変形ボルダーオパール【手作りアクセサリー】ネックレス・ペンダント加工

当ブログを見て頂きありがとう御座います
ジュエリーコウキの2代目、池田です(^ω^)

本日の手作りジュエリーは、オパールを使った
ペンダントネックレスの制作工程でございます
ネックレスというよりもペンダントヘッドですね

結婚指輪をメインで作っておりますが、基本的に
どんなジュエリーでも制作しているんですよ(*´Д`)

本日はボルダーオパールのペンダント加工です

 

前の記事で透明感あるウォーターオパールを使って
プラチナのペンダントネックレスを制作しましたが
今回はボルダーオパールという種類のオパールです

ちなみに前回の記事はコチラからご覧いただけます
コチラから → ウォーターオパールのペンダント加工

今回のボルダーオパールは、まず大きいですね
この前のウォーターオパールとは見た目が違います

そして何よりも形がまったく違って変形した宝石です
ここまで変形した宝石はボルダーならではです(*´Д`)

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凄い形の変形ボルダーオパールですよね(^ω^)

そして青と緑の爽やかな色を中心にして角度によって
他の色(虹色)も出てくる質の高いボルダーオパール

かなり変形したボルダーオパールですよね
輪郭だけの変形ではなく、表面も裏面も変形しています

オパールの全ての面が凹凸した複雑な形となっているんです
こちらの変形オパールのペンダント加工をします(^ω^)
かなりの作り応えのあるジュエリーです(見た目も工程も)

 

 

何故、ボルダーオパールはこのような形をしているのか?
それは他の宝石と違って、基本的にボルダーオパールは
塊で採掘されるのではなく、鉄鉱石の隙間にあるからです

石と石の間に挟まれた宝石、ミルフィーユのような感じです
という事で綺麗な部分だけを採掘するので変形が多いんです。

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ボルダーオパールの中枠を制作(素材はプラチナ)

まずは変形したオパールの内枠を作る事から始まります
薄く伸ばしたプラチナ板をオパールの形に合わせて
ぐにゃぐにゃ曲げて形を造っていきます(かなり難しい)

かなり変形している難しい形のボルダーオパールです
輪郭の変形もかなり激しいですが肉厚の凸凹も凄いです
輪郭もキッチリと合わせながら肉厚も合わせていきます

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中枠にオパールを乗せた時に、隙間があると駄目です
隙間がなく、ピッタリと枠と石がくっつのが理想です

これだけ変形していると少しの隙間でも力が加わると
隙間に逃げようとして石が曲がって見える事もあります

ボルダーオパールのベースとなる土台なので隙間なく
動かないレベルのきっちりした枠を作る事が必要です

写真の中枠の内側面、斜めに削ってありますよね
これはオパールの形によって合わせて斜めに削る事で
宝石が落ち着くという事です(全ての輪郭を合わせます)

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ペンダントの外枠作り

メインのオパールがセットされる重要な中枠が完成したら
次はデザインが入る外枠を同じようにプラチナで作ります

オパール自体が、かなりの変形なので外枠も変形が合います
外枠だけ左右対称にキッチリ造る事も出来ますが合いません

もちろん変形石でも左右対称枠でも合う場合もございますが
今回の変形オパールに限っては間違いなく変形枠が似合います
オパールの凸凹にあえて合わせるように凸凹な外枠にしました

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ペンダントの中枠、外枠が完成

ボルダーオパール、中枠、外枠と並べてみました
メインとなるオパールと中枠の大きさは一致しています

そして外枠は遊び心を入れながらも計算しております
宝石の曲線の位置と、外枠の曲線の位置がほとんど同じ

曲線の流れを合わせる事によって全体の流れも合います
アンバランスに見える外枠ですが、実は計算しての形で
適当にぐにゃぐにゃさせている訳じゃないんです(^ω^)

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変形オパールのペンダントが完成

中枠と外枠をロウ付け(溶接)すれば完成です
クリスマス時期で超忙しくて、現在時間がないので
磨きの様子と石留めの様子は公開ナシですがすいませんw

磨いてオパールを石留めすれば完成という事になります
中枠と外枠の空間(透かし)が全体に何ヵ所かありますが
この空間がバランスよく開いている事によって軽く感じます

大きくて変形している珍しいボルダーオパールも重々しさを
感じないでペンダントとして使って頂いてもOKなんですね!

基本的にどんな形の宝石であってもジュエリーに加工できます
ただし、加工賃は石の大きさ、変形具合、地金などによって
かなり違ってきますので、まずはご相談を頂きたいと思います
ボルダーオパールのPTペンダントヘッド加工でした(^ω^)

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鍛造で作る結婚指輪は、ごく稀で希少価値のある結婚指輪
世界中の全てのジュエリーのうち鍛造で作られたリングは
5パーセント未満と言われるほど鍛造リングは少ないです

その理由は、鍛造リングは地金を金槌で叩いて炎で焼いて
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