プラチナ結婚指輪を10年間使い続けた感想→メリットは劣化しにくい

オーダーメイドの結婚指輪、ジュエリーコウキ
日本伝統技法の鍛造で結婚指輪を手作りします

オーダーメイドの結婚指輪は全国各地に沢山ありますが
鍛造という技術で作るオーダーメイドの結婚指輪は全国
を探してもほとんど存在しない希少価値の高い結婚指輪。

鍛造(たんぞう)という日本伝統技法でリングを作ります
鍛えて造る指輪という事で鍛造リングと言われています。

一般的なオーダーメイドといえばロウ材から指輪の原型
になる型を作って溶かした地金を型に流して作る製法や
セミオーダーのようにデザインを選ぶタイプが主流です。

しかしジュエリーコウキで二代目の私がする製法は鍛造
鍛えて造るという事から鍛冶作業で鍛錬をして作ります
鍛冶で鍛錬された指輪は密度が濃くなり頑丈になります。

 

こんにちは(゚Д゚)ノ

ジュエリーコウキ2代目で宝飾職人の池田と申します
職人歴は28年で鍛造を継承している職人の1人です。

鍛造は昔からの技術を受け継いだ宝飾職人しか作れず
全国でも鍛造を継承した宝飾職人は極めて少人数です。

市場全ての結婚指輪の中で、鍛造のオーダーメイドで
作った結婚指輪は僅か1%未満しか存在しないんです。

鍛造オーダーメイドの指輪をブログで発信しています
鍛造の制作工程や鍛造の結婚指輪をご紹介しています。

ジュエリー職人

指輪作りもブログ更新も私がしております(^-^)

結婚指輪の専門店という事で結婚指輪に関する記事を
書いていますしお客様の体験談もご紹介しております。

先輩カップルさんの結婚指輪にまつわるエピソードを
募集してブログにアップしておりますので結婚指輪に
関する為になる有益な情報を発信をするのが目的です。

先輩カップルさんの実体験を投稿して頂いているので
これから結婚指輪の購入を考えているカップルさんに
参考になるような内容だと思いますのでご覧ください。

※当店で購入されていない方の体験談を募集しました
全国各地のカップルさんの話を聞きたかったからです。

 

本日は、東京都I様から投稿を頂いたエピソードです

結婚指輪はデザインと素材にこだわり選んだそうです
デザインは運命の赤い糸をモチーフにした結婚指輪で
指輪の素材は劣化しにくいプラチナを選んだそうです。

ずっと長く身に着ける結婚指輪なのでシンプルな形で
劣化しにくいプラチナがベースの指輪に決定しました。

そして時が過ぎて10年経過した今現在のプラチナの
結婚指輪は、どうなっているのかも教えて頂きました。

結婚指輪の素材をプラチナで考えている方にはこちら
の10年後の体験談は為になる情報だと思いますよ(^-^)

そしてご投稿を頂いた体験談の記事の最後には指輪を
作っている宝飾職人として私がプロ目線でプラチナの
良い所(メリット)悪い所(デメリット)を書きます。

それでは東京都I様のエピソードをご覧くださいませ。

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題名

【指輪の素材はプラチナ、デザインは運命の赤い糸】

 

投稿者 東京都I様

 

結婚指輪を探し始めた当時、
大学を卒業したてで、

社会人になったばかりの私たちの収入は低く
貯金もそんなになかったので、

購入金額の予算も考えながらにしようね
と主人と話し合っていましたが、

一番重視したのは二人にとって、
この結婚が最初で最後になるだろうから、

二人ともが気に入って、
年齢を重ねても長く使えるものをということで、

都内にある数十件の
ジュエリーショップを訪れました。

デザインは気に入ったのに高価であったり、
金額はなんとかなりそうでも私か主人かの

どちらかがデザインに納得いかなかったりと、
結婚指輪探しはなかなか骨が折れました。

理想の結婚指輪に巡り合わず、
ケンカしてしまうこともありました。

そのような中で、
銀座の某ジュエリーショップで見つけたのが、

結婚から10年以上も身に着けている、
今の結婚指輪でした。

結婚指輪 赤い糸

結婚指輪の素材はプラチナ900で
k18ゴールドのラインが繋がるデザイン

私たちの購入した結婚指輪は、
宝石のついていない至ってシンプルなものです。

Pt900と刻印されたプラチナのリングがベースとなり、
手の甲側に向く表面にはK18のイエローゴールドを

細く伸ばしてリングの左下から右上に向けて
捩ったモチーフがデザインされています。

プラチナとイエローゴールドだけのシンプルな
結婚指輪は素材が少ない(軽い)こともあり、

銀座の有名店で購入した割には、
購入金額が他の結婚指輪と比べると安価でした。

社会人経験も浅く収入も少ない上に、
結婚に関するさまざまな出費が続く中、

二人あわせて当時13万円という金額で
購入しやすかったのもポイントでしたが、

一番のポイントはなんといっても
そのデザインに込められた意味にありました。

 

結婚指輪のデザインは
運命の赤い糸がモチーフ

プラチナリングの表面(手の甲側)に
デザインされている細く伸ばされた
糸状のイエローゴールドは、

運命の赤い糸に見立ててあり、
女性用・男性用の両方のリングに
まったく同じようにデザインされています。

運命の赤い糸に導かれてこれから夫婦になる二人が、
身に着けるのにぴったりな結婚指輪として
デザインされたものでした。

デザインに込められた意味をジュエリーショップの
販売員さんから説明をうけるやいなや、

主人と二人で同時に
「これにしよう」と即決しました。

当時、この指輪は私たち夫婦と出会うためにこの世に
生み出されたのじゃないだろうかと思ってしまうくらい、
結婚指輪とも運命の糸でつながった気がしました。

実際に使ってみますと、シンプルさゆえに
フォーマル、カジュアル、ビジネスとどんな服装でも
違和感なく付けることができて助かっています。

 

【プラチナの指輪は劣化しにくい】

また結婚後、家事炊事が増えましたが、
水仕事で濡れることが多くても、

さまざまな洗剤に触れてもプラチナの指輪は
目に見えて劣化することはありません。

宝石の付いた結婚指輪を身に着けている友人の場合、
日々の生活を送るうちに宝石がくすんでしまったり、

長年の使用で宝石が台座から取れてしまって
修理に出したという話も聞きましたが、

このプラチナの結婚指輪は10年以上経つ今も
購入した当時と同じままの使用感です。

たいへん使いやすく、身に着けていて
心地よいというのが、正直な感想です。

 

【あえて探すプラチナのデメリット】

デメリットの点に焦点を当てると、
しいて言えば、プラチナはとても
傷のつきやすい金属でありますので、

太陽や電気の下などの明るいところでは
細かな傷が見えてしまって、
少し恥ずかしい気持ちになるのが難点です。

ですが、普通に生活しているだけでも
細かな傷がついてしまい、

それが目に見えるようになるだけの
長い年月を主人と共に過ごしてきたのだ
という時の流れを感じられます。

どうしても傷が気になって仕方がなくなった場合には、
購入したジュエリーショップに持って行くことで

リペアもしてもらえるというアフターサービスの
充実も含めて購入しましたので、

愛おしい傷という感じで
そんなに悪い気もしないで過ごしています。

 

【プロポーズのエピソード】

はじめて主人と会ったのは、
私が大学3年生の時で、主人は大学1年生でした。

しかもお互いに違う大学に通っており、
まったくの知らない者同士でした。

主人の通っていた大学の大学院へ進学するため、
その手続きのために学校に訪れたのが始まりです。

当時の私は身体が弱く、少し動いただけで
貧血を起こしてしまうほどでした。

手続きが必要な事務局は遠く、
広い構内に半ば迷子状態で
さまよっているうちに具合が悪くなり、

ひとまず休もうと思い、
人影のない場所の日陰のベンチを探しました。

冬休み中で、普段よりも
学生の数は少なかったと思いますが、

それでもサークル活動をする学生や
構内を歩く学生はそれなりにいました。

ちょうど誰もいないベンチが目に留まり、
そこで落ち着くまで休むことにしました。

ベンチに腰を下ろすと、気持ちの張りが解けたようで、
上半身は傾いてそのままベンチに突っ伏してしまいました。

しばらくすると男の人の声で
「大丈夫ですか?」と聞かれ、

私を起こそうとしてきたのが、
当時大学1年生だった主人でした。

そのうち起き上がれるようになってきたので、
主人の手を借りて上半身を起こし、
座れるまでには回復しました。

とにかく救急車も保健センターへも
連絡は不要だと伝え、

もう少ししたら動けるようになるからと
主人に離れてもらって構わないと言うと、

主人は自分のマフラーを私に巻き付け、
携帯電話の番号を渡して去っていきました。

 

後日マフラーの返却のため、
教えてもらった電話番号に電話し、
二人で会うことになりました。

そこに恋心はなく、たんに借りたものを
返すという気持ちで会いましたが、

主人の方は、弱った人を助けたという
主人のそれまでの人生で初めての体験をした中で、

主人がいなければ私は生きていけないのでは
ないだろうかと思うに至ったそうです。

なんだかんだと理由を付けては、
主人はよく会いに来てくれました。

そのうち主人の好意に私も応えるようになり、
二人で遊んだり食事をしたりして6年ほど経ちました。

主人が社会人になって1年目、
私にお見合いの話が舞い込んできました。

両親が年頃の娘がいるからと
知り合いに声をかけたのでした。

その話を聞いた主人はひどく狼狽えていましたが、
今の自分には地位もお金もないので、

結婚は待ってほしいと強く言われたので、
そのまま主人の言葉を信じることにしました。

1年ほど経ったころ、
二人で初めて遊びに行った遊園地に連れていかれ、

観覧車に乗るやいなや、婚約指輪を出して
「50年後もこの観覧車に二人で乗りたいです。
だから結婚しましょう」というのがプロポーズの言葉でした。

 

【プロポーズ後のエピソード】

主人からプロポーズを受けたのが、
2010年の10月でした。

神式で挙式をしたかったため、
すぐに式場となる神社を予約できたところで、
翌年5月14日が挙式の日に決まりました。

その間を縫って結婚に向けた
準備を進めていくことになりました。

プロポーズのひと月後には、
都内のフレンチレストランで両親の顔合わせをし、

挙式の日と同日にできる
披露宴会場もすんなりと決まりました。

私たちの場合、披露宴会場は
ここが良いという明確な希望があったので、

披露宴会場となるレストランで
両親の顔合わせをしました。

両家とも一度は顔合わせで訪れているため、
結婚式当日も混乱なく集合できたと思います。

幸せな結婚式に向けて準備を進めているさなか、
2011年3月11日に東日本大震災が起こりました。

震災当日は、夕方から
ウェディングドレスの小物合わせをするため、
私は銀座に向かう準備をしていました。

電車の乗り換えで降りた渋谷で震災が起こり、
小物合わせは延期することになりました。

 

幸いにも私と主人は無事で、
私の周りでも被災した人はいなかったのですが、

主人の親戚には間接的に被災した方が
何人か出てしまったということでした。

披露宴に招待していた方々ではなかったものの、
主人の側を考えるとこのまま結婚式を
開催して問題ないだろうかと悩みました。

そんな折、主人の祖父母を筆頭に
主人側の親戚の方々から、
震災でたいへんなことにはなっているが、

二人は気にせず結婚式は中止も延期もせず
予定通り開催するよう連絡をもらったことで、
当初の予定通り行うことになりました。

婚姻届けを出す際には、
震度5程度の余震が続く中、

何度も新幹線が止まる状態でしたが、
主人の両親にサインをもらいに東北まで出向きました。

そのほか、ドレス合わせや小物合わせ、
式場のセッティングなどの
こまごまとした準備を進めていきました。

ところが、親戚の中でも一番結婚式を楽しみにして
開催を望んでいた主人の祖父母が結婚式のひと月前、
震災の影響でたて続けに亡くなってしまいました。

身内に不幸があったことからさすがに
延期すべきかと主人と話し合っていたところ、

義母の「ここまできたらもう予定通りやりなさい」
という一声で、これまた予定通り行うことになりました。

度々のアクシデントにより結婚式を中止するか
延期するかという事態に陥りましたが、

周りの方の一度決めたことは予定通り
結婚しなさいという強い言葉を持って、
無事に結婚式を開催し、結婚することができました。

 

沢山の先輩カップルさんの結婚指輪をご紹介しております
こちらからご覧頂けます→私達の結婚指輪をブログで紹介

私が作るジュエリーコウキの鍛造の結婚指輪の一覧は→コチラ

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結婚指輪や結婚に関わる体験談ありがとうございました

プラチナの結婚指輪を実際に10年間も使い続けてみた
感想をお聞きすることが出来ましたので為になりますね。

指輪の着け方や、使い方でかなり差がでてしまいますが
プラチナが劣化しにくいというのは事実になります(^-^)
ここからは指輪の作り手としてプラチナの事を書きます。

まずプラチナは柔らかい地金なので傷は付きやすいです
傷だけではなく凹みや歪み、変形などにも弱いんですね。

しかし、変色もしないですし劣化もしないのでプラチナ
は結婚指輪に1番向いている地金だと私も思っています
錆びると思う方もいらっしゃいますが絶対に錆びません。

長年プラチナの指輪を着けていると色がくすみますよね
あれは変色をしているのではなく小傷が集まったんです
小傷や小さい凹みが集まって輝きが失われるんです(汗)

ですので変色をしている訳ではないので磨けば元通りに
輝きが復活します(購入をしたお店で磨けるはずです)

さらにメンテナンスも効きやすいのでサイズ直しなどが
安心して出来るんです(デザインにも左右されますが)

プラチナは柔らかくて傷つきやすいとお伝えしましたが
私が師匠から継承した鍛造という技法で作れば強いです。

鍛冶で鍛錬をしながらプラチナリングを作っていくので
プラチナリングが粘り強くなって頑丈になって育ちます
プラチナリングの密度が増して濃くなっているんですね。

鍛造で作り上げたプラチナリングは強いので歪みや変形
しずらいですし傷や凹みも付きにくいという特徴を持ち
市販の出来合いの既製品より何倍も強くなるんですね!

ですのでプラチナの結婚指輪をお探しの方はデザインも
そうですが製法に注目してみるのも良いと思います(^-^)
私としては日本伝統技法の鍛造で作った指輪が1番です!

ジュエリーコウキ 2代目、池田潤

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お気軽に私、池田までお問い合わせをしてください(^ω^)

こちらの「お問い合わせ」からか、もしくはメールで
j_kouki_ring@yahoo.co.jp 宛てまでお願いいたします。

「LINEで問い合わせをしたいです」という声も頂くので
ジュエリーコウキ2代目、私のラインIDをお知らせします

ライン ID junikeda12  ユーザーネーム 池田じゅん

○電話番号 0258-27-1771 10時~17時まで対応しています
○メールアドレス j_kouki_ring@yahoo.co.jp 24時間OK
〒940-2003 新潟県長岡市渡場町2-7 株式会社ジュエリーコウキ

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鍛造で作る結婚指輪はごく稀で、希少価値のある結婚指輪
世界中の全ての結婚指輪のうち鍛造で作られた結婚指輪は
1%未満と言われるほど鍛造の結婚指輪は少ないんですよ。

その理由は、鍛造の指輪は地金を金槌で叩いて炎で焼いて
じっくりと時間をかけて地金密度を上げていくという製法
熟練された技術や知識を持った職人のみしか作れない技法
鍛造の指輪を作る為の専門工具や機材など設備も必要な為。

伝統工芸と言われる鍛造の指輪は日本の宝だと思いますが
受け継ぐ職人が激減しており鍛造の指輪は衰退しています
だからこそ鍛造技術を受け継いだ私が広めたいと思います。

指輪作りの制作ブログをご覧頂いて鍛造技術に納得をして
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです。

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