槌目の結婚指輪-鍛造のペアリングを手作り!プラチナ-鎚目模様が神技

鍛造リング&槌目リングの専門店、ジュエリーコウキ
鍛造の槌目リングを製造販売するジュエリーショップ

ジュエリーコウキの2代目で宝飾職人歴25年の私、池田が
新潟県長岡市の自社工房で、1つ1つ指輪を手作りします
伝統技法の鍛造を継承した宝飾職人が作る本物の鍛造指輪。

槌目リングの意味と読み方

槌目(つちめ)とは、金槌で叩いた打痕のことをいいます

適当に金槌で叩いた打痕ではなくてデザインになるように
考えながら地金に打ち付けられた打痕を槌目模様といって
日本の伝統工芸の1つで、センスと技術が必要になります。

鍛造(たんぞう)とは、リングの地金となるプラチナや金を
鍛冶で鍛錬しながら作る製法でハンマーで鍛えあげられた
指輪は密度が増して強くなっているので変形しずらいです。

このブログも宝飾職人である私が書いて更新をしています
鍛造リングや槌目リングの作り方や、魅力をお伝えします。

宝飾職人
これからご紹介をさせて頂く鍛造の結婚指輪は
神奈川県のお客様からご依頼をいただきました。

何と神奈川県から新潟の長岡の当店にご来店をされました
田舎の小さな宝石店までわざわざ来ていただいて恐縮です。

凄く人柄の良いご夫婦でお話しも面白くて楽しかったですw
素敵な時間を共有できたことに感謝!有難うございました

本題に入りますが、ご紹介をさせて頂きます結婚指輪は、
丸い甲丸タイプのリングに槌目を打ち込んだデザインです。

槌目の色は、男性がナチュラルな光沢で女性が艶消しです
そしてレディースとメンズで指輪の太さが違うタイプです。

この槌目リングの凄いところは、鎚起銅器を作る要領で
ハンマーで叩きながら平打ちから甲丸にしていく工程です
同時に、槌目を打ち込むので魅力たっぷりの制作工程です。

すでに結婚指輪は完成していますので画像をご覧ください

槌目 結婚指輪

槌目リングのブランド=ジュエリーコウキ

私は長年、槌目模様にこだわって試行錯誤を続けています
槌目の唯一無二の模様に魅了されて惚れ込んでいる職人で
槌目模様にこれだけ入れ込んでいる宝飾職人も珍しいですw

槌目リングのブランドと言ったら!ジュエリーコウキ!と
誰もが言って頂けるように槌目を愛し続けて精進をします。

メンズとレディースの槌目リングの幅は少し違いますが
幅が違っても槌目模様のバランスは超ばっちりですよね!
これが熟練された宝飾職人の私が打つ本物の槌目模様です。

画像でご紹介をした鍛造で手作りをする槌目の結婚指輪が
完成するまでをブログに書きますので最後までご覧下さい!

プラチナ 溶解

プラチナの溶解(ようかい)

結婚指輪やペアリングは、2本セット=ペアになります
そこでペアになるように2本分の指輪を作る地金が必要。

結婚指輪のデザインやサイズ、幅や厚みなどでも必要に
なってくる地金の重さが変わってきますので計算をして
2本の指輪を作る為に必要な地金を用意して溶かします。

地金を溶かす作業工程のことを、溶解(熔解)といいます
溶解皿に計算をして用意をした必要なプラチナを乗せて
酸素バーナーの強烈な炎でプラチナをドロドロにします。

溶かしたプラチナ

1つの塊から2つの指輪を手作り

溶けて1つの塊になったプラチナは太陽のように眩しく
そして強烈な熱を発しています(融点は約1770度)

この状態の1つの塊になったプラチナから2つの指輪を
手作りしていきます!ということは1つの同じ素材から
結婚指輪やペアリングを手作りするという夢のような話!

同じ素材から誕生する結婚指輪やペアリングは凄いです
お互いのリングからLoveや絆を感じることができるので
何処にいても二人はいつも一緒みたいな感覚が芽生えます。

これって結婚指輪にとって凄い魅力的なことですよね!
小さい工房で1つ1つ手作りしているので可能な工程で
市販の出来合いの結婚指輪には絶対に真似ができません。

鍛造リング 作り方

プラチナを鍛錬する

鍛造リングとは鍛えて造るリング、プラチナを鍛錬して
鍛えて強く育てていく~長い長い作業がスタートします。

地金を鍛えることを鍛金(たんきん)とも言われています
これを一般的によく耳にする言葉にすると鍛冶(かじ)
結婚指輪の素材となるプラチナを鍛冶で鍛えていきます。

また、地金を叩き上げることを締め上げるともいいます
万遍なく地金をハンマーで絞めるように四面を叩きます。

プラチナ 鍛冶

鍛錬をすることで密度が増す

プラチナもゴールドも鍛えることで地金が強く育ちます
具体的には、ハンマーで万遍なく何度も何度も締めると
地金中に含まれている微量な空気が放出していきます。

地金中から空気を放出させていくと更に締まっていって
粒子が整い地金の密度がどんどん増していくという流れ
叩いて締めれば締めるほど地金の密度が増していきます。

プラチナ 鍛金

地金中に含まれている空気とは?

この微量な空気が厄介でリングに巣穴として出てきたり
巣穴がある部分が凹んだり割れたりと強度が悪いんです
一般的な出来合いの既製品に多くある悲しい現象です(涙)

一般的な出来合いの既製品は、鋳造(ちゅうぞう)という
製法で作られており、溶かした地金を原型の型に流して
固めて作るので巣穴が出てしまうことが多くなるんです。

基本的にジュエリーのほとんどは鋳造で作られています
大量生産もできますし細かいデザインにも対応できます
しかし鍛えた地金ではないので巣穴はそのまま残ります。

鍛造リング 焼きなまし

焼きなまし

金槌で気が遠くなるほど何回も叩いて締めたプラチナは
締まり過ぎてカッチカチに硬くなって叩けなくなります。

叩けなくなるというよりも、硬くなりすぎて反発します
ハンマーで叩くと跳ね返ってしまうということです(汗)

こうなってしまうと叩いても締めることができないので
炎でプラチナを真っ赤に焼きます「これが焼きなまし」

焼きなましたプラチナは、絞まりがほどよく解けます
そうすると更に叩いて締めていくことが出来るんですね。

叩いて締め、焼きなまし、叩いて締め、この繰り返しを
地道で地味ですが何度も繰り返しながら密度を上げます
鍛造リングを作るというのは手間が相当かかるんですね。

プラチナ 締める

メンズのリングサイズに合わせて成形

手作りをしている結婚指輪は、メンズとレディースで
リングの幅もリングの厚みも違うタイプの結婚指輪です。

メンズリングの幅は2.7ミリ 厚み1.8ミリ
レディースリングの幅は2ミリ 厚み1.5ミリ

メンズリングのほうが幅が広くて肉厚も厚いので最初は
メンズリングのサイズに合わせプラチナ板を伸ばします。

ペアリング 作り方

ドラマチックな指輪作り

そしてこの後、1枚のプラチナ板を2枚にカットします
糸ノコギリでプラチナ板をカットするので怪我に注意!

今まで1つだったプラチナ塊が2つになりました(^-^)
同じ素材から誕生する結婚指輪はドラマチックですよね

結婚指輪もそうですが、ペアリングでも同じ工程です
お互いの指輪から絆やLoveをがっつり感じてくださいね!

ペアリング 手作り

結婚指輪のベースとなる板を2枚作る

2枚になったらメンズの方はそのままにしてレディース
サイズになるように鍛冶でプラチナ板を再度成形します。

金槌でプラチナ板の幅と、肉厚を叩いて縮めていきます
レディースリングの幅2ミリ、厚み1.5ミリにします
けっこう細い指輪になりますが鍛造ですので強くて安心!

プラチナリング 手作り

リング幅は、お客様のお好みでOK

一昔前は、結婚指輪は男性も女性もデザインが同じで
リング幅が同じというタイプが主流でしたが(今もかな)
しかし今は2本のリング幅を変える方も多くなりました。

ご自身のお好みで、リングの幅を太くしたり細くしたり
手作りで私が作るので対応ができますのでご安心下さい。

さすがに、結婚指輪のデザインがペアで違うという方は
これだけ長い間、指輪を作っていますが凄く少ないです
ごくたまにご依頼もありますが本当に少ない比率ですね。

ペアリング 太い 細い

刻印を打ち、中石の穴を開ける

手作りしている結婚指輪には、内側にダイヤが入ります
小さいダイヤですが、青と黄色のカラーダイヤが美しい!
質の高い綺麗なカラーダイヤは小さくても色がハッキリ。

リングの内側(中側)に石などのルースを埋め込むことを
中石を留めるといって誕生石を入れる事が今は多いです。

リング裏側のダイヤが埋め込まれる箇所に穴を開けます
同時進行でプラチナ(pt900)刻印を打ち込んで入れます。

指輪 曲げ方

リングになるように丸める

鍛冶作業で鍛錬しながら時間をかけて伸ばした地金塊が
ようやく、ようやく!やっとリングの形になります(涙)
鍛造リングを作るというのは手間が本当にかかるんです。

丸棒という道具にプラチナ板を当てて丸棒に巻き付ける
要領で丸めていくと、綺麗にリングの形に丸められます。

プラチナ板にキズや凹みが出ないように、木製の木槌で
プラチナ板を叩きながら丸棒に沿わせて丸めていきます
完璧な真円にはなりませんが、かなり綺麗に丸まります。

指輪 丸め方

リングの繋ぎ目に隙間が無いように

リングの形に丸めていくと最後に繋ぎ目が現れますよね
板の端と端が合うので合わせ口ともいいますが、ここに
隙間が少しでもあると溶接をしたときに不具合が出ます。

ヤスリや糸ノコギリなどで隙間が無いように合わせます

仮に隙間が少しでも開いていると、溶接作業をした時に
隙間に沿って食い込んで溶けたりヒビ割れを起こしたり
マイナスとなるデメリットが生じるので隙間は絶対無し!

指輪 共付け

ファイヤアアアー!!!

丸めたプラチナリングをがっつり溶接をして繋ぎます!
共付け(ともづけ)というやり方で地金同士を溶けあわせ
繋ぎ目を溶かして繋ぐという難易度の高い溶接方法です。

共付けのやり方は、隙間が無くなったリングの繋ぎ目に
薄く伸ばしたプラチナを挟みます(本体と同じプラチナ)
そして指輪本体も、挟んだプラチナも一緒に溶かします。

この記事の最初にあったプラチナ溶解作業と似ています
ただ違う所は、溶解は地金全部を溶かしますが共付けは
繋ぎ合わす溶接部分だけを溶解します(そこが超難しい)

リング 共付け

共付け後の真っ赤になったリング

画像をよくご覧ください。共付けが成功した後の姿です
繋ぎ合わせた溶接部分の角が溶けているのが分かります。

プラチナが溶解する温度、融点は約1770度なんです
リングの繋ぎ目だけをその火力で溶かして繋いだんです
技術がない人が共付けをするとリング半分が溶けて終了(汗)

指輪の角が少し溶けていますが余裕を見ているのでOK
プラチナリングも挟んだプラチナも溶けて融合しました
丈夫な鍛造リングには、同じく丈夫な溶接が必要ですね。

槌目リング 作り方

槌目リングの作り方と、
甲丸リングの作り方です

丸めたリングを金槌で叩きながら丸い甲丸リングにして
さらに槌目模様をバランスよく打ち付けていく工程です
まさに今回の手作り結婚指輪の最大の見せ場となります!

まずは共付けが完了したプラチナリングを丸棒に入れて
ハンマーでリングの全体を万遍なく叩いて真円にします
完璧な円、真円にしてからリングの形を叩いていきます。

槌目模様 つけ方

鎚起銅器の技術を応用して、
作る鍛造リング&槌目リング

鎚起銅器って聞いた事がありますか?知っていますか?
このワードで検索をして頂いたほうが分かりやすいので
是非、鎚起銅器のことを多くの方に知って欲しいですね!

すごく簡単に説明をすると、1枚の銅版を金槌で叩いて
きゅうすや、やかん、器などを作る伝統工芸のことです
1枚の銅版から叩いて形にするので槌目が沢山つきます。

この伝統工芸の技術を駆使をして指輪を作ろうという話
伝統技法の鍛造技術と鎚起技術を合わせた凄い指輪です!
私は槌目に絶対の自信があるので最高の指輪を約束します。

槌目リング やり方

サイズを伸ばしながら甲丸にする

いくつかの工程を、同時進行で進めるという職人技です!
もともとプラチナ板を丸めてリングにしたときは平打ちで
平打ちリングの角をハンマーで段階的に叩いて落とします。

平打ちリングの角を段階的に叩き落とすことで角度が出て
丸さが出てきて甲丸リングになっていくという仕組みです。

どの位の甲丸リングの丸さにするか叩き具合で変わります
最初からどの丸さの甲丸にするか決めておく事が重要です
そして、叩いて形を作りながら指輪のサイズも伸ばします。

槌目指輪 作り方

メンズの槌目リングとレディースの
槌目リングで叩き具合が変わってくる

手作りをしているこの結婚指輪はメンズとレディースとで
デザインは同じでもサイズも違えば、幅の厚みの違います。

指のサイズは置いといて、指輪の幅の広さと肉厚の厚みで
平打ちリングから甲丸にする丸さの角度が変わってきます
理由は、プラチナリングを叩く面積が違うので変わります。

上の画像が、メンズの幅広いリングを叩いているところで
下の画像が、レディースの細いリングを叩いているところ
2つを比べてみると幅が違うので丸さも少し違いますよね。

槌目 細い指輪

槌目模様の魅力は何といっても
唯一無二の模様が自分だけの物

槌目リングを作る為に、金槌で指輪を叩き入れるのですが
適当に叩いた打痕はプロとして槌目とは言いたくないです。

プロが作る槌目とは、リング全体のバランスに槌目模様を
どう配置していくのか、どう魅せるのかが最大のポイント。

金槌の叩く力加減で、槌目模様の大きさや形が変わります
偶然の産物になる槌目をどう配置して入れるのか重要です
槌目1つ1つに気を配りながら槌目リングにしていきます。

槌目リング 細い

幅が違っても見た目の槌目は統一させる

結婚指輪やペアリングは見た目のデザインを揃えたいです
最初から違うデザインなら揃わないのが基準になりますが、

「同じフォルムの甲丸で作り、同じデザインの槌目で作る」
これだけ統一したデザインなら見た目も揃えるのがベスト

サイズが伸びすぎないように注意をしながら指輪を叩いて
甲丸の角度を似させて、槌目模様の入り具合も合わせます
細かい気配りというか心使いがお客様を笑顔にします(^-^)

ペアリング 槌目

ハンマーテクスチャーの結婚指輪

金槌で指輪を作り上る事をハンマーテクスチャーと言って
金槌=ハンマー 表面加工や表面の質感をテクスチャー
指輪を手作りしいるのでハンマーテクスチャーリングです。

2本の結婚指輪を並べてみるとバランスがバッチリですね!
甲丸リングの丸さといい、槌目模様のバランスといい完璧
我ながら神技と言い切れます(自分で言って恥ずかしいw)

自画自賛になってしまいますが自信があるのは良い事です
自信があるからこそお客様からご依頼を頂けるんですもの
これは25年の宝飾職人としてのキャリアからくる自信です!

槌目リングの幅

槌目リングの彫金、幅を削る

金槌で叩きまくって甲丸に作り上げたプラチナリングです
平打ちリングから角を落としながら叩いて作り上げたので
指輪の幅が広がって、太くなっていますので幅を削ります。

メンズの槌目リングは、幅2.7ミリ

レディースの槌目リングは、幅2ミリ

すり板という木板に、槌目リングを固定してヤスリで彫金
槌目リングの両方の側面を同じだけ削って幅を合わせます。

槌目リング ペアリング

槌目の甲丸リングはバランスが超重要!

同じ分だけ指輪の両側面を彫金するのは凄く重要なんです
例えばですが、指輪の片側の側面だけ多く削ってしまうと!
甲丸の丸さ、甲丸の角度が変わってしまい指輪が歪みます。

甲丸リングの丸さ、甲丸リングのバランスを保つためには
両方の側面を同じだけ削るというのが大きなポイントです。

そして甲丸リングの角度の歪みだけではなく、槌目リング
の槌目模様も左右でバランスよく叩いて入れていますので
片側だけ削り過ぎると槌目模様のバランスも崩れるんです。

槌目リング 角落とし

槌目リングの角落とし

槌目リングの両方の側面をヤスリで削る彫金作業をすると
バリといわれる削った角がでてきて、それが危ないんです
ノコギリのようにギザギザした鋭利な角なので無くします。

ヤスリでバリを削り落としながら良い付け心地になるまで
実際に指で角に触れて、痛くなくなるまで削り落とします。

角が残り過ぎると痛く感じ、角を落とし過ぎると槌目模様
の端が消えて無くなってしまいますので、ここもバランス
で付け心地の良さと、見た目のバランスの2つを考えます。

槌目リング 結婚指輪

ハンマーで叩いたままの
自然体な槌目模様が魅力

鍛造で手作りをする槌目の結婚指輪、フォルムは完成です
ハンマーで叩いたままのナチュラルなカラーが良いですね
光沢でもなく、艶消しのマット加工でもなくナチュラル!

これが手作りで打痕したナチュラルな槌目模様となります
機械的ではなく自然の中で生まれたかのような自然体です。

機械でリングを削って槌目に似せるデザインもありますが
あれは槌目ではなく、槌目風です!槌目模様風なんですよ。

本物の槌目模様は、宝飾職人が金槌で1つ1つ打ちます!
機械で削って槌目とか言われると職人として悲しいです。

この後の工程は、結婚指輪の内を滑らかに丸くする工程と
中石として入れるカラーダイヤモンドを埋め込む作業です。

槌目リング 内甲丸

結婚指輪は、指への付け心地が重要!

長く日常生活で指につける結婚指輪は、付け心地の良さが
かなり需要なポイントになります(自分の中では1番重要)

槌目リングの外側の角を落としたら、次は槌目リングの中
リングの内側の角を、外側と同じように削り落とします。

しかし、ここで外側と違う点は、角を落とすだけではなく
内側全体の面を滑らかに丸く削ることがポイントなんです
内甲丸(うちこうまる)と言いますが楕円形に彫金します。

槌目リング 内甲丸

内甲丸にするのメリット

結婚指輪の内側を楕円形に滑らかにするとメリットが!
指と指輪が優しくフィットするので指を曲げても特有の
違和感というか、キツさを感じませんし痛くありません。

内甲丸になっていることで水はけが格段に良くなります
例えば汗、日常生活で使う水などが抜けやすくなります
衛生的にみても内甲丸の指輪は汚れも溜まりにくいです。

出来合いの既製品の場合、結婚指輪の内側がフラットな
平面の場合が多いので、付け心地がしっくりしない事が
多々あります(平面にすれば厚みを薄くできるからです)
薄く作ることができればプラチナの重量も軽くなります。

内甲丸に削って丸めるということは、ある程度の肉厚が
必ず必要になりますので他のリングと比べると重いです。

結婚指輪 中石を入れる

ダイヤの石留め

結婚指輪の内側にメンズ&レディースで1ピースづつ
カラーダイヤの石留めをします(四点留めという手法)

メンズの結婚指輪=黄金色が美しいイエローダイヤモンド
レディースの結婚指輪=青く爽やかなブルーダイヤモンド

結婚指輪に入れる中石は、お客様のお好みで入れられます
誕生石で入れるのも良し、石の意味や効果で入れるのも良し

※中石は別途料金がかかります(石代+石留め工賃です)

結婚指輪の傷消し

彫金をした箇所の傷消し

ヤスリでプラチナリングを削ったときに出た彫金のキズを
耐水性の紙ヤスリを使って、丁寧に擦って消していきます。

耐水性の紙ヤスリは、水をつけて使うことで研磨砂と水が
混ざり合って傷の奥まで浸透するので消えやすくなります
ここで綺麗にキズを消さないと最後まで残るので消します。

ヤスリで彫金作業をした所だけ、徹底的にキズを消します
槌目模様はすでに完成をしているので、そのままで大丈夫
むやみに槌目を擦ると槌目模様の角が消えるので駄目です。

指輪 リューター仕上げ

研磨ゴムで更に滑らかにする

彫金をした所だけ紙ヤスリで擦ってキズ消しをしました
しかし、紙ヤスリで擦った細かいラインが残っています
今度はこの細いラインを研磨ゴムで消していく作業です。

シリコンポインターという研磨ゴムの先端工具を使います
リューターという機材の先端にセットして回して使います
高速回転をするので細かいキズが滑らかになっていきます。

指輪 ヘラ掛け

ヘラ掛け(へらがけ)

シリコンポインターでプラチナの面を滑らかに仕上げたら
ヘラ掛けという磨き工程でプラチナを鏡面仕上げにします。

今では機械でプラチナを鏡面に仕上げることができますが
私は手作りにこだわっているのでヘラ掛けもこだわります
昔から伝わる伝統技法の1つで、コツと経験が必要な作業。

ヘラ掛けのやり方は、鏡面に磨きたい部分にヘラ棒を当て
ヘラ棒で表面を押し潰しながら磨くと鏡面になるんですよ
一つ間違えば深い傷や凹みになるので難しい作業なんです。

指輪 バフ掛け

バフ掛け(ばふがけ)

ヘラ掛けでプラチナに鏡面を出したら、最後にバフ掛けで
徹底的に磨きまくって鏡面の反射度を上げながら仕上げる。

バフとは磨き布の束です(厚紙の束のバフもあります)
リューターにセットをする小さなタイプのバフもあれば
グラインダータイプの大きな機械、バフ機もありますが
どちらも高速回転で磨き布の束を回して磨き上げる仕組み。

槌目 手作り結婚指輪

槌目のペアリング(結婚指輪)が完成!

鍛造で手作りをした槌目の結婚指輪が完成いたしました!
このような長い工程でペアリングや結婚指輪を制作します。

メンズの槌目リングは、ナチュラル仕上げでお洒落ですね
レディースの槌目リングも艶消しマット加工で同じくGOOD

槌目のマット加工は氷山みたいで美しいカットになります
仕上げ方が違うペアリングですが統一感があって完璧です!

レディースの槌目リングは2ミリという極細になりますが
こんなに細い指輪でも、私は槌目を打ち込む事ができます
細い指輪に細かい槌目模様が繊細なのに力強いです(^-^)

 

画像だけではなく動く動画でも自慢の鍛造リングを
見ていただきたいので動画撮影もいたしました(^-^)

 

槌目の結婚指輪の動画をご覧頂けましたでしょうか?

実際に動画で見ていただくと、雰囲気が違うと思います
画像だけだと槌目の一部分しか見ることができませんが、

動画なら槌目模様が打ち込まれた結婚指輪を、くるくる
と回して見る事もできますので槌目の全体が分かります
1つ1つの槌目模様がすべて違っているのが分かります。

メンズの結婚指輪はハンマーで叩いたままのナチュラル
光沢でも艶消しでもなく自然体で優しい仕上げですよね
実際にハンマーで叩かないと出ない味わいなのでGOOD!

もちろんレディースのマットにした槌目模様もGOODです
どちらの結婚指輪も長い期間、使って頂くと槌目模様の
角が少しづつ摩耗していって、優しい槌目に変化します
槌目模様を一生楽しめるのが鍛造の槌目リングの魅力!

槌目模様 結婚指輪

手作りをした鍛造&槌目の結婚指輪の詳細

○製造方法 鍛造(たんぞう)
○使用地金 プラチナ(pt900)
○指輪の幅 ○メンズ 2.7ミリ ○レディース 2.0ミリ
○指輪の厚 ○メンズ 1.8ミリ ○レディース 1.5ミリ
○仕上げ方 ○メンズ ナチュラル ○レディース 艶消しマット加工
○デザイン 槌目の甲丸リング
○中石種類 ○メンズ イエローダイヤ ○レディース ブルーダイヤ

最後に、お客様からのお手紙を一部ご紹介いたします。

神奈川県のお客様のご依頼で結婚指輪を手作りしました
神奈川県から新潟県まで、わざわざ車でお越し下さり
又、ご依頼を頂きまして本当にありがとう御座いました!

お仕事のお問い合わせやご依頼は→コチラ
私が作る鍛造の結婚指輪の一覧は→コチラ

===========お客様の声============

神奈川県 S様より

池田さま お世話になります
とても可愛らしい箱をあけ、
結婚指輪を確認いたしました。

大量生産の製品と違い、
手作りのものは迫力が違い
槌目の一つ一つに躍動感があり、
見ているだけで楽しい気持ちなってきます
実際に身につける日が待ちどうしです。

今回は、
妻と表面の仕上げが違いますが、
削れたり磨かれたりして
年月と共に艶が同じになる頃には、

私たち夫婦も指輪のように
年を重ねて同じ表情でいられるようになっていたいです
とても気に入りました。ありがとうございました。

=============================

鍛造で作る結婚指輪は、ごく稀で希少価値のある結婚指輪
世界中の全てのジュエリーのうち鍛造で作られたリングは
5パーセント未満と言われるほど鍛造リングは少ないです

その理由は、鍛造リングは地金を金槌で叩いて炎で焼いて
じっくりと時間をかけて地金密度を上げていくという製法
熟練された技術や知識を持った職人のみしか作れない技法
鍛造リングを作る為の専門工具や機材など設備も必要な為

伝統工芸と言われる鍛造リングは日本の宝だと思いますが
受け継ぐ職人が激減しており鍛造リングは衰退しています
だからこそ鍛造技術を受け継いだ私が広めたいと思います

指輪作りの制作日記をご覧頂いて、鍛造技術に納得をして
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです。

お気軽にお問い合わせOKですよ(^ω^)
こちらの「お問い合わせ」もしくはメールで
j_kouki_ring@yahoo.co.jp までお願い致します。

結婚指輪の一覧です → ジュエリーコウキ 結婚指輪の一覧

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