透明感のあるウォーターオパールでペンダント制作(メキシコオパール)

いつもご観覧を頂きありがとう御座います
新潟県長岡市の宝石店で、結婚指輪を手作りで
制作しているジュエリーコウキの2代目、池田です

結婚指輪専門店ではありますが、宝石専門店でもあります
結婚指輪以外のジュエリーを制作する事も多々あります!

いつもは結婚指輪などのウエディングジュエリーの制作を
メインにして記事を書いておりますが、本日は違いますよ
たまにはブライダルジュエリー以外の物をご紹介します!

オパールのペンダントをプラチナ枠で制作しました
オパールと一言で言っても、種類は沢山ありますよね
例えば代表的なオパールと言えば~ブラックオパール、
ファイヤーオパール、ウォーターオパールなどありますが

ウォーターオパールでペンダントを制作

透明感があって、みずみずしい清涼感のあるオパールです
無色の天然石に七色の虹のような遊色が浮き立つ宝石です

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本当は肉眼で見ると、もっと水々しくて透明感があるのに
カメラで撮ってみると綺麗に透明感&七色が出ない(涙)

今まで色んな種類の宝石やジュエリーを撮影してきたけど
ここまで撮影に難しい宝石は初めてですね(ノД`)・゜・。

何度も撮り直しをしてみたけど同じようにしか写らない
生で見るともっと綺麗な宝石ですので勘違いしないでねw
イメージ的には水晶玉に虹が映っている感じです(*´Д`)

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ウォーターオパールとは?

どの宝石でも言える事ですが、宝石の質はピンキリです
オパールにも言える事で、希少価値が高ければ価格も高いし
割りと多く存在するホワイトオパールなどは比較的に低価格

先程もオパールの種類をザックリと何個か書きましたが
特にブラックオパールはオパールの中でも希少価値が高くて
綺麗なブラックオパールとなれば価格も高騰します(*´Д`)

 

 

ちなみにコチラの写真(下)が最高級のブラックオパール

ペンダント枠は私が手作りしましたが、枠のデザインよりも
ブラックオパールに注目!奥深い神聖な黒の中に七色が出ます

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大きさ(カラット数)も大きいし、色も濃く出てるので
このクラスのブラックオパールとなると高額になります!

下の写真のブラックオパールも希少価値が物凄い高くて
この高いレベルのブラックオパールを探そうとすれば
時間も金額も相当かかるというレベルの逸品の宝石です

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こちらの写真は(下)ボルダーオパールです

ボルダーオパールもピンキリありますね~
こちらも希少価値が高いオパールの種類となっています

ブラックオパールに見た目が似ていますが違う種類なんです
ボルダーオパールは鉄鉱石がオパールの裏側に残っています

これは鉄鉱石の中に入り込んで出来た複雑なオパールなので
ボルダーオパールの部分だけを採掘すると変形している場合が
多いので、写真のような変形した宝石が多いんですよね(^ω^)

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そしてこちらの写真(下)のオパールも希少価値がある
ファイヤーオパールというオレンジ色の透明感のある宝石

ファイヤーオパール(虹色の遊色)

やっぱりウォーターオパールと同様に撮影が難しい(涙)
水々しいオレンジの中に、七色が出てるのに写らないw
ウォーターオパールもファイアーオパールも撮影が高度w

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ウォーターオパールも希少価値が高いです!

ただ石の大きさが小さいので、上の宝石達よりは安いです
もっと大きくて、もっと透明感があり色が出れば高額です
基本的には数が少なく高価な宝石のウォーターオパールです

そんな希少価値のあるウォーターオパールですが・・・
モース硬度が6.0という柔らかくて超デリケート(汗)
という事は・・・枠造りに気を遣う宝石という事なんです

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オパールのプラチナペンダント作りスタート!

ウォーターオパールのサイズ(縦×横×高さ)を計算して
それに必要なプラチナを割り出して板状に伸ばしていきます

仕事が忙しいので、制作工程を短縮させていただきますが
基本的に部品の1つ1つを鍛造で作ります(結婚指輪と同じ)

プラチナを叩いて焼いての鍛冶作業で細かい部品を作るので
手先の器用さが求められる細かい職人作業となります(汗)
デリケートな宝石ですので取り扱いに十分注意をしましょう

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ルース(オパール)のサイズに合わせて枠造り

今回のウォーターオパールのペンダントのデザインですが
内枠(オパールの台座)と外枠(ペンダントのデザイン)の
2つのプラチナ枠で制作するプラチナペンダントです(^ω^)

まずは、オパールが乗る台座を作る所から始まります
ウォーターオパールがキッチリと台座に乗るように制作
ヤットコや円柱工具などで調節しながら制作していきます

制作仕事が忙しくてブログを書く時間が限定されているので
かなりの制作工程を、省かせて頂きますがご了承くださいw

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オパールの内枠が完成(4本爪)

もう出来上がったんかい!とツッコミを頂きそうですがw
かなりの作業工程を、省かせて頂きましたがすいませんw

このような感じでオパールの内枠が出来上がるんですよ
枠の幅も高さもルースとデザインのバランスに合わせます
もちろん枠だけではなく、爪の長さや太さも合わせます

内枠の内側(内径)もウォーターオパールの丸みに合わせて
丸く削って角度を出しオパールが落ち着くようにしています
爪でも宝石を固定しますが内側からも落ち着くようにします

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オパールの外枠が完成

ここでも、外枠がもう完成したのかよ!w
そんなツッコミがまたまた聞こえてきそうですがw
途中経過の彫金作業をアップする時間がありません(汗)

ザックリとですが、外枠の作業工程の流れはこうです

(1)オパールの内枠のサイズに合わせて、外枠を丸めて作る
(2)丸めた外枠の幅と厚みが均等になるように削って整える
(3)そして設計図を外枠に描き、彫金でデザインを彫り込む
(4)外枠のデザインが完成したら、内枠と合わせて溶接作業

このような流れでオパールのペンダントは作られていきます
そしてペンダントにバチカンというネックレスを通す部品を制作

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ペンダントをピカピカに磨いて、石留めをすれば
ウォーターオパールのプラチナペンダントが完成!

透明感のあるウォーターオパールの存在が引き立つように
外枠にダイヤモンドや他の宝石類は一切使用しませんでした

他の宝石を外枠に入れるとオパールに色が映り込むからです
そんな訳でプラチナ枠で動きのあるスクリュー模様にしました
プラチナの純粋な反射ならオパールに写っても光って綺麗です

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シンプルに外枠は必要なくて内枠だけでもとも思いましたが
ウォーターオパールの大きさが小さかったので内枠だけだと
ペンダントにした時に見栄えの迫力がなかったという事と、
透明感がある宝石なので外枠がないと目立たないという理由です

ウォーターオパールに限らず、他の種類のオパールも当店では
取り扱っておりますが、天然石なので必ずあるとは限りません(汗)

ですので、もしオパールが欲しいお客様は、前もってお話しを
伺う事ができれば、オパールの種類や大きさ、価格など合わせて
探しますので、まずはお問い合わせを頂けると嬉しいです(*´Д`)

いや~時間のない中でブログ記事を書いたのですいませんw
次回はもっと時間のある時に、じっくりと制作記事を書きますね
本日も当店のブログを見て頂いてありがとう御座いましたm(__)m

 
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鍛造で作る結婚指輪は、ごく稀で希少価値のある結婚指輪
世界中の全てのジュエリーのうち鍛造で作られたリングは
5パーセント未満と言われるほど鍛造リングは少ないです

その理由は、鍛造リングは地金を金槌で叩いて炎で焼いて
じっくりと時間をかけて地金密度を上げていくという製法
熟練された技術や知識を持った職人のみしか作れない技法
鍛造リングを作る為の専門工具や機材など設備も必要な為

伝統工芸と言われる鍛造リングは日本の宝だと思いますが
受け継ぐ職人が激減しており鍛造リングは衰退しています
だからこそ鍛造技術を受け継いだ私が広めたいと思います

指輪作りの制作日記をご覧頂いて、鍛造技術に納得をして
私の結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです。

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j_kouki_ring@yahoo.co.jp までお願い致します。

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