赤玉石-レッドジャスパーの意味と効果!和名は赤碧玉-せきへきぎょく

ハンドメイドジュエリーの専門店 ジュエリーコウキ
当店2代目で宝飾職人歴25年の私、池田のブログです

宝飾職人の私、池田が新潟県長岡市にある店舗兼工房で
鍛造という伝統技法でリングを1つ1つ手作りをします。

鍛造(たんぞう)とは、素材となる地金を鍛冶作業で鍛えて
作り上げる製法で、師匠から代々受け継いだ宝飾職人しか
作ることが難しく宝飾業界の中でも極めて珍しい製造方法。

鍛造ができる宝飾職人が全国的に凄く減っています(汗)
若い職人がいない、いても鍛造を習得するのに時間が必要
師匠がいない、仕事が少ないなど色々な要素があるんです。

私は45歳、鍛造を受け継いだ宝飾職人ですが若手に入る
くらいに宝飾職人さんは年配の方ばかりになってきました
鍛造を知って欲しい、残したいと思い記事を書いています。

宝飾職人

ちなみに宝飾業界で一般的な製造方法は大量生産が可能な
鋳造(ちゅうぞう)という製法で、原型の型に溶かした地金
を流して固めて造る製法で、ジュエリーの95%以上が鋳造。

今後も鋳造製法がメインになっていくと予想はできますが
手作りで1つ1つ造る鍛造にも興味を持って頂きたいです
鍛造は密度が増した鍛えた地金で作るので頑丈で強いです!

さて、このブログは鍛造を広める為に書いているんですが
もう1つ興味のあるパワーストーンの記事も書いています。

パワーストーンや宝石を使ったジュエリー制作もあるので
ストーンの性質や意味を調べるうちに、はまりました(^-^)
趣味の範囲でパワーストーンブレスレットも集めています。

本日の記事で紹介をさせて頂くパワーストーンは渋いです
パワーストーンの中でも際立って渋いんですが、この渋さ
が逆に格好いい!と思っているレッドジャスパーという石。

実際にレッドジャスパーをお持ちの方がいらっしゃって
その方からレッドジャスパーのお話しをお伺いしました。

詳しい方から聞いた「インタビュー記事」ということです
どんな石のお話しが聞けるのかとても楽しみにですね(^-^)

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【レッドジャスパーの意味(Red Jasper)】

ジャスパーには含まれる成分によって
多くの色や模様など表情の変化に富みますが、

パワーストーンにおいて「ジャスパー」と言う場合は
主に「レッドジャスパー」の事を指しています。

レッドジャスパーは、日本三大銘石の一つ(佐渡赤玉石)
として古くから日本でも産出され、勾玉や管玉と
組み合わせて古代の装飾品の時代から親しまれていた石です。

ジャスパーは、水晶と同じ石英グループの一種であり、
石に含まれる成分により不透明になった物がジャスパーです。

宝飾品としても用いられますが、
観賞用の彫刻やインテリア的な置物、
庭石としても加工されることが多い石です。

 

【レッドジャスパーの効果】

ジャスパーは、精神的な安定感や安心感をもたらし、
エネルギーを活性化させ、精神面に働きかけるパワーストーンです。

考え方や行動が堅実で着実になりしっかりと地に付いた
行動が取れるようになり、判断力や責任を伴う行動力など

体力面のサポートをしてくれると言われ、人間関係や
仕事運に関して良い効果があると考えられています。

表面的な部分しか見えなかったことを
深く理解させてくれるパワーストーンとも言われています
古くからの言い伝えでは、災難除け・邪気払いの意味がありました。

【レッドジャスパーの歴史】

古代バビロニアでは、安産のお守りとして、
古代ペルーでは危険から身を守るための
魔除けや護符としての利用されていました。

新約聖書ではエルサレムの城壁の土台となった
12の宝石の一つとして用いられたと記述されています。

アメリカ先住民族にとっては、「雨を呼ぶ石」として
儀式に使用され、中世ヨーロッパでは
聴覚や嗅覚を改善する力があるとされていました。

ジャスパーの語源は、
古フランス語の「縞のある石(jaspre)」に由来します。

 

【レッドジャスパーのカラー・種類】

アゲート(めのう)に不純物が混じり、
不透明になった物をジャスパーと呼び、
含有物により様々な色と種類があります。

レッドジャスパーの赤褐色は、
酸化鉄の含有によるものです。

含まれる成分によって、
網目状やひび割れの様な模様がみられます。

 

【レッドジャスパーの産地】

インド、ベネズエラ、アメリカ、日本(新潟県:赤玉石)

 

【レッドジャスパーのお手入れ】

紫外線による変色がない扱いやすい石です。
汚れの付着には水洗い後のふき取り、自然乾燥でOKです。

 

【レッドジャスパーの石言葉】

セルフコントロール、永遠の夢、勇気、聡明

 

ここからはレッドジャスパーのお話しを
お伺いしたインタビュー記事になります

■レッドジャスパー=ジジイ?!

これまでレッドジャスパーには、
“ジジ臭い石”と言う印象を強く持っていました。

子供の頃の記憶なのか、それとも昔見たTV番組の中継か、
旅行先のお寺だったのか、昔ながらの日本家屋の玄関に
置いてある木製の大きな靴箱の上に赤茶色の妙にツルっとした
質感の大きな石の置物が飾ってあったような記憶があります。

アクセサリーとしては、ネクタイピンというより
昔流行ったループタイのループ留め部分に
赤い石が使用されていたようにも思います。

このような記憶から、レッドジャスパーは、
シブイというよりはジジ臭い石のイメージが
自分の中で確立されていました。

本来透明~半透明な物が好きであったことから、
長年にわたり不透明なこの石の魅力がわかりませんでした。

しかし、最近になって自分もかつてジジイと呼んでいた
年齢に近づくにつれ、レッドジャスパーはなんとなく
“気になる石”となってきています。

 

■レッドジャスパーに関する思い出&体験談

自分が持っていたレッドジャスパーは、
ミネラルウォーターの首掛けの景品のストラップ仕様の石や、
さざれ石の中に入っていたようなごく小さな石です。

どちらもほとんど価値のないつまらない石ですが、
思い出深いものです。
しかし当時はあまり魅力ある石とは思えませんでした。

さざれ石は、水晶をベースに、めのうやアベンチュリン、
その他の色々な石と混じって入っていました。

当時金魚を飼育していたため、
景観のために普通の観賞魚用の砂利ではなく、
わざわざクリスタル専門店まで行き購入したものです。

今ではごく当たり前に販売されていますが、
当時はとても珍しい物でした。

クリスタルウォーターで飼育した
金魚達は、皆賢く可愛かったです。

最終的には、水質をよりよく保つために
水槽から抜いてしまいましたが、その際は金魚達が
餌を食べ終えた時に歯磨きのようにザクザクすくっては
吐き出す砂利がなく残念そうにしていました。

レッドジャスパー 画像

首掛け景品のレッドジャスパーは、
ミネラルウォーターについてコンビニで販売されていました。

丁度手術を受け職場に復帰して間もない頃で、
帰宅途中に2、3本まとめ買いをして入手したかったのですが、
500ml1本が重たく感じ思うように購入できなかったのが
記憶に残っています。ささやかながら、出勤後する楽しみでした。

しばらくたって、外国のファッション雑誌に
このような武骨で不揃いの形の天然石を使用した、
サイズと色がとりどりのお洒落なネックレスの写真が
掲載されているのを見て是非作ってみたく思いましたが、
材料が足りなく未だにやり遂げていません。

 

■年を取ると良く思えてくるレッドジャスパー

レッドジャスパーは、赤でも茶色でもない地味めな石ですが、
じっと見ていると何らかの力を秘めているようなパワフルな感じがします。

昔から信じられていた効果はバラバラなものの、
何らかの力があると思われていたのも分からなくもありません。

年を取ると良いと思うようになる石なのでしょうか。
パワーストーンのなかでは珍しく、オブジェというよりは彫刻、
インテリア的な置物としてあったら良いと思える石です。

 

他にも色んな種類のパワーストーンの
効果やパワーなど記事に書いています

こちらから→パワーストーンの種類と効果

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お話しを聞かせて頂いてありがとうございました(^-^)

レッドジャスパーは、名前の響きは格好いいのに
ストーンの見た目が渋いので仕方ないですよね(汗)

しかし私は、レッドジャスパーに限らずジャスパーは渋いけど
その渋さが逆に格好いい!と感じているので私は好きな石です。

というのも今の時代は、レッドジャスパーや○○ジャスパーと
呼んでいますが、昔は赤玉石(あかだまいし)と呼んでいました
私は45歳のおっさんなので、碧玉や赤玉石と今も呼んでいます。

今は店内に展示しているジュエリーやアクセサリーに赤玉石を
使った製品は残念ながらありませんが(取り寄せならあります)
昔は碧玉を使ったカフスやタイピンがあったのを思い出します。

自分が宝飾職人として修業を始めたのが25年前になりますが
当時二十歳だった私が、碧玉を使ったカフスやタイピンを見て
渋すぎるな~wと思っていたのが今は格好いいと思うようにw

自分は趣味でパワーストーンのブレスレットを集めているので
レッドジャスパーのブレスレットや、他の色のジャスパーを
身に付けてみたいと思いました。渋いけど格好いいと思います!

鍛造で作る結婚指輪は、ごく稀で希少価値のある結婚指輪
世界中の全てのジュエリーのうち鍛造で作られたリングは
5パーセント未満と言われるほど鍛造リングは少ないです

その理由は、鍛造リングは地金を金槌で叩いて炎で焼いて
じっくりと時間をかけて地金密度を上げていくという製法
熟練された技術や知識を持った職人のみしか作れない技法
鍛造リングを作る為の専門工具や機材など設備も必要な為

伝統工芸と言われる鍛造リングは日本の宝だと思いますが
受け継ぐ職人が激減しており鍛造リングは衰退しています
だからこそ鍛造技術を受け継いだ私が広めたいと思います

指輪作りの制作日記をご覧頂いて、鍛造技術に納得をして
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです。

お気軽にお問い合わせOKですよ(^ω^)
こちらの「お問い合わせ」もしくはメールで
j_kouki_ring@yahoo.co.jp までお願い致します。

結婚指輪の一覧です → ジュエリーコウキ 結婚指輪の一覧
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