彫金&彫刻の結婚指輪~水滴やシズクをモチーフにした可愛いリング

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いつもご観覧を頂きありがとう御座います
株式会社ジュエリーコウキの2代目、池田です

本日も結婚指輪の制作風景をお伝えいたしますが、
彫金(ちょうきん)作業がメインの記事となります!
プラチナの彫金にこだわった渾身の結婚指輪ですよ~

ご依頼主様は、群馬県のお客様になります
制作のご依頼をいただきまして有難うございました

とっても親切なお客様で、毎日のようにメールを頂き
素敵なメールのご返信に、毎日楽しかったです(^ω^)
魂をこめて結婚指輪の彫金作業にどっぷり没頭しました!

 

彫金(ちょうきん)とは何?

まずここからです。簡単ですが説明させていただきますが
彫金の本当の意味なんですが、金槌とタガネという工具で
地金をコツコツ削ったり彫ったりして模様を地金に描いたり、
その製品自体のデザインを作っていく伝統技法の事を言います

そしてその地金とは、その物を作るの為の土台となる金属
今回はプラチナの結婚指輪なので地金はプラチナという事で
プラチナの彫金(ちょうきん)という表現となります(^ω^)

そしてジュエリー業界全体では彫金と言えばタガネや金槌を
使って表現する彫金の他にも、ヤスリで地金を削ったり、
リューターや他の工具、器具などで地金を削ったり彫ったり
形を造ったり模様(和彫りや洋彫りなど)を描いたりする
事の作業を全部まとめて彫金(ちょうきん)と呼んでいます

簡単に説明させていただきましたが、今回の制作記事は
ゴリゴリガツガツとプラチナを削ったり彫り出したりという
これこそ彫金作業だ!という作業内容をお伝えしていきます

 

その彫金(ちょうきん)で造り上げる結婚指輪の
デザインですが、滴(しずく)や、まが玉をイメージした
幾何模様のような不思議な結婚指輪のデザインとなります!

シンプルな甲丸デザインや、フラットな平打ちとは違い
まが玉が繋がって配置され、なおかつ動きを出すデザイン
文字での説明がかなり難しいので完成品の画像をご覧ください

DSCN1262

とっても特徴があってアートな結婚指輪ですね(^ω^)
こちらのデザインの結婚指輪が完成するまでの工程を
細かく撮影してアップしますので楽しんでご覧ください!

 

 

まずは、いつものように粘り強いプラチナを作る為に
鍛造(たんぞう)にこだわり鍛冶作業からになりますが
今回は彫金作業を中心にガッツリと見ていただきたいので
指輪になるまでの様子は動画でご覧ください→YouTube 指輪になるまで

YouTube動画でプラチナの塊が指輪の原型になった所まで
お伝えしましたが今度は指輪の原型にデザインを入れます

ヤスリや他の工具で、ガッツリと削ったり彫ったりする彫金
プラチナを削る光景は見ていて爽快!気持ちいいですよ(^ω^)

DSCN1222

まずは鍛冶作業で叩きまくって育てられたプラチナの
リングの幅が大幅に広くなっているので削り整えます!

当初は幅4.0ミリの結婚指輪になりますが
最終的には側面もがっつり削りデザインを出すので
幅が4.0ミリの部分もあれば3.0ミリの部分もあります
もちろん幅だけではなく、肉厚の凹凸もけっこう出るデザイン

DSCN1223

幾何学的な複雑なデザインを削ったり彫ったりと
彫金していくので、まずは下書きが必須になります

失敗が許されない高価な素材のプラチナなので
下書きといってもラフスケッチのような下書きではなく
設計図のような細かくキッチリとした下書きになります

結婚指輪の幅の中で、デザインを作りだすので正確に
この下書き作業を「ケガキ作業」とも言います(^ω^)

DSCN1224

シンプルな下書きに見えるかと思いますが、そうでもなく
均等に割り出した位置、間隔、ラインと重要な線を描き、
そこから形の土台となる部分を削っていく事になります。

最初から細かいデザインに手をつけていく事が出来ません
ですので最初は大きなデザイン、重要なデザインから削り
そこからまた細かく位置を割り出し下書きをして削るという
そういう繰り返しの彫金(ちょうきん)が続く事になるんです

DSCN1227

大雑把ですが、それとなくデザインが見えてきました
丸くなっている所が、まが玉や滴をイメージした箇所

デザインの輪郭を削り出しながら位置を調整します
設計図通りに削れば、ある程度は大丈夫なんですが
削って行く段階で位置がずれたりする場合があるので
微調整を繰り替えしながらプラチナを削る事になります

DSCN1229

彫金作業中の結婚指輪を横から見るとこうなっています
結婚指輪の肉厚の凹凸がハッキリとわかりますね(^ω^)

こういう凹凸を側面だけではなく、表面にも出す事で
デザインの立体感や全体の動きが増していく事になります
淡く流れる滴のイメージもありますので動きは重要ですね

DSCN1231

プラチナの彫金(ちょうきん)作業が進むにつれて
結婚指輪のデザインもドンドン表れていましたね~
まだ平っぽいですが滴っぽい感じが出てきました!

最初の設計図の時から、かなり外見が変わったでしょ?
何もなかったフラットな平打ちが、ヤスリなどの工具で
削ったり彫ったりで、こんなにも指輪の形が変化するんです

DSCN1232

超硬ヤスリで豪快にプラチナリングを削っていますが
まだまだ中盤くらいという彫金作業の工程なんですよね
このような進め方で、デザインを頭に入れながら削ります

結婚指輪の出来上がったデザインのイメージを頭の中で
描いておかないと彫金作業は順調に進みません(汗)

設計図通りに削れば良いというのは彫金の初期段階のみで
彫金作業が中盤に入れば、リング表面も削る事になるので、
計算して表面に書いた設計図も消えてしまうからなんですよね

DSCN1233

ここまで彫金が進むと、見える部分に書いてあった設計図は
もはや・・・ほぼ消えて役に立たないレベルまで来ております(汗)

家の設計図のように、綺麗に描かれた用紙が存在しないので
ですので先程いったように、頭の中でデザインをキッチリと
イメージしておかないと彫金作業が終盤に入った時に厳しく
なってしまうので、頭に描いた理想形になるように削ります。

DSCN1235

滴が優しく流れるようなイメージの輪郭が出来てきました
良い感じで結婚指輪のデザインが見えてきましたね(^ω^)

かなり勢いよくプラチナをガッツリ削っていますが、
基本的にはプラチナは、余計な削り方をしたら失敗します
削る箇所を絞って(狙って)削るのも職人の腕前なんですね

DSCN1237

ロウ付けや、トモ付け、レーザー溶接などでプラチナを
失敗箇所に足す事は出来ない事もないのですが、基本的には
足すという作業は同じ地金じゃなくなるのでしたくありません

最初からの地金で削りあげ彫りあげて作るのにこだわります
これこそ1つの同じ地金から二人分の結婚指輪を作るという
私のこだわりなんですよね。なので修正等は一切しません!

DSCN1239

まが玉や滴のデザインのリング全面の輪郭が完成したら
今度は、いよいよ削り出した平面のプラチナを丸めます!

プラチナを丸める作業でデザインに立体感が生まれます
まが玉のデザインの凹凸によって丸め方を変えていきます

同じように全面の全てを丸めるのではなくデザインの箇所に
よって丸めていく事で更に立体感と奥行き感が生まれるんです

DSCN1241

めちゃくちゃ結婚指輪に動き、流れが出てきましたね!
ヤスリだけの彫金(ちょうきん)作業でここまで出来ます
他の工具も使いますが、写真の段階ではヤスリのみです。

もちろんヤスリにも色々な種類があります(形や大きさ)
これから削ろうとするデザインに合わせてヤスリを選び、
そして頭の中のイメージ通りに彫金をしていく事がコツです

DSCN1242

結婚指輪の全体の形が、かなり見えましたね(^ω^)
ヤスリで入らないような部分はペン型工具の先端に
専用刃を装着して高速回転で細かく地金を削り出します

そして目の細かいヤスリやリューターバーで
結婚指輪の隅々まで仕上げていく作業となります
彫金作業でいうと、いよいよ終盤の作業となります!

DSCN1243

まが玉や滴の良さが全面にでるように微調整を繰り返しながら
細かく削りデザインの輪郭や凹凸などここで完成するようにします

そして、これだけプラチナを彫りこんだデザインとなると
気になるのが着け心地(指への負担)だと思います!

大丈夫です。安心して下さい!!
ちゃんと着け心地は良くしてありますよ(^ω^)

DSCN1244

確かに結婚指輪の表面といい、側面といい凹凸が激しい
デザインではありますが、角という角を全て丸めてあります
デザインが損なわれない程度の角落としなので大丈夫です!

もちろん指輪の内側も、指の形の角度に合わせて丸く
削ってありますので着け心地には何の問題もありません

DSCN1245

内側を削るヤスリも、目が優しく細かい種類の物を
何種類も使って丸めていくのでフィット感も抜群です

結婚指輪の着け心地を、指で確認してOKが出たら
プラチナを削る彫金(ちょうきん)作業は終了となります

DSCN1246

超硬ヤスリで勢いよく削り、そして丁寧に削りましたが
地金を削った後の小傷はどうしてもありますので処理をします
ここで綺麗に小傷を落とさないと傷が残るので確実に消します

耐水性のサンドペーパーでプラチナ全面の小傷を取ります
水に濡らしながら何度も何度も結婚指輪の全面を擦ります

こうする事で、水分を吸収した細かい砂が摩擦を繰り返し
プラチナの小傷を取り除いていくという仕組みになります
プラチナ全面の小傷がなくなると真っ白なプラチナになります

DSCN1247

次はサンドペーパーで摩擦して出来た超細かい傷を消します
紙ヤスリでも細かい超小傷は出てしまいますので処理をします

シリコンポインターという研磨ゴムで小傷を取り除いていきます
茶色い硬い研磨剤が入った特殊ゴムですね(多彩な形があります)
結婚指輪のデザイン部分に合わせながらポインターを選びます

DSCN1248

シリコンポインターは、シリコンと名がつくので、そんなに
削れないと思う人も多いと思いますが、実は研磨ゴムなので
意外と削れるんで、同じ場所ばかりヒットさせておくと・・・
プラチナが凹んでしまうので本当に注意が必要な作業なんです

DSCN1249

茶色い研磨ゴムで、結婚指輪の全面の小傷を取り除いたら
次は青色の柔らかいシリコンポインターで磨く作業になります

このシリコンポインターも多彩な形があるのでデザインや
用途に合わせながら高速回転をして磨いていくんですね
こちらの青いゴムは柔らかいので研磨ではなく磨き作業です。

DSCN1250

この傷を消す作業や、磨く作業も業界では彫金(ちょうきん)と
呼ぶ関係者も多いですが、自分が思っている本当の彫金作業とは
やはり地金を削って、形を生み出すまでの工程だと思っております

DSCN1251

まが玉や、滴をイメージしたデザインの結婚指輪
とっても優しい感じが視覚で伝わってくると思います

柔らかそうなデザイン、流れのあるデザイン
奥行、立体感のあるデザイン、そして優しいデフォルメ
形は完成しましたが、もう1つ何かが足りないと思いません?

それは輝き、透明度です!
ピッカピカに輝いてこその滴デザインだと思っておりますので
気合を入れてプラチナを何度も磨きまくる最終磨きに進みます!

DSCN1255

この鉛筆みたいな棒は何?
これは超硬ヘラ棒という工具で、まさに魔法のステッキです♪
使い方はいたって簡単そうに見えますが簡単ではないんですw

ヘラ磨きと呼ばれるこの作業は、鏡面を生み出すメイン作業で
プラチナの特性を分かった上で使い方をマスターする作業です

鏡面を出す、鏡面を仕上げるのは職人さんの腕で違いが出ます!
パワーを込めて目に見えない傷を滑らせて潰していくイメージ
鏡のような鏡面を生み出すにも、すべてが手作業なんですよね

DSCN1256

ヘラ磨きで鏡面を生み出したら、バフ磨きという仕上げで完了
硬い研磨布で、ヘラで仕上げた鏡面を磨いて更に光らせます
鏡と同じように反射するまで、とことんプラチナを磨き倒します

写真はリューターに装着できる小さいバージョンのバフですが
この他にも大きな研磨機に装着されたフル回転のバフ機で磨きます

DSCN1257

これで完成!と言っても過言ではないのですが
ツヤ消し(マット加工)を使ってデザインを引き締めます

写真を見て分かるかと思いますが、ピカピカ光りすぎて
デザインの区別が分かりません(これで完成でもOKです)
全面光沢が悪い訳ではないですよ~好みの問題です(^ω^)

滴デザインはピッカピカの鏡面、その他の部分には
つや消しを有効的に使ってデザインを分け、立体感を強調
とっても動きのある魅力的な結婚指輪が完成しました\(^o^)/

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彫金(ちょうきん)に、こだわった結婚指輪いかがですか?

もちろん彫金だけではなく、鍛造(たんぞう)で1から
叩いて焼いての繰り返しで作る、超こだわりの結婚指輪です

手間がかかっても本物の結婚指輪を多くの皆様に届けたいですね
価格もお求めやすいようにしておりますので是非どうぞ(^ω^)

 

最後になりますが、こちらの結婚指輪をご依頼された
群馬県のお客様から頂いたお手紙をご紹介させて頂きます
作り手として、貰ったお手紙がとっても嬉しかったので<(_ _)>

池田さん、忙しい中、私たちの為に早く
納品して頂いて本当にありがとうございました。
ずっと、指から外すことなく付けますと2人で誓いました。
本当に、お世話様になりました。
これからも、素敵なお仕事を自信持って続けてください。

 

どの制作工程も熟練された自信のある職人技です!
ブログやFacebookの制作記事を見て、制作工程に
納得をしてから、私の創る結婚指輪をご購入して頂けると
作り手として嬉しいです!下記のWEBからご購入頂けます
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