手作り指輪の製造販売の宝石店、ジュエリーコウキです
鍛造という伝統技法で1つ1つ指輪を手作りする専門店
ジュエリーコウキの2代目の私、池田が書く当店のブログは
指輪作りをメインとした内容となっており、指輪の作り方や
鍛造で作った指輪の紹介、指輪に入る石の紹介をしています。
本日の記事は、指輪の素材としてよく使うルビーの内容です
宝石とジュエリーは昔から密接な関係ですので宝石の魅力も
知って頂きたいとの思いで宝石に関する内容も書いています。
そこでお客様や、たくさんの方から宝石にまつわる体験談や
エピソードを幅広く募集をして、そしてご紹介をしています
1人1人、宝石1つ1つにドラマがあるという事です(^-^)
早速、お話しをお伺いした方の体験談をご紹介致します
赤ちゃんが誕生した記念にベビーリングを作ったお話しや、
ルビーにまつわるエピソードや、ベビーリングのエピソード
など記事の最後までご覧ください。よろしくお願い致します。
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ルビーは赤い色が鮮やかな宝石です
宝石の女王と呼ばれることもあるそうです
和名は紅玉で、見た目通りです。
また、7月の誕生石としても設定されています
暑い真夏とルビー、その組み合わせになんとなく納得です。
「ルビーの色と原産国」
色味は真紅に見えるものが有名ですが、
黒っぽく見えるほどに濃い赤もあれば、
ピンク又は紫色に見える薄い色のものもあります。
この色合いは採掘された場所に関係します
産地としてまず有名なのがミャンマーです。
ミャンマーのルビーは色味が鮮やかな赤色で高品質、
更に採掘量が大変少ないことから最高級品とされていて
ピジョンブラッドと呼ばれています。
またタイで採掘されるものは、黒っぽい濃い赤色で
ビーフブラッドと呼ばれています
ピジョンブラッドの次に価値があるとされています。
逆に赤みが薄いものはチェリーブラッドと呼ばれ
スリランカやベトナムなどで採掘されています。
これはピジョンブラッドやビーフブラッドに比べると
その価格は格段に安く、その色合いの明るさも相まって
ファッション感覚で身に付けられるものとなっています。
そのほかの原産国としてはマダガスカルや
タンザニアなどのアフリカ地域が挙げられます。
「ルビーが象徴するもの」
ルビーが象徴するのは
「情熱」「勇気」「勝利」などで、いずれも
見た目の鮮やかさに相応しいエネルギッシュなものです。
このような意味もあって、
歴史上の権力者からも好まれていたそうです。
いまでも、御守りや魔除け的な効果が
あるとして身に付けることがあります。
その場合、
ルビーの持つエネルギーから活力をもらうことで、
生命力や気力更にはカリスマ性が向上して、例えば
仕事や恋愛など様々なことに効果があるとされています。
「ルビーの特性」
ルビーは実はダイヤモンドよりも
希少性が高いと言われています。
その理由は、ルビーが採掘される鉱山が少なく
採掘量が絶対的に少ないこと、そして鉱山のある
場所が紛争地帯になっていることも関係しています。
また、
ルビーというのは宝石としての名前であって
鉱物としてはコランダムといいます。
このコランダムの硬度はダイヤモンドに次ぐもので
大変な硬度を持っているので宝石としての価値が
ないものは工業分野で利用されます。
さらに驚くことに、
青い宝石サファイアと鉱物としては同じものなのです。
ルビーの赤色は含有物質によるものなのですが
含有成分の違いで赤色でないものが
サファイアと呼ばれるものです。
赤と青、それぞれの代表的な宝石が
実は同じ石だなんてとても不思議で神秘的な話です。
さて、ここからは私のお話しで、
ルビーにまつわる私のエピソードです
私は子供の誕生記念としてルビーのネックレスを
夫におねだりしてプレゼントしてもらいました。
子供の誕生日が7月なので
その誕生石であるルビーを入れたベビーリングに
チェーンをつけてペンダントネックレスとしたものです。
ベビーリング(赤ちゃんリング)とは、
赤ちゃんの指にはまるくらいの小さな指輪です。
本当に赤ちゃんの指にはめるというよりは、
記念品として所持することが多いと思います。
私のように、母親のネックレスとして使用したり、
子供が大人になったときに子供に譲ったりする事もあり
子供の誕生記念に購入する方が増えてきています。
入れる石(誕生石)を選んだり、
リングの部分に刻印が可能な商品も多いので、
誕生石を入れて子供の名前や誕生日を刻印することで、
世界にひとつだけの記念品とすることができます
私も子供の名前と誕生日を刻印しました。
しかし、
実は私はルビーはあまり好きではありませんでした。
あの真っ赤な色が派手過ぎるというか、
おばさんっぽい、又は色気が強すぎると思っていました。
もともと淡い色が好きで、
洋服も赤いものは持っていませんし、
小物類も赤色はほとんど選んだことがありませんでした。
そのため、子供の出産予定日が7月中旬で
その誕生石がルビーだと分かってからは、
6月中に生まれないかなぁなどと考えていたほどです。
参考までに6月の誕生石は
パール、ムーンストーン、アレキサンドライト
7月の誕生石といえばルビーが定番
そして、7月に生まれてからも、
ベビーリングを作ることは決めていたものの
ルビー以外の石で何か相応しいものはないかなと
探していましたが、どこを探しても
7月の誕生石はルビーとなっていました。
ちなみに、誕生石は月によっては
数種類の石が設定されている場合もあります。
先に書いた6月などがその例です。
それなのに7月はルビー以外の候補がないというのは
絶対的に相応しいということなのでしょう。
さて、諦めてルビーにすることにした私は、
ショップで初めてルビーの実物を見ました。
ベビーリングに付いている大きさなのでとても
小さい石ですが、それでも圧倒的な存在感があって
美しくて、いっきにその魅力に引き込まれました。
宝石の女王と呼ばれていることは後から
知ったのですが、本当に納得の表現だと思います。
クリアな色や淡い色の宝石ももちろん素敵ですが、
宝石という特別なもの(金額が高価ということだけで
はなくて、持つ側の心構えという意味でも特別なもの)
その特別感のような感覚を、
ルビーの鮮やかな赤色が与えてくれるように思います。
ベビーリングは凄く小さい指輪なので
ネックレスに通してペンダントとして
身につけたり、部屋に飾ったりします
早速その場でベビーリングを選んで、
刻印をしてもらってから後日手元に届きました。
白い箱に入っていたので、
より一層ルビーの赤色が際立っていました。
その後、家族で記念撮影をしたときにも
このベビーリングのネックレスをつけました
これは購入の1つの目的でもあったので嬉しかったです。
ベビーリングに付いているルビーは小さなものですので、
写真にはっきりと写る程ではありませんでしたが、
幼い我が子を抱っこした私の首元に確かに存在していました。
きっと、この写真を見る度に
赤く美しく輝くルビーのことを思い出すでしょう。
そして、反対に、このベビーリングのネックレスを
手に取る度に子供が生まれたばかりのことを
思い出せるのかと思うと、なんだか心がジーンとしてきます。
さらに、これから作る思い出もこのルビーのベビーリングの
ネックレスに蓄積していって、どんどん大切なモノになって
いくことと思います。今からとても楽しみです。
他にも色んな種類のパワーストーンの
効果やパワーなど記事に書いています
こちらから→パワーストーンの種類と効果
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ルビーのベビーリングにまつわるエピソードのお話しでした
ルビーの石言葉や石の性質なども教えて頂きました m(__)m
お話しをして頂いた方は、ホワイトゴールドのベビーリング
ですが当店ではプラチナでベビーリングを作る事が多いです
プラチナは変色しないので、ずっと同じ輝きなのが魅力です。
当店で作る場合はシンプルな甲丸のベビーリングになってて
好みに左右されないので贈り物としてもよく作っております
もちろん誕生月の誕生石は指輪に入れますのでご安心下さい。
今回の記事のようにチェーンに通してペンダントネックレス
としてベビーリングを使う事がやはり1番多いのですが、
この前作ったベビーリングは、赤ちゃんの指につけたいので
赤ちゃんのサイズに合わせて作って下さいというご依頼も!
通常のベビーリングの場合、内径が10mm位が一般的ですが、
赤ちゃんの指に合わせると更にリングの内径が小さくなって
まるでミニチュアのような可愛いベビーリングも作りました。
ただ、これは例外ですし赤ちゃんが飲みこんだら危ないので
赤ちゃんの指に直接リングをつけるのはお勧めしていません
やはりチェーンに通してママやパパが付けるのがお勧めです。
鍛造で作る結婚指輪は、ごく稀で希少価値のある結婚指輪
世界中の全てのジュエリーのうち鍛造で作られたリングは
5パーセント未満と言われるほど鍛造リングは少ないです
その理由は、鍛造リングは地金を金槌で叩いて炎で焼いて
じっくりと時間をかけて地金密度を上げていくという製法
熟練された技術や知識を持った職人のみしか作れない技法
鍛造リングを作る為の専門工具や機材など設備も必要な為
伝統工芸と言われる鍛造リングは日本の宝だと思いますが
受け継ぐ職人が激減しており鍛造リングは衰退しています
だからこそ鍛造技術を受け継いだ私が広めたいと思います
指輪作りの制作日記をご覧頂いて、鍛造技術に納得をして
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです。
お気軽にお問い合わせOKですよ(^ω^)
こちらの「お問い合わせ」もしくはメールで
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