※注目※ 金のネックレス-金のペンダント 溶かして指輪にリフォーム!

手作りジュエリーの宝石店、ジュエリーコウキです
新潟県長岡市にある宝飾店の2代目で宝飾職人です

店舗の工房で2代目の私、池田が宝飾品を手作りします
宝飾職人歴25年で代々受け継がれてきた鍛造で作ります。

鍛造(たんぞう)とは、地金を鍛えて造る製造方法です
伝統技法ですので、受け継いだ宝飾職人しか作れません
イメージとしては刀を作る職人さんと似ている工程です。

画像のように地金をハンマーで何度も叩いて炎で焼いて
地金を絞めて鍛錬しながら作る事で強い地金になります
鍛えて造るリングのことを鍛造リングといいます(^-^)

鍛造製法

鍛造リングは、知っている人は知っていると思いますが
手に入りにくいので、憧れの鍛造リングだと思います!

宝飾職人でも一部の宝飾職人しか作る事ができないので
全国的に見ても販売店は極めて少ないという事なんです。

ジュエリーコウキは、鍛造で結婚指輪や婚約指輪などの
指輪をメインに作っていますがリフォームもしています
何とリフォームも鍛造でしているというここだわりです。

ペンダントとネックレスを溶かす

使わなくなったペンダントや
ネックレスをリフォームする

本日のブログで紹介をするのはジュエリーのリフォーム
使わなくなった貴金属を集めて溶かして指輪を作ります。

使わなくなった金のネックレスや、金のペンダントを
まとめて一緒に溶かして、金のリングを新しく作ります
溶かした金だけで作ります(新しく足す事もできます)

リフォームの依頼を頂いたお客様は岐阜県のお客様です
当店は新潟県ですが、県外のお客様がとても多いんです
それほど鍛造でリフォームができる店が少ないんですね。

金を溶かしてリフォーム

k18 k20 k22 k24 同じ種類の金を溶かす

金のジュエリーでよく使われる材質がk18 k20 k22 k24
k24は純金ですが大体この4種類が多く使われています。

※当店ではk18以下の金はリフォームをしていません

k18以上の金なら、基本的にどの金でもリフォームOK
ただ、金を溶かして使うので混ざっても大丈夫なように
同じ種類の金のみで溶かします(k18ならk18のみ使用)

ちなみに今回、お客様からお預かりしたペンダントや
ネックレスの素材は、k18だけなので一緒に溶かせます。

金のネックレスを溶かしてリフォーム

お手持ちの金を溶かしてリフォーム

他のリフォーム店で、ここまでの工程は見ましたか?
実際にお預かりした金を、こうして溶かすという作業を
見た人は少ないはずですしほぼ見た事がないと思います。

実際に自分の金が本当に使われているのか不安ですよね?
他のリフォーム店は分かりませんが、当店は私が責任を
もって工房で間違いなく溶かします(証拠撮影もします)

金に何かしらの大切な理由があって(例えば形見など)
この金を溶かして作る事に意味がある場合が多いんです

お持ちの金を溶かして、同じ金で新しく形を変えて作る
これこそが本物のリフォームなんだと私は思っています
お客様に心から安心して頂けるように努めております!

金を溶かす

金を溶かすリフォームは
金の目減りが発生します。

今回はk18ですが、基本的にどの種類の金やプラチナも
業界用語で”ヘリ”という地金の目減りが必ず発生します。

例えば10gの地金を溶かしてリフォームをしたとして
完成した品は10g以下になるという事(減り方は様々)

具体的に起こるヘリとは、地金を溶かす溶解作業中に、
地金が火花になって飛び散ったり、指輪を彫金する時に
細かい粒子になって散ったり、磨き作業のときに地金が
摩耗して無くなったりというのがヘリの原因になります。

この目減りは地金が多ければ多いほど多く目減りします
溶かしたり削ったり磨いたりの面積と時間が多くなる為。

k18溶解

金が足りる場合はそのままリフォーム
足りない場合は金を足してリフォーム

もともとある金だけで、新しく指輪を作れる場合はその
まま目減りをしても作り替えますが、金が少ない場合は
新しい金を足してリフォームをするという事になります。

その場合、新しくプラスした地金代が
工賃とは別途に必要になりますm(__)m

逆に金が沢山あって、指輪を作っても金が余った場合は
余った分の地金代を工賃から引きますので安くなります。

k18 鍛造

k18を鍛錬

鍛造リング=金を鍛えて造るリングという意味ですので
k18を鍛錬して鍛えながら指輪を作っていきます(^-^)

ペンダントトップとネックレスを溶かして、1つの塊に
なったk18を金床(かなとこ)に乗せてヤットコで掴み
大きい金槌でガンガンと叩いて締め上げていく鍛冶作業。

宝飾職人の間では地金を叩くことを締めるともいいます
叩き上げるということも=締めあげるとも言っています
k18を何度も何度も、繰り返して叩き続けて伸ばします。

金の鍛錬

金を絞めると空気が抜ける=密度が増す

どうして、k18を何度も繰り返して叩いて鍛えるのか?
その答えはk18に含まれている空気を抜いているんです
繰り返し叩いて締めると空気が地金外に放出するんです。

空気といっても微量なものですが金に限らずプラチナや
シルバーなど地金には微量な空気が混入しているんです

いくら微量な空気だといっても、巣穴の原因になったり
ひび割れの原因など地金の強度に大きく関わってきます
その原因を作らない為に鍛冶で鍛錬をしているんですね。

締め続けたk18は微量な空気が放出されるだけではなく
k18の粒子が締まって詰まってk18の密度が増すんです
鍛造リングとは、密度が濃くなった地金で作るんです!

金 焼きなまし

焼きなまし

金に限らず地金全般にいえる事なのですが、締め続けて
伸ばしていくと地金がカッチカチに硬くなっていきます。

引き締まったといえばそうなんですが更に叩きたいので
このままの固い状態だと叩いても締まっていきません
そこで炎で真っ赤に金を焼きますがこれが、焼きなまし。

焼きなましをすることで、金がまた柔らかくなるので
再度ハンマーでガンガン叩いて締める事が出来るんです
叩いて伸ばして焼くの3つの工程を何度も繰り返します。

k18 鍛造

鍛造リングのメリット
曲がりにくく傷に強い

じっくり何度も何度も繰り返される鍛錬で金が育ちます
k18の密度が増していくことで、粘り強さも出てきます。

鍛造リングのメリットは、鍛錬した地金で指輪を作ると
曲がりにくく変形しにくくてキズも付きにくいという事
鍛錬に耐えて育ったk18は普通のk18よりも強いんです!

もちろん元々の素材がk18なので、全く変形しないとか
全く曲がらないとか全く傷が付かないとはいえませんが
出来合いの既製品のリングより、何倍も頑丈で強いです!

ちなみに出来合いの製品は、溶かしたk18を原型の型に
流して固める鋳造という製法なので溶かしたままの強度
大量生産も可能なので世の中の指輪95%以上がこれです。

※鍛造は限られた製法なので世の中でも5%以下です

金の指輪を作る

伸ばした地金板を丸める

鍛冶をしながらこれから作るリングの寸法も合わせます
リングの幅や厚みやサイズに必要な長さまで伸ばします
機械を使わず地道に叩いて焼いて伸ばして板にしました。

これから作る指輪の幅と厚み、サイズの長さが揃ったら
リングの形状になるように丸めていく作業になります。

宝飾職人によって地金の丸め方は違い正解はありません
自分が綺麗に丸められる方法で丸めるのが職人の技です。

自分の場合は、丸棒という道具と木槌を使って丸めます
丸棒に地金板を当てて巻き付ける要領で叩いていきます
丸棒にそって地金板が丸まるので綺麗な円になります。

k18 ロウ付け

ファイヤアアアアアー!

バーナーでk18リングのロウ付け(ろうずけ)をします
ロウ付けとは、早い話がリングの溶接のことをいいます。

地金板をリング状に丸めたら繋ぎ目にロウという地金を
挟んでバーナーの炎でロウを溶かしてリングを繋ぎます。

画像のk18リングが黒く見えますがk18に火をかけると
k18が酸化をして黒く変色します(酸化膜といいます)

しかし表面だけ変色しているだけなのでご安心ください
硫酸水に黒く変色したk18リングを浸けると元に戻ります。

k18 指輪 太い

生まれ変わった金の指輪

ロウ付けが完了すれば、新しい金の指輪の姿が見えます
リフォームといっても溶かして作り替えるという本格派。

リフォームといっても、当店のジュエリーリフォームは
全て手作りで替りかえるという本格派のオーダーメイド。

カタログでリングのデザインを選んだりするリフォーム
とは全くの別物なので手間も費用も普通よりかかります

※リフォーム費用に関しては、お手持ちの地金の重さや
新しく作り替えたいリングのデザインで変わりますので
ジュエリーコウキまでお気軽にお問い合わせください。

k18 叩き出し

金の指輪にデザインを入れる

指輪にデザインを入れますが今回のデザインは打ち出し
鏨(たがね)という鋼の道具を使って模様を叩き出します。

鏨の先端をリングに当てて、金槌で鏨を叩いていきます
金槌で叩かれた鏨は指輪に打ち付けられて凹凸が出ます
これがジュエリーコウキのオリジナル打ち出し模様です。

k18リング 叩き出し

和を感じる奥深い打ち出し柄

繊細なのに強さを感じる凹凸の模様ができあがりました
和紙のような雰囲気、和を感じることができるデザイン。

こんな繊細な凹凸を出すには鏨が繊細でないと出ません
オリジナルの鏨で、叩いて削って火に入れて作りました
鏨自体を作るので、他では見たことのない模様が出ます。

それだけではなくて、鏨の叩く位置や角度、金槌で叩く
力加減など色んな要素が含まれてできる模様という事で
唯一無二、同じ柄を出すことが出来ないのが1番の魅力。

指輪の幅を削る

サイズを調整して、リング幅を揃える

叩き出して指輪に打ち出しを入れていきながらサイズも
同時作業で伸ばしながらお客様指定サイズに合わせます。

手作業で伸ばすのでサイズの微調整にも対応ができます
既製品は、1号単位でしか対応していない所がほとんど
ですが当店は手作りですので0.5号など対応できます。

お客様指定のサイズに合わせたら指輪の幅も合わせます
何度も金槌や鏨で叩いているので側面が揃っていません
擦り板に指輪を固定してヤスリで側面を削り合わせます。

金の指輪 角落とし

指輪の角を落とし、つけ心地を良くする

リフォームといっても、完全な作り替えということで
指輪の付け心地を良くする為に角という角を落とします。

指輪のベースの形を、定番の平打ちリングとした場合に
角が4つあります(リング表面の2角、内側の2角です)
まずリング表面の2ヵ所の角をヤスリで削り落とします。

手作りですので角の角度を確認できる事がメリットです
実際に作り手の私が、角を指に当てながら角を確認して
どこまで削り落とせば痛く感じないか確認して削ります。

リングの裏側の角を削る

リング裏側の角も削り落とす

リング表側の角を削り落としたら、次はリング裏側の角
表側の角を落とした時のように確認をしながら削ります。

裏側の場合は角を落とすだけでは、まだ不十分なんです
角を落とすと同時に、裏側全体を丸く滑らかに削ります
分かりやすいイメージは、裏側を楕円形に削るという事。

内甲丸リングというのですが、甲丸リングのように丸い
形をリングの裏側に作っていくと滑らかに仕上がります
指を曲げても痛くなく水はけも良く付け心地が良いです。

金の指輪 キズ消し

k18リング キズ消し

ついにk18リングのフォルムが完成いたしました(^-^)
リフォーム作業も、ほぼほぼ完成という感じですね~
ここからはk18に残っているキズを消していく作業です。

リング表側は打ち出しが入っていますのでこれでOK
k18を削った跡が様々な傷となっているので消します。

まずは、耐水性の紙ヤスリを使用してキズを消します
耐水性を使う理由は、水と研磨砂が混ざり合いキズの
奥まで浸透していくので傷が綺麗に消えやすいんです。

k18指輪 キズ消し

更に研磨ゴムで滑らかに磨く

耐水性の紙ヤスリでk18を擦って終わりではありません
紙ヤスリで擦った細かい髪の毛のようなキズを消します。

基本的にゴールドもプラチナも同じ工程で仕上げますが
大きくて深いキズから段階を経て小さいキズにします
最終的にキズが完全に無くなるまで磨きあげる流れです。

k18 バフ掛け

バフ掛けでk18に鏡面を生み出す

何度も磨きあげてキズを消していくだけでは鏡のように
反射をする鏡面にはなりませんので次の工程へ進みます。

バフ掛けという研磨布で徹底的に磨くと光沢が出ます
高速回転で回して磨くのでk18リングが熱を発生して
ものすごく熱くなるので火傷に注意しながら磨きます。

k18 光沢

指輪の両サイドの側面と
表面の打ち出しを艶消し

ご依頼を頂いたリフォームの指輪は、中だけ光ります
表の打ち出しデザインと側面のk18はマット加工です
厚みのある指輪を作ってほしいとご要望がありました。

今回リフォームをさせて頂いた指輪は艶消しがメイン
指輪を指にはめてみて、どこから見ても艶消しが良い
というお客様からのご要望で全面を艶消しにしました。

ピカピカに光る光沢のゴールドリングも魅力的ですが
内側以外は金の光沢が一切ないというのもまた幻想的
打ち出しの凸凹が光の具合で影となり立体感が出ます。

イメージとしては砂漠のように美しく盛大なイメージ
黄金に輝く金色は定番ですが艶消しも同じくらい魅力。

k18指輪 横を艶消し

使わない金のアクセサリーを
指輪にリフォームをしました

ついにジュエリーリフォームが完成いたしました(^-^)
使わなくなった金のネックレスと、金のペンダントを
合わせて一緒に溶かして幅広い指輪に作り替えました。

今回のアクセサリーリフォームは、k18ネックレスや
k18ペンダントでしたが、金の刻印があれば基本的に
指輪でもイヤリングでもピアスでもブレスレットでも
溶かしてリフォームが出来ますのでk18以外でも大丈夫

※k18以上の金であれば、ほぼほぼリフォーム可能です
リフォームが不可能なのはk18以下とピンクゴールド
ホワイトゴールドもリフォームに対応しておりません。

k18 指輪 リフォーム

k18イエローゴールド製品
リフォーム後の指輪データ

○製造方法 鍛造(たんぞう)
○使用地金 k18イエローゴールド(k18yg)
○指輪の幅 5.5mm
○指輪の厚 2.0mm
○仕上げ方 マット仕上げ(内側は鏡面仕上げ)
○デザイン 打ち出し(平打ちリングがベース)

金の指輪 リフォーム

記事の最後に、リフォームのご依頼を頂きました
岐阜県のお客様からのお手紙をご紹介いたします

ネットでジュエリーコウキを探して見つけて頂いて
ご依頼を頂きまして本当にありがとう御座いました!

当店は宝飾職人の私がリフォームをする宝石店です
お手持ちの地金を間違いなく使って作り替えます
リフォームに関してはお気軽にお問い合わせ下さい。

お仕事のお問い合わせやご依頼は→コチラ
私が作る鍛造の結婚指輪の一覧は→コチラ

 

===========お客様の声============

本日無事指輪を受け取りました。
ありがとうございました。

色はネックレスの時のままなのに、
形が変わったのが不思議な感じですが
身につけやすくなってとても嬉しいです。

ちょうどもうすぐ誕生日だったので
自分への良いプレゼントに
なったなーと嬉しく思っています♪

本当にありがとうございました。
また機会があったらお願いします。

家には使い道のない
金のアクセサリーが他にもあるので♪

=============================

 

鍛造で作る結婚指輪は、ごく稀で希少価値のある結婚指輪
世界中の全てのジュエリーのうち鍛造で作られたリングは
5パーセント未満と言われるほど鍛造リングは少ないです

その理由は、鍛造リングは地金を金槌で叩いて炎で焼いて
じっくりと時間をかけて地金密度を上げていくという製法
熟練された技術や知識を持った職人のみしか作れない技法
鍛造リングを作る為の専門工具や機材など設備も必要な為

伝統工芸と言われる鍛造リングは日本の宝だと思いますが
受け継ぐ職人が激減しており鍛造リングは衰退しています
だからこそ鍛造技術を受け継いだ私が広めたいと思います

指輪作りの制作日記をご覧頂いて、鍛造技術に納得をして
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです。

お気軽にお問い合わせOKですよ(^ω^)
こちらの「お問い合わせ」もしくはメールで
j_kouki_ring@yahoo.co.jp までお願い致します。

結婚指輪の一覧です → ジュエリーコウキ 結婚指輪の一覧

 

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