1月の誕生石 ガーネットの意味は実りと情熱!ザクロのような赤い指輪

新潟県長岡市にあるジュエリーショップ、ジュエリーコウキ
田舎の小さな宝石店ですが普通の宝石店ではないんですよ!

何が普通ではないのかと言うと、鍛造で手作りをする専門店です
鍛造(たんぞう)とはジュエリーの素材となる地金を鍛えて造る
鍛冶作業で地金を鍛錬しながら作る日本伝統技法の1つなんです

ジュエリーの素材となるゴールドやプラチナを鍛錬する事により
ゴールドやプラチナの密度が増して濃くなり強くなるんですよね

鍛造で作る指輪は変形しにくくて丈夫な指輪、これが鍛造リング
全国でも大変珍しく全体の5%未満しか鍛造製品は存在しません
これが普通の販売だけをする宝石店とは全く違うという理由です

 

さて、鍛造の話は置いといて本日は宝石の魅力を記事にしました
お客様からお伺いした宝石にまつわるエピソードをご紹介します

今回ご紹介をする宝石名は1月の誕生石でもあるガーネットです
ガーネットに関する為になる情報やエピソードをお伺いしました
それではガーネットにまつわるお話しを最後までご覧ください!

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ガーネットの石の色

柘榴が実ったときに、割れた実から赤く透き通った
果肉に包まれた無数の小さな種を見たことがありますか
それは、まるで宝石が集まった粒のように見えます。

和名で柘榴石(ざくろいし)と呼ばれるこの宝石は、
ガーネット(garnet)と言った方がよく知られていますが
それは、ラテン語で「種」という言葉から来たという事です。

古代の人も同じように柘榴の種を見て感じていたのでしょうか
ガーネットの色は、含有している鉱物により、透き通った赤や
黄色、オレンジ、緑といった様々な色あいで輝くルースです。

それでもやはり、典型的な色あいは少し濃い赤です
ルビーの赤色は、華やかで社交的な印象を持ちますが
ガーネットの石の赤色は深い情熱を秘めたような赤です。

 

ガーネットの歴史

こうした色から古代から神聖な石として扱われ、古代エジプトの
王が身につけ、古代ローマでは印章指輪や、兵士のお守りとして
更に中世ヨーロッパでは聖職者が身に着けていたと言われています。

その後も、宝石として人気が高く、ロシアとボヘミアで多く
産出されたガーネットは装身具に用いられ貴族に広まりました。

ガーネットの美しいティアラ、ピン、リングや腕輪などの
ガーネットを使った数々の名品が世界の博物館に保存されています。

ガーネットの意味

現代では、私達も気軽にガーネットを身につけることができます
誕生石としてガーネットは気軽にプレゼントにも利用されます
もちろん、誕生月にこだわる必要はありません。

好きな宝石を身に着けることは気持ちを華やかにしてくれますし
パワーストーンとして効果を願いつつ身につけるのもよい石です。

その色合いや歴史から、この宝石には
様々な意味づけがされています
誠実、信頼、忍耐、情熱、などがその意味づけです
持つ人ごとに様々な意味を持つパワーストーンになることでしょう。

値段はルビーほど高くなく、石の種類や大きさ、カットなども豊富で、
少し頑張れば気に入った一品を手に入れることができるものです。

 

ガーネットの特徴

そしてこの宝石は、印象の強さだけではなく
水にも紫外線にも強いといわれているんです。

流水で洗って、太陽光で乾かすことが
できるという扱いが簡単な宝石でもあります

※ルース洗浄は、他の箇所に使われている素材のことも
考慮しなければなりませんので専門家に依頼してください。

そして、月光にも強い宝石とも言われており
月の光の下での柘榴石とは素敵で幻想的ですね。

ガーネットの産出は現在、タンザニア、ナンビア、ブラジル、
アフガニスタン、スリランカ、インドなどの国々で産出されています。

 

鉱物としての話も一つ。ガーネットは鉱物名として
鉄礬柘榴石(てつばんざくろいし)という
恐ろしく固いイメージの名前を持つものがあります。

その原石の表面に析出した結晶はガーネットの一種なのですが
多くの場合その結晶は透明でも何でもない鈍い金属塊のようで
とても美しいイメージの宝石の姿を想像することはできません。

しかしその原石の奥に透き通った赤色の小さな粒々が埋まって
いることがあります。それは燃える小さな火のように見えます
宝石は何十億年もかかって出来上がった奇跡的な石なのです。

 

ガーネットの指輪との出会い

私は柘榴石、ガーネットの指輪を1つ持っています
それは、まだ私が若い頃の大分昔のことですが、
母が娘のためにルビーの指輪を買ってきてほしいと
タイに行く知人に頼んだものです。

あちらは、宝石が安く手に入ると誰もが思っていたのです
私の誕生月は7月で、7月の誕生石はルビーなのですが、
ルビーの指輪はとても高価で簡単には買えませんでした。

母は一つくらい誕生石を持たせたいと思ったのでしょう
その知人が帰国して、小さな箱を手渡してくれました。

 

手のひらに乗る小さな球を半分に割ったような蓋を持つ
ケースは全体に鮮やかな青いサテンの布がはられていました。

ケースの蓋は思いがけず強いバネで、開けようとすると、
すべすべした布地のためツルリと手から飛び出してしまい
皆で笑いました(笑)

蓋をあけると、中は白いジャージのような布が張られて
ケースの外側とケースの中のギャップの違いに驚きましたが
箱の真ん中に、大きな私のルビーの指輪が鎮座していました。

ガーネット 指輪

まるで柘榴(ざくろ)のような指輪

リングに取り付けられた台座は直径1センチ以上もあり、
そこから地金が小山のように盛り上がっています。

そこに直径数ミリの小さなルビーが円周を取り巻いてぐるりと
取り付けられ、3段ほど周囲を取り巻いて頂点まで達しています。

リングや石を止めている爪は金色です
まことに壮大で、タイの民族衣装の冠ような
または実ったザクロが割れて赤い実が飛び出たような感覚。

いままで宝石というものを見たことがありませんでしたから
その独特な赤い光の深い輝きに魅入られました。

大きな石が一つあるより、小さな石がたくさん付いて、
あらゆる方向に光を放っているのが、うれしかったのです。

 

ガーネットの指輪とルビーの指輪は
よく見ると宝石の赤色が違うんです

その知人が帰ると、一緒に見ていた叔母が
「これはルビーじゃないね。ガーネットだよ。」と言いました。

母が渡した金額では足りなかったのか、
どこかで手違いがあったのかわかりませんが
その時の母の困ったような悲しそうな顔を思い出します。

赤い石は何でもルビーだと思っていた私は、
はじめてガーネットという宝石を知りましたが、
後年になって本当のルビーを母が贈ってくれたときに、
ルビーの赤色とガーネットの赤色を比べると違うことも知りました。

しかし、私にとっては、この初めて見た美しい宝石の印象は強く、
そして色合いも澄んだルビーの色よりも、あの頃の母や私の思いが
沈み込んでいるようなガーネットの深い赤が一番好きです。

 

今でも、時に一人で球形の蓋を力を込めて開けます
ケースの強いバネも青い布の光も内のジャージ風の白もそのままです。

中の金色がすこし鈍くなったリングを取り出し、
指にはめてはガーネットの指輪を見入ります。

それは相変わらず壮大で、柘榴の実のような美しい小さな粒に
一つ一つ施されたにカット面に赤い光が反射して響きあい、
ふっと違う世界に連れられて行くようです。

宝石の魅力は、値段でも大きさでもなく、経過した時間や
思いも吸い込んだ光に満たされる瞬間を得られることです。

 

他にも色んな種類のパワーストーンの
効果やパワーなど記事に書いています

こちらから→パワーストーンの種類と効果

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お客様のガーネットにまつわるお話しは以上になりますm(__)m
体験談やガーネットの詳しい情報を教えて頂き有難う御座います

確かにガーネットとルビーは遠くからみると間違えるかもですね
同じ赤がベースになった宝石ですので確かに似ていると思います

実際に近くで見ると赤色の感じが違うのでガーネットとルビーの
違いには気がつきますが普通の人は分かりにくいかもしれません

ガーネットの石の「石言葉の1つに実り」という意味もあります
努力をすれば頑張ってきた事が実るという意味も含まれています
何かを達成させたい時にガーネットを持っているのも有りですね!

鍛造で作る結婚指輪は、ごく稀で希少価値のある結婚指輪
世界中の全てのジュエリーのうち鍛造で作られたリングは
5パーセント未満と言われるほど鍛造リングは少ないです

その理由は、鍛造リングは地金を金槌で叩いて炎で焼いて
じっくりと時間をかけて地金密度を上げていくという製法
熟練された技術や知識を持った職人のみしか作れない技法
鍛造リングを作る為の専門工具や機材など設備も必要な為

伝統工芸と言われる鍛造リングは日本の宝だと思いますが
受け継ぐ職人が激減しており鍛造リングは衰退しています
だからこそ鍛造技術を受け継いだ私が広めたいと思います

指輪作りの制作日記をご覧頂いて、鍛造技術に納得をして
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです。

お気軽にお問い合わせOKですよ(^ω^)
こちらの「お問い合わせ」もしくはメールで
j_kouki_ring@yahoo.co.jp までお願い致します。

結婚指輪の一覧です → ジュエリーコウキ 結婚指輪の一覧
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