家族の絆を形に~ファミリーリング制作 プラチナ極細2ミリの指輪・側面にミル

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いつもご観覧を頂きありがとう御座います
株式会社ジュエリーコウキの2代目、池田です

前回のブログ記事でファミリーリングの制作・前編
を詳しく書きましたが、本日はその続きとなります
参考として前回の記事は→ファミリーリング制作(前編)

デザインはプラチナ製で極細タイプの家族リング
両側の側面にミル(ミルグレイン)が打ち込まれます

 

家族リングの制作記事・前編ではプラチナを叩いて焼いて
鍛造(たんぞう)制作をしてからの彫金(ちょうきん)

そして家族リングの形になった側面にミルの仮打ちを
する所までご紹介させていただきました(写真を参照)

DSCN0947

この仮打ちは、手で1つ1つ側面に入れる作業で
本打ち(金槌で深く打ち込む)の位置を決める為の
下書きのような本番前の大切な作業となります

 

 

ミルグレインの間隔を均等にして入れて
なおかつミルグレインが側面に一周ピッタリと隙間なく
入るようにミルの大きさを計算しながら仮打ちをします。

DSCN0963

ミル打ちの球体が家族リングの側面にピッタリと隙間なく
繋がって入るのが理想なので、打ち込まれるミルの球体の
大きさを計算しながらリング側面のど真ん中にバランスよく
ミルが入るように1つ1つ慎重に仮打ちをしていくのがコツ。

DSCN0964

ファミリーリングの側面半分までやっと入れました

1つ入れては間隔の計算、1つ入れては間隔の計算
この地道な作業が続いていく事になるんですね~

地道な作業ですが、リング側面に隙間なく綺麗に
ミルを繋げて打ち込む為にはミルとミルの間隔を
計算しながら入れる事はとっても重要となるんですね

DSCN0970

ちなみにですが、写真をよく見ると分かるんですが
ミルとミルの間が少しだけ隙間があるのが分かりますか?

これは本番で打ち込む時に、ミルタガネを金槌で叩いて
深く打ち込むのですが、深くプラチナにミルタガネが
埋まって入っていくので、仮打ちのミルの大きさよりも
ひとまわり大きくなるので、隙間を開けて仮打ちをします

仮打ちの段階でキッチキチの隙間ゼロにしてしまうと
本番で打ち込んだ時にミルが重なってしまうからです。

DSCN0980

残り1つのミルグレインを入れるスペースです

計算しながら自分の感覚で1つ1つ手打ち(仮打ち)を
する事でここまでピッタリに打ち込む事ができるんですね
丁度1つ分のミルの空間~まさに職人技と言い切りますw

計算を間違ったり、間隔(感性)がブレてしまうと
ミルの隙間が広くなったり、逆に狭くなったりするので
ミルグレインが繋がって入れる事が難しくなります(汗)

仮打ちがあってこその本番打ちなので集中力を切らさず
1つ1つ丁寧にミルタガネを打ち込む事が大切なんですね。

DSCN0979

ファミリーリングの側面にミルグレインが
綺麗に繋がって一周ぐるりと打ち込まれました

均一な間隔、均一な位置、仮打ちの状態ですが
球体の仮打ちの位置が、すごく綺麗に揃いました

ファミリーリングは全部で2本あります
という事は側面は全部で4面という事なので
残り3面の側面も同じように仮打ちをします

 

ミルグレインの本番打ちです

ファミリーリング2本の側面、合計4面に
綺麗にミルグレインの仮打ちが完了したら
いよいよミルタガネで深く金槌で打ち込みます!

DSCN0982

上の写真の右半分が強く金槌で打ち込んだミル
左半分は仮打ち。比べるとここまで違うんですね

金槌で強くタガネを打ち込むと、仮打ちの球体が
立体的にドームのように浮き上がって出てくるんです

DSCN0983

このような本打ちでファミリーリングの側面のミルが
繋がっていきます(深く打ち込むので円が大きくなる為)

しかし深く打ち込むと言っても、力を入れ過ぎるのも
とっても危険な行為なんですよね(;´Д`)

ミルの球体が小さくなり過ぎるのと同時に・・・
深すぎて窪んだ穴にしか見えなくなってしまい
それがミルなのか穴なのか分からなくなります(汗)

なので均等な力でミルを金槌で打ち込んでいく作業は
とっても繊細で超デリケートな作業となるんですね

DSCN0985

ミルグレインが2本のファミリーリングの
側面に(全4面)バランスよく打ち込まれました

これでミルタガネでミルグレインを打ち込む
本打ち作業は終わりとなります。次の工程へと進みます

DSCN0989

ファミリーリングの中側を丸く削って
指の形に合うようにして着け心地を良くします

一般的な指輪よりも細い極細のファミリーリングですが
いくら細い極細の2ミリといっても指輪の内側は平です
ですので指の形に合わせて丸く削るんです

こうする事で、細い極細ファミリーリングでも
違和感なく気持ちよく指に着けられますね(^ω^)

DSCN0987

ファミリーリングの表面を平に削ります(彫金)

家族リングの表面は、金槌で叩いた槌目状態です
そしてミル打ちを側面に打ち込んだので、若干ですが
家族リングの表面がしゃくれています(軽い凹状態)

ですのでフラットな平打ちデザインにする為に
ファミリーリングの表面を削って整えるんですね

 

誕生石をファミリーリングに埋め込みます

今回、ご依頼を頂いたファミリーリングには
1つの家族リングには誕生石が指輪の表面に
もう1つの家族リングには誕生石が内側に埋め込まれます

DSCN0991

ちなみにですが、偶然に今回のファミリーリングの
お客様は(お母様と娘様)同じ誕生石なんですね♪

天然のガーネットなので、色がどうしても少し違い
まずが、なるべく似たような色を探しました(^ω^)

DSCN0992

ファミリーリングの表面に入っても
内側に入っても、どちらも綺麗に見えますね
誕生石が良く見えるように小さい爪で留めました

誕生石の石留め作業が終わったら仕上げ作業です
いくつもの仕上げ工程がありますが、まず最初は
耐水性の紙ヤスリで小傷を消していく作業になります

DSCN0993

鍛造(たんぞう)と彫金(ちょうきん)に
最初から最後までガッツリこだわっていますので
どうしても金槌で叩いた跡の小傷、そしてヤスリで
削った小傷が残ってしまいますので細かい目の
紙ヤスリで丁寧に擦るように小傷を消していきます

ちなみに何故、耐水性の紙ヤスリを使用しているのか
と言う事ですが、水をつけてプラチナを擦る事で
紙ヤスリの目が詰まっていき、さらに目が細かくなり
プラチナの表面が擦るたびに傷が目立たなくなるからです

ほんとに説明が下手で申し訳ないんですが・・・w
水をつけて擦る度に、プラチナが綺麗になるという事ですw

DSCN0997

紙ヤスリでの擦り作業が終われば次の工程へ
リューターというペン型の工具を使用します

歯医者さんが歯を治療する時に使う、例の機械
みたいな工具なんですが、ここも説明が下手(涙)

ペン型工具の先っちょにシリコンポインターという
カッチカチの磨きゴムを使い、高速回転で回しながら
プラチナの表面を磨いていく工具です(写真を参照)

茶色い硬いシリコンポインターで小傷を取り、
青色の柔らかいシリコンポインターで磨くという工程

DSCN0998

紙ヤスリからのシリコンポインター攻撃で
ファミリーリングの小傷は消えて輝いてきます

写真を順番に見ていくと、荒い仕上げから
紙ヤスリでプラチナが細かく擦れて白くなり
リューターで磨いていくという流れになっています

 

そして最終的にはヘラ棒という工具で磨いていきます

この作業はリューターで磨いた後、まだ磨くのですが
目に見えないようなミクロの小傷を潰して消す作業です

DSCN0999

ヘラ棒を握りしめて、ファミリーリング全面に
押し付けながら、そして滑らせながら磨く作業です

もちろんファミリーリング全面なので内側も
側面のミルグレインも磨いて輝かせていきます
このヘラ棒磨きで鏡面に仕上げていくんですね(^ω^)

ヘラ磨きが終われば、今度こそ最後の磨き仕事
バフ磨きという磨き作業で全ての工程が完了します!

DSCN1000

バフという専用の磨き布でファミリーリング全体を
隅から隅までガッツリと磨く作業をバフ磨きと言います

ペン型工具のリューターの先端に装着するバフバーも
ありますが、バフ機という大きな機械で回るの円盤の
硬い布で最終的にはガンガン磨いていくんです(^ω^)

DSCN0363

エンジンを搭載している訳ではなくモーターですが
このバフ機はエンジンなんじゃないのか?という
位の凄まじい回転を生み出す機械なので注意が必要!

指輪を高速回転している円盤布に直接あてるので
熱が発するので火傷をしないようにしながらの作業
指輪が持てないくらいに凄まじく熱くなるので注意です

そして超音波洗浄機で汚れを落とせば完成です!
ピッカピカに光ったファミリーリングが出来上がり(^ω^)

DSCN1001

鏡のように周りの景色をファミリーリングに
映し出すくらいの超光沢です!本当に綺麗です
丁寧に何度も磨く工程だからこその輝きですね

DSCN1002

こちらのピカピカ綺麗なファミリーリングは
お母様と娘様で身につける大切な家族リングです
同じプラチナから生み出す2本の家族リング(^ω^)

ご家族様、色々な想いがあっての制作依頼ですので
制作する側の私も、真心をこめて丁寧に制作いたします
それが制作者の責任だと思いますので妥協はしません!
ご依頼をされた東京のお客様、本当に感謝です<(_ _)>

 

そうそう、こちらのファミリーリングはすでに完成して
お客様のお手元に無事に届いたとの事で、お客様から
メールのご返信を頂いたんですがメール内容が感動(涙)
本当に嬉しかったので記事の最後ですがご紹介いたします

 

株式会社ジュエリー皇妃・池田様

お世話になっております。
本日、ファミリーリングが届きました。
とても素敵に仕上がっていて感激です。
製作途中の写真を拝見しながら、娘と一緒に楽しみに待っていました。

ママ友に話をすると、すごく羨ましがられました。
やはり、皆、子どもの1歳のお祝いにと、
一度はファミリーリングの製作を考えるようです。
ですが、なかなか現実にならず…実際、私もそうでしたが、
今回、お願いしてよかったです。

娘との絆がいっそう強まった気がします。
この度は、問い合わせのときから、細かい希望に至るまで、
受け入れていただき、誠にありがとうございました。

 

どの制作工程も熟練された自信のある職人技です!
ブログやFacebookの制作記事を見て、制作工程に
納得をしてから、私の創る結婚指輪をご購入して頂けると
作り手として嬉しいです!下記のWEBからご購入頂けます
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