インフィニティ結婚指輪を作る 【彫金で無限大を表現】 ミルと艶消しコンビ

いつもご観覧を頂きありがとう御座います
新潟県長岡市の宝石店で、結婚指輪を手作りで
制作しているジュエリーコウキの2代目、池田です

本日も元気に結婚指輪の作り方をアップします!
忙しさで体に疲れが溜まってきましたが心は元気w
強いハート(精神と気持ち)で指輪作りに没頭します

 

さて、前回のブログ記事の続きとなります(^ω^)

インフィニティの結婚指輪を作るという事で、前回は
鍛造編として鍛造をメインとした内容を書きましたが

今回は彫金編として彫金で結婚指輪が完成するまでの
制作工程をアップしますので宜しくお願いいたします!

前回の記事を見ていない方は【鍛造編】をご覧ください
こちらからご覧頂けます → インフィニティ・鍛造編

前回の記事、鍛造編で制作はここまで進みました

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鍛金(たんきん)でプラチナを鍛えて造る鍛造
その鍛造作業でインフィニティリングのベースとなる
の形状にして結婚指輪の指定サイズまで伸ばしました

 

 

そして次の工程はの形になったマリッジリングの面を
ヤスリで削ってラインを作り出すという彫金作業です。

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計算をして設計図をマリッジリングの面に描いたら
その設計図のラインの通りにヤスリで削っていきます

画像のマジックで書かれた太いラインは、デザインの
中心となる大事なラインなので、分かりやすいように油性の
マジックで上書きをしました(彫金作業で消えるので心配なし)

最初は荒目(アラメ)と呼ばれる目の荒いヤスリで
バリバリに削りながら指輪全面を作り出していきます

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一箇所だけを集中して彫金作業をするのはNG
結婚指輪全体のデザインバランスに影響してくるので
必ずリング全体を均等に削っていく事がポイントです

インフィニティのラインを結婚指輪の面に表現

パッと見でインフィニティと分からないような曲線に
見えると思いますが、実は削り出したラインが一周して
リング上で繋がるようになり完全な無限大になるんです

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文章や言葉でラインの繋がりを細かく説明するのは
かなり難しいので画像を見て頂ければと思います
一応、説明させて頂きますが分かりにくいかも(汗)

表側のセンターと反対側のセンターのラインが斜めに
流れるようになり、結婚指輪の両側の横は、真っ直ぐな
ストレートなラインで三角形になり表と裏のセンターで
重なり合うように交差して無限のラインが繋がります
・・・本当に説明が下手ですいません(ノД`)・゜・。

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指輪全体でインフィニティ、無限大を表現します

指輪全体というのは、指輪のシルエットというかフォルム
外回りのシルエットでの形を意識した形状にしましたが
それ以外にも指輪の表面も削ってのラインを作りました

荒目のヤスリでインフィニティを削り出しをしましたが
荒い目のヤスリから細かい目のアブラ目というヤスリで
粗く削りあげたプラチナの面を細かく整えていくんです。

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結婚指輪なので2本のバランスを合わせる

結婚指輪ですので2つのリング、ペアリングになっており
男女で指のサイズが異なります(同じサイズの場合もあり)
基本的には指輪サイズが違う場合が多いペアリングですので
男性の方がサイズが大きいと指輪の面積も大きくなります

という事はサイズが大きい指輪と、サイズが小さい指輪では
見た目の印象が多少違ってくる場合がほとんどなんですよね
しかし大事な結婚指輪!ペアで同じリングのバランスが凄く
理想となりますので同じように見えるように彫金をします!

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指のサイズが違っても同じに見える事が理想

指輪のどの角度から見てもバランスが一致しています
結婚指輪のサイズが男女で異なっていても同じように
魅せれる事が出来る、それが一流のジュエリー職人です

もちろんサイズの大小が極端に違った場合は、合わせる事が
難しい場合も当然ありますが、それでも2本が同じように
見えて違和感を感じずバランス良く仕上げる努力は必ずします。

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つけ心地が良い結婚指輪にする

今までの作業は結婚指輪のシルエットやフォルムを彫金で
形にしていく工程でしたが、次は指輪の内側を削ります!

結婚指輪の着け心地を良くする為に、内側を丸めます
内側を甲丸のように丸める事によって優しい心地というか
ストレスを感じない柔らかい着け心地になります(*´Д`)

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ここでも荒目ヤスリからアブラ目ヤスリで調節

内側を削る彫金作業も、表面を削った時と全く同じく
荒い目で削って形を造っていき、細かい目で整えます

最終的には紙ヤスリや研磨ゴムで研磨していくのですが
まずはアブラメのヤスリで指にフィットする形を造ります
ちなみに指にフィットする形は楕円形なんですよ(^ω^)

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内側を丸めれば丸めるだけ、着け心地が良くなるんじゃ?
いやいやw そんな単純な問題じゃないんですよ(汗)

丸め過ぎると指にあたる指輪面積が少なすぎて緩くなり
クルクル回りすぎる指輪になり落ち着きがなくなります!
逆に平だと指輪面積が広すぎてキツクて痛みを感じます
ここら辺がストレスを感じてしまう原因なので要注意!

人もそうですが、ベタベタくっつき過ぎる人も面倒だし
逆に離れすぎて、かまってくれないのも淋しいみたいなw
そんなイメージだと思って下さい(余計わからねーよw)
ほどよい関係がストレスを感じないという事です(*´Д`)

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精密ヤスリで結婚指輪を丁寧に仕上げます

小さく細かい目で、精密な部分を調整ができる精密ヤスリ
そんな精密なヤスリで、徹底的にラインなどの角度を調整

ラインの角度、角の少しのズレなどがバランスを崩します
2つの指輪を見比べながらズレがないか調整していく作業
ペアでリングを色々な角度から見ながら仕上げていきます。

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耐水性の紙ヤスリで傷消し

ヤスリでの彫金が完了したら、耐水性の紙ヤスリで研磨
水をつけながら結婚指輪を擦ると、砂が水と合わさり
ヤスリで出来た細かい小傷の奥まで浸透していくんです

ここの作業で、小さい小傷を綺麗に消していきましょう
プラチナリングが真っ白になるまで何度も研磨をします。

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ミル打ち(ミルグレイン加工)

小さい球体が繋がった装飾が魅力的なミルグレイン
小さい球体を作る為にミルタガネで彫っていくのですが
まずは手で軽くミルの跡をつけていく「仮打ち」です

仮打ちが終わってミルのバランスや間隔、位置に問題が
なければ本番の打ち込みを、金槌を使って打ち込みますが
まずは軽く仮打ちをして位置と間隔を確定させます(^ω^)

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センターのラインを両サイドから囲むようにミル打ち

表センターと裏センターの2本のラインが中心なので
その2本の交わるラインを更に魅せる為にミルを打ちます

ミルで囲むように打ち込んでいく事で、より目立ちます
そして小さい球体のラインが繋がる事で繊細さも感じます
小さいミルが一列に繋がる姿は可愛らしくて魅力的ですね。

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色々な角度からミルの位置を確認しましょう

曲線の組み合わせが魅力なインフィニティのライン
インフィニティのラインと同じようにミルが入っているか
ミルが打ち込まれている長さも2本同じか細かくチェック!

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仮打ち段階のミルなら修正が効きます

仮打ちなので、もし角度が違っていたり長さが違っていたり
ミルの球体の大きさが違ったりなどを見つけたら修正します

基本的には仮打ち段階で修正がないようにするのがプロです
私は基本的に仮打ちで失敗は、ほぼありません(キッパリ)

それだけ長い期間、練習を繰り返しているという事ですね
ただ・・・怪我をする事は職人歴23年でもあります(涙)

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ミルの本番打ち(金槌で打ち込む)

手打ち(仮打ち)を完璧にラインに沿って打ち込んだら
いよいよ金槌で深く、そして立体的に打ち込んでいきます

ここで注意する点が「力加減」
金槌でミルタガネを叩く力加減が凄く重要となります
同じ球体に魅せるには同じ力加減で打つ事が必要だからです

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ミルの球体1つ1つに気配りを

力加減でミルグレインの見え方が変わります
深くミルを入れ過ぎると球体が奥深くなり穴に見えます
また、軽い打ち方だと球体にならず円の印で終わります

ここら辺のミル打ちの力加減は、やっぱり数をこなして
熟練していくしかないと思いますが、本当に繊細な作業で
1つ1つのミルの球体を同じに合わせる必要があるので
神経を使いながら球体の1つ1つに気配りをしましょう!

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もちろん1本のリングで見た時のミルのバランスも凄く
重要になりますが、結婚指輪ですので2本のバランスも
これがまた超重要となりますので2本を同じに合わせます

2本の指輪の彫金バランス、ミルバランス、全て合わせます
写真で分かると思いますがサイズが違ってもバランス完璧!

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リューターバーでプラチナリングを仕上げる

リューターというペン型工具の先端につける工具を先端工具
先端工具をリューターバーとも言います(削ったり磨いたり)

写真のリューターバーはシリコンポインターという研磨ゴム
茶色いゴムは固くて研磨材が含まれた研磨専用のゴムです
そして青色は柔らかいゴムで、表面を滑らかに磨くゴムです

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茶色い研磨ゴム、青色の磨きゴム、どちらも色々な形があり
ジュエリーのデザインの特性にあわせて選び使っていきます

シリコンポインターでの仕上げ(研磨&磨き)が完了したら
次はヘラ棒という魔法の磨き棒でプラチナを磨いていきます

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ヘラがけ(ヘラ磨き)

ヘラ棒でプラチナを磨くと鏡のように鏡面が誕生します
魔法のような棒ですが、使い方は凄く原始的なんですw

磨きたい面にヘラ棒を強く押しつけて、面を潰すように
滑らせていくと鏡面が出てくるんです。不思議ですね~

とっても原始的な磨き方ですが、かなり昔から伝わる手法で
現代でもジュエリー職人さんがよくする手法の1つなんです
23年している自分の指にはヘラタコというタコがありますw

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バフがけ(バフ仕上げ)

最後の磨き作業となります(意外と手順が多いでしょ)
バフという研磨布でヘラがけをした結婚指輪を磨きます

青粉という磨き油を、磨き布に塗りながら磨き布を
高速回転させてプラチナの鏡面を磨くという方法です

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バフの磨き布にも種類が沢山あります

大きさや形など様々ありますので、指輪のデザインに
合わせながらバフを選んで磨いていくという事ですね

ちなみにグラインダータイプの大きいバフは、回転の
パワーが物凄くあるので、磨いている指輪を引っ張られて
飛ばさないようにグッと掴んで注意しながら磨きます
摩擦力がかなり凄いので指輪が熱くなるので火傷にも注意

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結婚指輪をマット仕上げ(ツヤ消し)

結婚指輪の半分にマット加工(艶消し)をするのですが
今回使用するマット仕上げはダイヤモンドを使うんです

よくある一般的なマット仕上げのやり方は、凄く細かい
小さい石をリングの艶消しをしたい部分に吹き付けて
輝きを消してツヤ消しを表現する場合が多いのですが、
この手法は完全に艶が消えて白く(グレー)になります

しかしダイヤを使ったマット加工は光る艶消しなんです!
キラキラと細かく輝く光、まるで朝日を浴びた海のように

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ダイヤモンドがついている先端工具にも色々あります

基本的に工業用に使用されるダイヤが一般的なのですが
先端工具によっては細かすぎるダイヤを使っている工具
またはダイヤが少なく隙間が異様に空いている工具など
更にダイヤの形が雑な先端工具があるので注意が必要です

雑なダイヤを使っている先端工具でマット加工をすると
写真のように、こんなに光らなくて傷に見えるんですよね
なのでダイヤの先端工具は、まずは使ってみてマット加工の
見栄え(見え方)を確かめる必要があるんですね(^ω^)

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インフィニティの結婚指輪が完成!

光沢とマットのラインが結婚指輪をコンビに魅せてくれて
更にミル打ちをラインに沿って打ち込んだので引き立ちます

結婚指輪をどの角度から見ても途切れる事のない無限の線
結婚指輪のシルエットとフォルムで無限大を表現しました!
ダイヤモンドのキラキラ光るマット加工も魅力的です(*´Д`)

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結婚指輪の制作のご依頼を頂きました
I様ご夫婦様には心から感謝しております。

わざわざ横浜と埼玉からの遠方からご来店を頂きまして
本当にありがとう御座いました!感謝感激で御座います!

そしてI様ご夫婦様からお手紙をいただきました!
とってもお手紙の内容が嬉しかったので、お手紙を
ご紹介をさせて頂きまして記事を終了とさせて頂きます<(_ _)>

 

お世話になっております。最高の指輪、今日無事届きました。
今日は2人より感謝の気持ちをお伝えします。

by 奥様 メールしていただいた画像を見るたびに楽しみが増し、
実際に自分の指にはめてもらい大変感動しています☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

by 旦那様 真心のこもった指輪ありがとうございました。
2人の生涯最高の宝物になりました。

一つの塊から形になっていく姿を、写真を見ながら2人して感動してます。
友人や家族にもこの工程を見せびらかしてます(笑)がとても好評です!
池田さんに制作して頂いて本当に良かったです。
このご縁はこれからも末長く大事にさせて下さい^O^

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指輪作りの制作日記をご覧頂いて、工程に納得をしてから
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです
真心をこめて1つ1つ手作りをする本物の結婚指輪ですよ

お気軽にお問い合わせOKですよ(^ω^)
こちらの「お問い合わせ」もしくはメールで
j_kouki_ring@yahoo.co.jp までお願い致します。

結婚指輪の一覧です → ジュエリーコウキ 結婚指輪の一覧
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