ピンクダイヤのエタニティリングが超かわいい!指輪のリフォーム

指輪を手作りする専門店、ジュエリーコウキです
鍛造という日本伝統技法で指輪を手作り致します

当店は伝統技法の鍛造を継承したジュエリーショップ
鍛造(たんぞう)とは指輪の地金を鍛えて造る製法です
新潟県長岡市の店舗&工房で1つ1つ手作りをします。

指輪の素材となるプラチナや、ゴールドをハンマーで
叩いて鍛錬を繰り返す鍛冶作業で作る指輪ということ。

ジュエリーコウキでは鍛造で作る指輪をメインにして
おりますが鍛造技術の応用でリフォームもしています
鍛造ジュエリーリフォームは全国でも凄く珍しいです。

宝飾職人

(゚Д゚)ノ 初めまして

ジュエリーコウキ2代目、宝飾職人の池田と申します
宝飾職人歴は27年で鍛造を継承している職人の1人。

世界のジュエリーのうち、鍛造で作ったジュエリーは
僅か2%~3%と言われるほどの少ないシェア率です
日本全国でも、鍛造を継承した宝飾職人は極めて少数。

その技術が難しい事と、技術を継承するにも何十年も
修業が必要なので、継承する宝飾職人が少ないんです
鍛造の説明は置いといて、本日のブログの内容ですが

【昔の古い指輪をリフォームしたい】

当店は、鍛造技術の応用でリフォームもしております
しかも普通のリフォームではなくてお客様がお持ちの
ジュエリーを溶かしてリフォームをする専門店です!

よくある一般的なリフォームの専門店では、お客様の
ジュエリーを溶かして作れないので、石だけを外して
空枠という他のデザインリングに石を入れるだけです
早い話がリングを取り替えるというセミオーダーです。

当店の場合はお客様のジュエリーを溶かして作ります
しかし今回の場合は、使わない古い指輪がゴールドで
新しく作りたい指輪がプラチナという違う素材なので
古いゴールドの指輪は使わず新しいプラチナで手作り。

 

【エタニティリングのリフォーム】

今回のご依頼は、使わなくなったエタニティリングを
付け心地の良いエタニティリングにしたいという内容

というのも、リフォーム前の古いエタニティリングは
石枠がスカスカで軽い、スカスカなので変形もするし
指輪の裏側がスカスカの穴だらけで付け心地が悪い、
そしてダイヤを抑えている爪が引っかかって邪魔など。

何より使っているダイヤが天然ピンクダイヤなんです
ピンクダイヤを使っているのにベースとなる指輪が金
せっかくのピンクダイヤが金色が入って黄ばむんです。

そこで新しくプラチナでエタニティリングを作りたい
というお客様からのリフォームのご依頼だったんです
まずは、古い金のエタニティから石を外した画像です。

ピンクダイヤ リフォーム

ピンクダイヤモンドで
エタニティリングを作る!

指輪のリフォーム前の画像です。ダイヤを外しました
小さいピンクダイヤが20、大きいピンクダイヤが1つ。

画像を見てすぐ分かりますが石枠がスカスカなんです
また石枠を繋げただけなので裏側に穴が沢山あります。

ここまで穴が沢山あって、石枠がスカスカで華奢です
これでは付け心地が悪いというのも仕方ないです(汗)

そこでお客様のご要望は、まずピンクダイヤを魅せる
為にプラチナでエタニティリングを作って更に地金を
艶消しのマット加工にする事でピンク色を目立たせる!

そして指輪の裏側は、穴無しの無垢のプラチナが良い
リング幅も太目にして厚みもつけて重厚感を出したい、

そして爪は引っかからないように、そして指輪全体が
曲線になって動きがでるように!など盛り沢山でしたw
その全てを叶えたのが、画像のエタニティリングです!

ピンクダイヤモンド エタニティリング

【ピンクダイヤのエタニティリング】

めちゃくちゃ可愛くてお洒落なエタニティリングです
基本的に天然ピンクダイヤのエタニティはレアですね。

ベースとなる指輪のデザインは、当店の中でも人気の
メビウスリングのデザインをベースにして作りました。

メビウスの輪のように途切れない曲線のデザインです
リング幅もそこそこ広くて厚みもある、動きもある!
無垢で作った鍛造リングなので裏側に穴もありません。

大きいピンクダイヤはセンターに埋め込んで、小さい
ピンクダイヤはエタニティリングと同じ石留めの方法

白い艶消しにした事でダイヤのピンク色が目立ちます
この演出がピンクダイヤの可愛らしさを引き立たせます。

こんなに可愛いエタニティリングは見た事がないです
それでは、エタニティリングの制作工程をご覧下さい。

プラチナ

エタニティリングを作る為に
必要なプラチナの重さで作る

古い金の指輪から外したピンクダイヤの直径や厚みを
計ると必然的にどれだけの地金が必要か計算できます。

ピンクダイヤの直径に関しては、リングのデザインで
必要になる幅も変わってきますがピンクダイヤの厚み
に関してはダイヤよりも必ずリングの厚みが必要です。

リングの厚みが薄いとピンクダイヤを埋め込んだ時に
指輪の裏側からダイヤの尖ったお尻が出てしまいます
これは絶対にしてはいけないので石以上の厚みが必要。

計算をしながら、これから作るエタニティリングに
必要になるプラチナの重さを導いてから制作開始です。

プラチナを伸ばす

鍛造制作のやり方

金床(かなどこ)という鍛冶台にプラチナ塊を乗せて
ヤットコというペンチのような掴む工具でしっかりと
プラチナ塊を強く挟んで固定してハンマーで叩きます。

何度も何度も繰り返してプラチナ塊をハンマーで叩いて
締め上げていく鍛冶作業なので「締める」ともいいます。

万遍なくプラチナ塊を叩き上げて締め上げられるように
プラチナを四面から叩いてプラチナを万遍なく鍛えます。

プラチナ 鍛造

焼きなまし

プラチナに限らず地金を鍛冶作業で締め続けていると
締まり過ぎてカチカチに硬くなって反発をしてきます
ハンマーで叩いてもカキーンと跳ね返ってくるんです。

しかし、更にハンマーで叩いて締め続けて鍛えるので
バーナーの炎で締まったプラチナを真っ赤に焼きます。

そうすると締まった地金が少し緩んで柔らかくなります
焼きなましをすると更に叩いて鍛錬が続けられるんです。

プラチナ 鍛造リング

鍛造で作る指輪とは
密度が濃い強い指輪

鍛えて造ると書いて鍛造、そして意味もそのままです
地道に何度も叩いて締めて焼きなましでの繰り返しで
プラチナが鍛錬されて密度が増していくという仕組み。

地金内に含まれた微量な空気(巣穴の原因になります)
この微量な空気も地金外に放出して粒子が絞まるので
鍛えれば鍛えるほど地金の密度が増して濃くなります。

密度が増した地金で作るリングを鍛造リングといって
指輪が変形しにくくて傷や凹みが付きにくくなります
出来合いの既製品には無い素晴らしい特徴があります。

指輪 刻印

刻印を打ち込む

鍛冶作業でプラチナを鍛錬しながら伸ばしていきます
最終的にプラチナ塊がこれから作るエタニティリング
の幅と厚み、そして指輪のサイズになるようにします。

分かりやすくいうと、伸ばしたプラチナ板を丸めると
指定されたサイズのリングになるということです(^-^)

という事で、プラチナ板を丸める前に刻印を入れます
エタニティリングの材質がプラチナだと証明する刻印、
ジュエリーコウキが鍛造で作った証明となる刻印です。

指輪 作り方

プラチナ板を丸める

丸棒という道具と木槌を使って叩いて丸めていきます
丸棒は長い鉄棒で先端が細く根元が太くなっています。

その理由は丸棒の1番先端で丸めれば1号のサイズで
丸棒の1番根元で丸めれば30号になるという事です
丸棒の丁度、真ん中で丸めれば15号になるんですね。

という事で、エタニティリングの指定されたサイズに
なる丸棒の位置でプラチナ板を木槌で叩いて丸めます
板を木槌で叩きながら丸棒に巻き付けるイメージです。

指輪 作り方

ファイヤアアアアアアアア!

プラチナリングの共付け(ともずけ)という溶接作業

一般的にジュエリーの溶接といえばロウ付けが基本的
ロウという溶けやすい地金を溶かして溶接をします
プラチナにはプラチナロウ、金には金ロウがあります。

しかし!鍛えられた鍛造リングにはロウ付けでは弱くて
物足りないので共付けという難易度の高い溶接がベスト。

難易度が高い理由は、指輪の地金をそのままロウとして
使って溶かすのでリング本体もロウも同じ地金なんです。

という事は融点、溶ける温度が一緒なので同時に溶解が
始まるという危険な溶接なんです!しかし共付けが成功
すれば同じ地金同士が融合するので相性が良いんですね
もちろん強度もあるので鍛造リングと同じく頑丈です!

指輪 S字 作り方

ストレートなリングをS字に曲げる

共付けが終わるとリングになりますがストレートです
基本的にストレートのリングは、このまま作りますが
今回のエタニティリングはS字に曲がっているリング。

メビウスがベースになるのでメビウスの輪を作ります
ジュエリーコウキのオリジナルデザインのメビウスは
無限大の∞の形になっているのでSに曲げるんですね。

リングの曲げ方は、万力(まんりき)にリングを強く
挟んで動かないように固定をして、ヤットコや工具を
使ってバランスよくリングをS字型に曲げていきます。

指輪 サイズ直し

指輪のサイズを直す(サイズ調整)

ストレートだったプラチナリングをS字に曲げたので
リングの形が多少、歪んでいる状態になっているので
再び丸棒にリングを入れて金槌で叩いて修正をします。

今度は木槌ではなく金槌、鉄製ハンマーの方が打撃力
がでるので歪んだリングが綺麗な真円になるんですね。

そして、そのままハンマーでリングを叩くとサイズが
伸びていくので、お客様指定のサイズまで伸ばします。

指輪 彫金

プラチナリング 彫金作業の開始

エタニティリングのサイズが決まったらいよいよ彫金

ヤスリや先端工具や鏨(たがね)といった彫金工具で
プラチナリングを削ったり彫ったりして形を作ります。

まず最初は、エタニティリングの幅を削って揃えます
S字カーブが左右対称になるように削って合わせます。

指輪 石留め

大きいピンクダイヤから

メビウスデザインのエタニティリングのセンターには
大きいピンクダイヤが1ピース入るのでピンクダイヤ
と同じ大きさ(同じ直径)のドリルで穴を開けます。

いきなりサイズの大きいドリルで指輪に穴を開けると
穴が曲がった時に修正ができないので小さいドリルで
穴を開けて位置を決めてから大きいドリルを使います。

ピンクダイヤモンド 指輪

隙間なくピッタリにダイヤを入れる

穴が大きいとダイヤが動いて外れる可能性があります
開けた穴とダイヤがピッタリに入ることがベストです
画像のようにピンクダイヤの周りに隙間がありません。

そしてピンクダイヤのテーブル面と、リングの表面の
高さが同じになるように穴の深さも同時に合わせます
ダイヤが沈みすぎても駄目、浮き過ぎても駄目です!

指輪 ヤスリで彫金

メビウスのフォルムを削り出す

先端工具やヤスリ等で、地金を削って形を出す工程を
削り出し(けずりだし)擦り出し(すりだし)と言います。

当店オリジナルのメビウスリングはラインの繋がりと
曲線の美しさがポイントになるので正確に削ります。

画像に赤いラインが見えますが、実は赤マジックです
表面にメビウスのラインの流れを下書きしていました
下書きは計算して書いているので安心して削れますね。

メビウスリング

エタニティリングのベースがほぼ完成

荒い目のヤスリで擦り出しているので、かなり荒目の
プラチナリングですが基本的なフォルムは、ほぼ完成。

彫金作業の手順は、荒い目のヤスリで大雑把に削って
中目のヤスリで整えて最後は細かい油目で仕上げます。

プラチナリング 彫金

ヤスリを変えながら仕上げていく

ヤスリの目を段階的に細かくして仕上げていくことで
ヤスリで削った彫金跡もどんどん小さくなっていって
傷も小さくなりますし形もラインも角も整ってきます。

荒い目のヤスリで削ったリングと、目の細かいヤスリ
で削ったリングの画像を見比べると一目瞭然ですよね。

メビウスリング

メビウスリングの表と裏

エタニティリングのデザインは、メビウスのデザイン

上の画像がピンクダイヤが入る表のデザインになって
下の画像がダイヤが入らない裏のデザインになります。

見比べて分かるかと思いますがデザインは一緒ですね
無限大のラインが繋がるデザインで表も裏も同じです
ピンクダイヤが入るか入らないか、それだけなんです。

メビウス 指輪

表面も裏面もデザインが同じメビウスのデザインなので
クルクル回っても大丈夫、どこでもメビウスなので安心。

目の細かい油目ヤスリでエタニティリングを仕上げたら
エタニティリングの中心にピンクダイヤを石留めします。

ピンクダイヤ 石留め

ピンクダイヤの石留め

センターに入る大きいピンクダイヤの石留めをします

指輪のデザインによっては爪を使った方が合う場合と
爪を使わない方が合う場合の2通りがあるんですよね。

今回は伏せ込み(ふせこみ)という埋め込む石留めです

爪は使わずダイヤを囲んでいる地金を叩いて抑えます
鏨(たがね)で地金を叩いて伸ばして縁で石を囲みます
額縁でダイヤを囲んで抑えるというイメージですね。

ピンクダイヤ 指輪

センターにピンクダイヤが入りました

エタニティリングのセンターに大きいピンクダイヤが
埋め込まれました。S字曲線のど真ん中に入りました。

センターが決まったら次はいよいよエタニティリング
の重要なポイントとなる沢山の小さいピンクダイヤを
S字曲線に沿って繋げて入れる石留め作業に進みます!

その前にエタニティリングのフォルムが完成したので
エタニティリングの裏側を削って着け心地を良くします。

指輪 内甲丸

エタニティリングの内側を丸める

着け心地を良くするためにリングの内側を丸めます

リングの内側が丸い甲丸リングのような形になるので
内甲丸リング(うちこうまる)と言ったり
逆甲丸リング(ぎゃくこうまる)と言います。

ヤスリでリングの内側の角を削り落しながら全体が
丸く楕円形になるように削って滑らかに仕上げます。

指輪 逆甲丸

内甲丸リングのメリット

エタニティリングの裏側を楕円形に丸くすることで
指の形と内甲丸がフィットするので優しく感じます。

着け心地が良くなるのは当然ですが他にもメリット
があって指を曲げても痛くなく絞め付け感も感じず
水はけも良いので指が衛生的になってふやけません!

基本的にエタニティリングはダイヤの石枠の集まり
になるので指輪に隙間や穴など透かしが沢山あって
着け心地が悪くなりがちなのですが、私が作るのは
無垢の地金でリングを作るので最高の着け心地です。

指輪 傷取り

プラチナリング全体の傷を消します

彫金作業をしまくったプラチナリングは傷だらけ

ヤスリで擦り出してエタニティリングを作るので
深いキズ、細かいキズ、色んなキズが出てきます
そんな彫金跡のキズを徹底的に取り除いていきます。

耐水性のサンドペーパーに水を含ませてリング全体
を擦っていくと、水と研磨砂が混ざってキズの奥に
浸透するのでキズの深さに関係なく消えるんですね。

エタニティリング 作り方

小さいピンクダイヤを入れる

エタニティリングの最大の特徴である繋がるダイヤ
ダイヤモンドが繋がって入る事で輝きが繋がります。

しかも今回は天然のピンクダイヤモンドが入ります!
天然のピンクダイヤモンドは希少価値があるんです

小さいといっても天然のピンクダイヤが20ピース
希少な天然のピンクダイヤがこれだけあると流石に
高額になりますが淡いピンク色が繋がるのはキュート。

メビウスリング

メビウスのラインに沿って入れる

センターにある大きいピンクダイヤの両サイドから
メビウスの曲線に合わせて、小さいピンクダイヤを
繋げて入れるのでリングの表面に設計図を描きます。

画像に見える○印がピンクダイヤを入れる位置です
○印と○印の間隔が凄く重要になるので間隔を必ず
均等に合わせる必要があります(爪を作る為の間隔)

エタニティリング 作り方

○印が確定したら穴を開ける

小さいピンクダイヤモンドの印の位置が確定したら
ドリルで印に沿って穴を開けていく作業になります。

いきなり大きい幅のドリルで穴を開けてしまうと
穴がずれてしまった場合に修正が効かなくなるので
小さい幅のドリルから使って穴を段階的に広げます。

エタニティリング やり方

エタニティリングにフチを作る

ダイヤとダイヤの間隔が凄く重要になってきます
間隔が狭くなってしまうと爪が作れなくなりますし
ダイヤ同士が重なって石留めに不具合がでてきます。

逆に間隔が広がりすぎると、石と石に隙間が出ます
爪も大きくなってしまいますしバランスが崩れます
石と石の間隔がベストになるように調整の繰り返し。

同時にエタニティリングに入るピンクダイヤを挟む
ようにして、ピンクダイヤの上下にフチを作ります
フチがある事でピンクダイヤと爪を守ってくれます。

エタニティリング 制作方法

鏨で彫り留め

鏨(たがね)という道具を使って地金を彫ります
鏨とは先端が刃になっている道具で根本を金鎚で
コンコンと叩いて先端の刃で地金を彫る道具です。

イメージ的には大工さんのノミのような使い方です
ジュエリー全般を彫刻する道具なので凄く繊細です
このように彫って石を留める事を彫り留めといいます。

エタニティリングに入るダイヤの爪を彫り出したり
エタニティリングのフチのラインを綺麗に整えます。

ピンクダイヤ エタニティ

ピンクダイヤの高さを同じにして石留め

鏨で綺麗に整えた石枠にピンクダイヤを留めます
小さいピンクダイヤは全部で20ピースありますが

ピンクダイヤの直径と厚みがそれぞれ若干違うので
ダイヤの高さが全て同じになるように調整をします

ダイヤの高さがバラバラで凸凹になると、繋がって
エタニティリングに入った時にダイヤの輝きにムラ
が出てしまうので輝きを繋げるには高さも均等です。

ピンクダイヤ エタニティリング

共有爪でピンクダイヤの石留め

ピンクダイヤモンドは共有爪で共有に石を抑えます
一般的にはダイヤ1ピースにつき4つの爪なんです
ただ私が手作りをするエタニティリングは違います。

ダイヤとダイヤの間を上下2つの爪で抑えます

ピンクダイヤが入る彫り留めをすっきりと魅せる為、
ピンクダイヤを魅せる為に爪の本数を少なくする為、
共有爪を丸くミル打ちで留める事で輝きを繋げる為。

ピンクダイヤモンド 指輪

共有爪を丸いミル打ちにする

ピンクダイヤを1番に考えて(普通のダイヤの場合も)
共有爪で爪の数を減らして、ミル打ちのように丸く
爪をする事でダイヤとミル打ちの輝きが繋がります。

ミル鏨(ナナコ鏨とも言う)使って石留めをします
ミル打ちを入れるときに使う専用の鏨を使うんです
そうする事でミル打ちの丸い球体の爪になるんです。

ピンクダイヤモンド リング

爪を丸くする事でピンクの輝きが繋がる

イメージ的には、爪がパチンコ玉になる感じですね
パチンコ玉は光ますよね?そこで石と石を並べると
並べた石の上下に三角のスペースが必ずでてきます。

その石と石の上下のスペースに丸い球体を入れると
ダイヤと爪が光るので輝きが繋がるという仕組みです
宝飾職人はこういう細かい部分にもこだわるんですね。

指輪 磨き

エタニティリングの最終仕上げ

ピンクダイヤモンドがエタニティリングに入ったら
ピンクダイヤのエタニティリングは、ほぼ完成です。

ここからはピンクダイヤのエタニティリングの最終
仕上げに進んでいきます(最終でも磨き工程が多い)

まずはシリコンポインターという研磨ゴムを使って
プラチナの表面を滑らかになるように磨きあげます。

リュータという機材の先端にシリコンポインターを
セットして高速回転をさせて指輪を磨いていきます。

指輪 ヘラ掛け

ヘラ掛けでプラチナを鏡面に

シリコンポインターでプラチナの表面を滑らかに
仕上げたら次は、ヘラ掛け(へらがけ)をします。

ヘラ棒という道具をプラチナの表面に押しつけて
表面を潰すように伸ばして磨くと輝きが生まれます。

早い話が、プラチナの面が潰れて締まって光ります
磨けば磨くほど面が締まって鏡面になっていきます
鏡のように反射するので「鏡面仕上げ」といいます。

しかし単純な作業に見えますが、実に難しいんです
慣れていない職人がするとキズや凹みになるんです
鏡面どころか傷だらけになるので難しい作業ですね。

指輪 バフ掛け

バフ掛けで更に鏡面に

ヘラ掛けでプラチナを鏡面に仕上げたら次は本当に
最後の工程となるバフ掛け(ばふがけ)になります。

ヘラ掛けは力を込めて押しつけて磨く工程ですので
プラチナの鏡面に、若干のヘラ掛けの跡が残ります
その跡を消す為にバフ掛けという最終磨きをします。

バフは磨き布の束です。バフの大きさは様々ですが
使い方は高速回転で回してガッツリと磨きあげます
何度も何度もバフ掛けをすると鏡面が仕上がります。

ピンクダイヤモンド エタニティリング

エタニティリングを艶消し

エタニティリングの裏側はピッカピカの鏡面ですが
裏側以外はすべて艶消しのマット加工に仕上げます
しかも艶が一切ない、真っ白なマット加工にします!

真っ白な艶消しに仕上げる事でピンクダイヤモンド
の淡いピンク色が際立って魅せる事が出来るんです。

天然のピンクダイヤモンドは、ピンク色が薄いので
ベースとなるリングを艶消しにすれば引き立ちます
淡いピンクダイヤと白い指輪、可愛すぎですよね!

艶消し 指輪

エタニティリングの反対側

ピンクダイヤが入った反対側はどうなっているのか?
エタニティリングの反対側も真っ白なマット加工です。

リングの表も裏も同じメビウスのデザインになります
ピンクダイヤがあるか、ないかだけの違いになります
真っ白なエタニティリングも凄く珍しいですよね(^^)

ピンクダイヤモンド エタニティリング

エタニティリングの横側

エタニティリングの横側はピンクダイヤが繋がります
真っ白な艶消しにピンクダイヤのピンク色が映えます
なんとなく純白のウエディングドレスにも見えますね。

そして、ハッキリと彫り出した奇麗なフチと彫り留め
ピンクダイヤとミル打ち共有爪、完璧な仕上がりです。

ピンクダイヤ 指輪

使わない指輪を新しく指輪にリフォーム
ピンクダイヤのエタニティリングが完成

古いエタニティリングをリメイクして新しいメビウス
デザインのエタニティリングにリフォームが完了です。

天然の淡い色のピンクダイヤモンドですが目立ちます
白い艶消しでプラチナリングを仕上げた効果ですね
淡いピンク色が引き立っているので凄くかわいいです。

画像だけではなくて動く動画でも自慢のピンクダイヤ
の指輪を見て頂きたいのでスマホで動画撮影しました
画像では分からない魅力を動画でご覧ください(^-^)

 

ピンクダイヤのエタニティリングの詳細

○製造方法 鍛造(たんぞう)彫金(ちょうきん)
○使用地金 プラチナ
○ダイヤ  天然ピンクダイヤ 大×1 小×20
○指輪の幅 4.6ミリ
○指輪の厚 2.1ミリ
○仕上げ方 白い艶消し(白いマット加)

エタニティリングは当店自慢の日本の伝統技法の1つ
鍛造製法に超こだわって1つ1つ手作りをしています。

頑丈でリングが変形しにくくて日常生活でも安心して
着けることができますし、ピンクダイヤの石留めにも
こだわっているのでダイヤが外れにくのも安心ですね。

ピンクダイヤ リング

最後に、お客様からのお手紙を一部ご紹介いたします。

大阪府 N様のご依頼で古い指輪をリフォームしました!

当店は新潟県長岡市にあるので大阪府から直接ご来店を
頂くのが難しいですので、メールで何度か打ち合わせを
させていただきました!本当にありがとうございました。

打ち合わせと言っても、メビウスのデザインは決定して
おりましたのでお客様の指輪のサイズや、記念日などの
刻印の打ち合わせくらいなので簡単な打ち合わせでOK

指のサイズが分からなくても、サイズを計れるゲージを
発送しておりますので全国どこでも対応できて安心です
リメイクの制作記事を読んで頂いて有難うございました。

 

お仕事のお問い合わせやご依頼は→コチラ

私が作る鍛造の結婚指輪の一覧は→コチラ

メールやお電話でもご対応しております
○電話番号 0258-27-1771 10時~17時まで対応しています
○メールアドレス j_kouki_ring@yahoo.co.jp 24時間OK
〒940-2003 新潟県長岡市渡場町2-7 株式会社ジュエリーコウキ

===========お客様の声============

大阪府 N様

無事に到着しました、
本当ありがとうございます
サイズもピッタリですごく綺麗です!

=============================

鍛造で作る結婚指輪は、ごく稀で希少価値のある結婚指輪
世界中の全てのジュエリーのうち鍛造で作られたリングは
5パーセント未満と言われるほど鍛造リングは少ないです

その理由は、鍛造リングは地金を金槌で叩いて炎で焼いて
じっくりと時間をかけて地金密度を上げていくという製法
熟練された技術や知識を持った職人のみしか作れない技法
鍛造リングを作る為の専門工具や機材など設備も必要な為

伝統工芸と言われる鍛造リングは日本の宝だと思いますが
受け継ぐ職人が激減しており鍛造リングは衰退しています
だからこそ鍛造技術を受け継いだ私が広めたいと思います

指輪作りの制作日記をご覧頂いて、鍛造技術に納得をして
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです。

お気軽にお問い合わせOKですよ(^ω^)
こちらの「お問い合わせ」もしくはメールで
j_kouki_ring@yahoo.co.jp までお願い致します。

結婚指輪の一覧です → ジュエリーコウキ 結婚指輪の一覧

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