結婚指輪を彫金で手作り!人気のプラチナ-彫金で作った指輪が美しい!

手作り結婚指輪の宝石専門店、ジュエリーコウキ
彫金と鍛造で手作りをする結婚指輪の製造販売店

伝統技法の鍛造とハイレベルな彫金で指輪を作ります
鍛造(たんぞう)とは、リングの素材となるプラチナや
ゴールドをハンマーで叩いて鍛錬する鍛冶で作る技法。

昔から伝わる伝統技法なので鍛造を継承した宝飾職人
しか作ることができない製法で全国でもごく僅かです
そしてハイレベルな彫金技術で指輪を作っていきます。

こんにちは (゚Д゚)ノ

ジュエリーコウキ2代目で宝飾職人の池田といいます
指輪を作り続けて26年、鍛造を受け継いだ1人です。

鍛冶と金物の町で有名な、新潟県長岡市の自社工房で
私と師匠の父の2人だけで1つ1つ手作りしています。

ジュエリー職人

手作りで結婚指輪を彫金

本日ブログでご紹介をする指輪は彫金で作る結婚指輪
鍛造で作り上げたリングをベースにしてヤスリで削る
彫金で結婚指輪のデザインを手作りするという事です。

最近、流行っているロウワックスを削る彫金ではなく
プラチナを直接ヤスリで削って作る本物の彫金の指輪
伝統技法の鍛造とハイレベルな彫金の最強コラボです!

 

ご紹介をする彫金の結婚指輪は東京のお客様から
ご依頼を頂きました!誠にありがとうございます。

ジュエリーコウキは新潟県にありますが全国各地から
ご依頼を頂いておりまして本当に感謝しております。

まずは、完成した手作り結婚指輪をご覧くださいませ
こちらのデザインと鍛造と彫金で手作りしていきます
全国でも数少ない鍛造と彫金の結婚指輪をご覧下さい!

結婚指輪 彫金

プラチナの指輪を彫金

これぞ彫金!と言わんばかりの彫金で作ったデザイン
様々な種類のヤスリを使って彫金作業をした結婚指輪。

プラチナを直接、削って形にしているのでまるで岩石
のような力強さと、クリスタルのような美しさが同期。

プラチナの仕上げ方も独特で、彫金の跡を残しながら
仕上げるという荒仕上げという彫金技術を使いました。

レディースのプラチナリングの幅の太さは3ミリです
そして、メンズのプラチナリングの幅の太さは4ミリ
こちらの結婚指輪が出来上がるまでをご覧ください!

 

結婚指輪の素材
プラチナを溶解

2本の指輪、ペアリングとなる結婚指輪を作るために
必要となるプラチナ900の重量を計算して割り出して
溶かして塊にする溶解(ようかい)からスタートします。

プラチナ900 溶解

プラチナが溶ける融点は約1770度

計算をして割り出したプラチナを溶解皿に入れます
そして、酸素バーナーで溶かしてプラチナ塊にします。

プラチナが溶ける融点は約1770度の火力で溶けます

めちゃめちゃ火力があるので肉眼では作業できません
溶接専用のゴーグルを着用しながら溶け具合を確認。

プラチナ900 溶解

彫金の結婚指輪は人気

彫金(ちょうきん)とは、漢字の通り地金などの金属を
彫ったり削ったりしながらデザインを作り出します
今、彫金を習う彫金教室があるように人気の製法です。

地金をヤスリで擦り出したり、鏨(たがね)で彫ったり
先端工具で削ったりしながら作るリングが彫金リング。

1から始める手作りの結婚指輪という事が分かります
結婚指輪の素材になるプラチナを溶かしてからの制作
地金そのものに触れながら作る本物の手作り結婚指輪。

プラチナ900 鍛冶

鍛造の結婚指輪
彫金の結婚指輪

鍛造で手作りをする意味とは、地金を鍛えるという事
鍛えて造ると書いて鍛造(たんぞう)という言葉です。

結婚指輪の素材となるプラチナ900を鍛練することで
プラチナ900が強く育つのでメリットが沢山あります。

代表的なメリットが変形しにくい指輪になるという事
強くて丈夫ということで傷や凹みにも強くなるんです
そんな強い結婚指輪を作る製法が鍛造という伝統技法。

そして鍛造でリングの形に作ったら、ヤスリで削って
リングのデザインを作る彫金へと進んでいく流れです。

プラチナ 鍛造

プラチナ900を鍛練する鍛冶

結婚指輪の素材になる溶かしたプラチナを鍛練します
鍛える地金と書いて、鍛金(たんきん)ともいいますし
一般的に分かりやすい言葉でいうと、鍛冶(かじ)です。

金床(かなどこ)という名前の鍛冶台にプラチナを乗せて
ヤットコという工具でプラチナを挟んで強く掴んでから
金床に乗ったプラチナをハンマーで叩くという作業です。

プラチナ900をハンマーで叩いて締め上げていく作業で
力を込めて何度も繰り返してハンマーでプラチナ900を
叩いて締め上げることで鍛練されて地金が強くなります。

プラチナ 鍛練

万遍なく叩いて締めて伸ばす

プラチナ塊を万遍なく叩いて締める事がポイントです
金床に乗せたプラチナ塊をハンマーで四面から叩いて
四角にしながら叩いて締めて伸ばしていくという流れ。

四方向からハンマーで叩き上げることで万遍なく地金
が鍛練されていきますので何度も繰り返してこの鍛冶
をしながらプラチナの全体を鍛えて強くしていきます。

四方向から叩いていくので自然と四角になり伸びます
地道で、地味な鍛冶ですが、これが鍛造の作り方です。

プラチナ 鍛金

地金を鍛錬すると密度が増す

プラチナ塊を鍛錬し続けると、地金密度が上がります
鍛造指輪とは、地金密度が増して強い指輪ということ。

地金内には微粒な空気が含まれているのですが、その
地金内にある微量な空気が、巣穴の原因になるんです。

巣穴が地金内にあるとリングの形になったときに強度
が弱くなってしまいます(例ばスポンジ状態という事)

リングが変形しやすい、金属疲労を起こしやすいなど
デメリットがあるので地金内から空気を放出させます。

鍛冶でプラチナ900を締め続けることで空気が抜けて
粒子が締まって整うので密度が増していくんですね!

プラチナ 叩く

密度が増した指輪のメリット

密度が極限まで上がった地金で作る指輪は凄いんです
微量な空気が放出して粒子が整い締まった地金で作る
指輪の特徴は、何といっても頑丈で強いという事です。

しかも頑丈で硬いのに粘り強さもあるということから
指輪の変形がしにくくて金属疲労にもなりにくいです。

出来合いの既製品よりも何倍も強くなったプラチナは
傷も付きにくく、凹みなどの原因となる衝撃にも強い!
ずっと長く身につける結婚指輪には鍛造は最適ですね。

プラチナ 焼きなまし

更に密度を上げるため
焼きなまし作業をする

プラチナ900の密度を上げるために鍛冶を続けていると
締まり過ぎてカチカチに硬くなってしまいます(汗)

硬さが極限までに達すると強い反発力が出てくるので
ハンマーで叩いてもハンマーが跳ね返ってくるんです
さすがに硬くなり過ぎた地金を締める事は不可能です。

そこで「焼きなまし」という工程で、地金を真っ赤に
焼くと地金の締まりが解けるので更に叩けるんですね!

鍛冶の流れはハンマーで叩いて締めて伸ばす、そして
焼きなましから更に叩いて締める!この連続作業です
地味で地道ですが鍛冶を繰り返す事で密度が増します。

プラチナ900 伸ばす

鍛造と鋳造は全く違う製法

私がブログで紹介をしている指輪の作り方は鍛造です
鍛冶と彫金で作り上げる完全な手作りの結婚指輪です。

では、一般的にジュエリーショップで販売をしている
指輪などのジュエリーはどうやって作られているのか?

それは、鋳造(ちゅうぞう)という製法です

鋳造とは予め用意をした指輪などのジュエリーの原型
の型に溶かした地金を流して固めて作る製造方法です。

大量生産も可能なことから世の中のジュエリーの大半
は鋳造で作られている既製品です(世の中の95%以上)
有名ブランドでも何でも、ほぼほぼ鋳造という事です。

そして鍛造と違う所は、地金を鍛えていないという事
溶かしたプラチナを原型に流し込んで固めて作るので
巣穴も入ったままですし、密度も低いということです。

プラチナ900 焼きなまし

まず、メンズサイズに合わせる

鍛冶でプラチナ900を鍛えながら伸ばしていきますが
最終的にはメンズの結婚指輪の幅と厚みになるように
計算をしながら地金塊が地金板になるまで伸ばします。

どうしてメンズの結婚指輪に幅と厚みを合わせるのか?
その理由は、メンズとレディースで結婚指輪の幅が
異なっているので幅の広いメンズに合わせるのが最初。

メンズが4ミリ、レディースが3ミリなので、まずは
幅の広いメンズに合わせてから幅の狭いレディースに
合わせていくと地金板の調節がやりやすいということ。

結婚指輪 作り方

地金板を2枚にカット

メンズの幅4ミリ、厚み1.9ミリに合わせた1枚の
地金板を糸ノコギリを使って2枚にカットをします。

この時、メンズの指輪のサイズに必要な長さをカット
ちなみにサイズが10号の場合は約55ミリ必要です
これでメンズの結婚指輪になるベース板ができました。

そしてカットをしたもう1枚の地金板をレディースの
3ミリ幅とサイズになるように鍛冶で叩いて縮めます
レディースのリングも鍛冶の様子を少しお見せします。

結婚指輪 手作り

同じ1つのプラチナから
2つの結婚指輪を手作り

指輪の作り方の1番最初、プラチナ溶解作業の時点で
2本分の結婚指輪を作るために計算して溶かしました。

同じプラチナから同じ結婚指輪を作るというこだわり
お互いの結婚指輪からダイレクトに絆や愛情を感じて
どこにいてもいつも一緒!というロマンチックな感覚。

この作り方は、大量生産の既製品には絶対に無理です
また、手作りでもロウワックスを削る原型作りの指輪
でも最終的には原型の型に地金を流す鋳造なので無理。

これは鍛造で結婚指輪が作れるという技術と、小さい
工房で職人の小回りが利くからできる工程ということ。

手作り 結婚指輪

レディースの結婚指輪のサイズにする

メンズ結婚指輪のベースとなる板は出来上がりました
次は、もう1枚のカットをした地金板をレディースの
結婚指輪のサイズになるように鍛冶で整えていきます。

レディースの結婚指輪の幅は3ミリなので、4ミリの
地金板の側面をハンマーで叩いて3ミリまで縮めます。

リング幅はメンズとレディースで1ミリ異なりますが
リングの肉厚はメンズもレディースも1.9ミリです。

結婚指輪 鍛造

2本の結婚指輪のベースが完成

男性の結婚指輪の太さは4ミリ、そして鍛冶で縮めて
女性の結婚指輪の太さは3ミリ、結婚指輪のベースが
できあがりましたのでリングの形に丸めていきます。

4ミリと3ミリでは、1ミリの誤差しかないのですが
2枚の地金板を並べて比べてみると結構違ってきます。

一昔前は、結婚指輪といえば2本とも同じデザインで
同じ幅が普通だったんですが、今の時代は男性と女性
でデザインは同じでも指輪の幅を変える事もあります。

結婚指輪 刻印

結婚指輪に刻印を入れる

地金板を丸めてリングの形にする前に刻印を入れます
結婚指輪の素材はプラチナ900なのでpt900の刻印と

ジュエリーコウキで私が、鍛造と彫金で作りました!
という証明刻印の JKマークです(ジュエリーコウキ)

結婚指輪に打ち込む刻印は、基本的にこの2種類です
しかし今回は、刻印の他に誕生石も埋め込むんです
刻印近くに誕生石を入れる位置を決めて穴を開けます。

※誕生石を入れる場合は、誕生石代金と石留め工賃が
別途かかりますのでよろしくお願いいたしますm(__)m

指輪 作り方

板からリングに丸める

いよいよ!板の形からリングの形に丸める作業です
地金板をリングにするときの丸め方は色々ありますが
私の場合は、丸棒と木槌を使って板を丸めていきます。

丸棒とは先端が細くて根元が太くなっている鉄棒です
この形になっている理由は、リングサイズに合わせて
丸める事が出来る&サイズを伸ばす事が出来るんです。

丸棒に地金板を当てて、木槌で板を叩きながら丸棒に
巻き付けるイメージで丸めていくと綺麗に丸まります
コツが必要ですが慣れれば1番綺麗に丸まる方法です。

指輪 作り方

繋ぎ目に隙間が無いように

丸棒に巻き付ける要領で、板を丸めてリングにします
リングの形になると合わせた繋ぎ目が必ずでてきます。

ここの繋ぎ目に隙間が出ないようにして調整をします
画像の段階では隙間が見えるのでピッタリと合わせて
隙間ゼロになるようにすると溶接が綺麗にできます。

この合わせた繋ぎ目に少しでも隙間があると、溶接を
した時に地金が食い込んで溶けたり割れたりします
他にも不具合がでる可能性があるので隙間は完全ゼロ。

指輪 手作り

共付け(ともづけ)という溶接

手作りで制作する指輪は溶接もすべて手作業でします
鍛造から溶接、彫金まですべてが手作業という事です。

ジュエリーの溶接には主に2種類あって、ロウ付けが
一般的で幅広く使われていますが共付けという溶接も
あるんです(当店は鍛造指輪の溶接は全て共付けです)

ロウ付けは、本体よりも弱くて溶けやすいロウ地金を
使って溶かして溶接をするのですが、共付けの場合は
本体と同じ地金をロウにして溶かすので高難易度です。

結婚指輪 手作り

難易度が高い溶接方法ですが
強度が強いので鍛造にお勧め

同じ地金同士なので融点も同じなので同時に溶けます
ここを上手に溶ける範囲を少なくするのが職人の技術
同じ地金同士なので相性も良く強度も強くなります。

上の画像をよく見て頂きたいのですが、共付け直後の
指輪ですが溶接個所が少し溶けているのが分かります。

指輪もロウも同じ地金ということで溶けてしまいます
共付けをマスターしていないジュエリー職人がすると
もっと溶けて指輪の形では無くなることもあるんです。

共付けは熟練された宝飾職人のハイレベルな技術です
同じ地金同士なので丈夫で鍛造の指輪に最適なんです。

指輪 叩く

指輪を叩いて真円にして
指定のサイズまで伸ばす

共付けが無事に完了すればプラチナリングの完成です
丸棒で丸めたので綺麗な円ですが、真円ではないので
再び丸棒にプラチナリングを入れて金槌で叩きます!

ここで使うハンマーは木製の木槌ではなくて金槌です
金槌はインパクト力が強いので綺麗な真円になります。

同時にプラチナリングをそのまま叩きながらサイズを
伸ばしてお客様指定のサイズになるように合わせます。

結婚指輪 叩く

手作りなのでサイズは自由自在

手作りで1つ1つ作っていく結婚指輪なのでサイズも
自由自在で細かく対応ができるのも手作りのメリット。

例えば、一般的な指輪のサイズは1号単位なのですが
手作りは細かく対応ができるので1号以下でも大丈夫。

丸棒に入れたプラチナリングを金槌で細かく叩いて
少しづつサイズを伸ばすので、細かく対応ができます
例えば10号できつければ10.5や10強も可能です。

結婚指輪 彫金

彫金の意味

メンズとレディースの結婚指輪のサイズになったら
いよいよプラチナリングの彫金作業へ進んでいきます。

まず、彫金(ちょうきん)とは何か?

彫る金と書いて彫金と言いますが、地金などの金属を
彫ったり削ったりする作業のことを彫金といいます。

基本的に宝飾職人がする彫金作業とは、ジュエリーの
形やデザインを作るために地金を削ったり、また鏨や
先端工具などで地金に模様を彫ったり彫刻をすること。

画像のようにプラチナリングを削るのも当然、彫金。

彫金 結婚指輪

まずは指定の結婚指輪の幅の太さになるようにします
ヤスリでプラチナリングの両側面を均等に削ります
メンズが4ミリ、レディースが3ミリになるまで彫金。

プラチナの彫金作業は、削るとバリという削った角が
出てくるのでバリが出たら適切に処理をしていきます。

画像は、リングの両側面を削ったのでバリが表面から
側面にかけて両角にあるのでヤスリで削り落とします。

内甲丸 作り方

結婚指輪の着け心地を
良くする為の彫金作業

結婚指輪は、付け心地がめちゃくちゃ大事なんです!
どんなにデザインが良くても、付け心地が悪かったら
ストレスを感じてリングを指に付けたくなくなります。

そこで、結婚指輪の着け心地を良くする為の彫金作業
内甲丸(うちこうまる)という形に内側の彫金をします。

リングの内側は基本的にフラットな平になっています
それが原因で指を曲げると指輪の角が指に食い込んで
痛みを感じたり、きつく感じてストレスを感じます。

内甲丸 結婚指輪

内甲丸の彫金のやり方

リングの中をフラットな平から丸い内甲丸にするには
まずは内側の角をヤスリで削り落とす彫金作業をして
角を落とした内側全面が丸くなるように彫金をします。

甲丸という形は蒲鉾のような楕円形の形が甲丸なので
内甲丸という形は、内側が甲丸になるように削ります
内側が丸く滑らかになると着け心地が良くなるんです。

内甲丸のメリットは、もちろん着け心地が良いことと
水はけも良くなるので日常生活で結婚指輪の中に水や
汗が入っても水はけが良いので衛生的にも良いんです。

誕生石 結婚指輪

誕生石を結婚指輪に入れる

手作りしている結婚指輪には誕生石が埋め込まれます
誕生石の石代金と、石留めの工賃が別途かかりますが
お客様からご指定があれば誕生石を指輪に入れられます。

誕生石は1月~12月まで色んな誕生石がありますが
誕生石以外でも他に好きな石を入れることも可能です
※場合によっては硬度で対応していない石もあります。

結婚指輪の内側に誕生石を埋め込むときは「四点留め」
という小さい4つの爪で留めるので外れにくいので安心。

彫金 指輪

彫金で結婚指輪を手作り

ここからの彫金作業で結婚指輪にデザインが入ります!

記事の冒頭に、完成した結婚指輪のデザインをアップ
しましたが岩石のようなクリスタルのようなデザイン。

平打ちのプラチナリングを、ヤスリで削る彫金作業で
形を削って擦り出しながらデザインを作っていきます。

ヤスリでガッツリ削っていくので擦り出しとも言って
地金を擦り出していきながら形を作っていく彫金です。

彫金 結婚指輪

平打ちリングの角から攻める彫金作業

冒頭の結婚指輪のデザインをよく見ると分かりますが
リングフォルムが平打ちではなくて山になっています。

甲丸のように綺麗な丸みを帯びているわけでもなくて
平打ちのようにフラットな真っ平でもなく山なんです
まるで氷山などの山のように三角形っぽく膨らみます。

凄く複雑なフォルムなので計算しながら擦り出します

どこら辺をヤスリで削れば膨らむか?山になるのか?
頭で考えてイメージをしながらヤスリで擦り出します
まず最初はリングの角から削り落としていく彫金です。

結婚指輪 彫金

角を落とす範囲を広げていく彫金作業

平打ちリングの角の削り落とし範囲を広げていきます
一気に平打ちリングの角を削り落としてしまうと修正
が効かなくなってしまうので少しづつ削り落とします。

彫金作業で削ってしまった地金は元にはもどりません
失敗が許されないプラチナリングの彫金という事です。

少しづつ指輪の角を削り落としながら様子をみながら
全体のフォルムを意識しつつ削る面積を広げていきます。

結婚指輪 彫金作業

結婚指輪は2本のバランスが重要

2本のペアリングとなる結婚指輪はバランスが重要です

いくら指輪の幅の太さがメンズとレディースで違っても
2本の結婚指輪の全体のバランスを合わせることが重要。

2本の結婚指輪の彫金をするバランスが崩れてしまうと
2本並べたときに合わなくり違和感を感じてしまうので
同時に2本の指輪を同じように削っていく事が必要です。

彫金作業 結婚指輪

更に重ねて削る彫金作業

彫金は始まったばかりなのでヤスリで何度も擦り出して
バランスを考えて結婚指輪にデザインを入れていきます。

1回擦り出したところでも重ねながら削ったりもします
重ねて削る場所、そのままの場所、という感じで上手に
彫金のやり方を使い分けることで立体感が出てきます。

指輪 彫金

リング表面も彫金作業

プラチナリングの角を攻めて彫金作業をしながら表面に
移行しながら同じようにバランスを重視で擦り出します。

リング表面を段階的に擦り出していく彫金をすることで
角と表面が段階的に繋がっていき、形になっていきます。

氷山のような山の形は、こうやって作られていきます
適当に擦り出している訳ではなくて、全て計算通りです。

結婚指輪 彫金

結婚指輪のデザインとなる
ベースの彫金は出来ました

リングデザインのベースとなる彫金は出来上がりました
2本の結婚指輪は、幅が違ってもバランスは同じですね。

まだ目の荒いヤスリで擦り出して削っただけですので
プラチナを削った跡、彫金跡がまだ雑な状態なんです
1つ1つの削った面の角がビシッ!と出ていませんよね。

ここからヤスリの目を、中目、油目という具合に変えて
いきながら彫金跡がしっかり整い奇麗になっていきます。

彫金 指輪

中目のヤスリで彫金作業

荒目のヤスリでの彫金でデザインのベースが出来ました。

そして荒目のヤスリから今度はもう少し目が細かくなる
中目のヤスリを使って荒目の上から重ねて彫金をします
荒くて雑だった面がどんどん整っていくのが分かります。

注意するポイントはベースになる荒目で削った面以外は
削らないこと!計算外の彫金をするとバランスが崩れます。

彫金 結婚指輪

彫金のカット面が整ってきました

中目のヤスリで彫金で削ったカット面を仕上げていくと
段々と美しく整っていって、角もピシッ!と出てきます。

ヤスリで削って擦り出したときの削り目の傷(彫金跡)も
段々と小さくなっていくので目立たなくなっていきます。

ヤスリの目を少しづつ細かく変えていきながら彫金作業
を繰り返していくことでカット面が仕上がっていきます
彫金のやり方は様々ですが基本はこの方法で仕上げます。

結婚指輪 彫金

更に油目の精密ヤスリで彫金

いよいよ結婚指輪の表面側の彫金の最終段階に進みます。

荒目、中目ときたら最後は油目(あぶらめ)というヤスリ
中目のヤスリよりも更に細かいヤスリ目ということです。

そして表面の最後の彫金ということで集中力を高めます
というのも精密ヤスリという細かい箇所の彫金ができる
小さい刀のようなヤスリでカット面を丁寧に仕上げます。

1枚1枚のカット面が、すべて違った形の面になります
精密ヤスリを上手に使ってカット面を丁寧に仕上げます。

彫金 結婚指輪

カット面を美しく魅せるには
平に彫金ができる技術が必要

結婚指輪のカット面が、めちゃくちゃ美しいですよね!
光の当たり具合でカットが光ったり影になったりして
ナチュラルな輝きがカットをより美しく魅せています。

彫金で擦り出したカット面を美しく魅せる為のコツは
ヤスリで水平に真っ平に彫金ができる技術になります。

カットをした彫金面が、真っ平ではなく歪んでいたり
膨らんでいたりすると反射すらしなくなるという事で
簡単に見えるかもですが平に彫金をするのは難しいです。

結婚指輪 彫金 手作り

プラチナリングの傷消し

ヤスリで削りまくったのでプラチナリングは傷だらけ
一言でキズと言っても、ヤスリで削った彫金の証です。

彫金で手作りをするリングは必ず彫金の傷が残ります
その彫金で出来たキズを徹底的に消していく作業です。

ここで注意するポイントは結婚指輪の表面のカットは
精密ヤスリで仕上げたのでそのままにして仕上げます
あえて細かい彫金跡をデザインの一部に取り入れます。

プラチナリングの傷を消すところは指輪の側面と内側
この2ヵ所の彫金跡を徹底的に消して滑らかにします。

指輪 彫金

サンドペーパー仕上げからの
シリコンポインター仕上げ

地金の小傷を消していく工程の流れは、サンドペーパー
で万遍なく彫金跡を擦って小傷を消してから工具を変え
シリコンポインターで磨いていく工程の流れになります。

ちなみに、サンドペーパーは耐水性で水を含ませながら
地金を擦ることで紙ヤスリの研磨砂と水が混ざり合って
傷の奥まで浸透するので、傷が綺麗に消えやすなります。

そうしたらシリコンポインターという研磨ゴムを使って
高速回転で回しながらプラチナリングを磨いていきます。

※結婚指輪の表面の彫金カットはそのままにします。

ヘラ掛け 指輪

ヘラ掛け

ヘラ掛けという昔から伝わるプラチナを鏡面にする磨き。

シリコンポインターで滑らかになったプラチナリングに
ヘラ棒というアイテムを強く押し当てて面を潰すように
擦っていくとあら不思議!面が潰れて鏡面になるんです。

しかしこれは難易度が高い磨き方(今は機械磨きの時代)
ヘラ掛けは昔から伝わる手法で、反射をする美しい鏡面
に仕上げるには熟練した宝飾職人の技術が必要になります。

ヘラ掛けをした事がない人がすると傷だらけになります
ヘラ掛けは諸刃の剣のような感じでとても難しいんです。

※結婚指輪の表面の彫金カットはそのままにします。

バフ掛け 指輪

バフ掛けで最終仕上げ

バフ掛け(ばふがけ)という磨き布の束で磨きあげます。

リュータの先端にセットをする小型のバフもありますし
大きなモーター機にセットをする大型のバフもあります。

バフをセットする機械によってパワーが違ってくるので
リングのデザインや特徴に合わせて使い分けて磨きます。

そして結婚指輪のメインデザインの彫金カットもバフを
使って磨き上げて彫金跡も光らせて模様に取り込みます
彫金カットに薄らと彫金跡を残すように仕上げるんです。

レディースの指輪 彫金

男性と女性の結婚指輪を見比べて下さい

上の画像がレディースの結婚指輪の彫金カットの輝きで
下の画像がメンズの結婚指輪の彫金カットの輝きです!

カットの1面1面が、すべて違った形で輝きも違います
彫金をしたカットの面積によって反射度が違うためです。

そして薄らとカット面に残った彫金跡がとても良いです
紙ヤスリで彫金跡を綺麗に消してしまうと既製品に見えて
機械的なミラーボールのようになるので彫金跡は必要です。

※逆に彫金跡を機械で表現する事は難しくて出来ません。

メンズの指輪 彫金

鍛造で鍛えあげ彫金で擦り出した
プラチナの手作り結婚指輪が完成!

鍛造&彫金の結婚指輪がようやく完成いたしました
手間が凄くかかっているだけあって完成度は高いです!

鍛冶で鍛錬をしながら手作りをしたリングは密度が濃く
変形しにくくて傷や凹みなどの衝撃にも強いのが魅力!
毎日ずっと指にする結婚指輪には最高だと思っています。

そして、ハイレベルな彫金技術で作り上げたデザインも
自画自賛になりますがwめちゃくちゃ素晴らしい完成度。

あえて油目の精密ヤスリで擦り出した彫金跡をそのまま
利用したので出来合いの既製品には真似ができない芸当
1面1面のカット面に薄ら見える彫金跡は芸術的ですね!

彫金 結婚指輪 手作り

結婚指輪を動画でご覧ください

画像だけではなく動く動画でも自慢の彫金の結婚指輪
を見ていただきたいのでスマホで動画撮影をしました!

彫金作業で擦り出した美しいカットの数々が綺麗です
リングを実際に動かしてみるとカットの反射が変わり
キラキラと輝くカット面がその度に変わっていきます。

1枚1枚のカットを油目ヤスリで彫金をしましたので
細かい彫金跡が繊細でナチュラルな感じで魅力的です
画像では分からない魅力を動画でご覧ください(^-^)

 

彫金の結婚指輪の動画はいかがでしたか?

結婚指輪 彫金

手作りをした彫金の結婚指輪の詳細です

○製造方法 鍛造(たんぞう)彫金(ちょうきん)
○使用地金 プラチナ(pt900)
○指輪の幅 男性4ミリ、女性3ミリ
○指輪の厚 2ミリ
○仕上げ方 荒仕上げ(磨き)

最後に、お客様からのお手紙を一部ご紹介いたします。

東京のお客様のご依頼で結婚指輪を手作りしました

当店は新潟県長岡市にあるので、東京から直接ご来店を
するのが難しいという事でメールで何度か打ち合わせを
させていただきました!本当にありがとうございました。

打ち合わせと言っても、すでに彫金デザインは決定して
おりましたのでお客様の指輪のサイズや、記念日などの
刻印の打ち合わせくらいなので簡単な打ち合わせでOK

指のサイズが分からなくても、サイズを計れるゲージを
発送しておりますので全国どこでも対応できて安心です
結婚指輪の制作記事を読んで頂いて有難うございました。

 

お仕事のお問い合わせやご依頼は→コチラ

ブログでご紹介をした結婚指輪は→コチラ

私が作る鍛造の結婚指輪の一覧は→コチラ

メールやお電話でもご対応しております
○電話番号 0258-27-1771 10時~17時まで対応しています
○メールアドレス j_kouki_ring@yahoo.co.jp 24時間OK
〒940-2003 新潟県長岡市渡場町2-7 株式会社ジュエリーコウキ

===========お客様の声============

東京都 M様より

無事に受け取ることが出来ました。

この度はありがとうございました。

無事に前撮りを迎えることが出来ます。

=============================

鍛造で作る結婚指輪は、ごく稀で希少価値のある結婚指輪
世界中の全てのジュエリーのうち鍛造で作られたリングは
5パーセント未満と言われるほど鍛造リングは少ないです

その理由は、鍛造リングは地金を金槌で叩いて炎で焼いて
じっくりと時間をかけて地金密度を上げていくという製法
熟練された技術や知識を持った職人のみしか作れない技法
鍛造リングを作る為の専門工具や機材など設備も必要な為

伝統工芸と言われる鍛造リングは日本の宝だと思いますが
受け継ぐ職人が激減しており鍛造リングは衰退しています
だからこそ鍛造技術を受け継いだ私が広めたいと思います

指輪作りの制作日記をご覧頂いて、鍛造技術に納得をして
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです。

お気軽にお問い合わせOKですよ(^ω^)
こちらの「お問い合わせ」もしくはメールで
j_kouki_ring@yahoo.co.jp までお願い致します。

結婚指輪の一覧です → ジュエリーコウキ 結婚指輪の一覧

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