結婚指輪のサイズが何と、27号と7号の20号差~結婚指輪のサイズ 計り方&選び方

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ご紹介をさせて頂く手作り結婚指輪の詳細
指輪の幅、男性が3.0mm 女性が2.5mm
シンプルな甲丸、プラチナ900の結婚指輪

 

いつもジュエリーコウキのブログを
見て頂きまして誠にありがとう御座います

当店2代目の私、池田が書いているブログです
最後までどうぞよろしくお願いいたします(^ω^)

記事の冒頭に結婚指輪の特徴を書きましたが
素材はプラチナで、シンプルな甲丸デザインの
結婚指輪を手作りするのですが、デザインの他に
指(指輪)のサイズに特徴が凄くあるんですよ

何と男性の指輪のサイズが大きい27号
逆に、女性の指輪のサイズが小さい7号
そのサイズ差が何と20号もあるんですよ!

 

すでにこちらの結婚指輪は完成していますので
20号差はどれくらいの差なのかご覧下さいませ

写真で見ると指輪のサイズの違いが一目瞭然ですが
どんなサイズでも、着け心地の良い指輪をお約束します

極端に指のサイズが違っていたとしても大丈夫!
安心して結婚指輪は作れますというお話です(^ω^)

男性の指輪が大きすぎて、輪の中に女性の指輪が
すっぽりと入って二重丸◎のように見えますよね

※写真は結婚指輪の仕上げ作業中の一コマですので
艶消しみたいになっていますが、完成品は光沢です

指輪のサイズが20号も違うとこんな感じになります
そして男性の結婚指輪の幅は、女性よりも太いので
プラチナ900の使用量は、女性より数倍に増えます

 

 

それでは、こちらの結婚指輪が完成するまでの
制作工程を細かくアップしながら記事にしていきます
完成までどうぞよろしくお願いいたします(^ω^)

プラチナの熔解(溶解)

ジュエリーコウキが指輪を作る工程はここからスタート
まずは結婚指輪を作るのに必要なプラチナを溶かします
地金を溶かす事を熔解(ようかい)と言います

2本分の指輪に必要なプラチナの重さを計算して
約1770度の炎でプラチナをドロドロに溶かします
そして塊になったプラチナを鍛冶作業で伸ばすんです。

プラチナを鍛えて指輪を造る「鍛造」

ジュエリーコウキで手作りされる指輪は鍛造品です
鍛造品(たんぞう)とは鍛えて造る品(言葉通りw)

地金(プラチナやゴールド)を鍛え上げて使います
具体的に作業を説明すると、角床という鋼鉄の台の上に
地金を置いて、金槌でガンガン叩いて絞めていくんです

絞めあげたプラチナを火力が強い炎でナマして(焼く)
そしてまた金槌で締め上げる~その繰り返し作業です

下記の動画で鍛造をアップしてありますのでご覧ください
鍛える地金と書いて鍛金(たんきん)とも呼びます
鍛金の力強さ、迫力を映像と音で楽しんで下さい(*´Д`)

youtube 鍛冶・焼きなまし

 

プラチナを鍛えるとメリットとは?

鍛える地金と書いて鍛金(たんきん)とも言います
地金を、角床と金槌で叩いて絞め上げて焼く事によって
地金中に含まれる微量な空気(ス)を外に放出させます

スが放出されたプラチナは、粘り強く変化していき
プラチナの粒子がまとまり素材の密度が増していきます
粘り強さと強度が上がって、上質なプラチナに育ちます。

プラチナリングのベースとなる板作り

鍛冶の写真や、動画をご紹介させていただきましたが
ご覧になってると分かるかと思いますが、プラチナの
塊を叩く事によって、板状に成形しているんですよね

作る結婚指輪の幅と肉厚になるように成形しています
しかし今回の結婚指輪の太さは、男性が3.0ミリ
女性が2.5ミリですので指輪の太さが違いますが、
まずは男性の指輪に合わせて全体を伸ばして成形します

プラチナ板の長さは結婚指輪のサイズによって違います
サイズが大きければ板が長く必要になりますし、逆に
サイズが小さければ板も短いです(10号で約55ミリ)

1枚のプラチナの板を2枚(ペア)にする

ジュエリーコウキで手作りする結婚指輪はプラチナや
ゴールドに関わらず、1つの地金からペアリングを制作

同じ1つの地金から2つの指輪を誕生させる事により
お二人の絆や愛情を指輪から感じられると思うからです
この制作工程はカップルの皆さまに凄く人気があります

そしてこの工程を可能にするには、職人の技術と真心
そして設備が必要ですので全国でも僅かな店のみです!

指輪に刻印を打ち込む

2枚になったプラチナ板、丸める前に刻印を入れます
ジュエリーコウキでは、主に2種類の刻印を入れます

1つ目は地金を証明する刻印(プラチナやゴールド)
2つ目はジュエリーコウキで造った証のJKマーク
自分の店のブランドがある事は職人にとって感無量(涙)

※場合によっては誕生石を埋め込む場合もありますが
この板の段階では誕生石は入りませんのでご注意を!

フラットな板をリングの形に丸める

結婚指輪のベースとなるプラチナ板を、必要なサイズに
合わせて刻印を入れたら丸める作業に進みます(^ω^)

丸棒という鉄棒にプラチナ板を押し付けて、金槌で叩き
丸棒に巻き付けるようなイメージで丸めていくんですね。

丸棒が長い理由は、指輪のサイズによって丸める位置が
違ってくるので長いんです(上が細くて下が太い鉄棒)

指定のサイズの号数の位置で丸めるとピッタリ合います
合わせ口に隙間が出ないように調節をしながら合わせて
隙間ゼロになるようにします(溶接に隙間は厳禁です)

合わせ口にロウを挟み込む

ロウ=地金同士を溶接する為の同類の地金
ロウを溶かして溶接するのでロウ付けと呼ばれます

しかしジュエリーコウキでしている溶接は「共付け」
トモヅケと言う技法で、結婚指輪の地金を一部だけ
取って薄く伸ばしたロウで地金同士を一体化させます

プラチナ同士の共付け

一般的にロウ付けに使われるロウは、ベースとなる指輪
よりも先に溶けるように溶けやすいロウを使用しています
その理由は、リングの本体が溶けると困るからですよね

しかし共付けに使われるロウはリング本体と同じ地金
当然ですが同じ火力で溶かすと一緒に溶けるという事です

プラチナの融点(溶ける温度)は約1770度

指輪本体もロウも一緒に溶かして一体化させます
同じ地金なので相性が良い事と、強度が強いからです

メリットは強度が強いという事と、変色しない事
溶けやすい弱いロウは強度も弱くて変色しやすいです
デメリットは指輪もロウも同時に溶けるという点です

ですので火力のある炎を、レーザーのように細く絞り
指輪の溶ける範囲を極力、最小限に抑えて溶かします
共付け後のリングを見ると角が少しだけ溶けています。

プラチナリングを綺麗な真円にする

共付けが完了!これで繋ぎ目のない円が完成しました
ロウ付け部分が溶けているのでヤスリで馴染ませます

木槌で軽く丸めただけなので円に多少の歪みがあります
今度は軽くではなく、ガッチリと丸める必要があります
丸棒に再びリングを入れて木槌ではなく金槌で叩きます

なるべく叩く間隔が、狭くなるように細かく叩くのがコツ
間隔を狭く叩く事によって隙間もなくなり真円になります。

結婚指輪のサイズ調整

そして真円になったのを確認したらサイズも伸ばします
金槌で細かく叩く事によってサイズも細かく伸びるので
お客様の指定サイズまで微調整を繰り返して伸ばします。

今回の結婚指輪のサイズは27号と7号
20号もの差があるので、写真のように違いがありますが
更にサイズに大小があっても大丈夫!ご安心下さい(^ω^)

既製品は○号~○号までと決まっている場合が多いですが
手作りは微調整も可能なので、何号でも制作が可能ですよ

結婚指輪のサイズ、選び方と計り方

長く指につける結婚指輪のサイズ選びは重要となります
サイズに違和感があるとストレスを感じてしまうからです

お客様の「つけ心地の好み」を重要視して選びましょう!

自分の好みが分からないんですが・・・という方は
サイズゲージ(指を計るリング)を指に入れると何となく
キツメが好みなのか、緩めが好みなのか分かります(^ω^)

指の節がキツク感じても、指の奥は緩いと感じたり
また逆パターンで、指の節が緩くて奥がキツイなどなど
サイズを迷う方が多いと思いますが、指の節に合わせて
計るか、指の奥に合わせて計るか、指の形によって違います

必ず自分に合う「着け心地」が存在しますので探しましょう

結婚指輪の彫金作業の開始

じっくりと何度も叩き上げて形を造った鍛造作業から
いよいよプラチナリングをヤスリで削る彫金の開始です

ブログを初めて見て頂いた方は、こんなにも工程があり
手間がかかっているんだな~と思って頂けると幸いです

作業の流れを見て頂く事で指輪への想いを感じて頂ければ
職人としてプロとして、こんなに嬉しい事はありあせん!

結婚指輪の側面を削って、指輪の太さを決定

男性の結婚指輪の幅が3ミリ、女性が2.5ミリです
ノギスで計りながら指定の幅になるように側面を削ります
ノギス=動く定規のような計る道具(説明が下手すぎw)

結婚指輪の幅を削って、指定のサイズ通りに合わせたら
次はプラチナリングの角を段階的に落としていく彫金作業
まだフラットな平打ちリングなので、丸く甲丸に削ります。

段階的に角を落としていきながら甲丸に仕上げる

この段階的に角を落としていくのがポイントとなります
段階的に角を削り落とす事で、甲丸の丸さを調節できます

がっつりと一気に角を落としてしまうと修正不能(涙)
角度が強すぎても足せないので修正する事ができなくアウト!
細かく段階的に角を落とすことで、安全に丸さを調節できます。

結婚指輪はペアリングなので丸さを合わせる

結婚指輪=ペアリングですので2つの指輪を統一します

男性が3ミリの太さの指輪、女性が2.5ミリの太さで
同じように丸めていくと幅の関係で女性のリングの方が
角度が強く丸くなってしまいます(表面の面積の関係)

そこで、2本の指輪の丸さが同じ角度になるように調整
女性の甲丸の角度に合わせるように、男性の指輪の角を
もう1段階、削り落とすと2本の甲丸が一緒になります。

カクカクしている面を滑らかに丸く成形

プラチナリングの角を、段階的にヤスリで削り落として
いたので、カクカクの階段のような表面になっています

このカクカクした角をヤスリで削り合わせて丸くします
写真のように指輪を縦にして表面が擦り合うように成形。

荒いヤスリから滑らかなヤスリへ

ヤスリの目が荒いアラメというヤスリで削りましたが
削った跡の傷(ヤスリ目)が深く残っていますので
アブラメという滑らかな目のヤスリを使って整えます

アブラメのヤスリでも小傷は残っている状態なのですが
アラメからアブラメという感じで傷を小さくしています

じゃ最初からアブラメのヤスリで削ればいいのでは?
いやいや、形を削り出すにはアラメのヤスリが必須です。

結婚指輪の内側も、甲丸に成形

こちらもアラメのヤスリと、アブラメのヤスリを使用

荒いヤスリで丸さを削りだしていき、滑らかなヤスリで
丸さを調節しながら傷を小さくしていくという作業です

甲丸を作った表面と同じように指輪の内側も甲丸に
丸く削る事で「つけ心地」が良くなるんですよ(^ω^)

内側も甲丸に削る事によって角がなくなり滑らかに!
指を曲げても痛くないですし、吸い付くような感覚です
サイズの大小に関係なく、つけ心地は重要ポイントです

そして結婚指輪の側面(両側)も何と少し丸いんですよ
側面の面積が少ないので、肉眼では分からないのですが
側面ですら気を使い、若干丸くして着け心地を良くします!

プロ目線の 結婚指輪を選ぶポイント

指輪を作っている職人として結婚指輪を選ぶポイントを
1つ告げるとしたら間違いなく「つけ心地の良さ」です

着け心地の良さだけで選べば正解という意味ではなくて
ブランドで選ぶ人もいるでしょう。デザインで選ぶ人や
金額(予算)で選ぶ人、選ぶポイントは多々ありますが
自分が言いたい事は、選んだ指輪の着け心地を確かめる!

結婚指輪は、結婚後に生涯ずっと指につける指輪です

つけ心地が悪いと、必ずストレスを感じてしまいます
ストレスを感じる指輪は体調不良になりやすいんです!
ストレスを感じない指輪こそが最高と断言します(゚Д゚)ノ

指輪作り~仕上げ作業

彫金が完了~いよいよ指輪の仕上げ作業へ進みます
ヤスリでプラチナリングの全面(表・裏・側面)を
削ったので小傷が無数にあり、小傷を消す作業です

まずは、紙ヤスリでプラチナリングを何度も擦ります
指輪が真っ白になり、傷が完全に消えるまで続けます

※ここで傷が少しでも残ると、傷があるままになります
傷があるまま光沢になるので必ず傷は取り除きましょう。

リューターで滑らかに仕上げる

紙ヤスリで何度も擦って、指輪の小傷を消しましたが
今度は紙ヤスリの摩擦でついた細い髪の毛のような傷が
プラチナリングの全面にあるのでそれを消していきます

リューターという工具の先端に先端工具を装着します
シリコンポインターという研磨ゴムの先端工具です
リューターで高速回転させた研磨ゴムで滑らかにします。

茶色いシリコンポインターは研磨する役目のゴム
水色のシリコンポインターは光らせる役目のゴム

茶色い研磨ゴムで、プラチナにある紙ヤスリの傷を消し
そして水色の磨きゴムでプラチナに光沢を出します

シリコンポインターの形状は様々ありますので
宝飾品のデザインに合わせて選び、使う事になります。

ヘラ掛け(へらがけ)

シリコンポインターで光沢をプラチナに出しました
艶は確かに出ていますが光沢が足りないと思いませんか?

シリコンポインターで出せる光沢はこれが限界なんです
鏡のように反射する鏡面を出すにはヘラ掛けが必須です

ヘラ棒というアイテムをプラチナの面に強く押し当てて
面を潰すようにヘラ棒を滑らせて鏡面を出していきます
イメージ的には、プラチナの面が詰まって光る感じです

バフ掛け(バフがけ)

ヘラ掛けの次はバフ掛け

言葉は何となく似ていますが、作業内容は全然違います
ヘラ棒で強く押し付けて磨いたので凹みがあるんです
目に見えるような凹凸ではなく、髪の毛よりも薄い凹凸

そんな薄い凹凸を、バフでガッツリと磨いて消します
硬い磨き布が集まってできたアイテムがバフなんですね
磨き粉をバフに塗って高速回転で回して指輪を磨きます。

バフの磨き布の種類や、機械の大きさも様々です
こちらも宝飾品のデザインに合わせて使っていきます

※バフ磨きは高速回転の布で磨くので熱が発生します
プラチナや金は、熱の伝導率が良いので気をつけて下さい
かなりの熱が発生しますので、すぐ火傷をしてしまいます

かと言って、熱が発生しないレベルの磨きじゃダメダメw
ヘラの跡も消えませんし、鏡面の輝きも増しませんので
火傷に注意しながらプラチナをがっつり磨いて光らせます

甲丸のプラチナ結婚指輪の完成です!

長い制作記事に付き合って頂いてありがとう御座います
やっと、やっと手作りの結婚指輪が完成しました<(_ _)>

【完成した結婚指輪の詳細】
素材はプラチナ900 サイズは27号と7号
指輪の太さは3ミリと2.5ミリ
甲丸デザイン(バレルタイプ)で鏡面仕上げ

シンプルな甲丸のデザインでも、ここまでの手間が必要
更にデザインが複雑になると、更に手間も数倍に増えます
しかし手間をかけるからこそ納得した結婚指輪が作れます

結婚指輪のサイズも安心して下さい(^ω^)
日本基準で考えられたジャパンサイズは1~30号まで
ありますが、それ以外のサイズも当店なら制作できます!

本日の結婚指輪の制作日記は以上になります
最後までブログを見て頂いてありがとう御座いました!

 

こだわりの制作記事をご覧頂いて、制作工程に納得をしてから
私の作る結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです
結婚指輪の一覧はコチラ → ジュエリーコウキ 結婚指輪の一覧

 

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