、ここで仕上げて結婚指輪を完成させます。
ちなみに、今回の結婚指輪のデザインは槌目ではなく
フラットでピカピカに光った光沢の平打ちリングです
ということで、彫金作業でリングを仕上げていきます。
プラチナ1000 彫金作業
メンズとレディースのサイズになったプラチナリング
ここからプラチナリングをヤスリで削る彫金作業です。
ハンマーで叩きまくったのでリング幅が広がってます
最初の彫金作業はプラチナリングの幅を削り合わせます。
メンズとレディースのリング幅が3.5ミリになるまで
プラチナリングの両側面をバランスよく削り合わせます。
鍛造と鋳造の違いを説明します
ここまでの私がしている工程が鍛造製法という技法です
では出来合いの既製品は、どのようにして作られるのか?
それは鋳造(ちゅうぞう)といわれる製造方法で作ります
私がしている鍛造とは全く違って、地金を直接ではなく
ロウワックスというロウ材で結婚指輪の原型を作ります。
作った原型の型に、溶かした地金を流し込んで固めて
結婚指輪を作るということで機械生産ということです
大量生産も出来るので世の中のほとんどが鋳造製品です。
ちなみに、金属アレルギーによく使われるチタンの指輪
こちらも原型に流し込んで固めてつくる鋳造の結婚指輪。
平打ちリングの角落とし
プラチナリングを削ると「バリ」という削り角が出ます
プラチナに限らず他の地金でも削ると出てくるのがバリ。
このバリはヤスリで削って出てくるのでギザギザしてて
痛いので、指輪の着け心地にかなり影響してきますので
バリが出たら即削って指輪の角が痛くないようにします。
基本的に平打ちリングはフラットなデザインが魅力です
ですので角を落とし過ぎると平打ちの良さが半減します
指輪の角を触って痛くない程度の角落としが理想ですね。
金属アレルギーの指輪は
水はけが良くなるように
結婚指輪でポイントになるのが、着け心地だと思います
普通の指輪でもそうですが、長く指につけることになる
結婚指輪は特に着け心地の良さが重要なポイントです!
金属アレルギーの方なら、特に着け心地は気になるはず
かぶれて、かゆくなったりなどの経験があるからです。
金属アレルギーの原因は、当然ですが金属にあるわけで
地金に不純物が含まれていなければ、金属アレルギーの
症状がでないのでプラチナ1000で作ることになりますが、
地金に含まれた不純物以外にも、指輪の内側に溜まった
汗や水などで、かぶれたり、ふやけたり、痒くなったり
する事もあります(金属アレルギーじゃない方にも多い)
そこで結婚指輪の内側を内甲丸(うちこうまる)という形
に仕上げると水はけも良くなり着け心地も良くなります。
内甲丸は着け心地が良く
水はけも良いのでお勧め
内甲丸の作り方は、指輪の内側の角を削り落としてから
内側が楕円形のように滑らかに丸くなるようにします
そうすると指と指輪が馴染んで着け心地が良くなります。
指輪の内側を内甲丸にする事で指を曲げても食い込まず
痛くないし、水はけも良くなるので衛生的にも良いです
滑らかで金属アレルギーの方にも安心して付けられます!
金属アレルギーが有る、無いに関わらず着け心地は重要
指と指輪が馴染んでストレスを感じない指輪がベストです。
平打ちリングを美しいフラットに
プラチナリング表面にある槌目を削って消していきます
真っ平なフラットな表面になるように仕上げていきます。
プラチナリングの太さよりも少し幅の広いヤスリを使い
プラチナリングの表面が平になるように削っていきます。
少しでも削り方が斜めになると表面が歪んでしまうので
真っ直ぐで真っ平になるように丁寧に削っていきます
ノギスという計測器で平かどうか確認しながら削ります。
この状態で仕上げることも可能です
この状態の指輪でも、お洒落でかっこいい!という声も
よくあるので荒仕上げという仕上げで作る事もあります
純プラチナを荒く仕上げてあるので荒仕上げといいます。
今回はピカピカの鏡面にした平打ちデザインになります
プラチナ1000を光沢にするには何度も磨いていきます
平打ち指輪の表面が平になったので磨く工程に進みます。
プラチナ1000にある傷を全て消す
プラチナ1000を鍛錬しながら手作りをした鍛造指輪は
ハンマーの打痕や、ヤスリで彫金作業をした細かい傷が
プラチナの面に残っているので徹底的に消していきます。
最初にする傷消しの作業は、耐水性の紙ヤスリを使って
プラチナリング全面の傷という傷を徹底的に消す事です。
耐水性の紙ヤスリに水を含ませ プラチナ1000を擦ると
水と研磨砂が混ざって傷の形や深さに関係なく、傷の奥
まで浸透していくので綺麗に傷を消す事ができるんです。
研磨ゴムで更に小傷を消す
シリコンポインターという研磨ゴムで指輪を仕上げます
リュータ機という機材の先端にセットをして高速回転で
シリコンポインターを回してプラチナを磨いていきます。
プラチナを紙ヤスリで擦ると細いラインが面に残ります
紙ヤスリで擦ったときのその小傷を消していくという事。
シリコンポインターを使い分ける
シリコンポインターのゴム素材には主に2種類あります
1つは固いゴムで地金を研磨するゴム(主にダーク色)
もう1つは柔らかいゴムで地金を磨くゴム(主に青色)
この2つのシリコンポインターを使い分けて結婚指輪に
存在するキズを消して磨いていくという流れになります。
ちなみに固いゴムも、柔らかいゴムも形は様々あります
結婚指輪のデザインやフォルムに合わせて使い分けます。
ヘラ掛けでプラチナを鏡面に
シリコンポインターの青色でプラチナ1000を磨くと
ピカピカの光沢に仕上がりますが鏡面ではありません。
プラチナ特有の強い輝き、鏡のような反射をするには
ヘラ掛け(へらがけ)という作業をすると鏡面がでます。
やり方は、ヘラ棒という道具をプラチナ1000に強く
押し当てて面を潰すようにすると面が締まって鏡面に
なるというプラチナの特徴を利用した磨きの作業です。
バフ掛けで鏡面度を上げる
ヘラ掛けでキラキラの鏡面に仕上がったプラチナを
バフ掛けという最終工程の磨き作業で磨きあげます。
バフとは、地金を磨くための磨き布や厚紙の束です
高速回転で回しながら地金を徹底的に磨きあげます。
そうすると鏡面の反射度がさらに増して鏡のように
なることから、これらの作業を鏡面磨きといいます。
プラチナ1000 結婚指輪が完成しました!
純粋なプラチナ1000だけを使って結婚指輪を制作
金属アレルギーの方でも安心して指に着けられます。
もちろん金属アレルギーの方でなくてもお勧めです
お勧めの理由は、伝統技法の鍛造で造るからですね。
基本的にプラチナ1000は柔らかいので結婚指輪に
向かないと言われていますが、私が鍛造にこだわり
手間をかけながら鍛練して手作りした結婚指輪です。
プラチナ1000の結婚指輪でも指輪が変形しずらく
傷も付きにくいので毎日使っても安心できますし、
しかも内甲丸なので着け心地もよく最高の指輪です。
結婚指輪の完成までブログを最後までご覧いただき
有難うございました。ご依頼をお待ちしております!
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〒940-2003 新潟県長岡市渡場町2-7 株式会社ジュエリーコウキ
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鍛造で作る結婚指輪は、ごく稀で希少価値のある結婚指輪
世界中の全てのジュエリーのうち鍛造で作られたリングは
1パーセント未満と言われるほど鍛造リングは少ないです
その理由は、鍛造リングは地金を金槌で叩いて炎で焼いて
じっくりと時間をかけて地金密度を上げていくという製法
熟練された技術や知識を持った職人のみしか作れない技法
鍛造リングを作る為の専門工具や機材など設備も必要な為
伝統工芸と言われる鍛造リングは日本の宝だと思いますが
受け継ぐ職人が激減しており鍛造リングは衰退しています
だからこそ鍛造技術を受け継いだ私が広めたいと思います
指輪作りの制作日記をご覧頂いて、鍛造技術に納得をして
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです。
お気軽にお問い合わせOKですよ(^ω^)
こちらの「お問い合わせ」もしくはメールで
j_kouki_ring@yahoo.co.jp までお願い致します。
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