フルエタニティリング・ダイヤは女性~男性はツヤ消し・マットが輝く結婚指輪

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いつもご観覧を頂きありがとう御座います
新潟県長岡市の宝石店で、結婚指輪を手作りで
制作しているジュエリーコウキの2代目、池田です

本日の手作り結婚指輪はフルエタニティリング。
フルエタニティという事は、指輪全体にダイヤが
埋め込まれているという豪華で美しいリングです
細かく制作工程をアップさせて頂きますね(^ω^)

 

エタニティリングと言えば、代表的なブランドが
ティファニー、カルティエ、4℃ が有名だと思いますが
当店ジュエリーコウキのエタニティリングも凄いんです!

もう一度言わせて下さい!
ジュエリーコウキのエタニティは凄いんです!
もう一度言わせて(分かったから落ち着いてw)

私がこだわって手で作る「フルエタニティリング」
鍛造と彫金で作りあげるエタニティリングは最強です

 

有名ブランドのエタニティリングにも引けを取らない
というか、負けるつもりもないというか、実際に
同じ人間が作っている以上、負けない自信はあります

ジュエリー職人を23年している自慢の技術で、私が
こだわり抜いた最高のエタニティリングを手作りします
所々、こだわった過程を書きますので注目して下さいね!

完成したフルエタニティリングが見たいですよね?
すでに完成していますので勿体ぶらずに先に公開します!

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こちらのフルエタニティリングのご依頼主様は
大阪のお客様なのですが、何とわざわざ大阪から
はるばる新潟の当店までお越し下さいました(感動)

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。泣きそうです
楽しい時間を共有できた事に心から感謝しております

真心をこめて精一杯に手作りをしたフルエタニティの
制作工程をブログで細かく説明させて頂きます<(_ _)>

 

 

※どんな指輪でも当店で指輪を手作りする時は
プラチナを溶解(溶かす)する所から始まります

今回の指輪はフルエタニティリングが女性の結婚指輪
男性の結婚指輪はシンプルな平打ちをベースとした指輪

という事で、2本分の指輪を作るのに必要なプラチナを
計算して溶解(ようかい)して1つの地金の塊にします
1つの同じプラチナから、お二人の指輪が誕生するんです

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溶解したプラチナを鍛造(たんぞう)

1つの地金の塊となったプラチナを鍛えていく作業です
鍛えて造るという言葉から鍛造(たんぞう)と呼ばれます

鍛える金と書いて鍛金(たんきん)とも呼ばれますが、
意味は同じで地金を鍛え上げて作っていく伝統技法なんです
昔も今もこの鍛造という技法を受け継いだ職人のみ可能な技

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地金を鍛える事で、粘り強くなり強度が増します

金床(角床)という鋼の台にプラチナの塊を置いて
大きな金槌で何度も何度も叩いて、そして炎で地金が
真っ赤になるまでナマして(焼いて)の繰り返し作業

凄く手間のかかる鍛冶仕事なのですがプラチナが育ちます
また地金中に含まれる「す」と呼ばれる微粒な空気を放ち
地金の粒子を絞めて(占める)強度と粘り強さを生みます
分かりやすく説明するとプラチナの密度を上げるんですね

このような鍛造技法は、昔から受け継がれている伝統技法で
今現在は、鍛造ができる職人はかなり減っている現状です
全国的にみても・・・自分を含めて絶滅の危機です(;´Д`)

 

※鍛造の様子を動画で見てみると迫力がありますので
動画で感じて欲しいです → YouTube プラチナの鍛造

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プラチナの鍛金を続けて写真のような板状にします

溶解して丸かったプラチナの塊が細長い板状になるんです
この状態は2本分の指輪に必要な長さという事になります
結婚指輪を作ったときのリング幅と肉厚なんですよ(^ω^)

ここまで来るのに結構な手間がどうしてもかかります
これが鍛造なんです。納得できるプラチナになるまで
じっくりと育て上げた上質のプラチナでエタニティリングを
作るので、ここまでの工程だけでもブランド物より上です!

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1つの同じプラチナから2つの指輪を生み出す

この工程は、とっても魅力的に感じると思います!
同じプラチナの塊から2本の指輪を誕生させるんです
女性のフルエタニティリング、男性のリングという事です

めっちゃ自分がこだわっている工程なんですよね
同じ1つのプラチナから結婚指輪を作る事によって
お互いの心や気持ち、LOVEの想いが断然違いますよね!

お二人の絆をいつでも感じられるというか、愛情を
ずっと感じられるというかLOVEの空気を出しまくりですw
ここまでの想いで作っている結婚指輪、最高でしょ(*´Д`)

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2つのプラチナ板が2つの指輪になります

女性の指輪はフルエタニティリング(リング幅3.0ミリ)
男性の指輪はフラットな平打ちリング(リング幅4.0ミリ)

どちらの結婚指輪も肉厚は同じですが、幅は違うんですよね
ですので肉厚は2本そのままで、幅を後で削って調整します

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プラチナ板に証明の為の刻印を打ち込みます

プラチナ板をリング状に丸めた時、刻印が内側に来るように
刻印を打ち込みます ※1つはプラチナ900の証明刻印
※もう1つの刻印はジュエリーコウキの証明のJK刻印です

刻印を打ち込んだら、プラチナ板をリングの形に丸めます
丸棒という工具にプラチナ板を押し当て、木槌で叩きながら
少しづつ板を丸めていきます(一気に曲げると歪む為です)

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丸める時は金槌ではなくて「木槌」で叩きます

サイズを伸ばす時は金槌で叩くのですが、丸める時だけは
木槌でプラチナ面を叩きます(傷が残らないようにする為)

プラチナ板を綺麗に丸めて、繋ぎ目の隙間がピッタリに
なるように糸ノコギリで調節しながら隙間を合わせます

写真の状態では、まだ隙間が見えるので駄目なんです
隙間が少しでもあるとロウ付け(溶接)の時に不具合が
出る恐れがあるのでピッタリ隙間ナシにする事がコツです。

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共付け(どもずけ)

共付け(トモズケ)という溶接技術です
ピッタリと隙間なく合ったリングの繋ぎ目に
薄く伸ばしたプラチナを挟み込んで溶かすんです

一般的にはロウ付け(ろうずけ)と言う溶接なのですが
ロウ付けの場合は、溶けやすいロウを溶かして溶接します
という事は地金同士というよりもロウでくっつけている状態

共付けとは、ベースとなる結婚指輪の一部のプラチナを抜き
そのプラチナを薄く伸ばし挟みこみ、地金同士を溶かします
ロウではなくて同じプラチナ同士が溶けて完全融合します!

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プラチナが溶ける融点は、約1770度と言われますが、
共付けの場合も同じ約1770度の融点という事になります

ロウ付けと違う点は、明らかに強度が上で割れにくいんです
しかも同じプラチナ同士なので、相性が良く変色も一切ナシ
メリットが多い共付けですがデメリットをあえて探せば・・・

同じ融点なのでお互い(ロウも結婚指輪も)溶けるという
危険なデメリットはありますが、そこら辺は職人の技術に

作り手が修業を繰り返せば、溶ける箇所を少なくできます
なのでジュエリーコウキで作る結婚指輪は全て共付けです!

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結婚指輪を真円(しんえん)に丸めます

板状だったプラチナの板を、丸棒と木槌でリングの形に
丸めてから繋ぎ目を共付けして、完璧なリングにしました

しかし、多少は円(リング)が歪んでいるんですよね
そこで綺麗な完璧な円のリングにする必要があるんです

共付けが完了したら再び、指輪を丸棒に入れて木槌ではなく
金槌で細かく、少し強めに指輪の表面を叩いて真円にします

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フルエタニティリングのサイズを調整します

真円になった指輪を再び丸棒に入れて、同じように金槌で
細かく叩きながらエタニティリングのサイズを伸ばします

女性のエタニティリングだけではなく、男性の指輪も同じく
丸棒に入れ金槌で叩いて、指定のサイズになるまで叩きます

という事は指定サイズよりも少し小さ目に作っているんです
真円にしたり、サイズを調整して伸ばせるようになんですね。

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エタニティリングのサイズ直しの件

フルエタニティリングのサイズを調整している工程なので
丁度いいと思い、その件のお話しを少しさせて頂きますが
エタニティリングのサイズは直せるのか?
よくお問い合わせや質問を頂く問題なのでお伝えします!

 

まず、エタニティリングには大きく分けて2種類あります
※ フルエタニティリング
※ ハーフエタニティリング

●フルエタニティリングとは、指輪の表面にダイヤモンドが
一列に繋がって一周埋め込まれている指輪のデザインです

●ハーフエタニティリングとは指輪の表面の約半分にダイヤ
が埋め込まれており、もう約半分は地金のデザインです
ちなみにハーフエタニティリングと言っても約半分の他に
全体の3分の2にダイヤが埋め込まれたタイプもあります

 

※サイズ直しが出来るのは基本的にハーフエタニティです
ダイヤが入っていない地金の部分でサイズ直しをします

※フルエタニティリングは基本的にサイズ直しが出来ません
全面ダイヤなので、サイズ直しをする場所がないという理由
無理にダイヤを外してサイズ直しをすると不具合が出ます

指輪の見た目だけではなく、ここら辺のエタニティリングの
特徴をよく考えて、ハーフエタニティリングorフルエタニティリング
お客さまで選んで頂ければと思います<(_ _)>

さて、サイズ直しの説明が終わった所で次の工程に進みます

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ミル打ち(ミルグレイン加工)

結婚指輪の側面に、何とミルを打ち込むんです(^ω^)
エタニティリングの側面にミル打ちがあるなんて可愛いでしょ♪
もちろん男性の結婚指輪の側面にも同じくミルが打ち込まれます

「ミルタガネ」というミルの球体を作るタガネを使用します
結婚指輪の側面に何個のミルが入るのか分からないので
まずは軽く手で打ち込んで、ミルの位置を調節していきます

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仮打ちがOKなら「本打ち」

ミルの球体の数、位置、隙間など仮打ちで調節してOKなら
金槌でミルタガネを強く打ち込んで、ミルを彫り出します

この時に注意する点は「打ち込む力加減」

ミルグレインの球体は両側の側面を合わせて沢山あります
ミルタガネの打ち込む力加減で、ミルの見え方が違います
一定の力加減でミルを打ち込まないと同じ球体になりません

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ミルを打ち込む過程の側面をアップにしてみました

リングの上半分が金槌で打ち込んだ「本打ち」
そして下半分が、手で打ち込んだ仮打ちの状態
見比べると本打ちのミルの球体が立体的に見えますね

強く叩き過ぎると、深すぎてミルの球体が奥深くなり
小さくなってミルには見えない普通の穴に見えます

かといって軽く打つとミルの球体が立体になりません
丁度いいミルの加減は何度も練習して感覚で覚えます。

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結婚指輪ですので2本、ミルの大きさを合わせます

女性の結婚指輪はフルエタニティリング
男性の結婚指輪はシンプルな平打ちリング

表面のデザインは違えど、指輪を横から見ると同じ形
ですのでミルの球体の大きさ、間隔を同じに揃えるんです

結婚指輪の幅も、結婚指輪のサイズも男女で違いますが
肉厚(側面の高さ)は2本の指輪が同じという事ですね。

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結婚指輪の表面をヤスリで平に整えます

指輪の表面を金槌で叩いているので槌目になっています
金槌でミル打ちもしているので、表面が平ではないんです

槌目模様で仕上げるのなら、このままで大丈夫ですが、
こちらの指輪のデザインは女性がフルエタニティリング
男性がフラットな平打ちリングなので表面を平に削ります。

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荒い目のヤスリから彫金が始まり、目の細かいヤスリまで
結婚指輪の表面が「完全な平」になるまで削って調節します

荒いヤスリで槌目を消して、細かい目で平に整えています
細かい目のヤスリを「アブラメ」と呼びますが、小傷を
取り除く役目もしているヤスリですので丁寧に仕上げます。

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紙ヤスリで更に小傷を消す

細かい目のアブラメヤスリで整えたプラチナリングですが
基本は整える役目で、小傷を完全に取り除く事は出来ません

耐水性の紙ヤスリに水をつけながらプラチナ全面を擦ります
水をつけてプラチナリングを擦る事によって、水と混ざった
研磨砂が小傷や細かく小さな傷の奥まで入っていくんですね

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指輪の着け心地を良くする

フルエタニティリングでも、普通の平打ちリングでも
結婚指輪に限らずどんな指輪でも着け心地の良さは大切!

違和感やストレスを感じる指輪は絶対に身につけちゃ駄目
小さなストレスが積み重なって体調も悪くなるんですよ!

指の形に合わせて指輪の内側を丸く削っていくのですが
人の指の形に1番合うとされている丸さが「楕円形」
丸すぎず平すぎずといった、ほどよい丸さが楕円形です
企業秘密ですが、優しい楕円形を私は削り出す事が出来ます

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フルエタニティリングの石留め(下書き編)

いよいよフルエタニティリングにする為の作業です
石留めという昔からの手法でダイヤを留めていきます

まずはダイヤモンドの位置や間隔、そして個数(ルース数)
エタニティリングのサイズによって変わってきますので、
まずは計算をしてダイヤモンドが何スールの数が入るのか
割り出し、そして設計図を表面に下書きをしていきます。

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フルエタニティリングの石留め(穴あけ編)

計算してダイヤの数を割り出して、ダイヤの位置が
決まったらドリルで下書きの上から穴を空けていきます

下書きを見て分かるかと思いますが、丸く描いた線が
ダイヤモンドの位置となります。その中心を開けます

小さいドリルから大きいドリルまでサイズを変えながら
少しづつドリルの穴を広げていく事で正確さが出ます。

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フルエタニティリングの石留め(縁造り編)

エタニティリングに縁(フチ)を彫り出して作ります
エタニティリングの石留め方法には主に2通りあります

1つは縁がなく爪やダイヤが剥き出しになって留める方法
もう1つはフチを作って爪やダイヤを保護する方法
今回制作するタイプは縁を作って爪と石を守る石留めです。

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フチがあるエタニティリングのメリット

縁を作るという事は、それだけ手間が絶対にかかります
しかし手間をかけてでもフチを作るメリットは大きいです

●爪がフチで保護されているので、爪が起き上がりにくい

●宝石の側面も保護されているので石の横が欠ける心配がない

●同じようにダイヤモンドの表面よりもフチが少し高いので
ダイヤの表面に何かしらのダメージがあってもフチが盾になる

●石を挟んで2ヵ所のフチがあるので曲がりにくく強度が強い

このような事から、私が作るエタニティリングにはすべて
フチが出来るように作ります(要望があれば縁なしも可能)
ハーフエタニティリングもフルエタニティリングも同じです

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フチを彫り出したら、ダイヤの穴を広げます

ここの作業でメレダイヤがスッポリと穴に入るように
ドリルで穴を空けていくのですがキツイ位が丁度いいです

メレダイヤが入る穴をドリルで大きく開けていきながら
フチのギリギリになるまで穴を広げていきます(^ω^)
上下のフチの開いた間隔が、メレダイヤの幅という事です

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使用するメレダイヤはランクの高い綺麗なルース

26ピースの上質ランクのメレダイヤを使用します
メレダイヤとは小さ目なサイズのダイヤの事を言います

写真はダイヤが裏返しになっておりますが、こうした方が
メレダイヤが動かず、作業で扱いやすいので裏返しなんです

本日のフルエタニティリングではメレダイヤを26ピースを
使って制作しますが、指輪のサイズで使うルース数は異なります
サイズが小さければ数も減り、サイズが大きくなれば数も増えます

そしてエタニティリングで最も重要と断言してもいい事が
綺麗なメレダイヤを使うかどうかで、エタニティリングの
見た目の輝きが格段に違うので、当店では綺麗な石のみを使用!

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フルエタニティリングの石留め(先端工具で彫金)

普通のヤスリでは彫り留め箇所は、細かすぎて対応できません
細かくて小さい精密ヤスリを使ったとしても限界があるんです

ここからはヤスリではなく、ペン型工具のリューターの先端に
設置する先端工具を選んで使いながらの彫金作業が始まります

先端工具にも沢山の種類があるのですが、大きさや形状など
材質も本当に先端工具は色々あるのでデザインによって使います

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フルエタニティリングの彫り留め(タガネで爪作り)

エタニティリングの数あるダイヤを留める爪も重要ですね
ここからは先端工具でも対応できないミクロの世界に(;´Д`)

肉眼で見るには厳しい環境となるので、ヘッドルーペを装着
そしてタガネという極細の彫刻刀のような工具で彫るんです
地金を彫りながら宝石を留めるので「彫り留め」と言います。

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タガネの種類も豊富なんですよね

大きさ、長さ、材質、刃先の形状などなど沢山あります
一貫して言えるのが、全て刃先は鋭くて切れ味抜群です!

写真のタガネの幅は、何と0.3ミリという極細工具です
ここまで極細じゃないと小さな爪が作れないという事です

使い方はタガネの刃先を彫り込む場所に当てて、タガネの
反対側を金槌でコンコン細かく叩きながら彫り進むんです
イメージとして分かりやすいのが大工さんのノミ作業です。

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ダイヤが繋がるように魅せる匠の技

普通の人がエタニティリングの爪を注目して見るという事は
ほとんどないかと思いますが、既製品の指輪に多いのですが
一般的によく販売されているエタニティリングは良く見ると
ダイヤとダイヤの間隔が開いている事が意外と多いんですよね

その理由は1つのダイヤについて4本の爪で留めるので
4本の爪を彫り出すには、地金を彫る間隔が必要となる為
あとSHOPによってはダイヤの数を減らしたい為などあります

私が作るエタニティリングは、そういった物ではなくて
ダイヤが繋がって入り、輝きがキラキラと道のように(*´Д`)

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メレダイヤとメレダイヤの隙間が、ほとんどない留め方は
ダイヤの数が多く必要となりますし、4本の爪が邪魔になる
のでダイヤ1個につき2つの爪で留めるという事になります

ん~説明では分かりにくいと思いますので(;´Д`)
のちほどダイヤの石留めの時に画像でご説明いたしますね

爪の数が少なくて、ダイヤモンドの数が多いという事は~
エタニティリングがキラッキラに魅せる事が出来るんです!
お客様からしてみれば爪よりダイヤが多い方が断然に良いw

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メレダイヤの石留め作業の開始

精密ヤスリや先端工具、そしてタガネを使って仕上げました
あとはフルエタニティリングにダイヤを埋め込む石留めです

メレダイヤを留める前に、石留め箇所をガッツリ磨きます
タガネで彫った跡は光っていますが、他の工具で削った
部分はあまり光っていないので、全体が光るように磨きます
ここでの鏡面度がダイヤモンドの輝きにストレートに反映します!

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石合わせ(ダイヤの仮留め)

石合わせという作業で、フルエタニティリングにダイヤを
1つ1つ埋め込んでダイヤの高さが一定になるようにします

ダイヤの幅(直径)は一定に揃っていても高さ(肉厚)は
微妙に違ってくるんですよね(揃っている石も多くあります)

これは使用するメレダイヤの数が多くなればなるほど
出てくる現象ですので、高さは一定に合わせるようにします
ダイヤの高さを一定に合わせる事で、輝き具合が揃う為です。

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ミルタガネでダイヤの石留め作業

先ほどのお話しで、ダイヤ1個につき爪2本で留めるという
作業内容のお話しをしましたが画像で詳しく説明いたします

見て分かりやすいように、画像を拡大してアップしましたが
ダイヤとダイヤの隙間が、ほとんどないのが分かると思います

微妙に隙間はあるのはダイヤとダイヤが擦れて欠けたりする
事を未然に防ぐために肉眼では分からないレベルで隙間があり
この微妙な隙間に爪を作って2ヵ所で石を留めるという事です。

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ミルタガネで爪を丸くしながら留めていきます

※ミルタガネとはミル(球体)を作成する道具です
普通に石留めをすれば、爪の形は三角になるのですが
ここはあえて丸い爪にしたいので見るタガネを使用します

爪の形まで注目しているお客様は少ないかと思いますが
実は爪の形でエタニティリングが綺麗に見えるかどうか
意外と変わってくるものなんですよ(特に輝きが違います)

球体の爪は、見た目が断然光ります!そして可愛い!
エタニティリングとの相性が物凄く良い爪が球体なんです!

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フルエタニティリングの彫り留め作業が完了!

ダイヤモンドのキラキラした美しい輝きが繋がっています
ダイヤの質が良いのも当然ありますが、爪が丸く輝いて
いるのも輝きが繋がって映るという事になります(*´Д`)

そして、フルエタニティリングの側面にはミル打ちが!
ダイヤも爪も側面のミルも丸い、相性が良いミルで揃えて
フルエタニティリングの魅力が倍増しているのが分かります

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シリコンポインターで仕上げて行きます

リューターの先端にシリコンポインターという磨きゴムを
装着してフルエタニティリングの全面を仕上げていきます

シリコンポインターには主に2種類の材質があります
茶色いゴムは固くて、研磨材が入っている研磨専用です
そして青いゴムは柔らかくて、地金を磨く磨き専用です

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シリコンポインターには主に2種類の材質があると
お伝えしましたが、形状は沢山あるんですよ(^ω^)

硬いゴムも柔らかいゴムも、指輪のデザインの特徴に
合わせてゴムの形状を選びながら使用して仕上げます
硬いゴムで研磨して柔らかいゴムで磨くという流れです。

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肉眼で見えないような細かい部分もきっちりと仕上げます

ここまでの工程を見て頂ければ、私のこだわりが伝わって
頂けるかと思いますが、磨きの工程にも超こだわっています

多種多様な先端工具を使いながら、妥協なく仕上げるんです
エタニティリングのフチ、爪の1つ1つまで磨き上げます
そうする事で、エタニティリングの魅力が本当に増すんです!

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ヘラがけ

ヘラがけ(ヘラ磨き)という鏡面を出す為の磨きです
先程の柔らかいゴムで磨くと薄らと光沢は地金に出ますが
鏡のような反射する鏡面はゴムで誕生させる事は無理です

ピッカピカに光って反射するプラチナを誕生させるには
ヘラ棒という磨き棒で、プラチナの表面に強く押しつけて

プラチナの表面を潰すイメージで押しながら滑らせます
そうする事で鏡のように反射する鏡面が誕生するんです!

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バフがけ(バフ磨き)

「ヘラがけ&バフがけ」この最終仕上げの2つは超重要!
最終仕上げと言いましたが、本当にこれで最後の磨きです
この最後の2つの工程で鏡面が決まる「鏡面仕上げ」です

ヘラ棒で力強くプラチナの表面を磨いていくとヘラの跡が
薄らと残ってしまんです。その跡をバフで磨いて消します

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バフにも大きさ形状が沢山あり、デザインに合わせて使用
小さいタイプから大きなグラインダータイプまで使います

ヘラがけとバフがけに気合を入れて長年集中しすぎるあまり
指はヘラ棒が持ちやすいように曲がり、ヘラタコが(;´Д`)

そしてバフのやり過ぎで指の指紋が消えてないんですw
まあでも指紋は時間がたてば出てきますが指の曲りは(涙)
まあでも、これはジュエリー職人としての誇りだと思います

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男性の結婚指輪にマット加工(つや消し)

女性は全面がピカピカ光沢のフルエタニティリングですが
男性の指輪にはダイヤモンドのマット加工で仕上げます!

つや消しのやり方は多様ですが基本的には吹き付けます
という事で、一般的な艶消しは白くなり光沢が消えます
これこそ艶消しという感じでグレー色っぽくなります

しかしダイヤを使った艶消しはキラキラと光るんです!
ダイヤのついた先端工具でプラチナの面を滑らせると
まるでダイヤモンドダストみたいに光り輝くんです(*´Д`)

ここで注意する点が、ダイヤがついている先端工具は
ホームセンターでも購入する事ができますが工業用です
私が使っているのは工業用ではなく宝飾の専門の工具です

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フルエタニティリングの結婚指輪が完成!

女性はダイヤを26ピースも贅沢に使用したフルエタニティ
男性はシンプルな平打ちをベースにダイヤの光るマット加工
どちらの指輪も、超こだわって制作させて頂きました(*´Д`)

エタニティリングの制作風景を見て頂いてどうでしたか?
ティファニー、カルティエ、4℃などの有名ブランドとは
また違った別の世界、魅力、気迫を感じれたと思います!!

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ピッカピカに輝くフルエタニティリングと、キラッキラに
輝くダイヤを使ったマット加工のメンズの平打ち結婚指輪
どちらもダイヤモンドを使用していますので、デザインが
異なっても指輪同士の相性が良いという事です(^ω^)

ハンドメイドと歌っていても、完全な手作りではない指輪も
この業界に実は沢山あるのですが、ジュエリーコウキで作る
結婚指輪に限っては、完全に手で作る結婚指輪です(*´Д`)

お腹を痛めて産んだ子のように、指を痛めて作った指輪
我が子のように指輪に愛情がでてくるのも不思議です(笑)
真心をこめて精一杯に制作する指輪を多くの方に届けたいです!

 

こだわりの制作記事をご覧頂いて、制作工程に納得をしてから
私の作る結婚指輪をご購入して頂けると作り手として幸せです
結婚指輪の一覧はコチラ → ジュエリーコウキ 結婚指輪の一覧

 

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